「透明少年探偵
アキラ」とは、DVD「
アニメの王国」版「チャージマン研!」に収録されている
ナック制作のパイロット版アニメである。
「透明少年」なんだか
「少年探偵」なんだかハッキリしないナックらしいテキトーなタイトルであるが、
ロゴから判断すると
「透明少年・探偵アキラ」と分けるらしい。
- 実際に1974年の4月~6月に東京国立博物館にてモナリザが期間展示されていた
- 本編の作画・作風が「チャー研」と非常に類似している
- 「チャー研」や(同時期放映の)「ダメおやじ」に出演していた劇団近代座が声優として参加している
この点から、少なくとも「アキラ」が作られたのは1974年頃と推測される。
概要
==ニコニコ大百科から引用==
チャージマン研!でお馴染のナックが製作しただけあって、突っ込みどころ満載な作品。
作画崩壊、
超展開、暴力描写、
鳥葬、
ボルガ式、
尺あまりといった構成要素がこれでもかというくらい多く詰め込まれており、
チャージマン研!フリークな方々ならば何ら抵抗無く楽しめる作品であろう。
==引用ここまで==
因みにタイトルに
「少年探偵」と銘を打っている割に主人公の
アキラの風貌が
どう見ても青年である点や、
推理パートが
30秒にも満たない点が本作の見所でもある。また、
- 何故透明人間になれるかの説明もないまま話が進み、その後宿敵であるZ団団長に捕まった後からやっと透明能力を使用
- 更にZ団基地で調子をこいてリンゴを食べた結果、団員に「ああ、透明人間だ!(超速理解)」と見破られる
- 逃走後普通に格闘戦をした挙句、暴力描写の多いナック作品でも唯一であろう目潰しを行う
といった具合に透明要素も特に活かせていない為、結果的に「タイトル詐欺」となっている珍しいパターンのアニメである。
本作には同じパイロット作品である「
スーパータロム」や「
おこれ!!ノンクロ」のような主題歌は存在せず、ナックの初期作品であり、
同じ探偵が主人公である「
正義を愛する者 月光仮面」のBGMの一部が流用されており、本編自体の登場人物の設定や演出等にも
同作品を意識したと思われる部分が存在しているが、皮肉にも流用されたBGMは
「アキラの曲」として有名になってしまっている。
更にDVD内の選択画面ではタイトルが「透明
人間探偵アキラ」と
誤植されている上に、ジャケットには(「アキラ」の登場人物の中では)
Z団団長のカットしか掲載されていない為、視聴前の時点で
「アキラって悪い奴だなー」状態となってしまっている。
上記の通り突っ込み所が非常に多く、また作画・作風もチャー研に近い為(スタッフ・声優を
使い回して共有しているらしい?)、
チャー研以外のナック作品で一番
チャーケニストに人気があり、また、その影響かパイロット作品でありながら2012年1月14日(正確には15日の深夜)に
キッズステーションにて
「制作から数十年の歳月を経てデジタルリマスター版で初放映される」という快挙を成し遂げた奇跡のアニメでもある。
気でも狂ったんじゃないのか!?
登場人物
アキラ解説ページ
外部リンク
最終更新:2017年07月21日 00:04