チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
もう道は選べない
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不愉快。
放送を聞き終えた悲鳴嶼に宿る感情はその一言に尽きた。
見るとしのぶも同様の思いなのだろう。
正面に居る異国の少女は、育ちの良さを窺える可憐な顔を顰め宙を睨みつけている。
放送を聞き終えた悲鳴嶼に宿る感情はその一言に尽きた。
見るとしのぶも同様の思いなのだろう。
正面に居る異国の少女は、育ちの良さを窺える可憐な顔を顰め宙を睨みつけている。
「ぼんどるど……いえ、ボンドルド。あの男が殺し合いの首謀者ですか…」
「うむ、奴の口振りからして他にも仲間がいるのは間違いないだろうがな」
「うむ、奴の口振りからして他にも仲間がいるのは間違いないだろうがな」
放送をした男、ボンドルドの声はとても穏やかなものだった。
まるで泣きじゃくる乳児をあやす親のような。
道に迷った子の手を取り導く善人のような。
殺し合いの首謀者という立場とは、余りにも噛み合わない声色の持ち主。
何よりボンドルドの声は酷く似ている。
鬼殺隊の頂点、産屋敷耀哉と全く同じと言っていい程にそっくりだった。
まるで泣きじゃくる乳児をあやす親のような。
道に迷った子の手を取り導く善人のような。
殺し合いの首謀者という立場とは、余りにも噛み合わない声色の持ち主。
何よりボンドルドの声は酷く似ている。
鬼殺隊の頂点、産屋敷耀哉と全く同じと言っていい程にそっくりだった。
それが二人には酷く気に入らない。
自分達がお館様と呼び慕う男は、鬼殺隊の隊士達を我が子のように思い、慈しむ心の持ち主。
何度柱の者達が彼の存在により救われたか。
既にこの世を去った今でも彼への忠義と恩義は無くしていない。
そんな人と同じ声で殺し合いを強要されたのだ、不快に感じるのは当然と言える。
自分達がお館様と呼び慕う男は、鬼殺隊の隊士達を我が子のように思い、慈しむ心の持ち主。
何度柱の者達が彼の存在により救われたか。
既にこの世を去った今でも彼への忠義と恩義は無くしていない。
そんな人と同じ声で殺し合いを強要されたのだ、不快に感じるのは当然と言える。
「…奴への怒りは直接相対した時にぶつけるとして、まずは名簿とやらを確認するのが先だな」
「…ですね」
「…ですね」
ボンドルドは放送のみで姿を見せず、今どこにいるかも不明。
ここで怒り喚き散らしても、それはただ無駄に時間を消費するだけ。
いずれ倒す為にもまずは頭を落ち着け、情報を整理する必要がある。
悲鳴嶼の提案にしのぶも異論は無く、デイパックの中を確認する。
先程までは影も形も見当たらなかった名簿が存在しているのには少し驚いたが、他人の体と入れ替える術を使うのだから他に何か力を持っていても不思議では無いとあっさり受け入れた。
ここで怒り喚き散らしても、それはただ無駄に時間を消費するだけ。
いずれ倒す為にもまずは頭を落ち着け、情報を整理する必要がある。
悲鳴嶼の提案にしのぶも異論は無く、デイパックの中を確認する。
先程までは影も形も見当たらなかった名簿が存在しているのには少し驚いたが、他人の体と入れ替える術を使うのだから他に何か力を持っていても不思議では無いとあっさり受け入れた。
(これは……)
名簿を見た悲鳴嶼は早速奇妙な感覚に陥った。
殺し合いに連れて来られる以前は盲目であり、当然文字など見る事は不可能だった。
それがどうだ、今は目に入る文字全てを正しく認識できる。
まるでずっと前から文字を当たり前のように見、学んできたかのように、並んでいる名前を読むことができるのだ。
これも別人の体になった影響か、それとも首謀者どもが何か得体の知れない細工を自身に施したとでも言うのか。
何とも言えない気持ち悪さが悲鳴嶼を襲うが、そんな不快感はとある名を発見した途端に吹き飛んだ。
殺し合いに連れて来られる以前は盲目であり、当然文字など見る事は不可能だった。
それがどうだ、今は目に入る文字全てを正しく認識できる。
まるでずっと前から文字を当たり前のように見、学んできたかのように、並んでいる名前を読むことができるのだ。
これも別人の体になった影響か、それとも首謀者どもが何か得体の知れない細工を自身に施したとでも言うのか。
何とも言えない気持ち悪さが悲鳴嶼を襲うが、そんな不快感はとある名を発見した途端に吹き飛んだ。
