システム解説・用語解説
本作はランダムエンカウント制のRPGである。人によっては懐かしいと感じる昔のRPGの感覚でプレイして全く差し支えないが、
後述する「ブレイブ」と「デフォルト」のシステムによりキャラクターとプレイヤーの可能性は大きく広がる。
バトル
ターン制のバトルで、全員のコマンドを入力後に行動が開始される。
コマンドには、「たたかう」「アビリティ」「デフォルト」「ブレイブ」「フレンド召喚」「アイテム」「
必殺技」「にげる」がある。
上画面にはキャラクターが表示され、ダメージを受けた時や回復した時などにその数値が表示される。
下画面には味方のHPやMP、敵味方の各種状態が表示される。
スライドパッド右で味方のステータスや状態を確認できる。
スライドパッド左で敵の状態を確認できる。「しらべる」で調べた敵のステータスも確認できる。
行動中は、十字キー左右で戦闘の早送り(2倍速、4倍速)と一時停止を操作できる。
Lボタンで「ブレイブ」、Rボタンで「デフォルト」を選択することができる。
Yボタンで、前のターンに入力したコマンドを自動で繰り返す「AUTO」モードのON、OFFを切り替えることができる。
また、下画面のヘルプをタッチすれば、戦闘中の操作方法を確認することができる。
スタートボタンで「ブレイブリーセカンド」を使うことができる。
以下は戦闘中のコマンドである。詳細は後述する。
コマンド |
備考 |
たたかう |
通常攻撃。物理攻撃で、Missすることもある |
アビリティ |
いわゆる技。攻撃技は基本的に必ず命中するものが多い |
デフォルト |
防御。受けるダメージが半分になる。BPが1上がる |
ブレイブ |
このターンのコマンド選択回数を増やす |
フレンド召喚 |
他のプレイヤーの技を使ったり、自分の技を他のプレイヤーに送ったりできる |
アイテム |
所持品の中から1つ選んで使用する。装備変更もできる |
必殺技 |
条件を満たすと使える必殺技を使用する |
にげる |
逃走して戦闘を終了する。失敗することもある |
「ブレイブ」・「デフォルト」
- 「デフォルト」を、「たたかう」等のコマンドの代わりに選択すると、そのターンは行動せず防御に徹するが、代わりに「ブレイブポイント(BP)」を1つ増やすことができる。
- 「ブレイブ」を選択すると、所持している「ブレイブポイント」を1つ消費し、そのターンの行動回数を1つ増やすことができる。1ターンにつき1人3回まで、最大で4回行動できるようになる。
- 「ブレイブポイント(BP)」は、キャラクター毎に基本的に最小-3、最大+3まで所持することができる。戦闘開始時は0の状態。マイナスの間は行動することができず、その間は1ターンに1ずつ自動で回復する。
わかりやすくまとめると、「ブレイブすると一度にたくさん行動できるが、そのぶん後のターンで動けなくなる」、
「デフォルトすると防御するが、そのぶん後のターンでたくさん行動できる」ということになる。
正確には、「行動1回につきBPを1消費し、ターン終了時に全員のBPを1回復する」という挙動を取っている。戦闘開始直後などのBP0のターンに1回行動するとBPは一時的に-1になり、そのターンの終了時に1回復して0に戻り、次のターンへ進む。
以下はBP変化の例である。
キャラ |
コマンド |
戦闘開始時のBP |
行動後のBP |
2ターン目開始時のBP |
備考 |
ティズ |
たたかう |
0 |
-1 |
0 |
|
アニエス |
たたかう×2 (ブレイブ1回使用) |
0 |
-2 |
-1 |
2ターン目は行動できない |
イデア |
たたかう×3 (ブレイブ2回使用) |
0 |
-3 |
-2 |
2ターン目と3ターン目は行動できない |
リングアベル |
デフォルト |
0 |
0 |
1 |
|
先制攻撃・ブレイブアタック
