&ltbga&gt

<bga>は、BGAオブジェクトを示すオブジェクトタグです。
BGAとは、楽曲プレイ中、楽曲に合わせてBGA領域に表示される映像のことです。BGAはタイミングオブジェクトです。
<bga>は空要素タグです。

文法

<bga time='0b' layer='1' index='1' length='4b' opacity='255' rect='0;0;256;256' tone='0;0;0' group='none' />

属性

(必須)time='時間'
このオブジェクトが含まれる小節内のどのタイミングで処理されるかを記述します。
優先度などはタイミングオブジェクトを参照してください。

(必須)layer='自然数'
イメージを表示するレイヤー(階層)です。上のレイヤーにあるものほど後に(上に)描画されます。<mbga>と共有されます
layer='0'に相当する領域(背景)は黒(#000000)で塗りつぶされています。実装はこの背景色をオプションなどで変えることができます。
それ以外のレイヤーは、楽曲開始段階では透明に塗りつぶされています。

(必須)index='自然数'(0も可)
このオブジェクトの処理時に表示されるイメージ(<image><src><animation>)のインデックスです。定義されていない番号や0が指定された場合透明で塗りつぶされます。

(省略可)length='時間'
イメージを表示する時間です。省略した場合、静止画は次に同じlayerで別の<bga>が処理されるまで表示され続けます。動画(<animation>も含む)は最後まで再生されると透明に塗りつぶされます。
設定した値が動画の再生時間より短い場合、途中で打ち切られます。

(省略可)loop='自然数'
このオブジェクトを最後まで演奏したとき、指定値フレームまで戻って再生を継続します。
イメージが動画で、lengthの値が動画の再生時間より長い場合に有効です。省略した場合ループしません。
<animation>をループさせる方法は該当タグを参照してください。

(省略可)opacity='整数'
イメージの不透明度を0~255の整数で指定します。省略した場合は255です。
opacityの値が0で完全に透明、255で完全に不透明になります。イメージが元々アルファチャンネル値を持っていた場合は乗算されます(元アルファが128、opacityが128の場合実際のアルファ値は64になる)。

(省略可)rect='文字列'
イメージを表示する矩形を指定します。省略した場合は0;0です。
座標はBGA領域に対する相対値で、書式は<screen>の要素と同じですが、%を数値の末尾に付加することでBGA領域の幅や高さに対する割合で指定することができます。
座標にマイナスや<screen>での設定値より大きな値を指定した場合、BGA領域からはみ出ることになりますが、はみでたイメージを表示させるかさせないかは実装に依存します。
rect属性で幅と高さが指定された場合、表示されるイメージの幅と高さがこの値に合わせて拡大縮小されます。

(省略可)tone='文字列'
イメージにマスクする色合いを、red;blue;greenの書式、各-255~255の整数で指定します。省略した場合は0;0;0です。
ここで設定された色合いはイメージが元々持つRGB値に加算されて表示されます。アルファ値には影響しないため、透明部分まで塗りつぶされることはありません。

(省略可)group='文字列'
タイミングオブジェクトは任意の文字列でグループ化することができます。省略した場合空文字列です。

ノートオブジェクト

その他のタイミングオブジェクト


親要素

最終更新:2015年01月13日 17:32