高次脳機能障害
その症状は多岐にわたり、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害等で脳の損傷部位によって特徴が出る。
伝統的、学術的、医学的な定義による高次脳機能障害は、脳損傷に起因する認知障害全般を示すものである。例えば症状に失語症また認知症がある。
失行、失認
リハ看護
脳血管障害
また、脳血管障害のうち急激に発症したものは、脳血管発作 (Cerebrovascular attack: CVA) または脳卒中 (Stroke, Apoplexy) と呼ばれる
危険因子
外傷に起因する脳血管障害
初期治療
画像所見
脳出血の看護
脳出血によって破れた血管は、収縮して血液が固まり、発症後1~6時間で出血が止まります。そのため、6時間以上経っても意識障害がない場合は、手術はせずに薬物療法で様子をみます。
固まった血液が、まわりの組織を圧迫すると脳浮腫が生じ、さまざまな機能にダメージを与えるため、薬物療法では、脳浮腫を軽くする薬(グリセオール)を点滴していきます。また、高血圧に対して血圧を下げる薬を使用していきます。
大きな出血がある場合は、年齢や合併症などを考慮して外科手術が行われます。
手術法は、頭蓋骨を開ける開頭手術で固まった血液(血腫)を除去する方法と、小さな穴から血腫に細い管を通して吸引する方法と、内視鏡を用いて吸引する方法などがあります。いずれも、重症度や出血部位によって選択されます。
生活習慣病との関係
解剖
等尺性運動、等張性運動 (リハP87)
等尺性運動:関節の運動を伴わずに筋の収縮を行う
関節が固定されている、関節に炎症、疼痛がある場合に有用
等張性運動:関節の安定を要しないMMT3以上のケースに適用
酸素を必要とする筋収縮のため呼吸、循環機能を向上させる効果がある
徒手筋力検査 (Manual Muscle Testing) MMT
まず、対象の筋を収縮させ、被検査者にはその状態を保持するよう指示する。
検査者はその筋に伸張方向(または関節運動での逆方向)の徒手抵抗を加える。その際の筋の収縮保持能力によって、段階づけし、判定する。
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問題点
この検査方法は、人間の主観によって筋力を判定するということが最大の特徴であり、問題点でもある。
例えば、本来は段階4の被検査者に対して、徒手抵抗が不十分であると段階5として判定される。また、徒手抵抗が強すぎる場合、より低い判定結果となることがある。
段階1レベルの判定においても、筋収縮を触知し難い筋の場合、段階0と判定されることもある。
これらの問題点のため、解説書などでは「臨床経験が必要」と表記されていることが多い。
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人間が健康な日常生活を営むためには、MMT3+以上の筋力が必要とされる。それを下回ると、様々な動作で機敏性が著しく失われ、周囲の人間の動作(例えば歩行など)に合わせることができなくなる。
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Brunnstrom sgate 片麻痺の評価法(ブルンストロームのステージ)
Stage I~VI I:動き無し VI:全運動可動
| ステージ |
上肢・下肢 |
手指 |
| I |
動きなし(弛緩麻痺) |
動きなし(弛緩麻痺) |
| II |
連合反応 |
わずかに握る |
| III |
共同運動 |
握れるが開けない |
| IV |
分離運動の開始 |
横つまみ・わずかな伸展 |
| V |
個別的な関節運動可能 |
色々なつまみ・伸展可能 |
| VI |
全運動可能 |
全運動可能 |
SLTA 失語症テスト
標準失語症検査
日本で生まれた 6段階で評価
連合野
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末梢性麻痺
最終更新:2010年03月24日 23:28