【詳細】
テルティウムはMSF-007 ガンダムMk-Ⅲをベースにシドー・マサキがカスタムビルドした
ガンプラであり、ゼルトザームはそれを元に頭部形状や特徴的な右腕、
ゼルトザームアルム等の改造を加えている。
元となったテルティウムは優れた強靭性を有し、規格外の武装でも扱える拡張性の高さを秘めているとされていた。
このゼルトザームは異形化した右腕に加え
ハイパーデストランスという大型の槍を扱い、正にテルティウムの可能性を引き出した改造が施されていると言える。
第7話終盤にてビルドダイバーズと激突。
ハイパーデストランスによる攻撃は風圧だけでアースリガンダムらを吹き飛ばしてしまうほどで、フォールディングデストランチャーの威力もヒロトがコアガンダムからアーマーをパージして盾とすることを選択せざるを得ない程に強烈。
第10話序盤にてモビルドールメイと互角の戦いを繰り広げ、後ろを取られ羽交い締めにされ「シドー・マサキか?」と質問されるが、ゼルトザームアルムを展開しモビルドールメイを掴み取ろとするも避けられたため、凍りついた湖面を砲撃して粉砕しその余波に紛れる形で撤退した。
しかしその直後にアンテナにダメージが入ったためか、ジュピターヴの操縦席には仮面をかぶった若い男の映像が映し出されていた。
その事実に困惑するヒロトだったが、その直後に衛星砲が発射されてしまい……
その後シドー・マサキをコントロールしている部分に不具合が出たのか、完全な洗脳状態を保てず暴走を始め、地上に現れた際に集落を攻撃しつつも
エルドラアーミーらからの攻撃を受けるという第三勢力のような扱いとなった。
本来ゼルトザームはシドー・マサキのガンプラがELドリーム鏡砂で実体化したものをアルスがゼルトザームアルム等を取り付けコントロールできるように改造したものであり、精神体のみが惑星エルドラに縛り付けられている状態となっていた。
リアルのシドー・マサキは長期間意識不明のまま植物人間となっており、エルドラ側にいるマサキの精神の不安定さが肉体にも悪影響を与え状態が悪化しつつあった。
その上、アルス達とは違い、ゼルトザームは地球側の存在のため古き民の遺跡に対しても攻撃ができてしまうため、ヒロトらはゼルトザームを打倒しマサキの精神を解放する作戦を立案し第22話にて実行する。
PFF-X7/J5 ジュピターヴガンダムの攻撃を受けたことで部分的に精神支配が解けているようでマサキの意思も表に出すことが可能なようだが、それによってアルスの洗脳はあくまで身体の自由を奪うもので、マサキの意識はそのまま残されていたことが判明した。
つまり、ゼルトザームが行った殺戮、破壊行為は全て見ていながらマサキにはどうしようもなく自責の念にかられており、ヒロトとクアドルンに対して「殺してくれ」と訴えかけるほどにひどい精神状態に陥っていた。
その後も暴走が進み、ついには機体各所から触手が現れ最早ガンプラ、いやガンダムですらない異形の存在に成り果てる。
アルスもゼルトザームを無力化して捕獲することが目的だったのか、攻撃を加えても武装を破壊する程度にとどめていたが、暴走ゼルトザームは破損した武装を触手で補うなどして激しい攻撃を繰り出し、現実世界のマサキの肉体もまた死に近づくという危機的状態となった。
そして…
最終更新:2023年11月16日 21:06