基本情報



略歴

リイラードの戦い(685)にも参加していることから、ロードレア国譜代の将軍だと思われるが、その出自が記録にない為、後半のリューズとは同姓同名の別将軍との説もあるものの、ここではそれは無視する。

ディースの戦い(701)にも参戦、一度は撤退するが、殿軍を務めるバイアラスを救援するため引き返し共に帰国に成功。
第2次ディースの戦い(702)にも引き続き参戦し、勝利に貢献している。

ネルヴァの戦い(707)では奮戦するも、ヴェリアの陣没により大勢は決し、迫り来るロー・レアルス軍を防ぎきれずに降伏、以後はロー・レアルス国将軍となる。

しかし、メファイザスとは折り合いが悪く、何度か口論を起こしたこともあり、常に反乱の噂が絶えなかった。
だが彼に反乱を企てるまでの度量はなく、メファイザスもそれを知っていた為、「彼と衝突するのは性格の問題であり、政務の問題ではない」と言い放ち、特に対応策はとっていない。

ロー・レアルス国とベルザフィリス国が天下の覇権を巡って最後の戦いへと加速していく中で、ディルセアによるロー・レアルス混乱の策は、二人の不仲を利用してリューズが反乱を計画しているという噂を流すことからはじまった。
これは前述の理由によりメファイザスに見破られて失敗するが、ヴァイグの戦いに至るまでの謀略戦は、まさにここから幕を開けたといってもいい。

ヴァイグの戦いベルザフィリス国の勝利に終わり、追い詰められたロー・レアルス国最後の戦いとなるルディックの陣(711)においては、ベルザフィリス国軍の進撃ルート上にいたリューズは、戦わずして城を明け渡し降伏している。

ロー・レアルス滅亡に発令された有名な「斗陣終結の奏」に従って静かな余生を送る。
彼自身は大きなことをする器量も度量もなかったが、彼の周りを様々な嵐が駆け抜けていく生涯であった。


関連項目





最終更新:2024年07月18日 20:26