ダルモス

概要

第119話~第123話(シルエットだけなら第116話)に登場した大男型の石版魔物
術の数は原作で6個(アニメ版では8個) という石版魔物の中でも上位に入る多彩さを誇り、彼以上の術数を持つ石版魔物石版魔物四天王の中の3体だけである。
ギガノ級等の上級呪文はないが、遠近多彩な小技を駆使するタイプで戦闘能力は高い。
中でも「ベギルク」による戦闘体形は攻撃力・防御力を共に強化する上、巨漢ぶりに見合わぬスピードまで得るため、下級呪文としては優れた性能を持つようである。

作中ではレイラビクトリームとチームを組まされていたが、独断で行動したビクトリームが先に倒されたため、レイラとのタッグでガッシュ・ベル達の前に現れた。
レイラの裏切りに会い、術を使えないガッシュ・ベルレイラとの戦闘に発展したが、一方的に術が使える状態のダルモスが有利な戦いを繰り広げる。
しかし、サンビームが駆け付けた事で戦況は一転。
ウマゴンとサンビームのデビュー戦となったが、「強い決意」と「心の会話」でダルモスを圧倒し、そのままダルモスを撃破した。

乱暴な言動が目立つものの、元々そういった性格だったのか、ロードへの忠誠や精神操作からなのか、千年間の鬱憤やレイラの裏切りで苛立っていただけなのかは不明である。
第121話で「ハ!丁度いい、てめえらでうさばらしさせてもらうぜぇ!!!」という台詞があるので、少なくとも鬱憤が貯まっていた事は確実で、アルム等同様に精神状態が悪化していた可能性もゼロではないだろう。

ガッシュTCBにおいても、術の多彩さがまず目を引く魔物となっている。
コストはいずれもMP1~2と軽いため、取り回しも良いが、決め手に欠けるのも原作同様。
術を活用するならS-333 ザドン・ベギルセンS-235 ベギルセンを中心に連打していけるような魔本構築を目指したい。

「魔物の効果」は「自分の場の魔物が石版魔物3体の時」の効果を持たないため、現代魔物との混成構築が難なく行える。
逆に石版魔物である事を活かして「自分の場の魔物が石版魔物3体の時」の効果を持つ味方にサポートしてもらう石版魔物魔本も組めるため、自由度はかなり高い。
効果自体も他の魔物の《見はり》を上回る性能の《見はり》、相手の魔本から魔物を呼び出して相手の戦略をかき乱せる《密告》と悪くないものを備えており、エリザベス《ダルモスのクグツ》で同ターン中の再使用も狙える。
《戦闘体形》は少し心許ない性能だが、《密告》《見はり》が役に立たなくなった場合の選択肢には入り、術による連撃の後押しとしても期待はできるだろう。


代表的なカード

魔物カード

MPを1払って使用する事で、「【ステイ】このターン中、相手の魔物全ての 魔力を-2000 する」効果と「相手の魔力0の魔物にダメージを与える」効果を適用する。
旧ルール時代は対象が「石版魔物以外の魔物」に限定されていたが、真ルールでは魔物を問わなくなったため、アルム《見はり》ゲリュオス《見はり》ガンツ《見はり》の上位互換効果となる。
それらよりも減らせる魔力が1000多く、エリザベス《ダルモスのクグツ》との相性も良いため、《見はり》魔本を組むなら最優先で投入したい。

MP1で相手の魔本を見て、魔物カード1枚を相手の場に出させる効果を持つ。
どれほど機能するかは相手の魔本構成に依存するが、予定外のタイミングで魔物を場に出させて、相手の盤面をロックする動きが見込める。
使用時のE-139 ティオのパンツの対策及び、呼び出した魔物をE-149 新たなる戦い等で入れ替えられる事を防ぐために、イベント対策は厚めに用意しておきたい。

ダルモス(戦闘体形)

ベギルク」を使わないと場に出せない「魔物のルール」、MP1で合計魔力7000・1ダメージで攻撃または防御を行う格闘効果を持つ。
術による変身が必要になる上、格闘効果の性能自体も低めという難点が目立つ。
しかし、前述したように《密告》《見はり》が役に立たなくなった場合の選択肢になるため、ダルモスの術を多めに採用するなら一考の余地はある。

パートナーカード

捨て札にすると、このターン中に既に使ったダルモスの「魔物の効果」1つを、コスト0でもう1回使えるようになる。
《見はり》との相性が特に優れ、それ以外の効果に対して使用してもある程度機能する事が見込める。
E-072 君達の力、借りうけるとコンボさせる手もあるので、使い道を模索する価値は大いにあるだろう。

