ヒールナビ

【名前】 ヒールナビ
【読み方】 ひーるなび
【分類】 ネットナビ
オペレーター 量産型の為多数
【属性】 無属性
【所属】 個体による
【登場作品】 全作
【基本装備】 ファイターソード

【詳細】

全作品に登場するガラの悪いネットナビ。『1』~『2』、『3』~『5』、『6』でデザインが異なっている。

「ヒール」とは悪役、悪玉の意味。
類語の「ヴィラン」と比べると完全な悪人というよりは卑怯者、狡い奴というイメージが強く、元はプロレス用語であったことから「悪を演じる者」というニュアンスも含まれる*1

その作品の悪の組織の手下として登場したり、ウラインターネットの住人となっている事が多い。
イベントでウイルスをけし掛けてくる事が最も多いタイプのナビ。
だが、悪そうなのは外見だけで中身は善良なヒールナビも中には存在する。
その場合はやはり、「顔つきが怖いだけで本当は臆病」といった、損な生き方をしている者が多い。
「口は悪いが心根はまとも」とか、「義理人情に厚くて涙もろい話には弱い」とかで外見で損してるパターンがあることを考えると、「中身が悪人(ヴィラン)」ではなく「外見が悪人(ヒール)」というコンセプトの量産型モデルなのだろう。
それに準じてテレビ局や番組における悪役を演じているだけのポジションもおり、そちらは流石に素の喋り方もノーマルナビのように丁寧であったりする。
……むしろ、ノーマルナビの外観で実は悪人、というタイプの方がヒールナビよりやってることが遥かにえげつないことが多かったりする。結局どちらも使っている人次第なのだろう。

『6』だと、ウラインターネットでは体色の赤いタイプをよく見かける。
こちらは「基本的に表のカタギには危害を加えないが、ウラを荒らしに来た外道に対しては容赦しない」という極道ポジらしく、従来のヒールナビ達のように表からやってきたロックマンに対しては悪態をついてくるものの、特に危害も加えてはこない。
物語の終盤では、外見こそ同じ姿形であれどWWW側に属している緑色タイプのヒールナビがウラインターネットを占領しようとやってきたものの、ウラの入り口で赤色タイプ達に返り討ちにされて倒れている場面が見られる。
入口にいる赤色タイプ達に話しかけても、ロックマンを追い返すどころか返り討ちにしたことを自慢げに話してくる辺り、ロックマンがウラの均衡を著しく荒らさないことを理解しているのだろう。

後半の作品では「ウイルスを放つがいいか?(意訳)」といったバトルの観戦が好きなヒールナビが登場する。
負ければ容赦なくデリートだが、勝つと大抵はレアなチップをくれる。

敵として出現した場合は、殆どの作品では放たれたウイルスを蹴散らすと負けを認めたり画面から勝手に消滅したりする事が多いが、『4』でのみウイルス任せにせず自ら戦いを挑んでくる。
シナリオの途中で戦う雑魚タイプとトーナメントで戦うボスタイプの2タイプがおり、雑魚タイプはウイルスを従えながらスモールボムロングソードで攻撃。
ボスタイプはホウガンとファイターソードに変わっており、ウイルスを2体まで召喚してくるようになっている。
ちなみにボスタイプは、ウイルスをそれ以上召喚できない時にウイルスを応援(あるいは命令)する様な仕草を見せる。召喚するウイルスは常にランク1なので、応援せずに自分で攻撃したほうがよさそうなものだが…
暗黒チップの試練では最後にSPまで登場し、プレイヤーを絶望の淵に立たせた……と言いたいが、ぶっちゃけお供の方が凶悪であったり
『4』のトーナメントの対戦相手についてはガンテツのナビクラッシャージュアを参照。

また、ヒールナビの姿をしたナビブラックブラックアースに出てくる。

+ タグ編集
  • タグ:
  • 無属性
  • ネットナビ
  • ヒールナビ
  • ウラインターネット
最終更新:2025年06月10日 12:46

*1 踵(Heal)が体の最底辺であることからアメリカでは「底辺野郎」を意味するスラングになっており、それがプロレスにおける下卑た悪役=ヒールという用語の誕生の繋がった