▲違法な2人乗り

最終更新日:2024.4.21 ●映画のキービジュアルで2人乗り

2024.4.14 ●[愛知]2人乗りでガードレールに衝突し1人死亡の事故

2024.1.7 ●「※2人乗りで自転車を操作する道路使用許可を得て撮影」

2023.8.6 ●[東京]2人乗り自転車が電車と衝突事故

2023.6.25 ●[兵庫]2人乗り自転車と原付の衝突事故

2023.6.18 ●「装飾」とのことだが・・・(オリラジ藤森の自転車紹介)

2023.3.26 ●歌詞での「2人乗り」について

2022.10.9 ●自転車の違法2人乗りを現実ですると・・・

2022.3.20 ●[福岡]2人乗りで事故
2022.1.30 ◆「2人乗り専用」タンデム自転車使用でドラマのオフショット

2021.11.21 ●フィクション世界だから違法行為OK?
2021.8.29 ●安直な自転車2人乗り演出
2021.5.30 ●都合良く「フィクション世界」を利用することに潜む問題
2020.8.23 ●[神奈川]2人乗りで転倒し1人は意識不明の重体
8.16 ●2人乗りが絵になる?
4.19 各ページから集約しUP
2019.7.21 ●無意識で2人乗りを増長する人々
2019.5.26 ●2人乗りのリスク
2019.3.10 ■[香川](2人乗り他)県警公式twitterで魔女の宅急便を模した交通安全啓蒙活動
2019.3.3 ●2人乗り自転車の事故
2019.1.13 ●非現実の世界では許されても現実の公道走行では違法の大人2人乗り
2018.4.22 ●厚生労働省社会保障審議会児童福祉文化財の映画ポスターで自転車の2人乗り
2017.12.17 ●2人乗りで事故
2017.12.10 ●フィクション世界での2人乗り
2017.10.8 ●違法2人乗りの高い代償
2017.10.1 ●(1人用自転車に大人が)2人乗りで事故
2017.7.30 ●2人乗りで要修理
2017.1.22 ●[京都]2人乗り禁止を啓蒙するポスター
2016.9.25 ●[兵庫]自転車の2人乗りで逮捕
2016.9.18 ●2人乗りは禁止
2016.7.17 ●[岩手県]一般車に2人乗りで死亡事故
2015.6.12 ●自転車での(子乗せではない)2人乗り表現と荷台の規格について

▲違法な2人乗り────────────────────────────

フィクションの世界で安易に使われてしまうことが多い一方、

その中で違法性について触れられることは殆どないという問題がある。


「車輪の軸が歪む」という不利益だけでなく、

「逮捕」で済めばまだしも、死亡事故も起きているので十分に気を付けておきたい。


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◆2人乗り防止が目的であれば、
まずはTV局をはじめとして各種出版社や
映像・音楽関連の業界だけに直接指導するのが先に思える。
(文科省からの学校単位云々は"通年教育が必須"なので一過性では効果薄)

●違法になる2人乗り

「2人乗りは違法」※当然3人以上も含む

※「子乗せは6歳でも小学校入学前までは可」に全都道府県で改正済み。
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/57.html

道交法55条1項違反【罰則:道交法120条→5万円以下の罰金】

(私有地、同乗器に小学校入学前までの子供を1人だけ乗せる場合、走行が許可された場所での2輪タンデム自転車を除く)
自動車の後方座席は公道走行が前提でドラマですらシートベルトを締めるような形になっていても
自転車の場合、公道であってもなぜか2人乗りでも問題ないかのように平然と使われることが不思議で、
さも「問題ない」かのような表現がまかり通ることが府に落ちない。

▼2人乗り禁止に関する道交法の条文

●(乗車又は積載の方法)
第五十五条  車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、
又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない。

3  車両に乗車する者は、当該車両の運転者が前二項の規定に違反することとなるような方法で乗車をしてはならない。
(罰則 第一項及び第二項については第百二十条第一項第十号、第百二十三条 第三項については第百二十一条第一項第六号)

◆第百二十条  次の各号のいずれかに該当する者は、五万円以下の罰金に処する。
十  第五十五条(乗車又は積載の方法)第一項若しくは第二項又は第五十九条(自動車の牽引制限)第一項若しくは第二項の規定に違反した者

◆第百二十三条  法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、
第百十七条の二第四号若しくは第五号、第百十七条の二の二第八号から第十号まで、第百十八条第一項第二号から第六号まで、
第百十九条第一項第三号の二、第五号、第十一号、第十二号、第十二号の四、第十三号若しくは第十四号、
第百十九条の二第一項第三号、第百十九条の三第一項第五号、第七号若しくは第八号、
第百二十条第一項第十号、第十号の二、第十一号の三若しくは第十三号又は第百二十一条第一項第七号、
第八号若しくは第九号の二の違反行為をしたときは、
行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑又は科料刑を科する。

◆第百二十一条  次の各号のいずれかに該当する者は、二万円以下の罰金又は科料に処する。
六  第五十四条(警音器の使用等)第二項又は第五十五条(乗車又は積載の方法)第三項の規定に違反した者

※但し、子乗せ自転車は、例外規定として「47都道府県それぞれにある道路交通法細則等で走行が許可されている」
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●都合良く「フィクション世界」を利用することに潜む問題

自転車に限った話でもないが、
「フィクション世界なのに」「法律違反を問題視」するのは野暮であり、
むしろ「表現の自由を制限しようとすることが危険な思想」という考え方があるとして、

それが「縦横無尽に空を飛ぶ自転車」のような「完全に架空の乗り物」であれば、
2人乗りでも自由にすればいいとは思うが、
対照的に「身近に実在し、簡単に購入・使用できる乗り物」を用いて、
「周知が足りているとは思えない違反に対して」は、安易に使用すべきではないと考える。

●「2人乗りが原因で死亡者が発生している事故もある」という事実
「レアケース」で済ませるのであれば、「大した問題ではない」となるのだろう。
※ブレーキを適切に使っていたかどうか、下り坂で止まれない状況になることが予測できなかったか等
事故に対しては個別の検証と防止策も必要。

●特に、自転車の場合は「子供も使う乗り物」という認識がまともにあれば、
違反行為を安易に使ってしまうことに問題があることは常識的に理解できる事。
綺麗な内容ばかり並べることを避けるために、あえて危険なシーンを盛り込むとしても、
問題の有無を理解させることが出来ない状況は避けるべきだろう。

●もし「実車」を使うことがあれば
「メーカーについては」遵法精神も企業イメージも興味がなければどうでもいいとして、
少なくとも「警察がキャンペーン協力している」ようなことがあれば、
看過できる話でもないのに、そうした「真っ当な批判」に対して、
背景を理解せず「フィクションなんだからイチイチ気にするようなことではない」と
「的外れな批判」を行っているようであれば、最早ネタのよう。

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─しかし、思ったのは、もし「2人乗り表現だけ」には寛容でも一方で、
他の違反は問題視するような人がいるとすれば、余りにも妙。

