基本情報
略歴
ガライザラに数多く存在する少数騎馬民族の長、
ガライザラ内乱において
シオンに協力した一人。
当初は内乱に対して中立を保っていたグラーバルだったが、
リオステリアの戦い以後、
バシュタルクの人の使い方では勝てないと見越して
シオン陣営に参陣した。
しかし、
ガライザラ内乱は、元々
ヴァン・フレイ国が裏で糸を引いた内乱であった。
そのため「なるべく内乱を引き伸ばして双方を疲弊させよ」という密命を秘めていた
ミッドガルツは、
シオンに力のバランスが傾き始めたことを懸念、グラーバルを酒宴に誘い、酔って口が軽くなった姿を演じてわざと
シオン軍の弱点をもらした。
これまでの騎馬民族長なら、この情報を手土産に短絡的に
バシュタルクの元に向かうところであったが、グラーバルは
ミッドガルツの想像とは違い、冷静な判断をくだせる男だった。
彼が実際
シオン軍に入って感じた「弱点」と、
ミッドガルツが語る「弱点」があまりにも一致しないことに疑問を感じ、逆に内応の芝居をすることで、
ミッドガルツの正体を暴いた。
人物
- ガライザラ内乱が勃発した際、しばらくは静観した後、冷静に状況を見定めた上でシオンに協力を申し出ており、ミッドガルツの策略を見破るなど優れた観察眼と落ち着いた判断の下せる将としての側面が強く出ていた。ヴァン・フレイ国軍の将軍となってからは精強な騎馬部隊を率いる猛将として各地の戦場で臨機応変な対応で活躍しており、蛮勇で知られ、智よりも武に比率が行きがちなガライザラにおいて、どのような状況にも多彩な能力を発揮できる知勇兼備な稀有な将であった。
関連項目
最終更新:2024年06月29日 04:27