チェリッシュ

概要

テッドの「大切なもの」。
作中で初登場したのはファウード編、リオウの呪いによって従わされる魔物の一人として登場。
原作ではその後、ゼオンバルギルド・ザケルガを受け、更にその痛みを思い起こさせる「雷の結晶」によってギャロンに従わされていた。

魔界では孤児達をまとめ上げ、守り、世話をしていた魔物の子(第232話~第235話)。
その生い立ちゆえか、見た目も性格も、登場した人間女性型の魔物の子の中ではトップクラスに大人びた風貌。
ゼオンの雷の呪縛から解き放たれてからはガッシュ達を「坊や達」と呼び、姉御肌な性格を見せつけながらサポートに回った。

ガッシュTCBにおいては「魔物の効果」がかなり強力な傾向にある。
中でも【ステイ】解除のチェリッシュ《失われた笑顔》が極めて強力で、パートナーを繰り返し呼び出せるニコル《男装》と共に最終弾環境において大活躍を見せた魔物である。
術カードは粒揃いではあるものの、抜群の性能とも言い難いので、どちらかといえばサポート役を務めるのが基本と言えるか。
また、【封印解除】付きの術の中ではコストの低いS-553 ディオガ・コファルドン、MP補充として悪くない性能を誇るチェリッシュ《大切なもの》があるので、専用の構築にすればファウードを狙いやすいというのもポイントとなる。

ちなみに、最終弾発売タイミングの関係上、「グラード・マ・コファル」はカード化していない。


代表的なカード

魔物カード

MPを1減らす事で、MPを2増やす効果を持つ。
要するに使うたびにMPを1増やす事ができ、往復で使えるので、中々効率的にMPを稼ぐ事が可能。
他のチェリッシュの魔物カードの陰に隠れがちだが、ファウード魔本等のMPが必要な場合においては採用を検討できるだろう。

相手の効果にかかわらず使用可能な、MP1で【スタンバイ】1つを解除する効果を持つ。
どちらかと言えば汎用性で勝る《失われた笑顔》ばかり注目されがちだが、「こちらでならメタを張れるカード」も多数存在するので、採用を検討する余地は十分に残されていると言える。

相手の効果にかかわらず使用可能な、MP1で【ステイ】1つを解除する効果を持つ。
「魔物の効果」によって【ステイ】解除を繰り返し使えるというのは、それだけでとても汎用性が高い。
更に、相手の効果にかかわらず使えるので、序盤ではテッド《ファイティングポーズ》キース《歓喜の歌》、中盤以降もE-056 およしになっておとのさま等による妨害を貫通して解除に動ける。
これらの長所により環境的にトップメタ級の魔物と言えるカードなので、「他を優先する理由」がなければチェリッシュの魔物カードはこれを優先したい。

S魔物カード

場にある限り、自分が【ステイ】か【スタンバイ】を解除するごとに、自分のMPを1増やす効果を持つ。
《絶望へのあらがい》《失われた笑顔》のコストを相殺でき、他の解除効果と合わせて使えばMPが更に増える可能性もある。
MP消費を抑えたいなら視野に入るが、特別効率的にMPが稼げるという事もないので、魔本構成に応じて採用するかを判断したい。

パートナーカード

通常時の効果は、捨て札にすると自分の場の魔物以外のカードを捨て札にして、その枚数(このカードを含まない)×1だけ、自分のMPを増やすというもの。
大変効率が悪いので使用は避けるべきレベルのカードだが、カースド版をE-197 呪いを受けし者と共に使用した場合は「相手の場の魔物以外のカードを捨て札にして、その枚数(このカードを含まない)×1だけ、自分のMPを増やす」効果に変わる。
こちらであれば、複数除去とMP補給をまとめて行える強力な効果となるので、難易度は高めだが狙ってみる価値もあるだろう。

「使用を宣言する→」効果で、魔本のパートナーカードをウラ向きで場に出す効果を持つ。
ウラ向きで出したカードはH魔物のハイド状態のような扱いとなり、1アクションを使ってオモテ向きで出したり、魔本の空いているページに戻したりできる。
なんと言っても「使用を宣言する→」効果なので、繰り返し使える展開効果というのが優秀なポイント。
しかも、お互いのターンで使用可能なので、往復で使ってアドバンテージを稼いで行く事が容易に行える。
チェリッシュを使う魔本では優先的に採用したいカードと言えるだろう。

