「ファルザーを投入した事によって、インターネットの被害はより甚大になってしまった… そしてあの科学者に批難が集中した。 「あんな物を作ったから悪いんだ!!」と…」
【名前】 |
電脳獣ファルザー |
【読み方】 |
でんのうじゅう ふぁるざー |
【分類】 |
ボス |
【属性】 |
無属性 |
【所属】 |
なし |
【登場作品】 |
『6』 |
【基本装備】 |
ファルザークロー |
【関連チップ】 |
ファルザー(チップ) |
【詳細】
鋭い爪とクチバシ、巨大な翼から巻き起こる強風を武器とし、あらゆるものを切り裂く凄まじい戦闘力を持つ。
「電脳獣」と呼ばれグレイガと同種扱いされているが、実際は全く違い元々は暴れまわるグレイガを消す為に製作されたデバッグプログラム。
だが、グレイガと激しい戦いを繰り広げる内に何らかの影響を受けたのかファルザー自身も暴走し、ネットワーク中を荒らしまわる電脳獣そのものの存在となってしまった。
電脳獣グレイガと共にネットワーク中を暴れまわり甚大な被害をもたらした挙句にようやく
セントラルエリアの一部で膠着状態となり、その隙をついてエリアごと封印作業が行われた。
その後は
アンダーグラウンドの奥地で眠り続けていたが、電脳獣の伝説に目をつけた
Dr.ワイリーの手によって復活。
完全な力は取り戻していない状態であってもその凄まじい力で
インターネットに影響を及ぼし、再び暴れまわる寸前に
ロックマンが自身の体にインストールする事で封印することに成功した。
なお、これはファルザー版のみの出来事であり、グレイガ版だと
サーカスマンに取り込まれることになる。
あまりに強大な電脳獣の力を取り込んだロックマンは意識を乗っ取られかけるが、
シーサイドエリアに湧く「
いやしの水」を飲むことで沈静化。
その間に
光祐一朗が効率的に電脳獣の力を使えるようになるプログラムをロックマンに組み込むことで、その力の一部をコントロール可能となった。
ロックマンの体内で眠り続けた後、
アイリスの影響下でロックマンと分離。
そしてワイリーが開発した
巨大コピーロイドにインストールされ現実世界でも暴れまわろうとした。
しかし、ロックマンに敗北し、体力を使い果たしたロックマンに苦し紛れに憑依するも完全体となった
カーネルによって強制的にロックマンから分離され、ワイリーがしかけていた自爆プログラムを持って完全に消滅する。
グレイガ版では
カーネルと
アイリスの兄妹の前に敗北し、やはり爆発消滅した。
戦闘時は相手エリアはすべて最初から
穴パネルになっており、
スチール系や地を這う攻撃は一切通用しない。
グレイガと違い攻撃のヒット判定は頭部のみ。
パネルが枠すらないため慣れないと相手がどのマスにいるのか判定しづらく攻撃をスカしてしまうこともあり、体感的なHPはグレイガよりも多い。
HPの数字が表示されている位置にいるので、それで判別しよう。
攻撃の隙が大きいため、さほど強さを感じない。本来は純粋な電脳獣ではなかったからだろうか。
【使用技】
ファルザーは攻撃直前に必ず雄叫びをあげるので、それで察知できる。
- ソニックウェーブ
- ファルザーが相手エリア最前列に移動し、射程3マスの横向きT字の竜巻を発生させる。
- 風系統を持つため、バリアやオーラを除去する効果がある。
- ファルザーが最前列に来る上、攻撃時間が長いのでこちらの攻撃チャンス。
- フォルテのファルザーキャノンは対インビジ性能があるが、こちらのファルザーのオリジナル版は対インビジ性能はなし。
- リフレクメット系なら列を合わせていれば確定でカウンターが取れる。
- しかし、後述のファイアーバードブレスにはブレイク性能があるのでグレイガと違い、構えていればOKといった具合ではないので注意。
- ファイアーバードブレス
- ファルザーが相手エリア中央に移動。相手エリア最前列3マスに炎を発生させ、そこから火の鳥を八匹連続で発射してくる。
- 炎属性の技。また、ブレイク性能が付いている。
- 火の鳥はロックマンの正面の炎から出てくる。攻撃で破壊可能。
- 短い間隔で連続で飛ばしてくる為、意外と隙が少ない。
- こちらもファルザーが長く同じマスに居続けるため攻撃チャンスに見えるが、ここは落ち着いて回避に専念するのが吉。
- 耐久力は10なのでアタックレベル5であればバスターで破壊するのもいい。
- ストライクフェザー
- ファルザーが上空に飛び上がり、翼を強く羽撃かせる。
- この間ロックマンを狙って羽根を降らせてくる上、こちらエリアにはトップウの風を吹かせる。
- トップウはもちろん風系統なのでバリア・オーラは飛ばされてしまう。故にファルザー相手にオーラはあまり仕事をしづらい。
- この技中はファルザーが高く飛んでいるため攻撃を当てられない。回避に専念しよう。
- 羽根はロックマンを追尾する為、動き回って避けよう。
- トップウでやりづらいが、基本は後ろ2列をぐるぐる回るといい。
- SPになると攻撃時間が延長される。
- クロウショット
- ファルザーが上空に飛び上がり、こちらのエリアを脚で連続攻撃する。ブレイク性能あり。
