概要

ガライザラ内乱とは、アルファ1739~1740に起きた、ガライザラの覇権をかけた、シオンバシュタルクの戦いである。

ただし、ガライザラは本来まとまった一国ではなく、様々な騎馬民族の集合体で、互いに同盟と争いを繰り返していた為、いうなれば常時内乱状態であり、シオンバシュタルクだけが特別だったわけではない。
ただ、この戦いがヴァン・フレイ国の聖なる魔女ルナティスの掌の上で起きた戦いだったこともあり、特筆して語られることが多い。


対決までの経緯

シオンの父は、互いに争っていたガライザラをひとまずまとめあげた一代の英雄ゴルギウスであったが、バシュタルクによって暗殺され、その後継の地位を奪われた。

シオンは姫として手厚くもてなされるが、一切の権力を持たない飾りとしてバシュタルクからは邪魔者扱いされていた。
しかし、シオンは父の死は暗殺だったのではないかと疑問を持ち、徐々に自分の力で派閥を作りはじめていた。
これに危機感を抱いたバシュタルクは、シオンを酒宴に招いて暗殺しようとするが、計画を焦った部下が早めに仕掛けてしまい失敗、これが両者の手切れとなり、シオンバシュタルクに正面からの反抗を宣言した。

だが、その矢先に、北方からルーン国を侵略をしていたメッツティネゼリア帝国が、ルーン国の反撃を受けて撤退したとの報告が入る。
このまま両帝国がルーン国を蹂躙すれば、次はガライザラに攻めて来る可能性鵜が高かったため、バシュタルクは北に対して備えをしなければならず、シオンはある程度戦力差を是正することができた。
しかし、戦いの前にその目論見は水泡に帰すこととなった。


シオン バシュタルク

魔女の掌の上

この内乱では、ヴァン・フレイ国の介入が行われた。
ガライザラの勢力を共倒れにより疲弊させようと画策したルナティスは、まずはアリアス国の内乱をマイドルシンの戦いにて解決させ、アリアス国からの援軍という形でミッドガルツティアナシオンの元に送り込んだ。

彼らはシオンを協力すると見せて、実際は「勝ちすぎず、敗北せず」を繰り返し、シオンバシュタルクの両者を疲弊させる密命を受けていた。
だが、シオンティアナは友情で結ばれ、ティアナは徐々にこの任務に罪悪感を覚え始める。更にこの任務がグラーバルによって発覚した為、両者はガライザラから脱出、シオンは去っていく親友に追撃命令を出すことを躊躇い、取り逃がしてしまった。

その後、シオンケルティアの戦いにおいてバシュタルクを撃ち破るが、その直後にヴァン・フレイ国軍が現れる。
このときになって、自分達が聖なる魔女の掌の上で踊らされていた事をガライザラは知る事となる。


戦いの経緯



関連項目



最終更新:2024年08月08日 12:13