赤 もゆるよなあざやかな [ロゼ ソウマ ブレラ]

ロゼさんが入室しました
ロゼ : (絹色の入道雲がゆっくりと流れていく。
ロゼ : (抜けるような青い空だが、夏霞がにじむ雲もまた分厚い。
ロゼ : (キアシスはおだやかな温帯だ。蒸し暑さを感じると同時に、たまに通る風に涼しさを覚える。
ロゼ : (ひょっとしたら、一雨降るかもしれないし。このまま晴天が続くかもしれない。
ロゼ : (そんな夏色小道を歩く日傘の影。
ロゼ : (場所はキアシス中央病院。
ロゼ : (3日続いた”あの虹”もようやく薄れ、日常の風景に戻りつつあるが
ロゼ : (ここはまだ、戦火の真っ最中と言わんばかりで人で輻輳としている。
ロゼ : ――――。(入口前で見上げる。
ロゼ : (あれから、1週間が過ぎた。
ロゼさんが退室しました
???さんが入室しました
??? : (とある病室にて、賑やかな声が聞こえてくる
??? : ――でね、そこで言ってやったのよ!
??? : 「おととい来なさい、愛は与えるものなのよ」って!
??? : (何処の病室もすし詰め状態だが、ここは違うようだ。
??? : (いわゆるVIPとも言えるし、わけありとも言える。
??? : (そんな訳で、大部屋だがベッドは二つ。
ソウマさんが入室しました
??? : そん時のアイツの顔ったら! ソウマくんに見せたかったわぁ~~♡
ソウマ : …へぇ。(ベッドの1つに座り、饒舌な隣に相槌を打っている男
ソウマ : …相変わらずキミはあちこち首突っ込んでるんだね。(オーバーベッドテーブルに5本の指をぱらたたた、と鳴らしながら。どこか手持無沙汰な様子で
??? : でもおかげのこの有様よ(大袈裟に肩を竦め
??? : こねこちゃんでも無いのにブスー!って!(指先を首に当ててイーッと
ソウマ : 成程ね…(もう片方の手は頬杖。
??? : ええもう……
??? : ……。(ふぅ、と自らなオーバーリアクションに自嘲して
??? : ホント、迷惑かけたわね。 …アタシ以外も課の皆やられちゃったんでしょう?
ソウマ : 仕方無いよ。少しでも踏み込んだらアウト、って仕掛けだったんだから。
??? : それはそうでも、また、一人にさせちゃったわ。
??? : そこは、アタシも含めて反省するトコロね(染み染みと。悲観というよりは、慈愛めいた声色
ソウマ : 敵がソレだけ強大だったってコトだよ。…ボクが無事だったのは『虹咲シエル』の性質に依る所が大半だ。
ソウマ : 無事に退ける事が出来た。致命的な負傷者や死者はいない。
ソウマ : …ソレで良かったじゃない。 ま、都市の弱みは全面的に出てしまったから…
ソウマ : 勿論、反省と改善が必要な点は多々だけどね。
??? : …そうね。 確かに…(優しく目を細めて
??? : (それ以上の言及はしない。 これでも、当時から考えると雪解けした方だ。
ソウマ : …… うん。 ……改善も反省も必要なんだよ。 …だからさ…(トパラタタタ
???さんが退室しました
ブレラさんが入室しました
ブレラ : ええ、まぁ。 次はブレラ様の名誉挽回、ってね!
ブレラ : となるとまずは怪我や霊体の具合を――(と、ここでノックが入る
ソウマ : … うん。 この入院っていつまで続くんだろうね…
猫耳看護師さんが入室しました
ソウマ : 退院許可、 …いや、せめて通信機器の許可くらい… … ―ん。
猫耳看護師 : 某四肢裂断召喚士じゃないにゃよ?
猫耳看護師 : ナガメさん ナガメさーん?
猫耳看護師 : 面会……じゃにゃい。ここは病院にゃ。 お見舞い来客にゃ
ソウマ : …はい。(やや小さめの声で、返事
猫耳看護師 : カレイドローズ家のご令嬢にゃ。 例のメディアみたく帰すにゃ?
ソウマ : …お見舞い。 ボクにですか。  ………(その家名を聞き
ソウマ : 分かりました。…外で話します。 (よ、とベッドから降りる
猫耳看護師 : ダメにゃ!!(瞳孔が縦にクワッ
ソウマ : ……点滴ももう外れましたし。 
猫耳看護師 : ナガメさんは魔力の使い過ぎを超える使い過ぎで慢性大気魔力(うんたらかんたら)源症候群になってるにゃ!
猫耳看護師 : 絶対安静にゃ!(ぐいぐいベッドに戻す
ソウマ : ………、、別に外に出るわけじゃないですし…(言いつつ押される
猫耳看護師 : (≼⓪≽◟⋌⋚⋛⋋◞≼⓪≽◟)
ソウマ : …………。(じと汗 分厚い眼鏡で表情は窺えない
猫耳看護師 : すわるにゃ。 通していいなら連れてくるにゃ(目が…目が怖い!