例えば、「夜間に無灯火での自転車走行」を青春の1ページとして
堂々と「個別の注釈は付けずに」「デメリットやリスクに一切触れず」
フィクション世界で「事故も起こらず」使ってみたら、
今度は急に、2人乗りには寛容な人が逆上して「道交法違反だ」と言い出すとしたら面白い。

他にも、撒き餌として「完全遮音状態かどうか"無知識では分からない状態で"イヤホン着用走行」を
フィクション世界で使っておいて、後で「ネタバラシ」をしてみて、
どれだけ引っかかるか反応を見るというのも、実際の条文の理解度を確認する試金石に出来る。
(※予め「交通に関する音などが"聞こえる"状態」と分かる描写を混ぜておく
[具体的には[踏切音、サイレン音、停車中に人の話し声※を聞いて反応している]など)
(※自動車との共通規制となっている地域も多いことから、本来は用いるべきではない過剰な基準だが、
違いをより明確にするために、分かりやすい表現としての選択肢の1つ)

いや、注視していなかったが「並走」くらいであれば、
様々な作品で使われているケースは少なくないような気もする。
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通学でよくある光景としての「並走」は「明らかにその状況が他者から見える状況」で、
且つ「(スポーツ自転車でなければ)基本的に速度が遅め」ということからして、
実際の危険度は「非常に低い」ため、危険周知の優先度としては下がる。
強引に「円滑な交通を妨げることで経済的損失がある」といえなくもないが・・・、
少しの区間であっても「後続で待たされることが我慢ならない」という
「イライラ運転を誘発する」ことの心配が先に来ているだけのように思える。
そもそも、並走しているのが未成年達としても、
「明らかに交通量が多い道路・時間帯」であれば、
「並走できる状態ではない」ことすら分からないとは思えない。
それに、「どれだけ交通量が少なくても違反は違反だ」と、
直接学校に文句を言えるほど、全ての道交法を徹底遵守出来ているとは思えないので、
「まずは自分のオラオラ運転かもしれない傾向を見直すべきなのでは」と言いたい。
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一方で、「自転車でも止まれの標識があるとき一時停止しない、
見通しの悪い交差点で徐行しなければ、罰則がある」のように、
周知不足が原因で事故の直接原因にもなっている内容については、
多くの地域での警察街頭指導など「周知が十分に行われていない」ことに疑問しかない。

「条文を曲解せず、正しく理解する」
「事故を"防止"するためには何を最優先すべきか」

「報道しない自由」のように、
「都合の良い内容だけ解釈・利用し、都合の悪い内容には一切触れない」

ましてや「事故の直接の原因になっている"止まることの軽視"を問題視しない」
これを「理不尽」と言わずにはいられない。



●映画のキービジュアルで2人乗り

news.yahoo.co.jp/articles/117a7c47d65d928f4ee1f7b9235c18aaab83e4a6
第2弾ビジュアルは、初夏を感じさせる新緑からまばゆい日が差す中を、
自転車に2人乗りし、満面の笑みを見せる爽やかな湊人と雪乃の幸せそうなシーンを切り取った写真

原作は海外でも撮影が現地ではないならその限りではない。

だから自転車じゃなくて原付2種でやればいいものを・・・
もしくはトライク。自転車であればタンデム自転車や
EU圏ではさほど珍しくもないカーゴバイクなら特徴を出せるでしょうに。

撮影で閉鎖された距離を進むだけなら違法性は問えなくても
道交法が適用される公道で走行すれば違法という認識が
制作会社に皆無だからこういう「青春の1ページ」扱いをされる。

先日も自転車2人乗りで「死亡事故」も起こったばかりなんですがね・・・

news.yahoo.co.jp/articles/459a8dbf0bfff1ce2d254dc38c0dcfbdc2ee3e3c
公開されたビジュアルには、まばゆい光が差し込む中で自転車に乗る湊人と雪乃の笑顔

[コメント欄]
違反行為である自転車の二人乗りをポスターに使うのはまずいでしょ。

そう、表現に必然性があることと
不特定多数の人に向けて紹介する場面として相応しいかどうかを考えて
違法性が高い内容で表現する必然性があるとは思えない。

普通に「笑顔で写る2人」で何の問題が・・・?
「実は既に居なかった」としても自転車に乗っていなければならない理由にならない。
歩行でも電車でもオートバイでも車でも良いはず。

「思い出の自転車」「停止状態」だったりするのかもしれないが・・・
それはこの画像だけでは分かり様がない。


●[愛知]2人乗りでガードレールに衝突し1人死亡の事故

news.yahoo.co.jp/articles/ad44e0a7203d209ea2885f0064d49ead29f48ac6
警察によりますと、20代位の女性とベトナム国籍の女性(27)が電動自転車を2人乗りで走っていた際に
ガードレールに接触して転倒。
2人は頭などを強く打つなどして病院に搬送されましたが、20代位の女性が約1時間後に死亡し、
ベトナム国籍の女性は頭に切り傷のケガで命に別条はないということです。
現場は山の中にある緩やかな坂道の歩道で、警察は2人乗りの自転車が下り坂を走行中、
運転操作を誤ったとみて調べています。

「電動自転車」では、フル電動かアシスト自転車か分からない。
メーカー等で調べればすぐに分かるのだから警察は現場確認の時点で調べてから正確に発表してもらいたい。
そして海外研修生には特に日本でのフル電動(モペッド/モペット)の法的区分を
「渡航前に」しっかり教えておいてもらう必要がある。

news.yahoo.co.jp/articles/8e5e3cccabb63474dbb058e97d2a3bd69be1c7ec
7日午後1時半ごろ、愛知県豊田市北篠平町の国道419号で、
20代くらいの女性が2人乗りする自転車がガードレールにぶつかって転倒。
1人が頭から血を流して病院へ搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
もう1人の女性も頭にけがをして搬送された。
豊田署によると、現場は片側1車線で直線の坂道。自転車は歩道を走っていたらしい。
署は、女性の身元などを調べている。

タンデム自転車などの2人乗り用自転車ではないので、フル電動にしてもアシスト自転車にしても違法。

無論ヘルメット着用など後回しで、
まずは「(一般的な自転車への)2人乗りは違法ではないだろう」という認識を改めてもらう機会が足りない。

2人乗り表現をするなとは言わないが、
描写する以上は「公道での走行は違法」という周知徹底を行ってもらいたい。
特に各放送局での実写ドラマや映画での扱い。
アニメ内でも違法性があることを場面で特記か最初か最後に画面に表示、必然性がなければ全カットで。




●「※2人乗りで自転車を操作する道路使用許可を得て撮影」

news.yahoo.co.jp/articles/c42345e9ddc560942d363ec1dcc1b136897f5db7/images/000

正直「やっと注記されるようになったのか・・・」という感想しかない。
今まで散々「2人乗りに何ら違法性などない」かのように
当たり前のように違法行為を各種媒体で野放しにしてきたことに
制作側かマスコミがようやく反省したのか、はたまた単に「警察からの指導」か。

ただ、この場合「堤防近く」のため、もし「公道の管轄外」となれば
「道交法適用外の堤防沿道のためヘルメット非着用にて撮影」でも良さそうに思えるが、
「道路(公道)から直接来れる場所であれば適用外とは言い切れない」のだろうか。
普通に「手前が一般公道」の可能性も高いが。