- 攻撃範囲はこちらのエリア後ろ2列。トップウはないので回避は容易い。
- こちらも高く飛んでいるので攻撃を当てられない。落ち着いて技が終わるのを待とう。
- どことなくメテオナックルを彷彿とさせる技だが、パネルが破壊される事はない。
- ビーストハリケーン
- HPが半分未満になると解禁される大技。使用頻度は低め。
- ファルザーが画面外に消えた後、体に竜巻を纏って突進してくる。まず上2列に突進してきて、そのあと折り返して来つつ下2列を攻撃する。
- ブレイク性能&バリア除去効果に、さらにチップ破壊効果もある。
- 床が光るのを見て、慌てず落ち着いてかわそう。
- 実質、かつてのラスボスのジャイアントフックの90度変更版だが、追加効果はコチラが厄介。
ファルザーの制作者である科学者の名前のモデルとなった博士が登場する『ロックマンX』
シリーズで例えるならば、ファルザーのポジションは同シリーズにて博士が製造したレプリロイド・兼ラスボスである「シグマ」に近い。
元々は誤作動を起こし犯罪を起こすようになったレプリロイド「イレギュラー」を取り締まるイレギュラーハンターの分隊の隊長であったシグマが、ワイリー研究所跡地でのゼロとの対決でロボット破壊プログラムに感染したのをきっかけにイレギュラー化したことで敵に回った…という経緯がまさにファルザーの暴走のそれと似ている。
ついでに言うと、ファルザーを作ったのは
ケイン市長の祖父。これも何かの繋がりを感じさせる。
ちなみにグレイガとファルザーを戦わせるといい感じの勝負になる
アニメ版
『BEAST』でのキーキャラクター。
並行世界・
ビヨンダードにて、ビヨンダードの
Dr.ワイリーが自身が最強の肉体を得るための計画として、2種類の「獣化因子」のうち1つから生まれた電脳獣。
自身の獣化因子をばらまくことで、通常の
ウイルスや
ネットナビをそれぞれ「獣化ウイルス」「
ゾアノロイド」に改造し、これらやゾアノ兵を従えて「ファルザー軍」を結成している。
もう1種類の獣化因子からは「
グレイガ」が生まれ、同様に「グレイガ軍」を結成しており、この2種類の獣化因子は互いに敵対し争い合うようにワイリーによってプログラムされている。
これは、敵対する勢力を倒すことでその力を電脳獣が吸収し無限に成長していくという仕組みになっているためであり、成長し切ったうえで勝利したどちらかの電脳獣の身体を依り代としてワイリーが復活する目論見になっている。
ファルザーが率いるファルザー軍の特徴としては、獣化などにより飛行する能力を得るため、飛行無しでは突破が困難な要塞を構えることでグレイガ軍に対抗しているという傾向がある。
元々はビヨンダードでグレイガ軍と勢力争いをしながら、獣化因子に対抗する抵抗軍とも交戦していたのだが、グレイガとの衝突により偶発的に次元の亀裂「フォッサアンビエンス」が生じたことで、ビヨンダードとは異なる並行世界があることに気付き、こちらの世界にも進軍し戦力拡大を狙おうとしていく。
これにより、こちらの世界のサイバーワールドでは異常な気温上昇が発生するようになった。
第1話「ビヨンダード」で早々に登場。
敵対するグレイガと共に、透明な状態でこちらの世界のインターネットシティに現れサイバーワールドに被害を齎す。
ブルース、
サーチマンのP.Aを受けても全くダメージが無かったが、シンクロナイザー・
トリルと融合し獣化したロックマンに圧倒され、グレイガ共々撤退していった。
これ以後、「獣化因子を持たないビヨンダード(=こちらの世界)のネットナビがなぜ獣化するのか」という疑問を持ち、配下のゾアノロイドにそれをさぐらせる。
その要因が「
トリル」にあり彼がシンクロナイザーであることを知ると、グレイガ軍に勝利するための力としてトリルを求め始めた。
再び熱斗達の前に姿を現したのは、ビヨンダード編の第21話「ファルザー襲来!」。
ゾアノ
クラウドマンが既に
ディメンショナルエリア研究所に居合わせていたが自身も戦場に出向き、自らシンクロナイザーを奪おうとした。
これまで倒してきたグレイガ軍の力を得ていることで、今度は獣化ロックマン(
グレイガビースト)をクロウショット、ソニックウェーブの技で圧倒し、
ロールや
トマホークマンもストライクフェザーで襲撃。
しかし、研究所のディメンショナルジェネレーターを兵器として転用され攻撃されたことで劣勢となり、グレイガビーストの一撃を受けたことで、ゾアノクラウドマンを見捨てて逃亡。
そして第24話「ワイリー研究所」にてグレイガとの一騎打ちを開始するが、最終的にバーニングブレスを受けて敗北。
獣化因子対決はグレイガの勝利となり、ワイリーの策でトリルの力により彼に取り込まれて「
超電脳獣グレイザー」が生まれワイリーの肉体となった。
【各言語版での名称】
言語 |
名前 |
日本語 |
電脳獣ファルザー |
英語 |
Cybeast Falzar |
中国語 |
繁体字 |
電腦獸法爾沙 |
簡体字 |
电脑兽法尔沙 |
最終更新:2024年02月21日 12:30