ソウマ : …… 分かりました。通してください。(観念したように
ブレラ : あらやだ。ソウマくんカイレドローズ家に繋がりがあったなんて。
ブレラ : 人助けのお礼とかかしら?(言いつつ自分が出ていこうとして――止められる(眼光で
ソウマ : ……。 まぁ、ちょっとした縁で。今回の決戦でも、色々と協力して貰ったし。
ブレラ : …。  なるほど。(仕切りのカーテンレールを引っ張り)
ブレラ : じゃあアタシ、ちょっとシエスタするから気にしないで(カーテンから首だけ出して
ソウマ : …絶対起きてるでしょ。(言わずにおれない
ブレラ : どうかしら~~? ああ、でももし政治~~とか面倒事になるようならチャチャ入れに入るから安心して!(謎のウィンクを残しカーテンの向こうに消える
ソウマ : ……キミが年頃の異性同士と見るや邪推を働かせるタイプなのは知ってるけど。
ソウマ : … ま、期待はしない事だね。(カーテンに呟いて
ブレラ : あらやだ! そういう系なのかしら~~?♡(カーテン越しにくぐもった黄色い声
ソウマ : 先手打って釘刺しただけ。 …ほら、来るよ。(ドアの方を見て
猫耳看護師 : 大将やってるってよ! 入るといいにゃー(入れ替わりで出ていく
猫耳看護師さんが退室しました
ロゼさんが入室しました
ロゼ : (扉の先で赤毛が揺れたかと思うと、伺うように入ってくる少女。
ロゼ : こん……にちは。 調子は…どうかしら?
ソウマ : (ベッドに座った、患者衣姿のモヤs……線の細い男性。
ソウマ : …やぁ。 久しぶり。(少し俯けていた視線を上げて
ソウマ : …調子はぼちぼち。もう退院して良いくらいだと思うんだけどね。
ロゼ : ……そう。(ずり下ろすように麦わら帽を下ろし、つばの先からおずおずと
ソウマ : (傍に置かれた、面会用の丸椅子を動かして)どうぞ。
ロゼ : ……。(頷き、席に近づくとフルーツ籠を
ロゼ : これ。 ……ありきたりだけれど。 今は栄養つけるのが良いかな、って
ロゼ : (もっと何かチョイス出来ればよかったが閃かなかったのか。何だか気後れ恥ずかしそうな目線を逸らして
ソウマ : …わざわざ? …アリガト。
ロゼ : ええ。 良かったら。召し上がって(言って、脇のテーブルに置く
ロゼ : …(そして改めて丸椅子に座る
ソウマ : (表情は分厚い眼鏡に遮られてか、あまり窺えない。元々あまり表に出ない方なのかもしれない
ソウマ : …。
ソウマ : …この間は、お疲れ様。
ロゼ : 。  ……、ええ。 そちらこそ(ピク、と反応して
ソウマ : (ロゼに改めて向き直る。ベッドの側面に両足降ろして
ソウマ : 改めて礼を言わせて欲しい。 …キミが協力してくれて、助かったよ。
ロゼ : ……、!
ロゼ : ホン、ト……?(目をまんまると伺うように
ソウマ : ソレは勿論。 …最終局面でキミに頼るしかなかったのは、のっぴきならない状況だったコトは間違い無いけど…
ソウマ : お陰で突破口を見出せたんだと思ってる。
ロゼ : そ、う…… 本当に……?(それは、願ってもない言葉だったから
ロゼ : 私、少しは……役に立てたかしら?(ベッドに手を付いて、伺う顔が、近い
ソウマ : …。(少し不自然に上半身を引く
ソウマ : …不要な世辞を言う人間じゃないつもりだけど。
ロゼ : ……~~~!(嬉しそうに瞳に星を降らせて
ロゼ : 、  、(は、と距離感に気付い前のめりを引っ込める
ロゼ : ン”ッ、、。 そ、そうっ、そうね!(咳払いし 
ソウマ : …。(中空に顔を逸らして
ロゼ : ”シエル”は身動き取れないし、肝心のグリアスは見つからないしで
ロゼ : ど、土壇場だけど上手く立ち回れたんじゃないかしら? 私達(いつもの調子っぽく
ソウマ : そうだね。上手く行ったんだから喜んでいい。
ソウマ : …まぁ、ココに来て互いの体質も噛み合ったワケだ。
ソウマ : 疑似的とはいえ炉心を『貸す』なんて、そうそう簡単にできるコトじゃないからね。
ロゼ : え……ええ。 そう、ね……
ロゼ : (少し俯く。 ……それでも、上手くいったと。 油断すれば表情を崩してしまいそう
ロゼ : ………
ソウマ : …。
ソウマ : …あれから一週間経ったけど、そっちはどう?
ロゼ : ……、
ブレラ : (ちょっとまって。
ブレラ : (バチクソ面白いなじゃいの…!!☆゜:。*。
ソウマ : コッチはタブレット取り上げられててお手上げなんだよね。 もう動けるってのにさ…(…何?念信? 
ブレラ : (何が期待しないでって話よ! ソウマくんたらいつの間にこんな娘とこんな事!