戦闘開始時に味方側あるいは敵側に「先制攻撃」または「ブレイブアタック」が発生することがある。
「先制攻撃」では、相手側のコマンド入力を行わずに行動をすることができる。相手側は行動ができない。
「ブレイブアタック」は、BPが1増えた状態で通常通り戦闘が開始される。開幕で1回ブレイブしても、次のターンも動ける等の利点がある。
物理攻撃・魔法攻撃
攻撃は基本的に物理攻撃か魔法攻撃の2つに分けられる。
「物理攻撃」は呪文の詠唱を行わない攻撃で、炎や風など一見物理的に見えないものでも、魔法でないものは物理攻撃の扱いである。
「魔法攻撃」は呪文を詠唱して攻撃する方法で、大抵は「リフレク」で反射することができる。
フレンド召喚
3DSの無線通信機能を使って他のプレイヤーの技を分けてもらったり、自分の技を他のプレイヤーへ送ったりすることができる。
配信
配信を選ぶと、コマンド選択ウインドウの枠が金色になる。この状態で選択した「たたかう」「アビリティ」「必殺技」「アイテム」は行動後に他のプレイヤーへ送信できる。
戦闘終了後に配信設定が自動で完了され、以後すれ違った相手へ技が送信される。
「データ更新」をすれば、他プレイヤーがネトフレ招待をしてゲストとなったときに技を送信できる。
また、自分のともだちデータを更新してもらう場合も、「配信」をして「データ更新」する必要がある。新密度を上げてもらう場合に重要なことなので注意。
1戦闘につき1回だけ配信でき、最後に配信したコマンドが相手へ送られる。
「ジャンプ」等の一部のアビリティは配信では選択できない。
この時に与えたダメージ量や回復量が、配信情報の「威力」の数値になる。
この「威力」の数値分のダメージ量や回復量を配信するわけではないので注意。実際には使った相手の防御力等で変化する。
召喚
すれ違い通信、ネトフレ招待、ともだちの更新によって受け取ったコマンドの中から1つを選んで使うことができる。
すれ違い通信、ネトフレ招待では最新20件のゲストのコマンドから選べる。
「威力」に記された数値分のダメージ量や回復量とはならない点に注意。送ってくれたキャラクター自身のステータスと、使った相手の防御力等で再計算されてダメージ量や回復量が決まるので、思ったようにダメージが出なかったり、逆にダメージが出すぎる場合がある。
「威力」9999よりも高い数値が記されていた場合、9999よりも高いダメージ量や回復量が出る可能性がある(ブレイブリーセカンドを使う必要はない)。
どのコマンドも、1回限りの使いきりである。
ともだちのコマンドを選んだ場合、そのともだちの新密度が上昇する。同じともだちのコマンドを何度も選ぶと、ハートの数が増えていく。
ハートの数が増えると、そのともだちのコマンドのダメージや回復量、
その他の効果がより強力になっていく。
ともだちのコマンドをまた使いたい場合は、そのともだちに再び「配信」でコマンドを設定してもらってから、すれ違ったり「データ更新」してもらう必要がある。
必殺技
戦闘中に特定の条件を満たすと、必殺技を使うことができるようになる。
必殺技は装備している武器の種類によって異なり、同じ種類の武器でもさらに条件を満たすとより上位の必殺技が使える。
必殺技を使うと条件はリセットされ、再び使いたい場合は再度条件を満たす必要がある。
その戦闘中に使わなかった必殺技は、戦闘後も持ち越され、装備中の武器の種類を変えない限り好きな戦闘で使うことができる。
必殺技を使うと、使ったキャラの専用曲が流れ始める。長さは1分程で、必殺技終了後も流れ続ける。
曲が流れている間は、必殺技毎に決まっている専用の効果が味方あるいは敵に付与される。
必殺技には、毒を付与できたり威力を上げたりする「必殺技パーツ」を自由に付け替えることができ、
必殺技自体の名前や決めゼリフも自由に変えることができる。自分でカスタマイズした必殺技をともだちに配信することもできる。