ついでに
ヘルメット着用原理主義者達はヘルメット着用なしに怒らなくていいんですかね(笑)?
この場面でヘルメット着用して走行すると・・・
「ヘルメット着用で安全意識高いのに違法2人乗りは意味不明すぎる」というツッコミ待ちの
ダサいギャグシーンになってしまうように「どれだけ滑稽で寒々しく映ろうが」
転倒の可能性があるから安全装備品が必須なんでしょうからクレーム入れたらいいじゃないですかね。
まあ、そもそもこういう映像を作る側も順法精神のリテラシー意識が高いわけがないので
まともに相手されるわけがないと思いますが。

どうしても2人乗りさせたいなら
1:公道であれば「偶然タンデム自転車があった」とする
2:通常自転車であれば「道路に接続されていない完全な私有地」で「安全に配慮し道交法遵守で乗せる」
3:撮影はそうした私有地で行い「雲のエフェクトでもかけて"妄想"で2人乗り」
4:設定年齢がクリアしていれば普通に2人乗り可能な「原付2種」に変更する
と、さほど歪曲せずにどうとでもなる。

●[東京]2人乗り自転車が電車と衝突事故

news.yahoo.co.jp/articles/d68dca2231edab3140e06bcf3d94a6b1af376553
16日午後、東京・世田谷区の踏切で
京王線の特急電車と2人乗りの自転車が衝突する事故があり、男性2人が死亡しました。
警視庁などによりますと、16日午後4時半ごろ、世田谷区の踏切で、
新宿駅発の京王線の特急電車と自転車が衝突する事故がありました。

この事故で、自転車に2人乗りしていた、ともに20代とみられる男性2人が死亡しました。
電車の乗客らにケガはありませんでした。
2人乗りの自転車は、遮断機が下りた後に踏切内に進入していたということで、
警視庁が当時の状況を調べています。

2人乗りしてなければ犠牲者は1人で済んだかもしれないということよりも、
「遮断踏切侵入」は一発で赤切符もある重大な違反。
開かずの踏切かどうか関係なく命が惜しければ待つか迂回するしかない。
「急がば回れ」に偽りなし。

それにしても、1人でイライラしてるわけでもなければ
話をしていれば時間なんて忘れるだろうに、
そんなに命がけで先を急がなければならない理由でもあったのだろうか。


●[兵庫]2人乗り自転車と原付の衝突事故

2人乗り自転車が原付と衝突、76歳男性けが 自転車の少年?ら逃走、ひき逃げ容疑で捜査
news.yahoo.co.jp/articles/2d55254d2868c261185f6d9e4b778feb57d5bf17
18日午前4時半ごろ、兵庫県尼崎市浜3の市道交差点で、2人乗りの自転車と原付が衝突。
原付の男性(76)は転倒して右脚にすり傷を負い、
2人乗りをしていた少年とみられる男たちは自転車を置いて走り去った。

事故の直前にJR尼崎駅北側のコンビニ店員から「少年らがたむろしている」と110番があり、
署員が駆けつけると、約10人が逃走。
周囲を探していた署員が自転車に乗った2人組を見つけ、
150メートルほど追いかけたところで事故が起きたという。

この場合は2人乗りというより「家庭環境なども含めた基本モラルの有無」のような気はするので
交通教育どうこうで済む話ではないとしても、
「違法な2人乗り自転車での事故がある」という認識はしておきたい。

●「装飾」とのことだが・・・(オリラジ藤森の自転車紹介)

www.youtube.com/watch?v=acNSffyTXrM
純粋な本物のファットバイクや、見た目完全特化のチョッパーや特注品ではなく、
「見た目重視にカスタム」というのが、いかにもな「芸能人」らしさ。

「タンデム自転車の定義」
www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/doro/tandem_bicycle.html
「2以上の乗車装置及びペダル装置が縦列に設けられた二輪の自転車」とあるので
これは少なくとも「タンデム自転車」には該当しない。

当然、自転車に大人で2人乗り可能な125ccカテゴリなどなければ、
「タイヤが太ければ問題なし」のような規定もない。

「見た目重視」で
(7分30秒頃)「装飾としてタンデムのステップも」とあっても、
少なくともステップ部分は取り付けないほうが良いし、
「2人乗りでは使わない」としても、
人目につきやすい車種で「疑わしい状態」にしておくことが果たして良いのだろうか?

タンデム自転車が7月1日から東京で正式に解禁されるにあたって、
こうした「疑わしい車種・改造」については、
芸能人としてであれば尚更「誤解を招かない」ようにすべきに思えて仕方ないのだが・・・。

同じ芸人や自転車芸人でもタンデム自転車にまで造詣のある人がいないから
「気付くまでは勘違いを助長しかねない状態で野放し」ということになるのだろう。

「実際には2人乗りで使うことなどない」つもりでも、
子供の頃から「通常の自転車での2人乗りは違法」という認識があれば
こうしたカスタムに至ることもなかったと思うと、やはり交通教育がいかに重要か分かる。




●歌詞での「2人乗り」について

financial-field.com/living/entry-194161
news.yahoo.co.jp/articles/9fcd4656d25db3c56c4c012132788f95089334c5
コメント欄にわざわざ誤解していることを書いている人がいる時点で周知の必要性があることが分かる。

しかしこの場合「歌詞」でしかなく、
極端に言えば「国境や制限を無視して飛んで世界一周してきた」と言い張っているようなものなので、
漫画や映像で具体的にイメージさせている場合と比較すると「あくまで想像上」と言えるが、
違法性を把握せず、「現実に真似できてしまうこと」への警戒は必要。

▼今からでも「抜け道というか後付け設定」で回避するなら・・・
 ●「親戚の完全な"私有地"の山の中を個人で舗装した道を下ってただけですよ?」
 ●「実は映画撮影のために"道路使用許可を取って完全封鎖してる"設定なんですけど伝わってなかったみたいですね」
など。

単純に子乗せ以外で2人乗りしたければ
「タンデム自転車」を使用するのが定番なのに、なぜか書かれていない。
他にも「カーゴバイク」や「リアカー」や「ベロタクシー」などもあり紹介も出来たのにもったいない。


●自転車の違法2人乗りを現実ですると・・・

twitter.com/ASAHICYCLE/status/1578642458388631552
そもそも現実に高校生で2人乗りしたければ、
原付2種免許を取得して乗れば済むだろうと思いきや
昔の「三ない運動」の影響から未だ半数は免許取得が禁止という。

タイヤ幅の太め700Cタイヤ車種であれば比較的マシとは思うが、そもそも(公道走行)違法。

羞恥心を捨てればカーゴバイクや側車リアカー牽引という方法もあるが、
「距離感の問題」だろうから、
駐輪場をどうするのかという以前に実際に使われることはまずなさそう。

それにしても、元々タイヤがボロボロでリム走行になっていたのかは分からないが、
相当質の良い耐衝撃緩衝材でもなければ
路面の「ガッタガタ」の衝撃を直に座面で受けることになるはずだが、
そんな想像も常識的な配慮も出来ないのに、相手から信頼感が得られると思うのだろうかという疑問。

