シャント関連
透析関係
透析患者に渡すパンフレット
http://www.hosp.go.jp/~chibae2/touseki/nyuuin.html
Ⅵ.透析中に起こりやすい症状
1.不均衡症候群
不均衡症候群とは透析を行うことにより、身体の中の電解質・尿毒素・水分などのバランスが変化することによって起こるといわれています。透析導入期によくみられ、透析に体が慣れるにつれ徐々に治まってきます。
症状は、頭痛・吐き気などがあります。
2.血圧の変化
1)血圧低下
透析中に身体の中に貯まった水分を取り除くこと(除水)や、電解質を急激に改善することで起こることがあります。また、全身状態が良くない時(風邪・睡眠不足などがある時)や貧血なども影響してきます。
症状は、生あくび・冷汗・吐き気・腹痛などですが、ひどくなると意識障害を起こすこともあります。血圧低下予防は、体重を増やしすぎない(食事・水分制限を守る)ことが大切です。
2)血圧上昇
血圧が高いときは、頭痛や吐き気が起こることもあります。状況にもよりますが、薬を飲む場合もあります。少しでも何か変だと感じたときは、すぐに透析スタッフをお呼びください。
3.筋肉のつれ
急激な除水を行った時や血液中の電解質バランスが崩れた時などに起こってきます。
筋肉のつれの予防にも、体重を増やしすぎないことが大切です。
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1.ドライウェイト(DW)とは
体に余分な水分がたまっていない状態で、透析後の目標となる体重をドライウェイといいます。
ドライウェイトを決める条件は
・手足にむくみがない
・心胸比(CTR)が50%以下
・血圧がほぼ安定している
・心電図や心エコーの結果など
ドライウェイトは定期的に見直し、調整されます。
2.心胸比(CTR)とは
胸郭の幅に対して心臓の幅がどれくらい占めているかをパーセント(%)で表したものです。
個人差はありますが、透析後45~50%が目安です。
心胸比=A心臓/B胸郭×100
| 検査値 |
透析前目標値 |
透析後 |
| BUN |
80 |
30 |
| Cre |
12 |
5 |
| UA |
8 |
4 |
| K |
5.5 |
3-3.5 前5.5以下 |
Kは 8以上になると高度の不整脈→生命の危険
|
透析前 目標値 |
| RBC |
330-390 300以上 |
| Hb |
10-11 10以上 |
| Ht |
30-33 30以上 |
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医療費控除
最終更新:2010年04月07日 00:37