アイテム
回復アイテムや攻撃アイテムを1つ選んで使うことができる。
また、装備している武器や盾の効果もここで選んで使うことができる。
武器や盾の装備変更もここで行うことができる。装備変更は行った瞬間に変更が完了され、他の行動をすることができる。
ブレイブリーセカンド
次回作で採用される予定のシステムで、試験的にFtS版で先行して実装された。
戦闘中のほぼどんなタイミングでも、スタートボタンを押すことで、押したタイミングで戦闘中の時間を停止し、追加で味方1人の行動を割り込ませる特別なシステム。
この時だけダメージの上限も9999から限界突破し、999999まで与えられるようになる。
使用するためには「スリープポイント(SP)」が必要で、行動1回につき1消費される。BPを必要とするアビリティを行う際は、BPの代わりにSPがさらに消費される。
SPは-3から+3の間で所持が可能で、マイナスの間はブレイブリーセカンドを使用することができない。
SPは、ソフトを起動した状態で、3DSをスリープモードにすることで回復するが、累計8時間で1回復と非常にコストが高い。
また、ニンテンドーショップで購入できる「SPドリンク」を使うと、3回復する。戦闘中であっても購入して使用できるが、こちらもコンシューマーゲームとしてコストが法外に高い。貯めるならスリープモードを活用しよう。
このシステムの存在自体なかった初期版でも戦闘は全く問題ない難易度であったし、FtS版ではさらに進めやすいように調整されているので、もはや趣味レベルのシステムといえる。
好きなタイミングで割り込めるとあるが、敵や味方の攻撃モーション中に割り込むことはできず、その行動が終了した時点で割り込む形となっていて、肝心なところで使えない。
状態異常
戦闘中、敵や味方の行動によって状態異常が発生することがある。
ほぼ全ての状態異常は重複する。行動が制限される状態異常の重複時は、行動不能>強制行動>その他の順で優先される。
表中の毒~ストップの状態異常は、サポートアビリティ「リカバリー」の対象となる(即死を除く)。
名前 |
効果 |
戦闘後消失 |
毒 |
戦闘中に毎ターン小ダメージを受ける。 移動中に一定距離ごとに小ダメージを受ける |
消失しない |
暗闇 |
物理攻撃の命中率が激減する。 物理攻撃を回避できなくなる |
消失しない |
沈黙 |
魔法などの口を使うアビリティが使用できなくなる |
消失しない |
睡眠 |
行動不能になり、物理攻撃を回避できなくなる 物理攻撃を受けると解除される |
消失する |
麻痺 |
行動不能になり、物理攻撃を回避できなくなる |
消失する |
恐怖 |
ブレイブ、デフォルトが使えなくなり、 1以上のBPが0になる |
消失する |
バーサク |
自身の物理攻撃力が50%上がった状態で 通常攻撃を行い続ける |
消失する |
混乱 |
行動と対象がランダムになる |
消失する |
魅了 |
敵に味方するような行動をとる |
消失する |
死の宣告 |
ターン終了時に減っていく数字を付与され、 0になった時に戦闘不能になる |
消失する |
即死 |
残りHPに関係なく戦闘不能になる |
- |
ストップ |
行動不能になり、物理攻撃を回避できなくなる。 デスペルで解除できる |
消失する |
戦闘不能 |
行動不能になり、他のほぼ全ての状態異常を回復する。 経験値、ジョブポイントを獲得できなくなる |
消失しない |
|
|
|
リジェネ |
ターンの最後にHPを3%分回復させる |
消失する |
リレイズ |
戦闘不能状態を自動で回復する |
消失する |
HP倍化 |
最大HPが2倍になる |
消失する |
リフレク |
白魔法、黒魔法、時空魔法を反射する |
消失する |
|
|
|
各属性強化 |
属性を持つ攻撃のダメージが1.5倍になる |
消失する |
各属性弱点化 |