ブレラ : (んま~~! あとでヒーローインタビューよインタビュー!!♡♡
ロゼ : ……街は変わらぬ日常、といった雰囲気ね。
ロゼ : それがきっと……ええ、平和ってそういう事だと思うけれど。(幸い、被害にあった施設なども少なかった
ソウマ : …そう。 それなら何よりだ。(ふと安堵して
ロゼ : 反面、連合や警察、市政は大忙しね。 今回を機に体制の見直しもあるみたい。
ソウマ : まあ……大打撃だったからね。この上無く。
ロゼ : そうね。 あとは……まぁ、そうね。ウチも、ちょっとごたついてる感じかしら。
ソウマ : ……そうなんだ。
ロゼ : 私も後から訊いたんだけど、抗魔金属の対策研究に努めてたって話だし
ロゼ : 今回の事から、どう転がるやら……ってところね。
ロゼ : あんまり、興味はないケド。(ふぅ、と
ソウマ : …あぁ、なるほど。 今回の件で、世界中に散らばっていた抗魔金属が消えた…って話。
ソウマ : キアシスに留まらず、大陸中に大きな影響があるだろうね。
ロゼ : そうね…… ほんとに世界中から消えたかどうか、って話から何だろうけど……
ロゼ : ま。それが本当なら平和に一歩前進した、って考えて良いのかしら?
ソウマ : キアシス的には、いいんじゃない。
ロゼ : ……そうね。それは確かだわ。
ソウマ : …第二次抗魔戦争の時も。『レウカ』の件の時も。
ソウマ : この街は大きな被害を被った。(どこか遠くを見るように視線を外して
ソウマ : …個人的には消えてくれて清々してる。
ソウマ : ま、八首にせよ、…キミの家にせよ、対策の為に作られ、動いていた組織も数多くあるワケで、
ソウマ : ……ソレがコレからどうなるか。…っていうのはあるけどね。
ロゼ : ……時代のうねりね。
ロゼ : ……私だって、消えてよかったと思ってるわ。
ロゼ : ううん、きっと。世界中の誰だってそうだと思うけど。
ロゼ : ……まぁ、単純に? 魔法使いが露骨に弱点になるモノなんて、 フェアじゃないものね?(冗談交じりに
ソウマ : …異界からの飛来物。きっとヴァースのバグみたいなモノなんだろうね。
ソウマ : バランス調整のアップデートでBANだよ。(冗談ぽく
ロゼ : ふふ、そうね。(表情崩して
ロゼ : ……。
ロゼ : ソウ……マ…? 訊いて、いいかしら。(呼び慣れない名前を
ソウマ : ……。 (少し沈黙して) …答えられるコトなら答えるよ。
ロゼ : …ずるい言い回しね。(口先尖らせて
ロゼ : ……その。 私……てっきり、女性だと思ってて。
ロゼ : …………何て言えばいいのかしら……、、(言葉が見つからない様子で
ソウマ : …。 …まぁ、フツーはそうだよね。
ロゼ : 勝手に、、勘違いしちゃって…… シエルは、、ソウマは、 仕事でやってるのに、ね。
ソウマ : …キミの所為では無いでしょ。 騙してたのはボクの方だ。
ロゼ : ……………
ロゼ : ………それ。
ロゼ : ねえ、ソウマ。 ソウマは……
ロゼ : ソウマは、騙してた、の?  嘘を、ついてた?
ソウマ : ……悪意に依る行為ではない、と断言するけど。
ソウマ : 事実やっている事はそうでしょ。 ボクは姿形を偽って公衆に晒してる。
ロゼ : ……理由が、、あるんでしょ?(ギュ、とワンピースの裾を握る
ソウマ : …どんな理由があれど、結果的にキミを傷付けてしまったなら、ソレはボクの過失だよ。
ソウマ : だから、 ……ゴメンね。(静かに頭を下げる
ロゼ : ……、、 謝って、、、ほしいわけじゃないの。
ソウマ : …一回ちゃんと言わせて。…アレから、ちゃんと謝ってなかったから。
ロゼ : ソウマ……。
ロゼ : ソウマ。 顔、あげて。
ソウマ : …。(無言でそっと顔を上げる
ロゼ : (柔らかい、紅い髪と花と香りが視界を覆ったかと思うと 軟い感触
ソウマ : ―――、?
