&ltpath&gt

<path>は、XOSの軌道オブジェクトを示すオブジェクトタグです。
軌道とは、指定された一定の軌跡に沿ってデバイスを操作し続ける必要のあるノートオブジェクトのことです。
<path>は空要素タグです。

文法

<path time='0b' key='1' index='1' type='begin' pitch='0' span='0.5b' />

属性

(必須)time='時間'

(必須)key='自然数'

(必須)index='自然数'
<path>を処理中にgjudge判定がなされた際に再生されます。再生されたサウンドは次の<path>で停止します。
<sequence>のインデックスは指定できません。

(省略可)vol='自然数'

(省略可)group='文字列'

  • 以上の属性は<note>を参照してください。

(必須)type='文字列'
有効な文字列はbeginmediumendの3つです。
beginは軌道の始点を示すのに使います。これ以降endまでのmediumでない全てのオブジェクトは無視され、生成されません。
mediumは中継点を示すのに使います。画面上では、直前の<path>からこの<path>まで直線ないし曲線で結びます。
endは軌道の終点を示すのに使います。画面上では、直前の<path>からこの<path>まで直線ないし曲線で結びます。

(必須)pitch='整数'
軌道の構成点の位置を示します。XOSではpitchの値は0~100と想定していますが、実装が対応しているならこの範囲を守る必要はありません。
ある<path>から次の<path>までの間は、両者のpitchを比較した結果に応じてデバイスを操作し続けなければなりません。
  • keyに対応するデバイスがswタイプの場合
    • 直前より現在のpitchのほうが大きい:デバイスをオンにする
    • 直前より現在のpitchのほうが小さい:デバイスをオフにする
    • 直前と現在のpitchが等しい:直前の状態を保つ
  • keyに対応するデバイスがrotタイプの場合
    • 直前より現在のpitchのほうが大きい:デバイスをCW(時計回り)に操作する
    • 直前より現在のpitchのほうが小さい:デバイスをCCW(反時計回り)に操作する
    • 直前と現在のpitchが等しい:デバイスを止める(操作しない)

  • 以下の属性は<snjudge>で規定し省略することができます。

(必須)gjudge='自然数'(0も可)
軌道区間でデバイスを指定通りに操作したときに発生する判定のインデックスを指定します。

(必須)mjudge='自然数'(-1,0も可)
軌道区間でデバイスを指定通りに操作しなかったときに発生する判定のインデックスを指定します。-1の場合<jthrough>が発生します。

(省略可)span='時間'
軌道に沿ってデバイスを操作している間、指定間隔でgjudgeかmjudgeに応じた判定が発生し続けます。計時の始点は最初の<path>です(<path>の始点で1回判定が発生します)。
軌道の成否判定はspanで設定された間隔で行われますが、resumeの期間より長くデバイスの操作が指定を外れた場合その区間の判定はmjudgeに、指定に沿い続けた場合はgjudgeになります。
あるspan中に次の<path>が降ってきて、操作方向が変わる場合、そのspan中ではデバイスの操作をやめさえしなければどちらに回しても成功扱いになります。span中に次の<path>が降ってくるような譜面設計は推奨しません。
span属性を省略した場合、成否判定は<path>が降ってくるタイミングでのみ発生します。

(省略可)resume='時間'
軌道区間でデバイスの操作が指定から外れても、ここで設定した時間以内に再び操作すれば判定が継続します。省略した場合は0、すなわち一瞬でも操作が外れた場合、mjudgeで指定した判定が発生します。

ノートオブジェクト

その他のタイミングオブジェクト


親要素

最終更新:2015年01月16日 02:01