受ける属性ダメージが2倍になる |
消失する |
各属性軽減 |
受ける属性ダメージを半減する |
消失する |
各属性無効 |
受ける属性ダメージが無効化される |
消失する |
各属性吸収 |
受ける属性ダメージが吸収される |
消失する |
各状態異常無効 |
状態異常の付与を無効化する |
消失する |
|
|
|
おいのり |
10ターンの間、確率系アビリティの成功率を1.5倍にする |
消失する |
リスクヘッジ |
5ターンの間、自身が受けたダメージの半分だけお金を消費し、 ダメージを半減する |
消失する |
フルレバレッジ |
5ターンの間、ダメージ量、回復量、 行動に必要なHP、MP、BPの量が通常の2倍になる |
消失する |
ローレバレッジ |
5ターンの間、ダメージ量、回復量、 行動に必要なHP、MP、BPの量が通常の半分になる |
消失する |
スピリットバリア |
10ターンの間、自身が受けたダメージの10%分のMPを消費して ダメージを無効化する |
消失する |
空蝉之術 |
物理攻撃を1回だけ確実に回避できる |
消失する |
薩摩守 |
2ターンの間、MP消費が0になる |
消失する |
静寂 |
2ターンの間、ダメージが全て0になる |
消失する |
妖精の加護 |
5ターンの間、毒/暗闇/沈黙/睡眠/麻痺/恐怖/バーサク/ 混乱/魅了/死の宣告/即死/ストップを防ぐ |
消失する |
ランパート |
一度だけ物理攻撃を防ぐ |
消失する |
魔力吸収 |
1ターンの間、魔法攻撃のダメージを無効化し、 受けた魔法攻撃の消費MP分、自身のMPが回復する。 ただし、リフレクで反射された魔法のダメージでは この効果は発動しない |
消失する |
戦闘ボーナス
特定の条件を満たして戦闘に勝利すると、獲得できるExp・Jp・pqにボーナスが得られる。
複数の戦闘で条件を満たし続けると、より大きなボーナスを得られるようになる。
逃走した場合は継続されている
戦闘ボーナスが消失する。
ジョブ
キャラクターはそれぞれ、複数用意されているジョブのうち1つを選んで冒険する。
選んだジョブに応じてキャラクターのステータスや装備適正が変化する。
最初は「
すっぴん」しか選べないが、ジョブの名前を冠した「アスタリスク」を入手することで、そのジョブを選ぶことができるようになる。
ジョブは、固有の特殊能力と、戦闘時に使えるコマンド(ジョブコマンド)を有しており、選んだジョブの特殊能力とジョブコマンドが使えるようになる。
「ジョブポイント(Jp)」を得ることで、選んでいるジョブのレベルを上げていくことができ、レベルが1つ上がる毎に「アビリティ」を1つ習得して使えるようになる。
ジョブレベルと習得したアビリティはキャラクター毎に個別で、共有することはできない。
ジョブレベルが高くなるにつれて、キャラクターのステータスも高くなっていくほか、物理攻撃と魔法攻撃の威力も上がっていく。
そのためレベルの高いジョブから低いジョブにジョブチェンジしたとき、与えるダメージが極端に下がる。
全員を新しいジョブに変えて育てようとすると非常に危険である。
アビリティ
アビリティは「ジョブコマンド」と「サポートアビリティ」の2つに分けられる。
ジョブレベルが1つ上がるたびにそのジョブのアビリティを1つ習得する。
「アビリンク」を行うことで、ともだちがすでに入手しているアビリティを使えるようになる。
(アビリンクでも自分が持っているアスタリスクに応じたアビリティしか使えない)
ジョブコマンド
戦闘時に使えるコマンドで、いわゆる「技」にあたる。
単純な攻撃にとどまらず、回復やステータス補助、さらには敵にアイテムを売ったり敵を買収して戦闘に勝利するなど様々なものがある。
選んでいるジョブのジョブコマンドに加えて、持っているジョブの中から1つを選んでキャラに装着して使うことができ、
