基本情報



略歴

ゾリメック国に代々仕えてきた将軍の家系に生まれ、本人もサリーアに絶対の忠誠を誓う。
バルディゴス討伐連合軍ゾリメック国も参加することとなり、ナッシュは軍勢を預かるが、行軍中のところをドゥバに奇襲されて撤退、連合軍の中で唯一集結に間に合わなかったという失態を演じる。(ただし、サリーア本隊が無事到着しているため、彼は「囮」として、わざと撤退したという説もある)

バルディゴス討伐連合軍解散後、ゾリメック国は、ゲーリー国の策にはまってアゾル国に攻め入り、ナッシュも出陣するが、パザルアンの戦い(686)でラディアに敗れる。
その後、ゲーリー国との連合軍によってアゾル国を滅亡させるが、それがすべてゲーリー国に利用されていただけだと知り、後にゾリメック国はロードレア国へ帰順。

これ以後はナッシュもロードレア国の将軍となり、ゼイレアンの戦い(690)にも参戦。
同僚となったラディアに対しては、アゾル国を攻め滅ぼした過去もあり関係はうまくいかず、軍務においてはともかく、私生活では会話を交わした事すらなかった。

フィードの戦い(693)で、レイディックは、ナッシュを突然ラディアの副将に任命する。
レイディックは、共通の敵と戦うことで互いの信頼感を持たせ、このギクシャクした関係に終止符をうたせようと配慮したのだが、この時ナッシュは、軍律違反を犯してでも手柄を立て、それをラディアに献上して罪滅ぼしにしようと必要以上に暴走し、無断で夜襲を決行。
だがこの時の相手はシャリアル三牙王であり、浅はかな夜襲が通じる相手ではなく、逆に境地に陥った所をラディアに救われる。
この軍律違反はラディアの弁明によって不問となり、ようやく二人のわだかまりはとけた。

ラディアの敵討ちとなった第2次グルファ城の戦いエスデリアの戦い(696)に自ら直訴して合流。
その後もロードレアの内乱(698)、ディースの戦い(701)、ヴェリアの大遠征(703~705)、ネルヴァの戦い(707)と転戦するが、軍事的才能は乏しく、失態こそないものの大きな戦果を残してはいない。

ロードレア国滅亡の前哨戦ギルラ高地の戦い(708)で、ラディアの愛したロードレア国に留まって戦死を遂げる。


関連項目





最終更新:2024年08月08日 23:56