デリート

【用語名】 デリート
【読み方】 でりーと
【分類】 用語
【登場作品】 全作品

【詳細】

「delete」は「削除する」「消去する」といった意味の英単語。
エグゼシリーズにおいては、ウイルスネットナビのデータを消去することを指す。
ネットナビバックアップデータがない限り復活できないため文字通り「死」の意味として用いられ、現実世界でいう「死ぬ」「殺す」と同義で使われている。

システム的には、戦闘中にHPが0になるとデリートとなる。
ロックマンや操作しているナビがデリートされたら当然ながらゲームオーバーとなり、基本的に最後にセーブした地点からやり直しとなる。
ただし、イベント等で負けてもそのまま物語が進行したり、市民バトラーとの野良試合では敗北してもゲームオーバーにならなかったり、リベレートミッションではデリートされても行動不可能になるだけだったりと、意外と敗北(=デリート)してもゲームオーバーにならない例もある。

通信対戦に至っては、ロックマンがデリートされても(ある意味当然だが)ゲームオーバーにはならないどころか、負けた事をロックマン本人に労われる。
バトル敗北後に気絶してたりするなどのシーンもあるので、ネットバトルに敗北=デリートとはならないケースも多いのだろう。
そもそも相手が何であれ「ENEMY DELETED」と表示されるものなので、ゲーム的には「相手を倒した」以上の意味はないのだろう。

劇中的には、上に書かれている通りネットナビにおける死の意味の単語である。
ただ現実世界と違いナビには「バックアップからの復活(蘇生)」という手段があるためか、意味合いのわりには結構頻繁に出てくる単語でもある。
特にWWWでは合言葉と言わんばかりに、団員が会話の終わり際に「デリート!」と口にしている。
また、『4』のガンテツのストーリー内では「デリろやぁぁぁ!!」と、まさに「死ね!」のような言い方として使われていた。
『5』では、何年も前にデータの劣化によって立ったまま反応がなくなってしまったナビが存在。実体こそあるもののほぼデリートされたのと変わらない状態となっている。
なお、ロックマンは設定上バックアップデータが取れない

…ところで、バックアップによって復活した場合それは「デリートされる前の別個体」ということで記憶が無いのが普通。
なのだが、ゲーム内では大体のナビがデリートされる前の記憶を持っているため、どちらかといえば下記の「ログアウト」の方が意味としては合っているのかもしれない。

ゲーム中では一般に開かれるネットバトル大会での選手の敗者などに至っても「デリート」の宣言がされているが、アニメ版においてはこの手の描写は「ログアウト」に表現を改められている。
これは「デリートを防ぐための強制的なプラグアウト」であり、致命傷とはいかずとも重傷にまで追い込まれた場合にこの動作が自動で行われている。
この場合はオペレーターの行動に関係なくPETへと強制的にナビが戻され、データの完全な削除ではないため記憶も失われることはなく、同一個体のまま存命する。
勿論、受けたデータの破損が致命的な物であれば、たとえPETに戻れたとしてもログアウトを通り越してデリートされてしまう。
破損状態のまま回復処置が行われない場合でも、いずれ傷口からのデータの劣化によってボディが分解・デリートされてしまう。ゲームでは、『4』のジャンクマンがそれによく似た事例でボディを失っている。
このため、アニメ設定における「デリート」の意味合いはゲーム中のそれと比較して非常に重いものとなっている。

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最終更新:2025年03月02日 02:45