例えば、現在選んでいるジョブが「
黒魔道士」で、そのうえで「
ナイト」のジョブコマンドを装着すれば、両方のジョブコマンドを1つの戦闘で使い分けるといったことができる。
どちらの場合も、そのキャラのそれぞれのジョブレベルまでのコマンドしか使えないので、
器用に立ち回るならそれぞれのジョブレベルをある程度上げておく必要がある。
サポートアビリティ
サポートアビリティは、いわば「装備できる特殊能力」である。
HPを追加してくれるものや、敵の魔法防御力を貫通して魔法攻撃ができるようになるものといった戦闘向きのものや、マップ上の宝箱の数がわかるもののような探索用のものまで多種多様にある。
サポートアビリティは、現在選んでいるジョブに関係なく、習得さえしていれば好きなものを装備することができる。
サポートアビリティにはそれぞれ装備するための「コスト」が決まっていて、用意されているサポートアビリティ枠に納まるように装備しなければならない。
枠の範囲を超えなければ、複数のサポートアビリティを同時に装備することもできる。
サポートアビリティの枠は、冒険を進めていくと徐々に増えていく。
以下はジョブ、ジョブコマンド、サポートアビリティのカスタマイズ例である。
キャラ |
ジョブ |
ジョブコマンド |
サポートアビリティ |
備考 |
ティズ |
すっぴん |
黒魔法 (黒魔道士の技) |
だうじんぐ ロッドの心得 |
姿とステータスは「すっぴん」のものになる。 「すっぴん」の技と「黒魔道士」の技が使える。 「だうじんぐ」でマップ上の宝箱の数がわかり、 「ロッドの心得」でロッドの武器適正がSになる。 ジョブポイントは「すっぴん」が手に入れる |
装備
装備品は、「武器」「盾」「兜」「帽子」「鎧」「軽装」「アクセサリー」「衣装」に分けられる。
武器は、「剣」「斧」「槍」「ロッド」「杖」「短剣」「弓」「刀」「ナックル」に分けられる。
「帽子」「軽装」「アクセサリー」には装備適正がないので、どのジョブにも安定して装備させることができる。
武器は右手に、盾は左手に装備される。両方の手に1つずつ武器を装備させることもできる。
両方の手に1つずつ武器を装備した場合、2つの武器の物理攻撃力はそれぞれ0.5倍されるが、
「二刀流」のサポートアビリティを装備すれば、0.5倍の補正がなくなり1.0倍になる。
「両手持ち」のサポートアビリティを装備すれば、1つの武器を両手で装備し、その武器の物理攻撃力を2倍にすることができる。
「両手盾」のサポートアビリティを装備すれば、両方の手に1つずつ盾を装備させることができるようになる。
「弓」「ナックル」は両手用の武器である。盾は持てず、「両手持ち」「二刀流」の効果も受けられない。
「槍」「杖」は、全体物理攻撃を行うアビリティを使うときに装備していると、与えるダメージが1.25倍される。
作戦
ポーズメニュー画面の作戦の項目の中には、「ともだち」「アビリンク」「ステータス」「並び替え」「コンフィグ」がある。
「並び替え」でパーティメンバーを並び替えると、戦闘時のコマンド入力順を変えることができる(行動順には影響しない)。
先頭のキャラクターがマップ画面で操作できる。
ステータス
ステータスには、キャラクター自身の能力値を示したものと、それらと装備品やサポートアビリティの効果を合わせたものの2種類がある。
どちらもステータス画面や装備画面で確認することができる。
各項目をタッチすると、現在の装備やサポートアビリティによる増減要因情報を確認することができる。
また、キャラクターが受けている状態異常耐性や属性耐性も確認できる。
キャラクター自身の能力値
名前 |
説明 |
HP |
最大HPに影響する |
MP |
最大MPに影響する |
力 |
物理攻撃力に影響する |
体力 |
物理防御力に影響する |
知性 |
魔法攻撃力、状態異常付与率に影響する |
