八重桜
ゲーム内プロフ
八重桜(やえざくら)。
遥か異界の人斬り狂人。
呪われた刀を使い、また刀を呪って使う…
が、如何にもこの地における呪いとは、自身の相性がよろしくないらしい。
それはそれとして、ひとかひと的なものを斬ることしか出来ないので、そのつもりらしい。
解説
呪い呪われし少女。
呪刀血統者
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"呪い"を引き継ぐ者。
血統と言うが、血の繋がりに起因するものでは無く、呪いそのものが血統の如く"呪刀血統者"を連綿と生み出し続ける。
つまり、親子親類で遺伝はしない。
いくつかの特徴がある。
1.流血を好むこと。流血を好むことから、他者の身を割いて血を溢れさすせる刃物を好むこと。
2.呪いの受容を異様に高めること。
3.それがある限り、必ず人間性が歪むこと。
1.
元々の契機となった原初の呪いが、血や刀に起因するものだとは考えらているが、呪いが呪いを呼び、数多の呪いが混成されてしまった今、その原初の呪いを紐解く事は難しく、そしてなんら意味を為さない。
2.
呪いが呪いを呼ぶ、とはこのこと。
これにより、数多の呪いが複雑に絡み合い、混成し、祓う事も御する事も用意では無い。
決して世界を滅ぼしはしないが、ヒトの世に必ず害を為す類のもの。
3.
その呪いは、世に生を受ける前から、蝕む。
心は、必ず歪む。
それを避けることは、不可能。
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陸堂の家
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生まれたばかりの八重桜が預けられたのは、陸堂と言う古い家。
陸堂は、とある家、これもとても古い血筋の家だが、代々その護衛の家系であった。
陸堂は、その役目柄、呪刀についても見識があり、少なくともその国の中では呪刀血統者のことを最も知っている者達である。
(なお、八重桜自身の出生は、陸堂の遠い遠い親戚ぐらいの家。)
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姉上
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陸堂の次期当主、であった者。
名を、時雨椿。読みはそのまんま、しぐれつばき。
幼い頃、自分よりも更に幼い八重桜と過ごす。
呪刀血統者というものを、知らずに。
その頃、名前も無かった八重桜に、その名を付けたのは、時雨椿。
陸堂では、桜を示す名は禁じられていたが、ならば桜では無い桜として、八重桜と呼んだ。
或いは当時、時雨椿だけがそう呼んだ。
なお、八重桜が幼少の頃の印象で、未だに姉上と呼んでいるのだが、当人としてはせめて兄上と呼んで欲しい、と思っているそう。
呪刀血統者というものを知らずに、ただの女の子の様に接していたため、八重桜の知る「常識」は、時雨椿から教えられたものである。
姉と慕うものからの教えは、「そうするべきもの」「そうしなければいけないもの」と認識しているが、それが自身の欲求に相反するものだと、既に理解している。
やがて、その教えを守ることが出来なくなるであろうことも、わかっている。
わかっていても、抑えることなど出来ないし、歪まされた人間性においては、抑えようとする気も起きないのだろう。
八重桜が現在、かろうじてひとの理の範疇に居るのは、危ういバランスの中でのこと。
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時雨椿
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ひとの理という、呪刀血統者と相反するものを教えてしまったことに、責任を感じている。
その軛があるからこそ、八重桜はひとの理を外れた"化け物"になることも出来ず、狭間に揺らぐ、ある意味で半端な、ある意味で最も救われないところにある。
時雨椿は、八重桜を、呪刀血統者を祓うため、次期当主の座を降りている。
陸堂の当主は、常世のものに対応するため、本来は片目と片手を失い、失った目で常世を見、失った腕で常世のものを斬る、のだが、途中で降りた時雨椿は両目も両手もある。
ただ、それに基づいた技などを習得しているため、刀は片手で扱っているし、見た目、片目が髪で隠れ気味な感じなのは、陸堂の人間の標準スタイル。
なお、八重桜が今現在生きているのは、情では無く、呪刀血統者を完全に祓うには複雑な条件を満たす必要があるからであり、"今はそのときで無い"というだけ。
条件を満たさずに討つ場合、呪いは飛散する様に広がり、新たな呪刀血統者を生むことになる。
祓うも討つも、結果として八重桜は死ぬことになる。
時雨椿は、八重桜と、その時が来れば殺しあう事を約束している。
殺しあう、と言っても、呪刀祓いの専門家に近い陸堂の力を以てすれば、死ぬのは八重桜であろう。
そうしてやることが責任だと、時雨椿は思っているし、そうしてもらえる約束を、八重桜は何より楽しみにしている。
ただ、決して口には出さないが、八重桜が好きに生き、己の自由で死ぬ事が出来たのならば、それはそれでも構わないと、時雨椿は思っている。
呪刀血統者の呪いは祓われないことになるが、八重桜が自身の選んだことで死ねるのならば、唯一それが、ひととしての自由なのだろう、と。
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八重桜の剣技