ロゼ : (抱き止めるような抱擁。 
ロゼ : (背中まで回らなくても。けれど、包むように頭と背に手を回して
ソウマ : 、――――…(遅れて現状を把握して
ロゼ : ……ごめんなさい、ソウマ。 私、何も、何も判ってなくて。
ロゼ : 貴方のこと判りたくても、判らないことだらけで。
ソウマ : ………、 なんで、キミが謝るのさ。
ロゼ : ……ソウマが、私の中に入ってきた時にね。
ロゼ : 色んな……色んなモノが流れ込んできて……(思い起こすように
ロゼ : どれも、言葉じゃなくて……夢でも見てるみたいだったけれど。
ソウマ : ………。
ロゼ : 力強さとか、街や皆を護りたい、希望や、想い、だとか。
ロゼ : 前に向かって歩く、、そんな感じかしら。 そんな気持ちを感じたの。
ロゼ : ……でもね、、、 どうして、かな。
ロゼ : 流れてきた”想い”に、 悲しさもあったの。
ロゼ : つられて泣きそうになったけど……でも、、どうしても泣けなかったわ。
ロゼ : どうして、かしら。 ……、そんなこと、云われても困るわよね(自嘲気味に
ソウマ : ………。
ロゼ : ……ソウマ。(やわく、落ち着いた色で
ロゼ : ありがとう。 街の皆を、護ってくれて。
ソウマ : ―――。
ソウマ : ……。
ソウマ : …ボクだけの力じゃないよ、と言う所だけど…、(ロゼの肩を片手で押し、顔を上げる
ソウマ : …流石に働いたと自負してもいいかな。(ふ、と眉下げて、小さく穏やかな笑みを浮かべて
ソウマ : ありがとう、ロゼさん。 …どういたしまして。
ロゼ : …、(上がってきた表情を見て、やわく表情を崩して
ロゼ : ええ。 よく頑張ったわ。 立派よ。 胸を張っていいわ。
ロゼ : 貴方は、キアシスを、街を、みんなを護ったのよ。
ソウマ : 街を護るのは当然のコトだよ。 …なんたって公務員だからね。(少し冗談めかした得意気さで
ロゼ : …、もっと誇っていいのよ。 貴方らしいけど(つられて微笑み
ロゼ : ……、(気恥ずかしさが出てきて、自然と離れる。
ロゼ : (これ以上は、危ない。 心臓の音が聞こえてしまうんじゃないかと思う。
ソウマ : ……、、(そそくさと眼鏡を直し、顔を逸らしてしまう。
ロゼ : …(ソウマの反応具合は、よく、判らない。
ソウマ : (…赤面を悟られてはマズいのだ。…大人として。
ロゼ : (かなり勇気を出した方だと自分を褒めてやりたいところだが、なんとなく、子供と大人のような、そんな距離感なのかもしれない。
ロゼ : (胸から、キュゥ、と力の抜ける感覚がする。
ロゼ : (……知ってる。 これは、虚しさと、哀しさだ。
ロゼ : ……少しね。 キアシスを出ようと思うの。
ソウマ : … そうなんだ。
ロゼ : 旅行 兼 冒険ってとこかしら。 割と無計画だけど。 まぁ、2ヶ月ぐらい?
ロゼ : そこから延長するか戻ってくるかはその時考えるとして。
ソウマ : そっか。 …うん、ソレもいいかもね。(穏やかな調子で
ロゼ : ええ。
ソウマ : そっか。 …じゃ、一層張り切らないとな。
ソウマ : いずれ旅から帰ってきたキミに、この街は進歩した、って思ってもらえるように。
ロゼ : …、(それ聞いて、微笑んで
ソウマ : …中央大陸の場所を、都市を見て、知って帰ってきたキミが、
ソウマ : 「やっぱりキアシスは良い街だ」、って思ってもらえる場所になれるように。
ロゼ : そんなに背負い込まなくても、私、充分にキアシスは好きよ?
ロゼ : ソウマの言う通り、外を知れたら、もっと好きになると思うけど。
ロゼ : …ん………、まぁ、そうね………
ソウマ : …?
ロゼ : ………………
ロゼ : ね。ソウマ。
ソウマ : ……何?
ロゼ : 一緒に、来ない?
ソウマ : …………。
ソウマ : …………、 キミも、解ってて言ってるんだとは思うけど。
ロゼ : ………。 んーん。
ロゼ : 解ってたら、、、言えないわ。 だって、そんな。……ね。
ソウマ : …「キアシスを衛る」事が、ボクの、…『虹咲シエル』の心であり、力の源泉。
ソウマ : 「ココ」から離れれば離れる程。……虹咲シエルは、…ボクは君の力になれなくなるよ。
ロゼ : 二人で逃げ足鍛える特訓になるかもね?
ソウマ : …(無言で首を振る …彼女だって本当はわかってる筈だ。
ソウマ : (防災マスコット虹咲シエルは――霖蒼真は、キアシスを離れられない。 動乱の直後という時世を抜きにしたって。
ロゼ : ………それで社員旅行も断ってたの?(傾げて伺うように
ソウマ : …社員旅行とはワケが違うでしょ。主に日数とか。
ロゼ : 数日だったら…いいの?
ソウマ : …ああいえばこう言うじゃないんだから。
ロゼ : ・ ・ ・ ……、 そうね。(目を逸らして
ソウマ : ……(「解ってて言ってるんだろうか」と思うコトは、もう一つある。
ソウマ : (――妙齢の年若い女性が。異性と気軽に旅行だなんて。 …本当に色々…その、色々。解ってて言ってるんだろうか?
ソウマ : ……そういうコトだから。 ……悪いとは、思うけど。 …
ロゼ : ……。
ソウマ : …… ただ、  そうだね…… (何やら思案顔
ソウマ : ……(おもむろに、サイドテーブルの鞄を手繰り、中を探る
ソウマ : … コレ。(小さなプラケースから取り出し、指先で摘まんで見せる 小さな小さな… SDカード?
ロゼ : ………?
ロゼ : 何、写真でも撮るの?