精神 |
魔法防御力、状態異常回避率、自分の回復魔法の威力に影響する |
器用さ |
命中、ブレイブアタックの発生率に影響する |
素早さ |
回避、攻撃回数、行動速度、先制攻撃の発生率に影響する |
これらの能力値を上げてくれる装備品もある。
修正後の能力値
名前 |
説明 |
右手/左手(物理攻撃力) |
物理攻撃の与ダメージに影響する |
防御(物理防御力) |
物理攻撃の被ダメージに影響する |
魔攻(魔法攻撃力) |
魔法攻撃の与ダメージに影響する |
魔防(魔法防御力) |
魔法攻撃の被ダメージに影響する |
命中 |
自分の攻撃回数に影響する |
回避 |
相手の攻撃回数に影響する |
その他の能力値
名前 |
説明 |
攻撃回数 |
物理攻撃の与ダメージに影響する |
行動速度 |
戦闘中の行動の順番に影響する |
クリティカル |
クリティカル発生率に影響する |
ともだち・ゲスト
3DS本体のフレンドコードを交換してお互いがフレンドになった後、双方がセーブ画面で「データ更新」をしてから「ともだち登録」を選ぶと、相手側が「ともだち」として登録される(ローカル通信で登録する場合はデータ更新は必要ないと思われる)。
「ともだち」は20人まで登録できる。
「ともだち」の「アビリンク」が使えるようになる。
また、「フレンド召喚」でともだちを召喚し、ともだちが配信した技を使うことができる。
「フレンド召喚」で召喚するたびに、そのともだちの「新密度」が高くなっていく。新密度が一定に達するたびに「ハート」の数が増えていき、そのともだちを召喚したときの威力やその他の効果が強くなっていく。
フレンド召喚は1回の使いきりだが、ともだちが再度「配信」をすれば、すれ違ったりデータ更新した時にまたフレンド召喚を受け取ることができる。
自分も忘れずに「配信」をして「データ更新」しておこう。
なお、「ともだち」の登録が少なければ、その分に応じた数だけ「コンピュータのともだち(COMとも)」が追加されていく。
それでは寂しいのでできる限りともだち登録しておこう。ともだちは最後まで力を貸してくれる。
すれ違い通信が発生したときにすれ違った人は「ゲスト」として登録される。
また「データ更新」をしたとき、1日1回まで1~3人が「ネトフレ招待」されて「ゲスト」として登録される。
ゲストは最新20人まで保持されるが、「アビリンク」は使えず、「フレンド召喚」しか使えない。
アビリンク
「ともだち」あるいは「COMとも」がいれば使える。
ともだち1人につき、パーティメンバーのうち1人にセットでき、そのともだちがこれまでに習得したアビリティをそのパーティメンバーが使えるようになる。
ただし、自分が手に入れたジョブのアビリティしか使えない。序盤からいきなり中盤のジョブのアビリティを使うといったことはできないが、持っているジョブであればどんなに高いレベルのアビリティでも使えるので、進行が速いともだちのアビリティを借りたり、逆にともだちの進行を手助けすることができるようになる。ともだちと育てるジョブを分担してアビリンクで補い合うといったやり方もあり得る。
「COMとも」はどんなに進んでも中盤程度のアビリティまでしか覚えてくれないので、アビリンクの恩恵は少ない。
「フレンド召喚」共々、ともだちと最後まで助け合うことができるシステムなので、ぜひ「ともだち登録」をして楽しんでほしい。
コンフィグ
ゲームに関する様々な要素をカスタマイズできる。
大項目 |
小項目 |
選択肢 |
説明 |
バトル設定 |
ターン開始確認 |
する しない |
ターン開始時の確認の有無を設定できる。 全員のコマンド決定後にワンクッション余裕を置いてくれる機能。 しない場合、最後のキャラクターのコマンドを決定した瞬間に行動が開始される。 する場合、最後に上下キーで各キャラクターのコマンドを確認・修正することができる |