「なに…!?」
「そんな……!?」
「そんな……!?」
知っている名は4つ。
我妻善逸、煉獄杏寿郎、産屋敷耀哉、そして鬼舞辻無惨。
我妻善逸、煉獄杏寿郎、産屋敷耀哉、そして鬼舞辻無惨。
この内善逸はまだ良い。
悲鳴嶼としのぶ、それぞれの異なる時間軸においてあの少年は存命だった。
自分達以外に鬼殺隊の仲間が巻き込まれているのは良い事とは言えないが、上弦との戦いを経験し柱稽古にも参加した彼ならば、そこいらの鬼程度は軽くあしらえるはず。
それはそれとしてなるべく早めに合流しておきたい所だが。
悲鳴嶼としのぶ、それぞれの異なる時間軸においてあの少年は存命だった。
自分達以外に鬼殺隊の仲間が巻き込まれているのは良い事とは言えないが、上弦との戦いを経験し柱稽古にも参加した彼ならば、そこいらの鬼程度は軽くあしらえるはず。
それはそれとしてなるべく早めに合流しておきたい所だが。
だが煉獄と耀哉、何故既にこの世を去っているはずの二人の名があるのか。
前者は上弦の参との戦いで命を落とし、後者は無惨を巻き込み文字通りその身を散らした。
どちらも生きているはずが無い。
尤も、死者が参加していると言うのならそれは悲鳴嶼にも当て嵌まること。
指一本動かす力も出せず、己の生命が終わる瞬間を確かに実感した。
あの時救えなかった子供たちが迎えに来てくれたのは、絶対に幻などでは無いと言い切れる。
つまり煉獄達も自分のようにあの世から引き戻された、或いはまだ生きている頃の時間軸から連れて来られたという事になる。
どちらにせよ悲鳴嶼達にとっては許し難い。
前者は上弦の参との戦いで命を落とし、後者は無惨を巻き込み文字通りその身を散らした。
どちらも生きているはずが無い。
尤も、死者が参加していると言うのならそれは悲鳴嶼にも当て嵌まること。
指一本動かす力も出せず、己の生命が終わる瞬間を確かに実感した。
あの時救えなかった子供たちが迎えに来てくれたのは、絶対に幻などでは無いと言い切れる。
つまり煉獄達も自分のようにあの世から引き戻された、或いはまだ生きている頃の時間軸から連れて来られたという事になる。
どちらにせよ悲鳴嶼達にとっては許し難い。
(ボンドルド…お前はどこまで…!!)
煉獄がどんな想いで最後まで己の使命を全うしたのか、
耀哉がどんな想いで妻子諸共自爆し、無惨討伐を鬼殺隊に託したのか、
それをロクに知りもせず彼らの命を都合の良い駒として利用する。
若しくは知って尚も躊躇なく煉獄達を殺し合いなぞに巻き込んだ。
彼らの死を、戦いを、生きた証を踏み躙る所業に、悲鳴嶼は血管が浮き出る程に拳を強く握り締めた。
耀哉がどんな想いで妻子諸共自爆し、無惨討伐を鬼殺隊に託したのか、
それをロクに知りもせず彼らの命を都合の良い駒として利用する。
若しくは知って尚も躊躇なく煉獄達を殺し合いなぞに巻き込んだ。
彼らの死を、戦いを、生きた証を踏み躙る所業に、悲鳴嶼は血管が浮き出る程に拳を強く握り締めた。
(それに鬼舞辻無惨、奴もいるのか…)
死闘の末に討伐した鬼殺隊の怨敵。
ボンドルドにとっては無惨すらも目的の為の駒でしかないらしい。
再びあの怪物と戦わなければならない事に自然と顔が強張る。
そして同時に、別の問題も発生する。
ボンドルドにとっては無惨すらも目的の為の駒でしかないらしい。
再びあの怪物と戦わなければならない事に自然と顔が強張る。
そして同時に、別の問題も発生する。
「…悲鳴嶼さん。無惨もここにいるという事は、私たちのように別の誰かの体になっているんでしょうか?」
「ああ。奴も参加者としてこの地にいる以上、それは間違いないだろう」
「……少し、厄介な事になりますね」
「ああ。奴も参加者としてこの地にいる以上、それは間違いないだろう」
「……少し、厄介な事になりますね」
無惨の魂が別人の体に入っているならば、鬼の肉体で発揮できた桁外れな力は発揮できないだろう。
問題は、誰の体に入っているのかが現時点では全く分からないこと。
仮に配下の鬼の体だとすれば一切躊躇せず頸を斬れる。
もしも無惨が悲鳴嶼の体に入っていたとしても、その時は悲鳴嶼自身が好機と見て斬りに行く。
殺し合いが無ければ死者としてこの世を去っていた身、無惨を殺せるなら自分の体くらい惜しくは無い。
だが、鬼や鬼殺隊とは一切関係の無い人間の体だったならどうだ。
幾ら精神が無惨とは言っても、何の罪も無い無辜の民の頸を斬り落とすなど言語道断。