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実は剣技もへったくれも無く、呪いに任せて斬ってるだけなので、技術とかは全然無いし、筋力も子供程度。
子供筋力でも呪い補正で、剣を振り回すことは出来る。
時雨椿の見様見真似なので、片手で剣を扱っている。
と言うか片目が隠れる髪型も、ポニテも、時雨椿の真似。
なんか真似って書くとほのぼのしそうだが、幼少期に人間として接したのが時雨椿ひとりだったから、ってことでもある。
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補間
周辺事情
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元々サイドキャラクターだったんで、薄めのキャラです。
薄い割にそこそこ背景設定の文量があるな。
人間性が破損した狂人キャラなので、これが愛に生きるとかに変わっちゃうとブレなので、私的には"変わらない"タイプのキャラクターです。
まぁ完全に変わる余地が無いと言う程でも無いですけど、余白は少なめ。
デザインやキャラクター的なモデルは、特定の誰かを意識したものはありません。
でも結構良くある感じだと思う。
刀少女って時点でポニテはお約束ですが、なんとなく片目隠れも多い様な気がする。
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それから
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それから如何なるとかは、なんも決めてません。
その呪い故に、穏やかな状況で死ぬ事だけは無いのでしょうけれど、
時雨椿に祓われるのか、誰知らぬ何時かの何処かで死ぬのか、さて。
如何なるのかは、わかりません。
呪刀血統者は、呪いの受容が異様に高まる。
新たな呪いを受け入れて、別の何かに変わることだってあるのかも知れません。
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画像集
記録
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3回 |
港町を発つ、少し前。
召喚と呼ばれた儀が執り行われた部屋に、少女がひとり立つ。
抜き放たれた刀を持ち。
「…矢張り、何も残っておりませんね。」
緩やかな弧を描く刃。
それを眺めては、なにかを確認する様に、呟く。
「致仕方ありません。売り払ってしまいましょう。」
身の丈には合わない刀は、いや、刀に身の丈が合っていないのか。
一振り、力も入れず空を斬る。
「おー? 売っちゃうの?
それ、ニポントーだよね。」
身の丈の高い後ろから、声がかかる。
「アタシが見た所、それは大江戸幕府の守り刀、ゴローマル。
こんな異世界で売っ払っても、鑑定団には出られそうにないぜ~。」
そんな刀は実在しない。
「はぁ。この刀には、その様な銘が御座いましたか。」
実在しない銘を認知上は刻まれてしまい、小さい方の少女の手の中で、刀も泣いていることだろう。
「いえ、良いのです。
如何やらこの地に招聘して頂きました折、纏わせていた呪いも霧散してしまいました様で。
二束三文でも、この地の剣に替えた方が、良いかと思います。」
大きい方の少女が、ひとつ単語に反応する。
「呪い? 呪いの刀なん?」
親近感湧くな、と刃を覗き込む。
「いえいえ。今はただの刀に御座います。
この刀自身の呪いでは無く、あくまで纏わせていたものに御座いましたので。」
良く見える様にという善意か、覗き込んだ顔の目前に、刃を寄せる。
危ない。
「やえぴょんが?
だったらまたその、纏わせる、ってのすれば、妖刀になんのコレ?」
怯みもせず、刃の背を指先でなぞっている。
「そうで御座いますね。ただ、この地は、如何も。
呪いと呼べるものが、希薄に御座います。」
刃が揺れれば、鼻先を裂く距離ではあるが。
少なくとも、今この場に於いては、そうする気は無いのか。
微動もさせず、刀を保持している。
「きっと此処には、足りぬので御座いましょう。呪いも、恨みも。
で、御座いますれば、せめてこの地の剣を使った方が、薄い呪いも、幾分纏わせ易いかと。」
ころ、と笑う。
まるで、年頃の少女の様に。
「なるほどな~、四割くらい理解したぜぃ。」
ぴっ、と、刀を指先で弾く。
揺らされ、切っ先が顔をかすめるが。
「七割は空気で感じとくネ☆」
ウィンクしてみせる。
肌には、なんの痕も残っていない。
「――…一割、余っておりますが。」
刀越し、腕が捉えた微かな感触。
冥く笑うは、人斬りの様に。
「嗚呼、残念です。
矢張り今の八重桜には、まなか殿を斬る事は、叶わぬ様です。」
くるりと、納刀。
「あっはっは。アタシを切ってくれたら、喜ぶヤツはたくさん居るだろうな~。」
望んでいるのか、いないのか。
笑う理由は、誰知らず。
どちらにせよ。
「いずれ、斬らせていただくまで。」
「それじゃ、切れる様になるまで。」
「「お付き合いいたしましょう。」」
長く、短い、付き合いになりそうだ。
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33回 |
「あれが野に放たれてから、二年ほどになりましょうか。」
声は、静かに通る。ただひとりの聞き手に向けて。
「獣扱いか。」
問われた言葉に、薄く笑いを添えて、答えが返る。
「獣の方が、可愛げもありましょう。」
ただ、その笑いにも、声にも。
凡そ肯定的なニュアンスは読み取れないまま。
「しかし、そう。人の世に生きられぬ身をしては、確かに。
獣とも、言うべきに御座いましょうかな。」
言いながら、傾げた首に沿い、髪が揺れる。
