概要
戦闘に至るまでの背景
▲693年11月における勢力図
両軍の戦力
戦闘経緯
この戦いは、
ベルザフィリス国軍の目をこちらに向けさせるための牽制であったため、
フォールがどこまで真剣に進軍を考えていたかは不明である。
両軍は対陣するが、前回の
エィディスの戦いで山の陣地を奪われるという苦汁を飲まされた
フォールは、この戦いではあえてニィロゥ山に陣を敷き、
シレンを相手に攻めると見せては退き、山の陣地を奪いにきたと知るや、反転して再布陣して待ち構えるなど、虚々実々の駆け引きを繰り返し、彼を苛立たせた。
こうして両軍は、睨み合いを続けながら694年の2月を迎えるが、ここにきて
エンパイアコスモスの戦いで
アル国が敗れたという情報が入り、
フォールは、これ以上の牽制は必要なしと判断して撤退をはじめた。
シレンも
デイロードも猛将ではあったが知将ではなく、兵力の差を個人的武勇で逆転できると信じるタイプの将であり、一戦もしないで敵が引き上げるのを見ているのかと
レニィラに進言する。
これに対して、「確かに敵軍は撤退するが、敗れて撤退するわけではない、兵力の差は依然こちらの方が負けている」と、追撃をせず、守りを固める事を主張する
レニィラだったが、彼らは命令に逆らい、別動隊を率いて追撃を開始した。
戦いの結末
最終更新:2024年08月14日 22:50