ソウマ : …コレには『虹咲シエル』の投影術式が組み込まれてる。
ソウマ : 『どこでもしえるん』の距離拡張版かな。端末に差せば使える筈。 …まだ実験段階なんだけどね。
ソウマ : …良かったら持って行って。
ロゼ : ………………、
ソウマ : …たとえ街の外に出たって、キミはキアシスの民だから。
ロゼ : ……、……
ソウマ : ……拾いたい、と思う。 ……どうかな。
ロゼ : ……………………
ロゼ : (その、小さな媒体に手を伸ばして―― そのままソウマの手を両手で握る
ソウマ : ――…。
ロゼ : 返事は、いいの。 聞いて。
ロゼ : 結局、全部喋っちゃって。 四天姉様みたいにカッコよく出来ないんだけど。
ロゼ : 半分、嘘ついたかしら。 解ってないっていうのは、半分、ウソ。
ロゼ : 街を護るのがソウマの意思なことも、やることが山積みなことも。わかってる、つもり。
ロゼ : ……解ってない半分は。 それでも、っていうワガママね。
ソウマ : ………。
ロゼ : 私……ソウマの事をもっと判りたかったの。
ロゼ : だってアンフェアーじゃない? ソウマばかりが私のことを知ってて……
ロゼ : なんて、ね。 冗談。
ロゼ : ソウマにも、休んでほしかったわ。
ロゼ : キアシスじゃ、表歩きづらそうだし。
ロゼ : 私は、キアシスの一人として”貴女”に護られたいんじゃなくて
ロゼ : 私<ロゼ>、として、貴方のことを知りたかったの。
ロゼ : ……男女が旅行とか、気にする?
ソウマ : ……。ソレは、勿論。
ロゼ : …。 でも、ソウマはそんなことしないわ。 数少ない私の理解だけど。
ソウマ : …まっとうな大人なら気にする。若いキミのコトを思えばこそ、させるべきじゃないと判断するよ。
ロゼ : 裸見ても何もなかったのに?(※下着
ソウマ : …。(ソレに関しては反論がある。あってしまう。からこそ黙っている
ロゼ : 、ふふ、冗談。
ロゼ : ま、気苦労はあるわよね。
ソウマ : ボクは今、キミに対してまっとうな大人であるべきだと感じてる。
ソウマ : 『虹咲シエル』じゃなく、『ボク』と接したいとキミが言うなら、ソレは猶更だ。
ロゼ : そう……そっか。
ロゼ : ……貴方から見たら、私は……どうしても、子供で、弱くて、キアシスの一人なのよね(仕方ない、と言うように
ソウマ : ……。
ロゼ : 2ヶ月と云わず、2年、4年とあれば良いのにね(あーあ!と笑って
ロゼ : そうしたら、その時は――……
ロゼ : (手が離れる。 例の術式を編み込んだカードは――離れたロゼの手中。
ソウマ : ……… (ゆっくりと手を降ろし
ロゼ : …………。  これは、ありがたくお守りにさせてもらうわ。
ソウマ : … うん。(少しほっとした様子で
ソウマ : …二ヶ月の旅路で、キミは新しい何かを見つけるかもしれない。ソレはキミの今までを、すべて吹き飛ばすようなものかもしれない。
ソウマ : 逆に……2年経っても、4年経っても、変わらないものなのかもしれない。
ロゼ : ……
ソウマ : …杓子定規だと、頭が固いと思うかもしれないけど、 それでもボクは、
ソウマ : ……ボクにとって、キミはまだ子どもだ。
ロゼ : ――――。
ソウマ : …無限に在る可能性を、ココで狭めたくないと思う。…そういう、子どもだ。
ロゼ : …………。
ロゼ : ……、うん。
ソウマ : ……。(――「今は」。
ロゼ : 子供……。そっかぁ。確かに(ふ、と微笑んで。不思議と怪訝などは無さそう
ソウマ : (その二文字は呑み込む。…それは彼女に無用な混乱を生むだけだろうから。
ロゼ : 背伸びばっかりしてたものね。…うん。
ロゼ : ありがと。ソウマ。 ちゃんと言ってくれて。
ソウマ : …そうだよ。まだ全然若いでしょ。(眉顰めて、つとめて軽い調子な風に笑んで
ロゼ : ソウマだって。おじさんには見えないケド(ジト目で
ソウマ : …。…成人はしてるから。(実際高説垂れられる程歳食ってないのだが
ロゼ : ふ〜〜ん。(それ以上言及はしないけど、な目線
ロゼ : ……ま。  そうね。
ロゼ : そろそろ、行くわね(立ち上がり
ソウマ : …うん。 気を付けてね。
ソウマ : 良い旅路になる事を願ってる。
ロゼ : ええ。
ロゼ : ソウマ。さっきの言葉、自分もそうだって事、忘れないでよね?
ソウマ : ――…?
ロゼ : これから先の色んな事や良い巡り合わせを祈ってる、て事よ。(微笑んで
ソウマ : …どうだろうね。(はは、と困ったような笑みで返して
ロゼ : 少なくとも令嬢から花束送られるくらいはあると思うけど?
