真鍋 博(まなべ ひろし)男性 (1932年7月3日-2000年10月31日)
生前はイラストレーター・アニメーター・エッセイストと多岐に渡る活動をしていた。
特に抽象的かつ鮮やかな色彩で描かれた未来画に定評があった。
「チャージマン研!」で描写された
「百年後の未来」は彼の著書である21世紀の絵物語を基にして作られた設定らしい。
スタッフ曰く「冒険とか戦いとかではなく、(未来の)生活を中心とした作品」を標榜していた模様。
しかし当時は
「原子力は自然を汚さないクリーンエネルギー」と思われていた時代だったので、
チャー研の世界ではやたらと
原子力が使われており、自然には優しくなさそうである。
他にも、未だにレコードが使われていたり、ドイツが統一されていなかったりと、今では考えられない未来予想である。
(まあ鉄腕アトムは2003年の出来事として描かれていたり、北斗の拳での核戦争は199X年、エヴァンゲリオンの
セカンドインパクトは2000年だったりと、現実が空想世界での未来の予想とは外れるのは当たり前ではあるが)
その上本編では主人公の
研が最終話に至るまで
ジュラル星人を虐殺し続けたり、ゲストキャラの大半が
何らかの形で命を落としたりする等、チャー研が
スタッフの思惑とは裏腹な内容となってしまったのはご存じの通りである。
専門的な事はともかく、真鍋氏の世界観と
ナック本来の作風は水と油である事が分かるだろう?
最終更新:2017年07月19日 10:08