概要

アゾル城の戦いとは、アルファ686年、ゲーリー国、ゾリメック国連合軍とアゾル国軍の間に起きた戦いである。
一般的にはニィズ砦の戦いの結末として語られることが多いが、本来は独立した戦いである。


戦闘に至るまでの背景


▲686年1月における勢力図

ゲーリーゾリメック連合軍は、ニィズ砦の戦いで思わぬ苦戦を強いられていた。
しかし、三路からアゾル城を目指していたこともあり、別ルートの二つの軍勢は着実にアゾル城に接近、ニィズ砦に釘付けにされていた本隊も、砦から脱出するラディアを追撃して、そのままアゾル城へと向かった。


両軍の戦力

攻撃側 守備側

ゲーリーゾリメック連合軍
軍勢
アゾル国軍
総兵力45000 兵力 総兵力5000
マラ 総指揮 ゴル
リディアニーグ 軍師 リヴァ
主要参戦者

ゲーリー

マラ

リディアニーグ

ザリアン

カリア

ゴル

リヴァ

ラディア

バラド

ヴィムウィーク

タラドーサ

ゾリメック

ナッシュ

グルディア

レイ


戦闘経緯


カリアザリアン率いる首都を包囲していた別働隊は、手柄を争いアゾル城へ攻撃を開始。
そこに、タラドーサ率いる別動隊、更にマラ自らが率いる主力部隊も到着し、兵力は更に増強される。

1月23日、ラディアが首都アゾル城に辿り着いた時、すでに城下町は炎に包まれていた。
ラディアの帰還を信じていたバラドも、彼女の到着数時間前に力尽き戦死、ヴィムウィークゴルの願いにより、非戦闘民を率いて城から脱出していた。

ラディアは城の炎を見ると部隊を解散させ、「生き延びよ」とだけ言い残し自身は城に突入。
単身の身軽さもあって、混乱の戦場を突破して国主ゴル、軍師リヴァとの合流に成功し、必死に抵抗したが、既に大勢は決していた。
リヴァは、妹の様に可愛がっていたラディアをかばい全身に矢を浴びて戦死、ゴルも焼け落ちる城と運命を共にした。


戦いの結末

一緒に死ぬつもりだったラディアだが、リヴァの説得により、バルディゴス討伐連合軍時代に知己を得たロードレア国へと一人落ち延びた。
アゾル国の滅亡を伝えると、ラディアはそこで自害しようとするが、レイディックの妻サファリアに咎められ、以後はロードレア国将軍として生きる決意を固める。

その頃、旧アゾル国の領土のほとんどがゲーリー国に奪われ、ゾリメック国は兵力だけ浪費して何も得るものがなかった。
これに怒ったゾリメック国のナッシュグルディアリディアニーグに詰め寄るが相手にもされず、まるでゾリメック国はゲーリー国の属国の様な扱いを受けていた。




最終更新:2024年08月17日 12:44