ロゼ : (特に手荷物も少ない。帰りは手ぶらみたいなものだ。
ロゼ : それじゃ。 ソウマ。 無茶ばっかりさせたけど、あんまり無理しないでね。
ソウマ : コッチの台詞じゃない?(笑い返して
ソウマ : じゃあね、ロゼさん。
ロゼ : ――― 、うん。(微笑んで―――
ロゼ : (そうして、紅い髪を揺らして、彼女は部屋を後にした――
ロゼさんが退室しました
ソウマ : ――― ………
ソウマ : (そのまま仰向けにぼふっとベッドに倒れる
ブレラ : ……(もぞりと、音を立てずシーツをかぶる
ブレラ : (今夜は奢るわよ。ソウマくん――……(※抜け出す前提
ソウマ : ……… (ごろりとうつ伏せに ズレた眼鏡もそのままに腕で目元を押さえる形
ソウマ : …… (――何も間違っちゃいないだろう。むしろ正解だ。だからこそそうしたんだ。
ソウマ : … …どうせ起きてるでしょ。(ボソリと小声で
ブレラ : あらやだ名探偵。
ソウマ : ほらなー。 ……
ソウマ : …何にも楽しいコト無かったでしょ。…(雑に眼鏡をベッドの端に動かし
ブレラ : ……どうかしらね。
ブレラ : まぁでも、ここにいきなり説教たれたりアレコレ言う輩が来たらケツ叩き100回ね。
ブレラ : きっとそういう事よ。 ……お疲れ様。
ソウマ : …そか。(短く返事し
ソウマ : …(枕に顔を埋めて黙り込む 眠れるなら眠りたい所だが……
ソウマ : (――……怒って泣かれるかと覚悟したのに、そうはならなかったな。
ブレラ : ……ふたりとも健気ねー……(ガラッとカーテンをあけて
ソウマ : (…そういう意味じゃ、この短い期間の中で、彼女も―……
ソウマ : … (…考え、だからと言って決断は変わらなかったなと自嘲する。
ブレラ : あらフルーツ♪ 盛り合わせなんてらしい見舞いね?
ソウマ : …そう。くれたんだ。(顔埋めたまんまで
ブレラ : 良~いじゃない♡ 小腹空いてるならリンゴでも剥いてあげようかしら?
ソウマ : …… 気持ちは嬉しいけど後でお願い。(なんかもう食欲ある感じじゃない 見るからに
ブレラ : そうみたいね(肩竦め……と、ここで盛り合わせのバスケットのあるコトに気付く
ブレラ : ――……。  健気、ね~…(染み染みとおばちゃん風に
ソウマ : ―………?(僅かに身動ぎしてブレラを窺う
ブレラ : ……。(チョイチョイ、と籠の方を指差す
ソウマ : ―…… (もぞりと緩慢な動作で起き上がって、籠を覗く
キアシスさんが入室しました
キアシス : (窓から鈍い光に染まった夕暮れが差し込んでくる。
キアシス : (照らされた籠には、リンゴ、いちご、バナナ、メロンといわゆるなフルーツ。
キアシス : (メロンに隠れて、裏側から葉っぱが見える。
ソウマ : …(メロンをどかして、葉っぱが見えるように
キアシス : (薔薇の花束。小ぶりで何本か。
キアシス : (地平へ向かって落ちていく鮮やかな朱が、花を照らす。
ソウマ : ――…
キアシス : (きっと何色の絵の具を使ったとしても再現はできないだろう色合いになって
キアシス : (凛々しく輝き、鮮烈過ぎるその色を、赤という。
キアシスさんが退室しました
ソウマ : ………。
ブレラ : ……。
ブレラ : キレイじゃないの。ねぇ?
ソウマ : … うん。
ソウマ : ………
ソウマ : (…暫く黙りこくっている。 言葉のやり場も、気持ちのやり場も見つからない。
ソウマ : …… ……(はぁ、、、と一つ、長い溜息が病室に溶けて
ソウマ : (―――。
ソウマさんが退室しました
ブレラさんが退室しました

 

 

ロゼさんが入室しました
ロゼ : (ふぅ、と荷物を席に下ろす。
ロゼ : (いざ出てみれば何てことはない。片道○時間もあれば来れる距離。
ロゼ : (喫茶EM系列の総本山――エンドレス・バトル。
ロゼ : (……そういうと物々しいが、見た目は茶店かファミレスのようだ。何ならEMの方が”らしい”雰囲気がある。
ロゼ : ……すっかり遅くなったわ(はぁ、と 慣れない一人旅で疲れたか
ロゼ : (東の空は、すっかり暗澹と塗りつぶされていた。 ……そういえば七夕、だったっけ。
ロゼ : (折角のイベント日なのに、空気を読まない曇天だことで。
ロゼ : キアシスは……晴れてるかしらね……(望みめいた呟きをしつつ着席し
ロゼ : さて、と…(注文用のi☆Padを持つと……手には何やら小さな端子。…SDカード?
ロゼ : (接続――。 当然のように、規格が合う。
シエル(?)さんが入室しました
シエル(?) : 『出張防衛プロトシステム、起動。』(PAD画面に現れるシエル(小)――姿はかの決戦と同じく、モノクロ。
ロゼ : なるほど。 こんな感じなのね?
ロゼ : ソウマが入院中だから……メンテ可動みたいな感じなのかしら……
シエル(?) : (『現在調整中・・・』 の文字が画面に表示されている
ロゼ : 、(咳払いし) ぁー、 もしもし? シエル? これ判るのかしら
シエル(?) : 『もしもし。』(ややケロった音声だが、返事をする
シエル(?) : 『現在 簡易稼働モード ト ナッテイマス。 用件ヲ 教えてネ』
ロゼ : オッケーシエル。 秘匿メール、中の人宛。 できる?