根本的には、ドラマ・マンガ等で安直に使われるも
注意喚起などほぼない悪影響も少なからずあると思われるが、
事故で命を落としている例もあるというのに
「瞬間で自己満足できればいい」という判断を下してしまうのは
2人乗りに限ったことではなく、
全ての自転車乗りの「一時停止の軽視」からも分かる。


◆「2人乗り専用」タンデム自転車使用でドラマのオフショット

www.instagram.com/p/CZGOKdzlqkz/
fightsong_tbs
あさひ学園に置いてあった2人乗り自転車に乗る花枝ちゃんと芦田

偶然撮影場所に置いていてPRのために演者に乗せてみただけなのか、
見切れ撮影小道具として用意していただけか、実際に使用するのか定かではないが、
これこそ真っ当な2人乗り。

「撮影のために完全に封鎖した公道
もしくは私有地内走行であればママチャリ2人乗りでも違法ではない」と
安易な使用をしないところに好感が持てる。

(サクラが混じっている可能性もあるが)少なくとも反応を見る限り、
「タンデム自転車では雰囲気が出ない」などという偏狭な感想はなさそう。

「自転車に2人で乗ってるのだから距離近いし同じでは?」と
受け止められる(若い人達が多いから?)柔軟な考え方の人達が居て安心できる。

逆に言えば、「古典的なママチャリ2人乗りでなければならない」というのが、
如何に「古臭く狭い価値観か」ということを思い知らされる。

この調子で「牽引型のカーゴバイク」や
「側車付き自転車」も様々な作品に登場してくれることを期待する。

weekly.ascii.jp/elem/000/002/633/2633868/
(耐荷重45kg:小柄で軽い人であれば乗車可能)

他にも自転車用側車が海外ではあるようだ。
blog.cycleroad.com/archives/52083106.html
日本の道路事情的には使いにくいので場所を選ぶとしても、
存在自体が非常に珍しいので、間違いなく注目される。

▼正式な2人乗り用のタンデム自転車については別ページ


●[福岡]2人乗りで事故

news.yahoo.co.jp/articles/199fa400f05cefa1ad802ebf8806a80bcf73e7f1
福岡県飯塚市で17日、自転車に2人乗りしていた小学生と中学生のきょうだいが車にはねられる事故がありました。
2人とも命に別条はないということです。
福岡県飯塚市立岩で17日午後5時ごろ、2人乗りの自転車と軽乗用車が衝突しました。
警察によりますと、自転車は近所に住む小学5年生の10歳の男の子が運転し、後ろに中学1年生の13歳の姉が乗っていました。
現場は坂道になっていて、自転車が坂を下っていたところ、正面から来た軽乗用車と衝突したということです。
男の子は意識がもうろうとした状態で、姉は衝突で変形した自転車に足がはさまってケガをし、病院に搬送されました。

「このような2人乗りは違法」という認識があったかどうか。
交通教育は各学校や地域で大きく差があるだけでなく、
仮に通年での交通教育が実施されていたとしても
「個人の危険行為に対する認識力」にも差があるので、気をつける必要がある。

単純に違法性についての説明に終始しても効果は薄い。
(そんな内容で、しかも1回や2回であれば尚更「一過性の交通教育」でしかなく、全く理解できていなくても何ら不思議ではない)

巷に溢れる雑多な表現方法や情報にも言えることとして、
具体的に「何」に対して「どのような状態」が危険かという【思考と理解】が不可欠。

「"自ら"前向きに楽しく学ぶ機会」と、学んだ上で「継続実行したいと思える教育の質」が問われる。

●[神奈川]2人乗りで転倒し1人は意識不明の重体

news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20200816193041.html
2人乗り自転車が坂道で転倒 女子中学生が意識不明の重体
神奈川新聞
16日午後0時25分ごろ、横浜市磯子区洋光台4丁目の市道で、2人乗りの自転車が転倒した。
運転していた同市港南区に住む市立中学3年の女子生徒(15)が頭蓋骨を折るなどし、意識不明の重体。
後部に乗っていた同区に住む同級生の女子生徒(14)も軽傷を負った。
磯子署によると、現場は見通しの良い直線道路。
2人は同級生の男女3人と、金沢区に自転車3台で遊びに向かう途中で、
一方通行を逆走し、坂道を下っていた。
もし「2人乗りが危険行為として忌み嫌われているほど周知されていれば」
このような悲惨な事故は防げたかもしれない。

「道交法違反だから2人乗りをやめよう」ではなく、
こうした事故もあるからこそ「2人乗りは危険」と考え、
映画ドラマや漫画アニメや歌詞などに安易に使われていることについて、
特に「表現者側の立場の人達」には【危険を認識させられていないという問題】と、
【実際に事故が起こった場合の甚大なリスク】を改めて真剣に考えて欲しい。

●2人乗りが絵になる?

news.goo.ne.jp/article/tfmplus/entertainment/tfmplus-smSBnK2o15.html
単に一昔前の「タバコを吸っている姿はカッコイイ」のような、
「印象付けの擦り込み」に毒されているだけとしか。

もしこれが2人乗り表現が出始めたときに
警察庁等から
「(フィクション世界ではない場合の公道走行では)道交法違反であることを必ず明記すること」
と幾度も厳重注意されていれば、間接的に嫌悪感を覚える人が続出して
そうした稚拙な表現方法自体があっという間に廃れていたはず。

幼児にでも退化させて子供乗せ・・・は昔はなかったので背負子を使うとか、
一寸法師化させて肩にでも乗せるとか、イルカやラクダや馬にでも2人で乗るとか、
乗り物であれば原付2種・トライク・カーゴバイク・タンデム自転車・側車・リアカーなど、
代替案は簡単に思いつくだけでも数多くある。


●フィクション世界だから違法行為OK?

漫画の世界はこの現実とは本来"全く無関係の"
物理法則すら異なるフィクション世界というのは分かる。

「そのため、漫画の中で2人乗りをするのは表現の自由」と繋げるのは、表面上分かるが・・・、

現実で2人乗りで死亡事故が起きていても、
表現者達は口を揃えて「我々には関係のない話だ。」という立場になる。

ニュース番組に触発されて事件が起こることがあっても、
「形を成すことで表に出てきて模倣される」問題より、
「包丁=危険理論」として表現が存在しなくても
「現実的に起きないわけがない防ぎようがないこと」として片づけられる。

※「2人乗りの違法性は触れるとしても、それとは別で」
「ブレーキが十分に機能しているかどうか」も肝であることに変わりはないので、忘れてはいけない。
(「放熱版なしローラーブレーキでは排熱不足で制動力が不十分の可能性がある」など)

ただ、正直(フィクション世界内であっても)「違法行為である必然性がない」のに、
「行動の正当化をしたいだけ」のようにしか見えないのがどうにも・・・。

完全なフィクション世界であるならば、2人乗りを問題視されないように、
フィクションだからこそ何でもありを活かすという意味でも、
青春の1ページを飾る目的であれば
並走・無灯火・逆走・信号無視・スマホながら見・泥跳ね運転・飲酒運転でも
何ら検挙や事故リスクも注釈も入れず、
もはや「自転車がジェット噴射しながら戦場で駆け回る」などの「なんでもあり」があっても良いはず。

