ガラス
概要
ガラスは二酸化ケイ素を主成分とする物質である。硬度は種類によるが、鉄とほぼ同じ。
ガラスの歴史は古く、紀元前1600年頃に始まり、一世紀には様々な形や模様のガラスが作られるようになった。
当時のガラスは宝石に並ぶ貴重品であったが、現在では工業的に安価で様々な形のガラスが製造されている。
古くから利用されるガラスだが、その構造が分かったのはごく最近である。
非晶質(アモルファス)とも呼ばれるガラスの構造はいわば「硬い液体」であり、
他の金属やセラミックスなどの固体とは全く異なっている。
(そのため聖堂のステンドグラスなど、時間が経ったガラスは重力により「垂れて」下の方が厚みがある)
人がガラスを様々なものに用いるのも、ガラスが他の固体にない特徴を持っているためである。
一つは透明であること。
光を吸収せず、散乱させないガラスは透明性が高く、窓や容器に用いられている。
二つ目に成形しやすいこと。
温度に伴ってその柔らかさが変化するため、様々な形に加工がしやすい。
三つ目に化学的な組成の自由度が高いこと。
ガラスには原子的に隙間が多く、そこに他の元素を組み込んでも性質が変わりにくい。
これは色ガラスに利用され、様々な金属元素を組み込むことで多様な色のガラスを作る事が出来る。
四つ目に熱や酸に強いこと。
二酸化ケイ素を主成分としているガラスは高温でも変化せず、酸にも強いため、実験器具に適材である。
上記の一つ目の特性から、
光に関するガラス製品も多い。
代表的なものはレンズだろう。
ガラスに曲面をつけたこれは
光を集めたり散らしたりすることが出来、虫メガネやカメラなどに利用される。
レンズをさらに応用したプリズムは光を分離し、特定の色の光を抜き出すことが出来る。
また高速データ通信に用いられる光ファイバーも、ガラスによる光反射を利用したものである。
ガラスを扱う能力は、
光や
武器・道具を扱う能力と関わりが深い。
レンズの集光による焦熱・発火、屈折による
幻覚、また光ファイバーの特性を打ち出した情報収集など、
身の回りのガラス製品の数だけ能力の応用幅があると言っても差し支えない。
また透明度の高さをより洗練させ、見えない武器を作るのも有効だろう。
サイキッカーなら周囲に窓があればそれを利用することが出来るのも強みである。
サイキッカー
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ガラスを操る能力 |
ガラスを操る能力
→ 物質・エネルギー操作 / ガラス
周囲のガラスを操る能力。
【斬撃】:割って尖らせたガラスを飛ばし、突き刺す。
【射撃】:ガラス片を飛ばす。
【火傷】:レンズ状にしたガラスで光を一点に集中し、対象を焦がす。
【物理防御】:ガラスの盾を作る。
【強化】:レンズ状にしたガラスで即席の望遠鏡を作り、遠くを見る。
ガラスで光を反射・屈折させ、対象の像の位置をずらす。
【成形】:ガラス片を組み合わせ、任意の形を作る。
ガラスの粘度を操り、一度溶かしてから再成形する。
【罠化】:鋭く尖らせたガラス片を空中に周囲に浮かべ、触れた物に突き刺す。
【拘束】:粘度を操作し、溶かしたガラスで相手を包んで再度固めて拘束する。
【隠蔽】:ガラスで光を反射・屈折させ、対象の像をずらす・隠す。
【浮遊】:浮かせたガラスの上に乗って空中を移動する。
【広範囲】:周囲の窓ガラスを割り、空から一帯に降り注がせる。
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最終更新:2015年12月29日 16:50