ロゼ : 本人が開けるまで鍵かけといてほしいのだけど。
シエル(?) : 『ナカノヒト ナカノヒトナンテイナイヨ・・・』(一応目逸らし… から
シエル(?) : 『――。 スキャン完了。セーフティ確認。 オッケーシエル』(ピコリーン
ロゼ : ん。よし(にっと微笑って) それじゃ、録音開始。
シエル(?) : 『オッケーシエル。 ピーッと鳴ったら メッセージをドウゾ。』(ピーッ
ロゼ : ん、ん”っ …… はーい、ソウマ。 これを見ている頃貴方は――
ロゼ : ってこれアレよね!? これを見ているということは~! みたいな!(変な所でテンアゲ
ロゼ : ぁ”、   ごめん今の消して、ストップストップ!
ロゼ : (落ち着け、落ち着こうと額を抑える
シエル(?) : 『・・・ 録音を停止シマシタ。』
ロゼ : ん、んっ!! ぁ、ぁーー、ん” ぁ” ぁーー?(よそ行きの声でも作ってるの?
ロゼ : はーい、ソウマ、 ソウマ(↑) ソウ、マ(↓) ソ(↑)ウ(→)マ(↓)? ん、んんー
ロゼ : (胸トントンして) よし、オッケーシエル、録音開始して――
シエル(?) : 『オッケーシエル。 ピーッと鳴ったら メッセージをドウゾ。』(ピーッ
ロゼ : ―――………
ロゼ : ……、(素朴なミニシエルの表情を見て、 ふ、と自嘲気味に息を吐く。
ロゼ : ……ごきげんよう、ソウマ。 まずは、退院おめでとう。(…何も、気構えなくて良いのだと。
ロゼ : このメールは……ちょうど七夕の日。 で、セントラル。
ロゼ : そう、見舞いに行った翌日よ。 中々行動派だと思わない?(鼻にかけて
ロゼ : 一人で出たのは初めてだけど……一般公道や交通だと色々あるのね。
ロゼ : 抗魔を世界から開放せよ~~とか熱心な宗教勧誘から、変なチンピラとか。
ロゼ : 何か時代錯誤よね。 ま、軽くあしらって一息ついたところだけど。
ロゼ : そうそう、セントラルでも今何処にいると思う? あの喫茶EBよ?
ロゼ : 閑古鳥で本当に?って感じだけど。 それも含めて”らしい”って話よ
ロゼ : ……ま。そんな感じで。 旅の滑り出しは順調。
ロゼ : ……そっちはどうかしら。 おおかた、やる事てんこ盛りって感じでしょうけど。
ロゼ : どうせ、入院切り上げて職場復帰してるんでしょう? 図星? 図星だった?(頬杖ついて
ロゼ : 違う、退院ね。うん。
ロゼ : …………
ロゼ : ………
ロゼ : ……
ロゼ : 
ロゼ :  
ロゼ : ソウマ。
ロゼ : …好き。
ロゼ :  
ロゼ : ……………
ロゼ : ・・・・・
ロゼ : ~~~~~~、、、!!
ロゼ : んん”ーーー!! ダメ!恥ずかしい!!(ぐわんぐわんとシエルを揺らす
ロゼ : ・・・・………、、、
シエル(?) : 『ッ ― ― 録音 録音 ロクオ』(ガッタガッタ
ロゼ : 変かな、って。 最初は思ったわ。
ロゼ : 女性のフリしてたし……こういう子が好みなのかしら、って思ったし…(ミニシエル見下ろし
ロゼ : 女性のフリしてたし……(二度目
シエル(?) : 『・・・・』(無言無表情である 無表情だってば
ロゼ : ソウマとは、まるで話したりなかったけど……
ロゼ : 確かに、炉心重ねた時に、ソウマの色んなモノが流れ込んできたけれど
ロゼ : でも、きっと、違うの。
ロゼ : 貴女と話した時から、ずっと。(トントン、と指先でシエルの額をつつく
シエル(?) : 『…』
ロゼ : 意味がどうとか、深くは考えてないわ。でも、
ロゼ : 私は、シエルが欺いた行動をしたなんて、これっぽっちも思ってないわ。
ロゼ : 散々特訓に突き合わせたときの辟易した生返事とか、
ロゼ : 一緒にぶちのめしてやった時とか、  ……あれは気持ちよかったわね。
ロゼ : ……一人追い詰められて、苦しい思いしてた時とか。
ロゼ : ……うん。だから
ロゼ : シエルが女の子でも、本当はソウマだったとしても
ロゼ : 私は、貴女と貴方が好きよ。
ロゼ : それは……本、当……ホント、よ? ホントだか…ら……!(こっ恥ずかしい
ロゼ : ……まぁ、、でも。 私が子供、ってのは、事実そう。
ロゼ : ソウマに言われた時、ああ、そうだなぁ、って 改めてそう思ったの。
ロゼ : 悲観とか諦めじゃないわよ? こう、胸にすっと入ってくる感じで。
ロゼ : …………
ロゼ : ほんとはね。 ちょっぴりだけ、期待してたの。
ロゼ : 貴方がそうせざる得ないのは、わかっていたから。
ロゼ : ……正しさの前に叶わないのなら
ロゼ : ……消えない……間違いが、欲しいかな、って……
ロゼ : ……
ロゼ : だから、ごめんなさい、急に抱きついたりして。 でも、、、それくらいは許して欲しいわね?