「フィクション世界でも一定の法律はあるが、自分達が表現したいシーンのために2人乗り表現を使っているだけ」
と一蹴されてしまうとすれば、どうにも腑に落ちない。

特に「日常系」で「どこまで"現実"に近づけて感情を呼び起こす」をテーマするのであれば、
▲「警察に取り締まりされることもなく2人乗りできる」
一方で、
◆2人乗りで「普通に警察に取り締まりされる」から派生し「停学処分」や、
「2人乗りで大怪我や死亡事故」の発生するシーンを登場させて、
明確に"現実で起こるリスクを示す"という機会があっても良さそうなものだが、
フィクションにとどまらず、交通教育関連の映像ですら見たことがないのが不思議。

自転車が歩行者に対して重大事故を起こしている割合は
「自転車が被害者に比べると圧倒的に少ない」という事実があり、
それに対して、
「レアケースだから気にしなくていいわけがない」というのであれば、
「現実世界で」「レアケースでも」2人乗りで死亡事故があるのだから、
「フィクション世界でも」作品内で2人乗り自体への注意喚起する必要性を見出せない理由が謎となる。

◆それ以前に、自転車の交差点事故が多いことが分かっていても、
なぜか見通しの悪い交差点通行の義務である徐行や
一時停止を守ることが「最優先」の指導内容になっていない時点で、「既におかしい」が・・・。

しかし、もしかしたら、根底には
「表現の規制をされることに対する絶大な危機感を持っている」という意味のほうが強いのかもしれない。
「欄外にたった一行の注釈を入れるだけで済む」としても、それすら過度に排斥感を覚えてしまうとすれば、
例え「危険理解度の低い内容の周知のための必然説明を拒絶することになったとしても」
残念なことに、一切妥協することが出来ないのだろう。

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●安直な自転車2人乗り演出

news.goo.ne.jp/article/abematimes/trend/abematimes-8671814.html
画像だけ見れば「撮影時には道を完全通行止めにしているのでセーフ」とか
「走っていないからセーフ」にはなるとしても、
所詮フィクション世界の映像化を忠実に再現できるわけがないので
リアリティにこだわる意味などあるのだろうか?

それに、撮影許可を得て道を完全封鎖するのであれば
(ヤンキー作品なら尚更)「原付ノーヘル2人乗り」のほうが絵になるのと、
俳優は2人とも20歳超えているわけで、
作中の人物が中学生でも高校生でも「トライク」に乗せれば済むだろうに。

どうしても自転車の必然性があるとしても、
(漫画の欄外に注釈つけるように「2人乗りは違法です」とテロップ出すのはさすがに興醒めだろうから)
「牽引型カーゴバイク」で「非現実感」を出したほうがマシに思える。


●無意識で2人乗りを増長する人々

news.goo.ne.jp/article/oricon/entertainment/oricon-2140407.html
自転車を二人乗りするノスタルジックなシーンを含む場面写真6枚が、公開された。
作中のイメージとして強調するのではなく
本来「(撮影時には周辺道路を封鎖し特別な走行許可をとっていますが)
一般的にはこのような2人乗り公道走行は違法行為になります」という注意書きが必要。
(道路交通法55条違反)

殴り合いのようなシーンであれば、常識的に分かる人が圧倒的に多いとして
わざわざ「暴行または傷害罪になります」という必要はないとしても
この手の違法行為を堂々と宣伝につかうこと自体が異常な感覚。

「作中表現として絶対的な必然性」があるとも思えない。
「表現の自由」はあっても誤解を与えるような乱用をされるべきではない。

●2人乗りのリスク

(タンデムや子供乗せなどの専用車種ではない2人乗り)
ディレーラーガードとも呼ばれる棒を両側に付けているケースもあるようだが、
ハブ軸が曲がってまともに進めなくなってしまう恐れあり。
そもそも道交法違反だが、
地域差も大いにあるとして、警察はまともに取り締まりをせず
注意すらしないということもあり得るので、
そういう人達は違反を認識することはないのだろう。

「死亡事故も発生している」とか「破損リスクがある」ということよりも、
便利であることを優先できればいいと考えているのも
全ては「違反の注意喚起を一切せずに表現の一部として使う」ことが原因と考える。

実際には「私有地だから」「公道ではないから」「道路封鎖しているから」としても
見ている側にそんな裏側は伝わらない。

表現そのものを狭める必要はないとしても、
「違反行為として全く浸透していない違反」を扱う以上は
その「リスク」については無視していいとは思えない。

■[香川](2人乗り他)県警公式twitterで魔女の宅急便を模した交通安全啓蒙活動

▼改めて2人乗り禁止の根拠となる詳しい内容を確認
twitter.com/kagawapolice/status/1100662258198208513
自転車の二人乗りは、2万円以下の罰金または科料となる違反行為です!(ほうきは構いません)
たとえ交通量の少ない所でも、危険な行為ですからやめましょう。
※交通閑散な場所で許可されている地域(京都など)があるのは「傘差し運転」。

返信コメントにて
車両等を含む車両の定員以上の乗車全般は法律で禁じられていますが、
自転車の二人乗りはいったい何の法令違反になるのでしょうか。
意外に「自転車は車両ではない」と勘違いしやすいかもしれない。
「自転車は軽車両だから車両ではない」も間違い。
「自転車は車両に含まれる」ので自転車(※)の2人乗りは禁止。
※子乗せ自転車、香川県内での全域解禁済みの2輪タンデム自転車は可。

◆車両等とは
道交法2条
十七  運転・・・道路において、車両又は路面電車(以下「車両等」という。)をその本来の用い方に従つて用いることをいう。
八  車両・・・・・自動車、原動機付自転車、【軽車両】及びトロリーバスをいう。
十一  軽車両・・・自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽引され、
かつ、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含む。)であつて、
身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のものをいう。
回りくどいが「車両等に自転車は含まれる」。

道交法「第57条」
(1項は軽車両を除くので省略)
2 公安委員会は、道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要があると認めるときは、
軽車両の乗車人員又は積載重量等の制限について定めることができる。

全国それぞれで規定されているが、2人乗り禁止規定は47都道府県全て存在。
※子乗せは許可されていても(タンデム等の特殊な自転車は詳細が異なるため詳細確認の必要あり)