鬼殺隊としてそんな事は決してあってはならない。
問題は、誰の体に入っているのかが現時点では全く分からないこと。
仮に配下の鬼の体だとすれば一切躊躇せず頸を斬れる。
もしも無惨が悲鳴嶼の体に入っていたとしても、その時は悲鳴嶼自身が好機と見て斬りに行く。
殺し合いが無ければ死者としてこの世を去っていた身、無惨を殺せるなら自分の体くらい惜しくは無い。
だが、鬼や鬼殺隊とは一切関係の無い人間の体だったならどうだ。
幾ら精神が無惨とは言っても、何の罪も無い無辜の民の頸を斬り落とすなど言語道断。
鬼殺隊としてそんな事は決してあってはならない。
「何にせよ、まずはお館様や煉獄達を探す事から始めるぞ」
「はい。会場を歩いていれば必然的に無惨とも遭遇するはずでしょうし」
「はい。会場を歩いていれば必然的に無惨とも遭遇するはずでしょうし」
殺し合いの舞台にいる以上、無惨は自分達から逃げ切る事は不可能。
加えてこの地は一定時間が経過する毎に立ち入り禁止区が追加されていく仕組みになっている。
無惨がどれだけ生きる事に固執した生物であろうと、限界は必ず訪れる。
加えてこの地は一定時間が経過する毎に立ち入り禁止区が追加されていく仕組みになっている。
無惨がどれだけ生きる事に固執した生物であろうと、限界は必ず訪れる。
無惨の追跡と並行し鬼殺隊の者らを捜索する。
特に優先すべきは、やはり耀哉だろう。
戦い慣れている善逸と煉獄ならば体が変わろうと大抵の事態は切り抜けられるはず。
しかし耀哉は違う。
病魔に侵されていた彼は素振りをしただけで膝を着く程であり、末期には体を起こす事ですら他人の手を借りねばならぬくらいに弱っていた。
たとえ健常な肉体の持ち主の体を与えられていたとしても、悪意を持った参加者に襲われた時にどこまで対応できるのか不安がある。
何より、あの時は無惨を倒す為の一手としてああいう方法しか無かったとはいえ、二度も彼に死んで欲しくない。
悲鳴嶼としのぶ、共通の想いだった。
特に優先すべきは、やはり耀哉だろう。
戦い慣れている善逸と煉獄ならば体が変わろうと大抵の事態は切り抜けられるはず。
しかし耀哉は違う。
病魔に侵されていた彼は素振りをしただけで膝を着く程であり、末期には体を起こす事ですら他人の手を借りねばならぬくらいに弱っていた。
たとえ健常な肉体の持ち主の体を与えられていたとしても、悪意を持った参加者に襲われた時にどこまで対応できるのか不安がある。
何より、あの時は無惨を倒す為の一手としてああいう方法しか無かったとはいえ、二度も彼に死んで欲しくない。
悲鳴嶼としのぶ、共通の想いだった。
「悲鳴嶼さん、出発の前に少しだけお時間を頂けます?やっておきたい事があるので」
「…医療品の入手か?」
「はい。この先使う機会は多いでしょうし、準備しておいて損は無いかと」
「…医療品の入手か?」
「はい。この先使う機会は多いでしょうし、準備しておいて損は無いかと」
最初にこの建物に飛び込んだ時は何の施設かを確認する余裕など無かったが、落ち着いて見回すと病院である事が分かった。
それならばここで包帯や消毒液、その他必要と思われる物資を確保しておくべきと判断した。
自分達だけでなく、仲間や他の殺し合いに反対する参加者が負傷していたら、即座に治療に移れるよう医療品は必要不可欠である。
それならばここで包帯や消毒液、その他必要と思われる物資を確保しておくべきと判断した。
自分達だけでなく、仲間や他の殺し合いに反対する参加者が負傷していたら、即座に治療に移れるよう医療品は必要不可欠である。
「分かった。一人で大丈夫か…とは愚問か」
「ええ。この娘、とっても強いみたいですから」
「ならば私の方も使えそうな物が無いか探しておく」
「では集め終えたら、またこの部屋に戻って来ましょう」
「ええ。この娘、とっても強いみたいですから」
「ならば私の方も使えそうな物が無いか探しておく」
「では集め終えたら、またこの部屋に戻って来ましょう」
そう言って部屋を出て行くしのぶを見送ると、悲鳴嶼も別方向を探索する。
医学の知識があるしのぶと違い、自分では薬の正確な種類など判断できない。
付いて行っても足を引っ張るだけだと考えての、別行動だった。
医学の知識があるしのぶと違い、自分では薬の正確な種類など判断できない。
付いて行っても足を引っ張るだけだと考えての、別行動だった。
ジャラリ、と装備した武器が鈍い音を出す。
自身もしのぶも本来の得物である日輪刀は支給されなかった。
