本日の自己学習【消化器】
胃、胆、肝、膵、小腸、大腸の解剖生理と消化、吸収の機能
ついでに癌とか

●胃
蠕動運動は迷走神経で↑、交感神経で↓
ペプシノーゲンは塩酸により活性化しペプシンに
ペプシンはタンパク質をペプトン(アミノ酸+ペプチド)に消化

がんは十二指腸の方に多い
胃の静脈は門脈→肝臓に流れるので肝転移が圧倒的に多い(肺、骨、脳、腎)

●胆
肝細胞→(左右)肝管→肝門→総肝肝→(胆嚢、胆嚢管)→総胆管→(膵管)→ファーター乳頭(オッディ括約筋)

胆汁(アルカリ性で黄色)の成分(消化酵素は含まない)
胆汁酸、胆汁色素(ビリルビン)、コレステロール

●肝
肝鎌状間膜で右葉と左葉に。下面では尾状葉と方形葉

六角形をした肝小葉が単位
中心に中心静脈、角には小葉間動脈、小葉間静脈(門脈から)、小葉間胆管3本が集まり1つの組を作る

類洞の中を中心静脈に向かって血液が流れる
胆汁は中心静脈から流れる

●膵
十二指腸側から膵頭、膵体、膵尾→脾臓
膵頭と膵体の境界線に上腸間膜動脈がある

主膵管→総胆管→ファーター乳頭
副膵管→副乳頭

外分泌細胞:90%
内分泌細胞:10%ランゲルハンス島 A細胞 グルカゴン
                       B細胞 インスリン
                       D細胞 ソマトスタチン

膵液 糖、タンパク質、脂肪3つを消化

★糖 アミロプシン:デンプン→デキストリン、マルトース(麦芽糖)
★タンパク質
トリプシノーゲン:エンテロキナーゼで活性化→トリプシン
キモトリプシノーゲンみぎ:トリプシンで活性化→キモトリプシン
タンパク質をペプチドに分解

プロカルボキシペプチターゼ:トリプシンで活性化→カルボキシペプチターゼ
ペプチドをジペプチドまで分解

★脂肪 ステアプシン(膵リパーゼ):脂肪酸とモノグリセリドに分解

★膵がん
大部分は外分泌の膵管上皮細胞から 2/3は膵頭部(十二指腸側)
後腹壁にあるため浸潤しやすい→特に血管
上腹部痛、心窩部痛、背部痛、黄疸
黄疸があるときは胆道系疾患もみる(アミラーゼ)→PTCD、ERBD

ERCP、MRCP
CA19-9、CEA、
DUPAN2(膵がん関連抗原) 150U/ml以下
http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_CD/KENSA/SRL5231.htm
腫瘍マーカーと疾患の関連
http://www.medic-grp.co.jp/kensa/medical/akusei.html

★リンパ
リンパは最終的に胸管に集まり静脈角に入る
静脈角とは内頚静脈と鎖骨下静脈の合流地点

右静脈角には右リンパ本管(右胸管)が入る
右リンパ本管は右頭部、右上肢、右体幹のリンパを集合する

左静脈角には胸管が入る
胸管は第1~2腰椎まで下がり乳ビ槽につながる
最終更新:2009年08月25日 17:40