「それは、仮初にも相対し、刃を交えたあなた様こそ、身を以て御理解頂いて居る事では?」
一方、聞き手の首は、横に振られる。
「やりあってなどいない。
そいつは専門外だ。」
視線、語る側の身体に添えられた、文字通りの刃は鞘の中。
「獣と言う割には、言葉は通じたが。」
一区切りの後、続く言葉を聞けば、薄い笑いを崩す事無く、しかし態とらしい程に、満足したかの様な声を出す。
「然様に御座いましたか。
あれに、人の道理を教えた事も、全くの無駄ではありません様で。」
しかし、ぴしゃりと。声の感情は、簡単に裏返る。
そう、初めから、本心は暴かれて居ないのだと、誰が聞いても分かる様に。
「では、あなた様の他は、何人程?」
ただひとりの聴者は、しかしこちらもまた、その声に怯む事も無い。
きっと、初めから分かっていた事だから。
「さあな。数えた訳でも無い。」
応えた後に、記憶を辿ることか。
恐らくは、凄惨なその様を。
「選んでいた、様にも思うが。」
薄い笑いに、やや感情が乗るか。
揺らぎの中に、その名前を見出すことは出来ないが。
「あれの本性は、選びませぬ。」
ゆらり。身体ごと、緩やかに揺れる。
音も無く、気が付けば、その手には抜き身の刃。
「選んで居るのだとすれば。道理を辿る真似をして居るならば。」
「それは、あれの、人としての残滓が、そうさせているのでしょう。」
ゆっくりと。
刃は、舞うでも無く、しかし幾度かの軌跡を描く。
風を斬る音も無く。
「やがては、呪いそのものとも成るならば。呪いが儘に、人を斬る。」
「呪いが。刃が。求める儘に。」
水平に携えられた柄からは、上向きの刃が弧を描く。
「そうなる前に、か。」
聴者の静かな問いは、その静寂に沈んでいく。
掬い上げる様に返した刃は、それを断ち切るが如くか。
「そう出来れば、良いですね。」
緩慢な所作の中、しかし、それが鞘に納められた瞬間を、誰も認識出来ないだろう。
「あれに、名などを与えた、責というものも在りますから。」
変わらぬ声、変わらぬ表情。しかし。
「せめて徒花の儘、散らせてやるのも、人の情と言うものに御座いましょう。」
振り返る程度に、過去が其処にある事を、伺わせた。
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台詞集
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戦闘開始時 |
では、一華咲かせることと致しましょう。
はい。良き散り様となる様、八重桜がお手伝い致します。
楽しく散れると良いですね。
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戦闘勝利時 |
これは不手際。血飛沫の鮮やかならざるは、申し訳も御座いません。
綺麗に切り伏せられぬとは。この身の未熟さを嘆くばかりに御座います。
叶うならば、この八重桜を恨み呪いて、黄泉路を共に歩みましょう。
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戦闘不能勝利時 |
敵いませんなぁ。八重桜より、お上手に御座いました。
嗚呼、今一つ。八重桜の生命を断つには、今一つ足りませんでした。
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練習戦開始時 |
勿体無う御座います。御身の血を咲かせられぬとは。
致し方ありません。生命を落とさぬ様、刃を伏せてお相手致します。
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練習戦勝利時 |
良ければ次は、生命を賭して斬り合いませんか?
おっと。いけません、これ以上は互いに我慢出来なくなりましょう。
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直撃時 |
良い華が咲きました。
嗚呼、いけない。つい刃を入れ過ぎてしまいました。
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回避時 |
おや。舞踊に御座いますか?
真っ直ぐ、で良いのですよ?
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敵撃破 |
この生命は、八重桜が散らして良いものでしたっけ?
散り様、お見届け致しましょう。
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一体目撃破 |
嗚呼、嗚呼。次も良ろしければ、この八重桜に。
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最後の敵撃破 |
締めに御座います。さ、鮮やかに散らしましょう。
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ミス時 |
追い駆けっこに御座いますか?
いけません。余り動き回ると、苦しみが増しますよ。
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被直撃時 |
嗚呼、良い一撃です。次は、八重桜の生命を。
楽しゅう御座いますなぁ。八重桜の生命は、此処に御座いますよ。
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戦闘不能 |
おや。八重桜も、散り時に御座いましょうか?
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