だが代わりを果たせる物は手に入れられた。
分厚い刃の包丁らしき物を頑丈な鎖に巻き付けた。
自身の日輪刀に多少近い形状となったので、ある程度はこれまでと変わらぬ戦い方ができるだろう。
自身もしのぶも本来の得物である日輪刀は支給されなかった。
だが代わりを果たせる物は手に入れられた。
分厚い刃の包丁らしき物を頑丈な鎖に巻き付けた。
自身の日輪刀に多少近い形状となったので、ある程度はこれまでと変わらぬ戦い方ができるだろう。
(とはいえ、この体でどこまで本来のように戦えるか……)
体の持ち主の詳細は放送前に確認した。
悲鳴嶼の精神が入っている体の持ち主の名は坂田銀時と言う人間。
万屋…所謂何でも屋を営んでいるが、家賃を滞納したり糖尿病持ちだったりとだらしない私生活を送っている男。
しかし仲間を生かす為に自らの手を汚した過去を持ち、己の侍魂に従って守りたいものを守る生き様は悲鳴嶼からしても一人の戦士として尊敬に値する。
刀を主武装とする銀時の体は、剣術を得意とする鬼殺隊の隊士と相性が良い。…但し、悲鳴嶼だけは少々違う。
悲鳴嶼が使う日輪刀は鎖で繋がれた斧と鉄球という、数ある日輪刀の中でも非常に特異な形状をしている。
鉄球を豪快に振り回す戦法(スタイル)は銀時の体に馴染んでおらず、恐らくは元の体に比べると技の精度の低下は免れない。
悲鳴嶼の精神が入っている体の持ち主の名は坂田銀時と言う人間。
万屋…所謂何でも屋を営んでいるが、家賃を滞納したり糖尿病持ちだったりとだらしない私生活を送っている男。
しかし仲間を生かす為に自らの手を汚した過去を持ち、己の侍魂に従って守りたいものを守る生き様は悲鳴嶼からしても一人の戦士として尊敬に値する。
刀を主武装とする銀時の体は、剣術を得意とする鬼殺隊の隊士と相性が良い。…但し、悲鳴嶼だけは少々違う。
悲鳴嶼が使う日輪刀は鎖で繋がれた斧と鉄球という、数ある日輪刀の中でも非常に特異な形状をしている。
鉄球を豪快に振り回す戦法(スタイル)は銀時の体に馴染んでおらず、恐らくは元の体に比べると技の精度の低下は免れない。
(それにいずれ元の持ち主に体を返す以上、余計な傷を付ける訳にはいかん)
これが自分の体ならば腕がもげようと戦い続けるが、他人の体でそんな無茶はできない。
名簿を見る限りどうやら殺し合いには銀時も参加しているらしく、説明書の記載通りの人物ならば心強い仲間となってくれるだろう。
が、そこで自分が体を酷使して欠損だらけとなっていたらどうなるか。
幾らなんでも自分の体をそんな粗末に扱われて、良い感情を抱けるはずも無い。
名簿を見る限りどうやら殺し合いには銀時も参加しているらしく、説明書の記載通りの人物ならば心強い仲間となってくれるだろう。
が、そこで自分が体を酷使して欠損だらけとなっていたらどうなるか。
幾らなんでも自分の体をそんな粗末に扱われて、良い感情を抱けるはずも無い。
慣れぬ体で傷が付かないように気を使いながら戦う。
何ともやり辛いが悲鳴嶼自身、銀時の体をボロ雑巾のように変えてしまっては申し訳が立たない。
直接会ってはいないが、無事に体を返し仲間の元へと戻って欲しいと思いを馳せた。
何ともやり辛いが悲鳴嶼自身、銀時の体をボロ雑巾のように変えてしまっては申し訳が立たない。
直接会ってはいないが、無事に体を返し仲間の元へと戻って欲しいと思いを馳せた。
「……」
ふと、考えるのは薬の入手に向かった仲間のこと。
無惨を倒した事を聞かされたしのぶが内心で何を思ったのか、悲鳴嶼は薄々と勘付いていた。
幼少の頃より彼女を知っているのだ。何を考えているかは何となく分かる。
恐らくしのぶは何としても生きて帰ろうとするだろう。
無惨との戦いに鬼殺隊が勝利する。
その結末を変えない為に、元の世界で上弦の弐に喰われ死ななければならないから。
無惨を倒した事を聞かされたしのぶが内心で何を思ったのか、悲鳴嶼は薄々と勘付いていた。
幼少の頃より彼女を知っているのだ。何を考えているかは何となく分かる。
恐らくしのぶは何としても生きて帰ろうとするだろう。
無惨との戦いに鬼殺隊が勝利する。
その結末を変えない為に、元の世界で上弦の弐に喰われ死ななければならないから。
悲鳴嶼とてその考えは十分理解できる。
もしもしのぶが殺し合いで死んでしまったら、彼女が来た世界での鬼との戦いはどうなるか。
例えばだが無限城での死闘で上弦の弐が倒される事無く、悲鳴嶼達が倒した上弦の壱の加勢に来たとしたら?
