空気・風・大気


概要

 空気とは地表500キロメートルまでを覆う大気圏の最下層を構成する気体である。
 その主な成分は窒素が78%、酸素20%、残り2%をアルゴンや二酸化炭素、水蒸気などの微量気体が占める。
 生物にとっては呼吸に必要になるのはもちろん、地表の温度が生物にとって快適な温度に保持されているのも
 空気のおかげであり、また水分を運搬して雨を降らす役割も担っている。
 身近な物質だがその恩恵は測り知れず、空気がなければほとんどの生物は生存できないだろう。

 サイキッカー能力による空気操作は、それぞれの成分の化学的性質を無視した最もシンプルな気体操作と言っていい。
 (空気の各成分に特化した気体操作はそれぞれ酸素窒素二酸化炭素の項目を参照)
 ほとんど重さを持たない物質ながら、高速で動く空気、すなわち風のパワーは凄まじく、
 風速25メートル以上では大人でさえも吹き飛び、周囲の物を巻き込んで飛ばせばその威力は砲弾に匹敵する。
 また風のベクトルを変えて螺旋を描けば竜巻となり、そのエネルギーを収束させることが出来る。
 単純な突風よりも強烈な破壊力を持つようになるのは、現実の台風や竜巻を見れば瞭然だろう。
 他、いわゆる「カマイタチ」も風の能力の一芸である。
 文字通りカマで斬られたように、人体が鋭い突風によって傷つけられる現象だが、
 これは実際には風が切断力を持つのではなく、風が巻き込んだ砂などによって傷がつくだけである。
 ただしクリエイター能力で生み出された風が通常の大気とは異なる挙動を示し、このカマイタチを風単独で起こすことは十分有り得る。

 上記の空気を飛ばし風を起こす応用の逆、空気を奪い去ることもまた空気操作の一つと言えよう。
 既に書いた通り空気は人間を含めた多くの生物にとってなくてはならないものであり、
 空気が極端に薄くなると体内外の圧力差により細胞や臓器が破壊され、さらに窒息によりわずか1分足らずで死に至ってしまう。
 空気操作は相手の生命を握る能力と言っても過言ではないだろう。


サイキッカー

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最終更新:2015年12月05日 23:49