ショートカット設定 |
Lでブレイブ・Rでデフォルト Lでデフォルト・Rでブレイブ |
わざわざ「ブレイブ」「デフォルト」のコマンドを選ばなくてもLRボタンでショートカットしてくれる。 どちらか好みのショートカットを使おう |
配信時のデータ更新 |
する しない |
「配信」を行った戦闘終了時に自分のデータを更新するかどうか選べる |
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サウンド設定 |
SE音量 |
0~10(11段階) |
ゲーム中の効果音の大きさを設定できる |
BGM音量 |
0~10(11段階) |
ゲーム中のBGM音量を設定できる |
ボイス音量 |
0~10(11段階) |
ゲーム中のボイス音量を設定できる パーティメンバー4人それぞれの「ブレイブリーデフォルト」のボイスが聞ける |
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メッセージ設定 |
ボイス設定 |
日本語 英語 |
ゲーム中のボイスの言語を設定できる |
テキスト設定 |
日本語 英語 フランス語 イタリア語 ドイツ語 スペイン語 |
ゲーム中のテキストの言語を設定できる |
メッセージ速度 |
速い 普通 遅い |
ゲーム中のメッセージ速度を設定できる |
オート再生 |
オフ オン |
イベント中のメッセージの進め方を設定できる。 オフなら決定ボタンを押してメッセージを進める。 オンならボイスに合わせて自動でメッセージを進める |
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システム設定 |
左右で決定/キャンセル |
する しない |
十字ボタン左右の操作方法を設定できる。 する場合、十字ボタンの左右でABボタンと同じように決定/キャンセルができるようになる。 片手で操作できる反面、誤入力の元となる場合もある |
カーソル位置 |
記憶 固定 |
ゲーム中のカーソル位置の挙動を選択できる。 記憶の場合、ウィンドウを閉じてもカーソルの位置が保持される。 固定の場合、ウィンドウを閉じるとカーソルの位置がリセットされる |
オートセーブ |
する しない |
オートセーブ機能の使用の有無を設定できる。 する場合、マップ切替時などに自動で上書きセーブを行う。 よく考えて使おう |
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難易度設定 |
目的地マーカー |
オン オフ |
目的地マーカーの表示設定ができる |
経験値入手 |
する しない |
バトル終了時の経験値入手の有無を設定できる |
pq入手 |
する しない |
バトル終了時のお金入手の有無を設定できる |
ジョブポイント入手 |
する しない |
バトル終了時のジョブポイント入手の有無を設定できる |
難易度選択 |
EASY NORMAL HARD |
敵の強さを設定できる。 NORMALが基本となる難易度 |
エンカウント率 |
+100%~-100%(50%刻み) |
マップ移動時の敵との遭遇率を設定できる。 -100%で敵と遭遇しなくなる |
Dの手帳
リングアベルが持っていた謎の手帳。不思議な文章が書かれているほか、冒険が進んだり新しいアイテムを手に入れると書き足されていく。
不思議な文章
未来のことが書かれている(?)謎の文章
雑記
図鑑
各種項目の達成率と解説を確認できる
アイテム、敵、戦闘ボーナス、特別なアビリティについて詳しく書かれている。
ヘルプ
一度見たチュートリアルを再確認できる
一覧は
BDFtS_Dの手帳を参照のこと。ネタバレしかないので注意
ジョブの説明
各ジョブの特徴や装備品の適正などを確認できる
イベントビューワー