術カード

―第1の術「ベギルセン」
MP2で魔力+1000・2ダメージの攻守両用術で、コインを投げてオモテなら、かばった魔物は捨て札になる効果が追加される。
追加効果が運次第なのが難点だが、発動すれば相手は安易にかばえなくなるのが強味。
ウラが出てもMP2で2ダメージと最低限の性能は持っており、相手にかばわせて魔物へのダメージを期待していけるだろう。

―第2の術「アムベギル」
MP1で魔力+2000・2ダメージの攻撃術。
効果は持たないもののコストパフォーマンスに優れる術。
連続攻撃を仕掛けていく場合の選択肢にはなるか。

―第3の術「ベギルク」
自分のターンにMP2で使う非バトル術で、魔本の好きなページから「ダルモス(戦闘体形)」を出して、自分の「ダルモス」に重ねる。
ダルモス(戦闘体形)を使用する場合には、このカードをタイミング良く使用できるように配置しておきたい。

―第4の術「ガンズ・ベギル」
MP2で魔力+2000・ダメージが「コインをウラが出るまで投げ続け(最大6回)、オモテの数」になる攻撃術。
ダルモスの術の中では最大の威力が出せるが、0ダメージという結果が出る可能性もあり、運良くオモテが続いても6ダメージという上限がある。
この中でも0ダメージで終わるリスクがかなり大きいため、よく考えて採用を判断したい。

―第5の術「キロロ・アムベギル」
1ターンに1回だけ使える制限を持つ、自分のターンにMP1で使う非バトル術で、次のターンのエンドフェイズまで「自分の「ダルモス」の「魔物の効果」による攻撃のダメージを+2する(重複しない)」効果を【ステイ】させる。
ダルモス自体の効果だと《戦闘体形》専用のサポートに留まり、効果が有効なのも事実上この術を使ったターン限定なので、効率はS-236 アムベギルと変わらない。
エリザベス《ダルモスのクグツ》と組み合わせるにしても、このカードとエリザベス《ダルモスのクグツ》の消費を考えるとあまり利用価値は大きくないと言える。
パティ《地獄の天使》ガッシュ・ベルVSリオウ《素の力》格闘効果を付与するのも手ではある。

―第6の術「ベギル・バオ」
MP2で魔力特殊の防御術で、相手の「魔物の効果」による攻撃を無効にし、その魔物に対し「他の魔物でかばえない」効果を伴うダメージを与える。
格闘効果限定の防御術であるため、汎用性は低い。
攻撃してきた魔物に確実にダメージを与える効果を持っているのは面白いが、実用性は低いと言わざるを得ないだろう。

―第7の術「ザドン・ベギルセン」
MP2で魔力+3000・1ダメージを2回与える攻撃術。
連続ダメージなので繰り返し使えば相手はかばい辛くなり、ダメージをふやす効果のイバリス《ジャアアアア》アルム《負けんじゃねぇぞ》とも好相性。
ダルモスの術の中では特に扱いやすいので、ダルモスに攻撃させるなら主力の術となる事が見込める。

―第8の術「デトーザ・ベギルセン」
MP1で魔力+2000・ダメージを持たない攻撃術で、魔力勝負に勝つと「相手の魔物以外のカード1枚を捨て札にする」効果と「次の自分のターンのエンドフェイズまで、自分と相手が使う「」属性の術の魔力は+2000される(重複しない)効果の【ステイ】」が使える。
属性強化はおまけレベルでしかないので、E-070 黒い覇道同様の除去を術として放てる事を目的としたい。
E-070 黒い覇道と違って自分のターンでしか使えず、防御で無効にされる可能性はあるが、こちらは任意のイベントを同じターンに使用できるのが主なメリットとなる。

相性の良いカード

概要で述べたように自由度が高いため、使用するカードに合わせた選出が必要になる。
《見はり》魔本にするならそちらのページも参考に、他の《見はり》を持つ魔物やハイド《風の乗り手》等と組む事を基本に考えていきたい。

《密告》の場合には魔物破壊と相性が良く、既に場に3体並べられているところに空きを作って《密告》を再び使えるようにしたり、盤面を固め切られる前に重要な魔物を捨て札にするといった動きも狙えるようになる。
それぞれゲーム中に1回までだが、場に出たばかりの魔物の除去が行える魔界学校の校長《合格のハンコ》石版魔物サポートを共有できるデモルト《咆哮》辺りは、元々のスペックの高さもあり使いやすいだろう。
また、モモン《逃げの一手》を呼び出して捨て札にすれば、魔本破壊の成功させやすさにも直結する。
その他、魔物破壊魔本破壊に関連する主なカードについてはデッキタイプ/コントロールを参照。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

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最終更新:2024年10月17日 18:22