概要
戦闘に至るまでの背景
▲692年8月における勢力図
両軍の戦力
戦闘経緯
あくまでも噂だが、家柄だけで総指揮官となった
ナルザードに過去二度も負け戦につき合わされた
グラインは、「いくら小競り合いで勝利を重ねても、いつも
ナルザードが自分の出世の道を閉ざすと」愚痴をこぼし、それを知った
ナルザードによって、この頃
バルド国領土の中で孤立していた
ノーウェイ砦に危険を承知で配属されたという説もあるが、真相は謎である。
戦いの結末
この戦いは、戦場での戦いは特筆するべき点はないが、
シルヴァスがただの将ではなく、独自の情報網を持ち、
バルド国軍が主力を南下させたという情報をいち早く察知したこと、国主である
レイディックの命令を待たず独自の判断で動いたこと、普段は戦場に立つことのない
ミリフォンを随伴させ、既に戦いの後の戦後処理を視野にいれていたことを表し、彼が方面司令官を任せるに足る人物だということを証明している。
この報告を受けた
レイディックは、彼の戦果を褒める一方で、この後彼を国境の激戦区に転戦させ、一ヶ所にとどめることはなかった。
これが、
シルヴァスに対する
レイディックの絶大な信頼の現れなのか、独断で行動を起こす危険人物と判断して、派閥を作らせない様に転戦させたのかは、後世の歴史家の意見は真っ二つに分かれている。
また、あくまでも状況証拠だが、後者の説が正しかった場合、前年の反乱鎮圧時に情報の行き違いから
レイディックに不信をもった
アルヴァドスが、この時の
シルヴァスを見て、「
レイディックの前で手柄を立てても、認められずに疑いをかけられ左遷される」と思い込んだ可能性を指摘する歴史家もいる。
最終更新:2024年08月18日 01:39