電脳獣の伝説

【事件名】 電脳獣の伝説
【読み方】 でんのうじゅうのでんせつ
【登場作品】 『6』

【詳細】

『3』で語られたプロトの反乱に続くように発生した大規模な事件。
『6』の物語の中心となり、WWWが目を付けた第三の存在である。

プロトの反乱によって破壊しつくされた電脳世界がようやく再構築されていたある日、電脳世界の一部でバグが大量に発生した。
そのバグはまるで意思を持つかのように一か所に集まり、そして融合。巨大な獣のような塊となり、電脳世界を暴れまわり始めた。

いかなる対抗手段も見出せず、ネットナビやプログラムを食い荒らし続ける生命体は、グレイガと名付けられ、このグレイガに対抗するべく一人の科学者が立ち上がることになる。

その科学者は優れた技術力でグレイガに匹敵するパワーを持つプログラムを完成させ、鳥のような姿を持つそのプログラムはファルザーと名付けられた。
科学者の想定通り、ファルザーはグレイガに匹敵する戦闘力で幾度となく戦いを繰り広げていったが、ある時を境にコントロール不能となり暴走を始めてしまう。

本来ならば、グレイガのみを攻撃するはずのファルザーはグレイガと同様に電脳世界を暴れまわり、尋常ならぬ被害をもたらした。
しかし、プログラムの根底にある「グレイガを倒す」という命令は生き続けており、両者は激しい戦いを繰り広げ、そのたびに電脳世界の地形が変化したと言われている。

長い間 激突を繰り返した両者はやがて膠着状態に陥り、睨みあったまま動かなくなった。
当時の科学省はその隙を逃さず、電脳獣をその空間ごと隔離して封印し、エネルギーを全て抜き取った。
このエリアは後のセントラルエリア3であり、電脳獣を封印した地下空間はアンダーグラウンドと呼ばれ、強力なエネルギーシールドにより厳重な封印が施されている。

その封印は才葉シティの市長が管理している。

プロトの反乱に並ぶ重大な事件として、現在もデータファイルに記録されており、ネットワーク社会の礎を揺るがした重要な意味を持つ。
この電脳獣の復活を巡る争いが「6」の物語の中心となっている。

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最終更新:2024年03月16日 15:53