香川での乗車人数の詳しい条文は
www.pref.kagawa.jp/somugakuji/hoki/
 ▼第14編 警察
  ▼第6章 交通「道路交通法施行細則」
(軽車両の乗車又は積載の制限)
第14条 法第57条第2項の規定により公安委員会が定める軽車両の乗車人員又は積載重量
 若しくは積載容量の制限は、次に掲げるとおりとする。
ア 二輪又は三輪の自転車には、運転者以外の者を乗車させないこと。ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
(ア) 16歳以上の運転者が幼児(6歳未満の者をいう。以下同じ。)1人を幼児用座席に乗車させている場合
(イ) 16歳以上の運転者が幼児2人を幼児二人同乗用自転車(運転者のための乗車装置及び2の幼児用座席を設けるために必要な特別の構造又は装置を有する自転車をいう。)の幼児用座席に乗車させている場合
(ウ) 16歳以上の運転者が4歳未満の者を背負い、ひも等で確実に緊縛している場合((イ)に該当する場合を除く。)
(エ) 道路法(昭和27年法律第180号)第48条の14第2項に規定する自転車専用道路において、その乗車装置に応じた人員を乗車させている場合
(オ) 運転者以外の者のための乗車装置が設けられた三輪の自転車(2人以上で駆動するためのペダル又はハンド・クランクが設けられたものを除く。)に、その乗車装置に応じた人員を乗車させている場合
イ 二輪又は三輪の自転車以外の軽車両には、その乗車装置に応じた人員を超える人員を乗車させないこと。
分かりやすくするために
「荷台・器具等を用いて2人以上乗ること」と書いたほうがいいのだろうか。
1つのサドルに2人以上乗るような曲芸も当然禁止として。

●2人乗り自転車の事故

車と2人乗り自転車が衝突 一人死亡
www.tv-sdt.co.jp/nnn/news16421138.html
www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/tokai-news/CK2019022802000294.html
詳しい情報がなければ何とも言えないが
後部「座席」とあるのでタンデム自転車では?という話もあるが・・・
特徴的な自転車であれば記事の特色のためにも書いているはず。

www.pref.shizuoka.jp/police/about/koho/3102/0227.html
交通死亡事故の発生【磐田署】
28日未明、磐田市豊田西之島地先で、普通乗用車と2人乗り自転車が衝突する事故が発生し、自転車の乗っていた30代の女性が亡くなりました。
この警察発表では特に後部座席云々については書かれていない。

●非現実の世界では許されても現実の公道走行では違法の大人2人乗り

タンデムや子乗せやベロタクシーなどではない2人乗りについて
以前も書いたが内容を少し変更して改めて書いておきたい。

「絵であり、物語だから自由」であることに間違いはない。
暴力でもドラマや物語の中なら表現の1つとして許される。
 ・現実で暴力を振るってはいけない
が"倫理的に根本から"分からない人間は極めて少ないはず。

一方で「現実的には2人乗りが違法」という認識が多数の人間にはあるのだろうかと。

第五十五条 車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、
又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない。

つまり、「死亡者も存在する危険な行為」として
率先して「※こういう2人乗りは絶対に真似しないでください」と添えたほうが賢明。

根本のジブリ作品についても、注意喚起するだけで作品が全て台無しになると思うなら
「作品自体がその程度のもの」でしかない。

このような2人乗りを一言でいうなら「危険と思わないことが本当の危険」というべきか。

それにしても、2人乗りでタンデム自転車での走行や、
原付2種でヘルメット着用するとか、(走行許可されている地域という描写込みで)ベロタクシーを使うとか、
方法は色々あると思うが、制作側の交通法に対する感覚の違いか。

無論、安易に真似されないように「2人乗り表現を使わない」というのも真っ当な方法だが、
どうしても使わなければならないのであれば、
危険な違法行為ということも何らかの方法で意識させる必要があるように思う。

★こちらのまとめでは2人乗り以外の違反にも触れている。
ccc-cc.cc/?p=24361
無粋ですが、念の為に言わせてください。
自転車で二人乗りするシーンが、青春で胸キュンと受けていますが、
道交法で決められているように「違反」です。

そしてこの画像の中にはあと2つの違反が。
無灯火と、右側通行「逆走」です。

このアニメの作画監督は、「茄子 アンダルシアの夏」の高坂希太郎さん。
自転車に詳しいのに、なぜ、こんなに違反を描いているんでしょうか?
宮尾岳の「アオバ自転車店へようこそ」の中でも、実写版を撮るにあたって
二人乗りをするというストーリー。
こちらも、自転車乗り。

青春時代の無茶を描く為のリアリティーでしょうか?
今は、これらの危険行為で、3年以内に2回検挙された場合、
安全講習の受講が義務づけられることになりますので、ご注意を。

●バッドエンド版であれば教材に出来るのでは?という考え
inne.blog109.fc2.com/blog-entry-977.html
なぜ3つの違反を含めて描く必要があったのだろうかという考察を含め、
誰か有志で、この映画のバッドエンドバージョンを製作してくれませんかね。
聖司と雫は、ここでトラックにはねられ、聖司は即死。雫も意識不明の重体。
早朝にこっそり家を抜け出しているため、所持品は何もない。
身元が分からないまま病院に運ばれ、誰にも見とられずに息を引き取る。
雫がいないことに家族が気づいて慌てだすのは、そのずっと後…。
いきなりそのシーンだけじゃなく、2時間の映画の最後がこの結末というのは、相当キツイだろう。
夢と希望と可能性に満ちた少年が、悲惨な、それでいてあっけない死を迎えることで、
自転車での無灯火二人乗り逆走の危険性を訴え、ルールとマナーを守ることを呼びかける。
日本全国の小中学校や交通安全センターで、教材として広く使われることは間違いない。
以上のような教材への昇華案も展開。

<蛇足>
そして、もし「2人乗りで大して事故なんて起きていないのにわざわざ問題視する必要があるのか?」
と思ったのであれば、
まさしく「直接的な事故原因として頻発しているとは言えない」にも関わらず
「(俗称)自転車イヤホン」を危険行為とみなすことと似たようなことであることに気付くべきだろう。
(しかもこの場合聴覚そのものが原付等の免許に必要ではない矛盾まで存在する)

しかし・・・根本的に異なる点として、
(罰則のみ強調する内容にはうんざりしているが)
「違反」か「危険だと思うという感想」でも、意味は全く異なることも考えて欲しい。

この場合の2人乗りは「こちらの現実社会では違反」と示しただけで、感想ではない。

一方、矛盾しているとはいえ聞こえない状態を規制されているので
「聞こえる状態」であれば「イヤホン着用でも法的な問題なし」であり、
しかも、例え聞こえなくても一時停止や徐行を"徹底的に"守ることで
余程の回避不可能な状態でもなければ事故を防ぐことは可能。

それを「私は危険だと思うのでやめたほうがよいと思います」という感想ではなく、
「(直接的な該当条文に全く触れず)違反」と言い切ってしまうあたりが、よく見る非常に残念な傾向。

レアケースを問題視して強調するよりも、
事故の直接原因となっている一時停止無視を一般的に問題視しないことへの
疑問に向けばと思うが、それもまた困難。

●厚生労働省社会保障審議会児童福祉文化財の映画ポスターで自転車の2人乗り

eiga.com/news/20180419/1/
(※子乗せ自転車、タンデム自転車ではない一般車への2人乗り)
なお本作は、厚生労働省から社会保障審議会児童福祉文化財に指定され、
教育に携わる者が見るべき作品としても推薦されている。
「自転車の乗り方として見習うべきではない例として」だろうか。

「堤防なので公道とは言えない」 「停止して撮影している=走行していないから何も問題ない」
という言い訳は確かに成り立つとしても、
文部科学省ではないとしても国の省庁を冠するような映画で
作品中の一場面ではなく作品の象徴としてのポスターに使っている状況を見ると
いかに危険認識が希薄かということが伺える。

