【事件名】 |
プロトの反乱 |
【読み方】 |
ぷろとのはんらん |
【登場作品】 |
「3」「6」 |
【詳細】
『3』で語られたインターネットの歴史において、最も初期に発生した事件。
プロト及び
フォルテの項目も参照。
かつて試験的に作られた初期型
インターネットの暴走事件であり、名前はそれに由来している。
インターネット黎明期のある日、初期型インターネット・
プロトに繋いだ電子機器が誤作動するという事件が発生した。
誤作動を起こした電子機器はやがて破壊されてしまい、当時の
科学省はその事件の犯人を開発中だった世界初の
自立型ネットナビ・「
フォルテ」の仕業だと判断。
開発者である
コサック博士の猛烈な抗議も虚しく、フォルテの
デリートが可決されてしまう(これついての詳細は
フォルテの項目を参照)。
科学省の精鋭達によってフォルテはデリートされ、事件も解決に向かうと思われたが、誤作動は一向に止まらず、そこに至って、ようやく科学省は事件の犯人がプロトそのものであることを把握。
更にプロトはほぼ同時期に偶然生じたバグから原始的な知能を持つようになり、その破壊行動も一層激しさを増す事に。
結局、当時の科学省の技術では全く手が出せず、ネットワーク全てを食いつくして活動を緩めた段階で、総力を挙げてようやくプロトを抑え込む事に成功。
光熱斗の祖父である光正が開発した強力なプロテクト・
ガーディアンで頑強な封印を行い、甚大な被害と引き換えに一連の事件を収束させるに至った。
しかし、
パルストランスミッションシステムの類似品(あるいは原形そのもの)を利用し、プロトの内部からガーディアンの管理を行っていた光博士は、老齢が祟ってか精神データを内部に残したまま死去。
この精神データは、生前の記憶や人格等をそのまま引き継いだ実質的に本人そのものといえる存在であった為、科学省はその危険性を承知で、敢えてプロトをデリートせずに保管し続ける決断を下す。
ガーディアンの管理は引き続き開発者である光博士の精神データが行い、プロトそのものは「テトラデータ」と呼ばれる防御壁と、その突破に必要な4つの
テトラコードによって厳重に封印し、お膝元でもある
科学省エリアにて管理。
更に保険の意味も込めて「究極のプログラム」こと
ギガフリーズを開発し、それを保管する場所として、「オモテのインターネット」から遠く離れた場所に
ウラインターネットを開発。
ウラインターネットの管理は科学省の職員だった
浦川まもるの父が(後に息子のまもる本人も)担当し、ギガフリーズの管理はフォルテを退ける程の実力を持つ自立型ネットナビ・「
セレナード」が行っている。
だが結局、存在している以上は依然として脅威であることに変わりはなく、その力に
Dr.ワイリーが目をつけ、行動を起こしたのが『3』における物語である。
実は『2』における
ゴスペルの活動は、Dr.ワイリーが「ガーディアンを破壊できる強力なネットナビ」として目をつけた
フォルテ(コピー)を作りだす為に影で仕組んでいたもの。
最終的にゴスペルは壊滅し、ゴスペルに残っていたコピーも熱斗と
ロックマンに、既に野に放たれていたコピーは本物のフォルテによって全てデリートされてしまったが、インターネット上に出回る自分の偽者に激怒したフォルテを表舞台に引き摺り出せた為、結果的にワイリーの思惑は達成されることになる。
最終更新:2025年06月10日 13:01