血糖値(BG Blood Glucose、BS Blood Sugar )
一般の病院の血液検査では食前(空腹時)のみに正常値(基準値)を70~110mg/dl未満に設定しているようですが、検査施設によって数値は変わることもあります。
日本糖尿病学会の空腹時血糖値は80~110mg/dl未満が「優」の評価、100~130mg/dl未満を「良」と評しています。70mg/dl未満は低血糖のゾーンになります。
以上のことから、空腹時血糖値80~110mg/dl未満、食後2時間血糖値80~140mg/dl未満が正常値と考えられますね。食事療法と運動療法だけの人はこのベストスコアが目標値です。
血糖値の正常な数値は、朝の空腹時で 70~100mg/dl ぐらいです。食後では、180mg/dl 以下ぐらいになります。
低血糖
- 血糖値が約80mg/dLを下回ると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌が極端に低下する。
- 約65-70mg/dLに低下すると、血糖値を上げるホルモンであるグルカゴン、アドレナリンが大量に放出され始める。
- 約60-65mg/dLに低下すると、三番目の血糖値を上げるホルモン、成長ホルモンが放出される。
- 最後に60mg/dLをきるようになると、最後の血糖値を上げるホルモン、コルチゾールの分泌が亢進する。
血糖値が50mg/dlを下回ると、大脳のエネルギー代謝が維持できなくなり精神症状をおこしはじめ、さらには意識消失を引き起こし、重篤な場合は死に至る。しかし上記のような回避システムが血糖値50mg/dLにいたるのを防いでいるため、通常は意識に異常をきたすには至らない。そのかわりとして、アドレナリンが大量放出されることに伴い交感神経刺激症状があらわれる(低血糖発作の症状はこれによる)。例としては、大量の冷や汗、動悸、手足のふるえ(振戦)、そして「死ぬかもしれない」という恐怖感などである。
症状は、空腹・欠伸・悪心で始まり、倦怠感が強くなり、やがて発汗などの交感神経症状が現れる。さらに低血糖が進行すると、異常行動が出現し、深昏睡に至る。
治療としては基本的には血糖値が70mg/dl以下のときは40kcalほど摂取することが望ましいとされている。
GTT ブドウ糖負荷試験
|
空腹時血糖(mg/dl) |
2時間後血糖(mg/dl) |
| 正常型 |
110未満 |
140未満 |
| 境界型 |
126未満 |
200未満 |
| 糖尿病型 |
126以上 |
200以上 |
※メタボは空腹時が110以上(2時間値は測定無し)
正常型=どちらも満たす
糖尿病型=片方を満たす
それ以外を境界型とする
余談
角砂糖が4gだそうで、そうするとエネルギーは16kcalですか。糖質1g=4kcal
ポカリ100ml 27kcal 糖質 6.7g ●タンパク質・脂質:0g ●ナトリウム:49mg ●カリウム:20mg ●カルシウム:2mg ●マグネシウム:0.6mg
コカコーラ100ml 45kcal 糖質 11.1g
| コーラ |
350ml |
500ml |
1.0L |
| 糖質 |
39g |
65g |
108g |
| 角砂糖 |
10個 |
17個 |
28個 |
| カロリー |
156 |
260 |
432 |
| ポカリ |
95 |
135 |
270 |
最終更新:2009年10月12日 23:21