国がこんな有様で「交通マナーを守りましょう」といくら呼びかけても、いかに道のりが険しいかよく分かる。

このポスターを起用した担当者にしてみれば
2人乗りで死亡事故が起こっているということは
極稀なレアケースとして大した問題でもないのだろう。

※但し、昨今のクレーマー気質な意見で表現の幅が過剰に狭められていることに
ウンザリする点も理解できなくもないので、ポスターを変更させるまで抗議するということが目的ではなく、
単に「国が関わっている作品ですらこんな現状」を、ただ情けなく思う。

そして、そんなに2人乗りがしたければ、タンデム自転車の有用性について考えてみてもらいたいと思う。
※自転車ならベロタクシーやカーゴバイク、オートバイなら原付2種や3輪のトライクという選択肢もある。

●2人乗りで事故

www.sankei.com/west/news/171216/wst1712160079-n1.html
(親子乗せ、タンデム自転車ではない2人乗り)
車にはねられ男児重体 2人乗り自転車で横断中 兵庫
同署によると、現場は信号機のない交差点で、2人乗りの自転車が横断しようとしたところ、車にはねられたとみられる。

www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201712/0010824484.shtml
「男の子たちは10メートルくらい飛ばされていた。
事故のあった道は急な下り坂で、子どもの力でブレーキをかけても完全に止まることはできない。
これまでにも頻繁に事故が起きていた」と話した。
「平地であれば速度が出にくいから違反であっても危険性は低いだろう」とか
「こういう事故はレアケースでしかないので危険性を改めて伝える必要などない」という
表現者が1人でも減ることを願う。

表現方法の1つとして使うには「あまりにも危険性への理解度が低い」ことから
もうそろそろ本格的に安易に使うことを禁止すべきだろうと個人的には思う。
(当然「禁止されている」「事故が起きる」「危険」ということを伝えるためには積極的に使って欲しい)

●フィクション世界での2人乗り

※2人乗り=親子乗せやタンデム自転車での走行ではなく、
「2人乗車が想定されていない一般的な自転車に2人で乗り公道を走行すること」

現実で「喧嘩=暴力は犯罪」ということを理解している上で、ドラマとして喧嘩のシーンを見るのは普通で、
当然、実際の行動を喚起するためではないとしても、
2人乗りに関しては
単に「青春の1ページとして微笑ましいもの」ではなく、
本来は「(私有地ではなく公道であれば)道路交通法違反で死者も発生している事故もある」と
理解した上で見てくれる人達が果たしてどれだけいるのだろうかと。

高額な慰謝料が発生したケースは、件数としては稀でも保険加入の”話のネタ”に利用される一方で、
2人乗りの危険性については広く伝えようとする人が少ないのが腑に落ちない。

100歩譲って青春ドラマを描きたいだけとして編集者も作者も無知で
他で普段から特に何も道交法等について触れないなら
まさに交通教育の放任主義の結果として見ることもできるが、
そうではなく、何故かこれだけは途端に問題ないかのような立場をとるのは如何なものだろうか。

せめて最後に
※「走行しているのは私有地内で公道ではありません」と書くとか、
もっと言えば「自転車2人乗りで死亡事故も発生している」という危険性を知らせるようなエピソード回で
「実際は絶対にマネしてはいけない」とフォローすべきなのではないだろうか。

●違法2人乗りの高い代償

c-2.bengo4.com/n_6735/
「自転車2人乗り」絶対ダメ! 荷台の同乗者が落下して「重過失傷害」となることも

重過失傷害罪は、業務上過失致傷罪と同じく、5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金です。
さらに、今回の事案では、被害者が重症ということもあり、運転者が今後、民事上高額な賠償責任を負う可能性も十分にありえます」

事故になったから問題であって、事故さえ起こさなければいいという論理は通用しない。

実際に全ての人が守っているのかどうかというのは置いておくとして、
ドラマや映画であっても最近は自動車の後部座席でもシートベルトを付けて走行することが常識となっているように
「当然守るべきこと」として表現方法も含めて考えるとすれば、
今までとは違う「ダサい」とか「恥さらし」といったイメージを付けるような
表現方法を採るべきだろうと思う。

●(1人用自転車に大人が)2人乗りで事故

落ちた女性は意識不明の重体、漕いでいた男は重過失傷害の疑いで逮捕
「急に軽く…」2人乗り自転車から落ちた女性重体に(2017/09/24 07:02)
news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000110740.html
大半の人はこのニュースを知ったところで「運が悪かっただけ」と思うだけなのだろう。

1人用自転車に大人が2人乗りで走行(以下「自転車の2人乗り」)という状態が違反という意識がなく、
様々な作品で「全く問題がない」かのような使われ方をしているとしか思えないことが問題に思える。

例えばアクションシーンで暴力沙汰がどれだけ描かれたとしても
普通は「他人に迷惑になるし悪いことで真似するべきではない」と思うだろう。

しかし、「自転車の2人乗り」は道交法違反になり、死亡事故も起こっている危険な行為とは
認識していない人のほうが多いのではないだろうか。

そんな人々に対して危険性を伝えず、
まるで「表現方法の1つであり、便利なシチュエーションとして使うことが重要であって、
年間何件もないような状況の死亡事故なんて大した問題ではない」というような思考で
安易に使うことが正しい表現方法なんだろうか。

注釈も一切なく「ちょっとくらい真似しても構わない」ような印象も受けるが、
危険性を把握してればとてもそんな戯言は言えない。

●2人乗りで要修理

本来の1人乗りで段差などを乗り越えないような普通の使い方であれば、
折れるはずではなかった「スポーク折れ」が、違法な2人乗りでは頻発することも考えられる。

ファットバイクに特注の荷台でもつけたとすれば、
大人2人にも耐えられるタイヤの空気圧量としては十分なのかもしれないが、
それ以前に「総重量が増える上に、設計想定外の重量バランスになることで操作性が著しく落ちる」ことで
ハンドル操作が十分にできずに「フラフラする」ことになることが予想できる。

坂道を下ってそのまま命を落としたという事故もあっただけに、
「私有地」という注釈もないような、道交法無視を推奨しているとすら思える歌詞や
漫画/アニメ/ドラマ/映画/小説などを決して真似してはならない。

(子乗せではなく)
どうしても2人乗りがしたいなら「道交法無関係になる自分や家族が所有する完全な私有地内」か
「タンデム自転車」、走行が許可されている地域で「カーゴバイク」等を使用すること。

●[京都]2人乗り禁止を啓蒙するポスター

www.sankei.com/west/news/170115/wst1701150035-n1.html
cyclist.sanspo.com/309732
“ちりりん娘”、京都府警とコラボ…「二人乗りはだめだよ」 京都工芸繊維大の学生がポスター作成
(もちろん子乗せ自転車でもなくタンデム自転車でもない)一般的な自転車に2人乗りに関する内容。
表現方法として未だに「法律(条例)違反という問題意識が一切なく」使われることが後を絶たないことを
「死亡事故も発生している」という現実を見据え、どうにか是正する必要はある。
そしてやはり一時停止を優先的に守らせたいという感覚がないのが残念。