ノルエンデ村復興
大穴によって崩壊してしまったノルエンデ村を復興することができる。
すれ違い通信や「データ更新」時の「ネトフレ招待」で出会ったゲストや「ともだち」を村の要所に割り当てることで、自動で復興が進んでいく。
復興が一区切りするたびに、旅人のお店で新しいアイテムが解禁されたり、新しい必殺技や必殺技パーツが使えるようになる。
また、ときおりノルエンデ村からアイテムが送られてくることがある。
詳細は
ノルエンデ村復興を参照のこと
強敵
ゲストやともだちとすれ違ったとき、その相手が所持している「強敵」も一緒にノルエンデ村に現れる。
強敵を討伐すれば、経験値などの報酬の他に、基礎ステータスを上げてくれる「饅頭」が手に入ることがある。
倒すといなくなってしまう。倒さずに「配信」設定することで、すれ違った相手に強敵を送ることもできる。
「データ更新」をした時に、スクエニから新しい強敵が送られてくることがある。
強敵は最大7体までしか村に存在できず、それ以上は、新しく現れた強敵によって上書きされてしまう。
強敵をそれぞれ「保護」することで上書きによる被害を防ぐこともできる。
詳細は
BDFtS_強敵を参照のこと
クエスト
おまけのような要素の各種クエストが用意されている。
チュートリアルクエスト
冒険の知識を身につけるためのクエスト
達成するとささやかな報酬が得られる。
クエストを達成したり、冒険を進めていくと徐々に追加されていく。全部で50ある。
アチーブメント
「スクエニメンバーズ」からの様々な課題に挑戦するクエスト
達成すれば貴重な報酬が得られる。「データ更新」で受け取ることができる。
少々厳しいクエストもあるが、ひねくれたアチーブメントはないので気軽に狙ってみよう。
強敵関連のアチーブメントは時期によっては運の要素もあり得る。「ネトフレ招待」を活用しよう。
ブレイブリークエスト
メンバーズで開催中の皆で協力する形のクエスト
開催期間が決まっていて、参加するにはメンバーズのサイトで参加登録する必要がある。「データ更新」も忘れずに。
達成すれば参加登録した全員に報酬が与えられる。
詳細は
BDFtS_ブレイブリークエストを参照のこと
セーブデータのコピー・削除・復元
タイトルのセーブデータ選択画面では、セーブデータのコピーや削除ができる。
わかりにくいが、下画面の右下にある左向き矢印のようなアイコンをタッチしてみると選択できる。
受け取った強敵の情報もコピーできる。
「データ更新」をしていれば、「復元」を選ぶことで、メンバーズにアップロードされているセーブデータをソフトにダウンロードして復元してくれる。頻繁にデータ更新すると思われるので、最終手段程度に考えておこう。
NewGame+
一度エンディングを迎えたセーブデータは、引き継いで最初の章から再びプレイすることができる。
引き継ぐ内容はほぼ自由に取捨選択できる。
殿堂入り
ひねくれたアチーブメントをお望みの方はこれに挑戦してみよう。
何も引き継がない状態で、最初から「エンカウント率」を「-100%」に設定したままエンディングを迎えると、メンバーズのサイトで殿堂入りの認定を受けることができる。
得られる経験値、お金、ジョブポイントがほぼ限られる上、戦う相手はほぼ全てボスという極限の冒険を楽しむことができる。
難易度EASYでも苦戦するだろう。
引き継ぎはできないが、他のセーブデータで既に達成していたアチーブメントやブレイブリークエストの報酬は得られるので、苦しければ活用してみよう。
また、ノルエンデ村、強敵、アビリンク、フレンド召喚は受け取りさえできれば活用できる。
プレイする人の自由だが、これらの補助なしでもクリアできる。
初プレイで殿堂入りを目指すのはきわめておすすめできない。まずは普通に遊んでみても良いだろう。そもそも1周してみないとほぼ無理である。
最終更新:2015年03月10日 20:17