武器・道具


概要

 人間が素手で勝てる動物の限界は、ペットの犬や猫程度とよく言われる。
 しかし、実際にはライオンやゾウでさえ人間には勝てない。
 人間は彼らが持つ爪や牙の代わりに、武器や道具を使えるためである。

 原始時代、手ごろな石を割って尖らせた「チョッパー」と呼ばれる投擲武器を始まりとし、
 必要と状況に応じて人は様々な武器や道具を開発し、他の生物との生存競争を勝ち抜いてきた。

 現在、地球上には数え切れないほどの武器や道具があり、そのほとんどは人間しか扱うことが出来ない。
 故に武器を扱う能力とは、他の生物が決して持ちえない、人間の強みをフルに活かす能力と言える。
 サイキッカーならば手を触れずに武器・道具を扱うサイコキネシス的なものからその性能・威力を引き上げるもの、
 エスパーならば技能習得能力によりそれらを扱う技能を強化するもの、
 トランサーならば周囲の物や自身を武器・道具に変化させ、クリエイターならば武器を創り出すなど、その作用も多岐にわたる。

+ コラム:超常的な武器・道具はNG!
ユグドラにおいて、武器・道具に関する能力で扱える武器・道具は、
あくまで(ユグドラ上)一般的な武器・道具に限り、超常的なものを広く能力の対象としてとることは出来ない。
超常的な武器・道具、すなわち能力に匹敵するアイテム=能力兵装を能力者はルール上扱えないためである。
したがって「炎をまとった剣を操って炎攻撃」や、特殊武装を併用したものは応用技として組み込めない。

トランサーやクリエイターは能力保有体として超常的な武器・道具を扱えるが、
あくまで一種類、「そういった武器・道具に変化させる・生み出す」能力とし、多重能力に抵触しないよう注意する必要がある。


エスパー

+ 道具を100%扱える能力
道具を100%扱える能力
 → 精神干渉 / 技能習得・複製 / 武器・道具
自分が扱う道具の性能を100%引き出す能力。
扱う道具に合わせて自身の動作も練磨され、その道の達人のような動きを再現できる。
ただし、その道具の性能以上のことは出来ない。
【強化】:武器の性能を引き出し、自身の動きをそれに合わせて洗練させる。
    キーピックの性能を引き出し、より複雑な鍵の解錠も行えるようにする。
    車やバイクの性能を引き出し、より高速で精密な運転を可能にする。
【情報収集】:コンピューターの性能を引き出し、任意の情報を探しだす。

トランサー

+ 武器に変える能力
武器に変える能力
 → 異種変化 / 武器・道具
物体を武器に変える能力。
固形物のみを対象にし、近接兵装・銃器問わず、手に持って扱う武器なら何でも変化させて作れる。
【打撃】:周囲の物をハンマーに変えて殴る。
【斬撃】:周囲の物を剣に変えて斬る。
     地面を剣に変え、真下から敵を刺す。
【射撃】:周囲の物を銃に変えて撃つ。
【火傷】:周囲の物を火炎放射器に変え、焼き払う。
【電撃】:周囲の物をスタンガンに変え、電撃を食らわせる。
【毒】:周囲の物を毒ガス弾に変えて撃ち込む。
【弱化】:周囲の物をフラッシュガンに変換、激しい光で対象の視力を奪う。
【成形】:周囲の物を任意の武器を変化させる。
【拘束】:地面から刃を生やし、檻を作って閉じ込める。
【特殊移動】:壁から剣の持ち手を生やし、それを手がかりに登る。
【広範囲】:物体をグレネードに変化させ、周囲を吹き飛ばす。
      周囲一帯の地面から剣を生やして攻撃する。

+ 素材を武器に変える能力
素材を武器に変える能力
 → 形状・質量変化 / 素材生成 / 武器・道具
対象を素材にして武器を生み出す能力。
固形物のみを対象とし、複雑な構造を持った銃器などは作れない。
【打撃】:周囲の建材等をハンマーに変えて殴る。
【斬撃】:周囲の金属等を剣に変えて斬る。
     地面を剣に変え、真下から敵を刺す。
【弱化】:相手の武器を別の武器に変化させ、その構造を破壊する。
【拘束】:地面から刃を生やし、檻を作って閉じ込める。
【特殊移動】:壁から剣の持ち手を生やし、それを手がかりに登る。
【広範囲】:周囲一帯の地面から剣を生やして攻撃する。

クリエイター

+ 武器を創る能力
武器を創る能力
 → 単純生成 / 武器・道具
武器を具現化する能力。
近接兵装・銃器問わず、手に持って扱う武器なら何でも具現化可能。
【打撃】:ハンマーを具現化して殴る。
【斬撃】:剣を具現化して斬る。
【射撃】:銃を具現化して撃つ。
【火傷】:火炎放射器を具現化して焼き払う。
【電撃】:スタンガンを具現化して電撃を食らわせる。
【毒】:毒ガス弾を具現化して撃ち込む。
【弱化】:フラッシュガンを具現化、激しい光で対象の視力を奪う。
【成形】:任意の武器を具現化する。
【広範囲】:グレネードを具現化し、周囲を吹き飛ばす。




最終更新:2015年12月31日 23:19