ジャングル・クルーズ
ストーリー
植物博士のリリー・ホートンと弟のマクレガーは医療に役立つ花「月の涙」の有用性を探検協会に発表し、その花の在処のヒントはフォールズ探検隊の
アルバート・フォールズ博士が持ち帰った矢尻にあると主張した。しかし、女性であるリリーの論文は相手にされず、リリーはやむなく矢尻を盗み出す。その頃、
ドイツ*を勝利に導こうとするヨアヒム王子も矢尻を手に入れようとしていた。
矢尻をヒントに南米にやって来たリリーとマクレガーはニーロにボートの手配を依頼する。ニーロに没収されたボートを取り返そうと事業所に侵入していたスキッパー(船長)の
フランク・ウルフ*は、ニーロのふりをしてリリーの仕事を請け負おうとするがすぐにバレてしまう。その時、酒場に飛び込んできたジャガーを素手で追い返したフランクを見たリリーは彼を雇うことに。かくして、フランク、リリー、マクレガーの危険な旅が始まった。
一方、ヨアヒムはリリーから矢尻を回収するため、ジャングルから脱出することができない呪いを受けた征服者・アギーレたちと手を組もうとしていた。
概要
当初は2019年10月11日の公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため2020年7月24日、2021年7月30日と二度の延期が行われた。劇場公開と同時に
Disney+での有料配信も同時にスタートした。
ドウェイン・ジョンソンが主演と製作を担当し、ヒロインは
エミリー・ブラントが演じる。エミリーは二度出演のオファーを断ったが、監督とドウェインの熱烈な説得によって出演を決めた。序盤に登場する警備員はエミリーの兄セバスチャン・ブラントが演じているという。ドウェインとエミリーが着ている衣装は映画『アフリカの女王』(1951年)の主人公たちのオマージュであり、同作はアトラクションの参考になっていることでも知られている。
ドウェイン演じるフランクが「風呂を温めた」と発言し、川で排尿したことを暗示するギャグがあるが、『
モアナと伝説の海』でドウェインが演じた
マウイも海での排尿を暗示する言動をしている。
アトラクションの関連として、ドウェイン演じるフランクがスキッパーとして放つジョークの中には実際のアトラクションで用いられているジョークも存在するという。また、アトラクションの名物キャラクターである
トレーダー・サムが登場。サムは人種のステレオタイプを助長する表現として扱われており、本作では主人公たちを支援する女性酋長という新解釈のキャラクターとして登場する。
歴史
少なくとも2006年には映画化のプロジェクトが始動しており、2007年の公開を目指されていた。当初のストーリー案では『
トイ・ストーリー』コンビの
トム・ハンクスと
ティム・アレンが奇跡の治療法を求めて川下りをするというものだったという。
2015年8月19日、
ドウェイン・ジョンソン主演の新バージョンの企画が動いていることが判明。2017年4月7日にはプロデューサーも兼任することになった。2018年1月30日には
エミリー・ブラントの出演が決まった。
2018年12月、主要人物としてゲイのキャラクターが登場することが明かされたが、ストレートの俳優がゲイを演じることについて批判も挙がった。
キャスト
スタッフ
情報集計中…
最終更新:2024年09月09日 11:35