基本情報
略歴
彼らは実戦を潜り抜けた勇将であり、忠義においても信頼のおける人材だった。にも関わらず、祖国を捨てなければならないのは、そこまで派閥争いにより追い詰められ、堕落した
ヴェリアに失望したためである。
シルヴァスは、
ガイヴェルドにその人柄と武勇を見込まれ、
ロッド国遠征(707)の時も本国の留守部隊を任された。
まだ仕官1年足らずの投降してきた将軍に本国の留守を任せるなど危険すぎると諸将は反対したが、
ガイヴェルドは、「自分も
ヴェリアと同じだけ彼の人柄と実績を信認している」と言い、シルヴァスも見事に任務を達成させた。
乱世終決後、新領地を託されてその地を統治、疑心暗鬼に陥った
ガイヴェルドによって同僚が次々と処刑される中、彼には猜疑は向けられなかった。
天変地異によって将軍も民もあらゆる人々が南方へ移民する中、シルヴァスはこの地を捨てずに残留、その数年後、わずか2人の付き人に看取られて病により静かに息を引き取った。
人物
- ノーウェイ砦の戦いでは、ただの将ではなく独自の判断で軍を動かす器を見せたが、それ以後各地の国境激戦区を転戦している。これが、「レイディックの絶対の信頼の現れ」だったのか、「独断で行動を起こす危険人物と判断して、派閥を作らせない様に転戦させた」のかは、後世の歴史家の意見は真っ二つに分かれている。
関連項目
最終更新:2024年07月16日 05:14