術カード

―第1の術「ゴウ・コファル」
攻撃時にはMP2で魔力+4000・2ダメージと平凡的だが、防御時には魔力が更に6000加算される術。
チェリッシュ自身の魔力も合わさり14000以下の攻撃が防げるので、防御を重視する場合には使えるか。

―第2の術「ガレ・コファル」
MP1で魔力+2000・2ダメージが出せる術で、魔力勝負に負けてもコインでオモテを出せば再度使用可能となる効果を持つ。
単純にコストパフォーマンスが良いので、低コストで攻撃したいなら採用を考えられる術。
効果については「魔力勝負での敗北」に限定されていて、コイントス判定が挟まる事も難点なので、おまけ程度の認識で良いだろう。

1ターンに3回まで使える、MP2で魔力+2000・1ダメージの術。
3回使うとMPは6も使用してしまう上、与えられるダメージは3なのでそのままだと少し使いにくい。
ダメージをふやす効果、コストを軽減する効果等でサポートする事によって、貴重な3連続攻撃として有効活用できる。

―第3の術「ディオガ・コファルドン」
【封印解除】を持つMP6で魔力+6000・3ダメージの術で、防御時には魔力勝負の勝敗にかかわらず相手の術を無効にする効果がある。
攻撃自体はやや力不足ではあるものの、【封印解除】の中では低コストの術なので、E-198 封印解除を併用してファウードを狙う場合には有力なカードとなる。

―第4の術「コファル」
MP1で魔力+1000の攻撃術で、「相手の魔本に1ダメージ」か「相手のパートナー1枚を捨て札にする」効果を選択できる。
魔力勝負で防がれる可能性はあるものの、低コストでパートナー除去に使える術カードなので扱いやすい。
除去できない場合や攻撃していく場合には、魔本攻撃に使用できるという利便性も特徴。

―第5の術「ギガノ・コファル」
MP2で魔力+4000・2ダメージの攻撃術で、攻撃対象を魔本か相手魔物1体から選択できる。
魔物への攻撃がMP2で行えるのは中々に貴重であるため、組み合わせるカード次第ではダメージによる魔物破壊魔本として組む事もできるだろう。

―第6の術「ガンズ・ゴウ・コファルガ」
MP3で魔力+3000・1ダメージの術で、「コインをウラが2回出るまで投げて、オモテが出た回数だけダメージ」となる変則的な術。
ギャンブル効果なので扱いやすいとは言い難いが、コイントスサポート効果ダメージをふやす効果を上手く取り入れれば、絶大なダメージが期待できる。
「ウラが2回出るまで」なので、0ダメージで終わる危険が25%とやや控えめな確率まで下がるのも類似効果の中では長所と言える。

相性の良いカード

チェリッシュ自身は「魔物の効果」の汎用性がどれも高いため、(三位一体型の石版魔物以外なら)どの魔物をチームメイトに選んでも大抵は活躍させられる。
どちらかと言えばニコル《男装》に焦点を当て、「このカードを捨て札にする→」効果の強力なパートナーを探した方が魔本を構築しやすいだろう。
例としてはジェム《大好きよ》が強力なヨポポ細川《強盗》が強力なレイコム等が挙げられる。
第7回魔界王決定戦 優勝魔本を参考にして、ゼオンマルスといったカードを取り入れるのも勿論良いだろう。

前述したようにファウードも狙いやすいカードとなる。
その場合には、ナゾナゾ博士《賢者の謀》アポロ《協力者》ニコル《男装》で呼び出して、E-198 封印解除を使い回すというのも候補に挙がるだろう。
キッドを「このカードを捨て札にする→」効果のキッド《作戦遂行》にするかS-580 ミコルオ・マ・ゼガルガを投入しておけば、能動的にファウードを出すための枠を作れるので、併せて検討していこう。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
―S魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード
+ その他専用サポート
―その他専用サポート

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最終更新:2024年09月29日 17:37