●[兵庫]自転車の2人乗りで逮捕

topics.smt.docomo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20160924003
もちろんタンデム自転車でも、子乗せ自転車でもない。
自転車に女性と2人乗りしたとして、兵庫県警西宮署は24日、道路交通法違反(定員外乗車)の疑いで、
西宮市内の会社役員の男(50)を現行犯逮捕した。
男は当時酒に酔い、2人乗りを警告した警察官から逃げようとしたといい、
調べに「ガードマンだと思った」などと話したという。
逮捕容疑は24日午前1時40分ごろ、同市本町の市道で、
自転車の後部荷台に知人女性(20)を乗せて走行した疑い。
自転車は女性のものだった。容疑を認めており、逮捕から約8時間後に釈放された。
自転車保険を推進するための理由の1つとして使われる
自転車が加害者となる「高額な賠償金」のケースでも
わざわざニュースになったくらいなので、多すぎる自動車事故に比べて
「全国的に稀」ということだが、珍しいケースでも
「全くないわけではない」というだけでも意味がある。
今年の7月には岩手県で2人乗りが原因による「死亡事故」も発生している。
www.daily-tohoku.co.jp/news/kita_ar/20160712/201607120P147920.html
いくら便利であっても禁止されている以上はドラマや映画などをマネするのはやめておいたほうがいい。

●2人乗りは禁止

ameblo.jp/cycle-plus/entry-12199944300.html
相変わらず「公道ではない場所なら構わないだろう」ということで
映画のCMなどで海岸近くの堤防のようなところで平然と乗っているようなのを見ると、
作り手のモラルの低さにガッカリする。

直接的に道交法で一律の規定ではないが「47都道府県それぞれで規定があるので全国的に禁止」
例外としては「2人乗りタンデム自転車での走行」や
「ベロタクシー」と呼ばれる主に観光地で使われる乗り物くらい。
あとは、子乗せにハンドルロックが必須かどうかはさておき、
両足スタンドや、「荷台ではなくフレームが」対応した強度があるかどうか。

例:東京都 道路交通規則
(軽車両の乗車又は積載の制限)
第10条 法第57条第2項の規定により、軽車両の運転者は、次に掲げる乗車人員
 又は積載物の重量等の制限をこえて乗車をさせ、又は積載をして運転してはならない。
 (1) 乗車人員の制限は、次のとおりとする。
 ア 二輪又は三輪の自転車には、運転者以外の者を乗車させないこと。
 ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
 (ア) 16歳以上の運転者が幼児用座席に幼児(6歳未満の者をいう。以下同じ。)1人を乗車させるとき。
 (イ) 16歳以上の運転者が幼児2人同乗用自転車(運転者のための乗車装置
 及び2の幼児用座席を設けるために必要な特別の構造又は装置を有する自転車をいう。)の幼児用座席に
 幼児2人を乗車させるとき。
 (ウ) 自転車専用若しくは自転車及び歩行者専用の規制(標識令別表第1の規制標識のうち、
 「自転車専用」又は「自転車及び歩行者専用」の標識を用いた法第8条第1項の道路標識による規制で、
 当該道路標識の下部に「タンデム車を除く」の表示がされているものに限る。)が行われている
 道路又は道路法(昭和27年法律第180号)第48条の14第2項に規定する自転車専用道路において、
 タンデム車(2以上の乗車装置及びペダル装置が縦列に設けられた二輪の自転車をいう。)に、
 その乗車装置に応じた人員までを乗車させるとき。
 (エ) 三輪の自転車(2以上の幼児用座席を設けているものを除く。)に、その乗車装置に応じた人員までを乗車させるとき。
 イ 二輪又は三輪の自転車以外の軽車両には、その乗車装置に応じた人員を超えて乗車させないこと。
 ウ 16歳以上の運転者が幼児1人を子守バンド等で確実に背負つている場合の当該幼児は、
 ア((イ)及び(ウ)に該当する場合を除く。)及びイの規定の適用については、当該16歳以上の運転者の一部とみなす。

●[岩手県]一般車に2人乗りで死亡事故

www.47news.jp/localnews/iwate/2016/07/post_20160713011451.html
久慈署によると、現場は市立侍浜中から南西約800メートル。
下り坂の左カーブを曲がり切れず、道路右側の電柱にぶつかったとみられる。
2人乗り自転車というタイトルだけ見て
「まさかタンデム自転車で事故?」かと思ったら「違法な2人乗りをしていた一般車」だった。
マンガやドラマや映画や歌詞などで
あまりにも違法な2人乗りに関しての危険性の感覚が甘すぎるのが問題。
「フィクションの世界だから何をやってもいい」を曲解しすぎている。
交通関連で言えば自動車で後部座席でもシートベルトをしめてみたりする一方で、
自転車の違法な2人乗りは「まあスピードも大して出ない自転車だから」のような感覚で
済ませようとしているのはもっと危険視しても良いのでは?

●自転車での(子乗せではない)2人乗り表現と荷台の規格について

takesno.com/archives/2855
未だにありますが、ドラマやCM等の自転車の二人乗りシーンも以前より減っている気がします。
(中略)
けど自転車の二人乗りって、雰囲気を出すのには本当にピッタリなんやと思います。
某歌詞にもあるが「2人乗りで坂を下るときにブレーキをかけてゆっくり進めば問題ない」わけがない。
某自転車マナーについても書かれている漫画の(子乗せではない)2人乗り描写でも
特に「道交法上は問題がありますが」といった注記もなく表現方法の1つとして描かれていたことがあるが、
あれにはガッカリした。

作り手側の認識の甘さというよりも、単純に「表現力が拙い」というアピールをしているような印象を受けた。

公道であれば(3輪のトライクや2~4輪加工を施したタンデム自転車は雰囲気が違うというのは分かるとして)、
シンプルに「疲れたとか怪我で歩けなくなったので背負う」とか、2人で乗るだけなら手漕ぎボートを使うとか、
2人乗り密着描写をしたいのであれば、2人乗りが許可された「原付2種」を使い、
心の距離感でも出したいなら別撮りで停止した状態でヘルメットを被らずスローモーションにでもして
風でも当てて適当に白くキラキラするような加工でもすればいいんじゃないかと思うのだが、
作り手にしてみれば「たかが自転車の細かい違反ごときでグダグダぬかすな」という感覚なんだろうか。

あとは「完全に私有地」であることを「しっかりと映した上で」使うという方法がなくもないが・・・
(例えば、殴りあう喧嘩のアクションシーンを暴力と言い換えるまでもなく、
日常生活で行使することで罪に問われるというのは常識的に分かっている人が多いとしても)
自転車2人乗りでは私有地かどうかということを気にして問題を切り分けて考えられる人が多いとも思えないので無意味か。
▼クラス18の自転車に27kgのリアキャリアを付けても意味がない
荷台だけ強くっても、自転車が強くないと本末転倒です。
ちなみに当たり前ですが、この自転車に27kgまで耐えられる荷台を付けても、18kgまでの荷物しかダメです。
最終更新:2024年04月21日 08:06