ロゼ : ……この端末は……お守りとして、使わないで置くわね。
ロゼ : 
ロゼ : だって、思い出しちゃう。
ロゼ : …………(もう、言い残したことは無かったかな、と思い返して
ロゼ : ありがとう、ソウマ。 あの時、 あの時も
ロゼ : 何度も私を拾ってくれて。
ロゼ : 私にとって、貴方は――掛け替えの無い、架け橋よ。 これまでも、これからも――
ロゼ : ――録音、停止。
ロゼ : …………
ロゼ : ……~~~(頭を掻く 何かバツが悪そう
シエル(?) : 『録音を 停止シマシタ。』
シエル(?) : 『…』
ロゼ : も……もうちょっと格好良く言えたんじゃないかしら……
ロゼ : それに………(目を細める
ロゼ : シエル。 カレイドローズ家特権で個人情報検索。
ロゼ : ……霖蒼真の恋愛遍歴。
シエル(?) : 『検索ワードヲ教えてクダサ ― ― ―』
シエル(?) : 『データが存在しません。』
シエル(?) : 『申し訳ねえ。データが存在しません。』(それはシステムメッセージに違い無いのだが…
ロゼ : ……存在しない? 何よ、どーゆーこと。
ロゼ : 秘匿してるってこと? ちょっと、特権よ? 家出したからもうカレイド家じゃないってこと??
シエル(?) : 『該当ワードにヒットするデータがございませんなぁ…』
ロゼ : ……(そんな事言ったって、メッセージはメッセージの通り
ロゼ : ………………(半目になってじと汗
ロゼ : ……(じゃあ、つまり、ひょっとして――
ロゼ : ……何よ。自分だって初心者じゃないの。それをあんな言い方して。(つーんと唇尖らせて
シエル(?) : 『・・・』(沈黙する映像
ロゼ : ……シエル。さっきのメッセージ消して。 …メールも送らなくていいわ。
ロゼ : …今度、ちゃんと送り直すわ(ごめんなさいね、と優しく微笑んで
シエル(?) : 『…。 本当によろしいデスカ?』
ロゼ : ………
シエル(?) : 『本当に削除しますか?』
ロゼ : (きっと、とてもとても困るんだろうなぁ。
ロゼ : (義理堅いから、変に気にして、長いこと引き摺ったりして。
シエル(?) : 『後悔しませんね?』
ロゼ : ……、、
ロゼ : ……ソウマだって、キアシスの一人よ。 十分に幸せになる権利があるわ。
ロゼ : ……ええ。消して。シエル。
シエル(?) : 『・・・』
シエル(?) : 『―― けしました』(短く一言だけ表示されるメッセージ
ロゼ : ……ありがと。 じゃあ、プログラム終了。 おやすみ、シエル。
シエル(?) : 『オツカレサマデシタ。』
シエル(?) : 『良い七夕を。』(フッと画面から姿が消える
シエル(?)さんが退室しました
ロゼ : ――……
ロゼ : (キアシスを出てから気付くなんて、とんだバカね――
ロゼ : (端子を引き抜き、ペンダントに収める
ロゼ : (――『後悔しませんね?』――
ロゼ : ……
ロゼ : (そんなの、、、………
ロゼ : (でも。。
ロゼ : (どう転がったって振り向いてもらえないのは、判ってる。
ロゼ : (でも、、だからといって、
ロゼ : (それでも、って。 私は――
ロゼ : (『今は』無理だとしても。
大柄の男さんが入室しました
大柄の男 : (キイ、と夜更けに入店してくる大男
大柄の男 : なんだ。珍しく…は無いか。 ここは何でも来る場所だもんな
ロゼ : ――、あら、 こんばん、は…かしら?(振り向く
大柄の男 : ああ。バトルに来た戦闘者じゃなくて挨拶に来た旅人ってんなら、その挨拶で間違ってないぜ
ロゼ : 、む。 何よその言いがかり! 戦えるわよ! 十分に! 十二分じゃなくても!
ロゼ : 何なら証明してやろうじゃない! 表に出なさい!!
大柄の男 : ああ。別に構わんが。
大柄の男 : (やれやれ、と言う調子で出ていく。様子からよくある話らしい
ロゼ : ――(ぷんぷんしながら表に向かう
ロゼ : ――(それでも――『今は』無理だとしても――
ロゼ : ――(『明日』は 『未来は』
ロゼ : ――(いつか、あの空に架かった、虹の向こうに続いていると信じて――
ロゼ : ――(いつか見返すほどの美人になって、惚れられるぐらいの大人になって
ロゼ : ――(あの笑顔を、もう一度見られますように。
ロゼ : ――っさぁ、、勝負よッ!!
ロゼさんが退室しました
大柄の男さんが退室しました