四人掛かりで、玄弥と時透の犠牲を経てようやく倒せたあの場にもう一体上弦が現れるなど悪夢としか言いようが無い。
下手をすれば悲鳴嶼と不死川も無惨に辿り着く事無く殺されるかもしれない。
たった一つボタンの掛け違いが起こるだけで、鬼殺隊の勝利は無に還されるかもしれないのだ。
ならば、しのぶが死ぬ為に元の世界に帰ろうとするのは間違っていないのだろう。
もしもしのぶが殺し合いで死んでしまったら、彼女が来た世界での鬼との戦いはどうなるか。
例えばだが無限城での死闘で上弦の弐が倒される事無く、悲鳴嶼達が倒した上弦の壱の加勢に来たとしたら?
四人掛かりで、玄弥と時透の犠牲を経てようやく倒せたあの場にもう一体上弦が現れるなど悪夢としか言いようが無い。
下手をすれば悲鳴嶼と不死川も無惨に辿り着く事無く殺されるかもしれない。
たった一つボタンの掛け違いが起こるだけで、鬼殺隊の勝利は無に還されるかもしれないのだ。
ならば、しのぶが死ぬ為に元の世界に帰ろうとするのは間違っていないのだろう。
「……」
それでも。
間違っていないと理解して尚も、悲鳴嶼は悲しみを抱かずにはいられない。
姉の仇を討つ。
ただそれだけを胸に生きて来た彼女を止める権利など、誰にも無い事くらい分かっている。
今更生き急ぐな等と言うのは、しのぶの覚悟を否定する行為でしかない。
そう分かっていても、
間違っていないと理解して尚も、悲鳴嶼は悲しみを抱かずにはいられない。
姉の仇を討つ。
ただそれだけを胸に生きて来た彼女を止める権利など、誰にも無い事くらい分かっている。
今更生き急ぐな等と言うのは、しのぶの覚悟を否定する行為でしかない。
そう分かっていても、
「――しのぶ」
幼い姿のしのぶが目の前にいるような。
今にも泣き出しそうな少女が自分を見上げているような。
柱合会議の後で、ほんの一瞬だけ感じたしのぶの姿が、今でも心に深く刻まれていた。
今にも泣き出しそうな少女が自分を見上げているような。
柱合会議の後で、ほんの一瞬だけ感じたしのぶの姿が、今でも心に深く刻まれていた。
◆◇◆
「こんな所ですかね」
今後必要となるだろう医療品をデイパックに詰め、しのぶは一息つく。
治療に使うとはいえ余り多く持っていけばかさばる為必要最小限に、と当初は思っていたがその問題はあっさり解決した。
主催者によって配られた支給品袋は、実に不思議な事にどれだけ物を入れても重みを一切感じない。
どんな仕掛けになっているかは不明だが、物資の持ち運びに困らないのならしのぶにとって都合が良かった。
治療に使うとはいえ余り多く持っていけばかさばる為必要最小限に、と当初は思っていたがその問題はあっさり解決した。
主催者によって配られた支給品袋は、実に不思議な事にどれだけ物を入れても重みを一切感じない。
どんな仕掛けになっているかは不明だが、物資の持ち運びに困らないのならしのぶにとって都合が良かった。
(まぁ、だからと言って全部持っていく気は無いですけど)
病院内には未だ手つかずの薬や包帯が残っている。
ここにある物を根こそぎ回収してしまえば、今後病院に立ち寄った参加者が治療できない事態となってしまう。
故に必要な分だけを取り、残りはこのままにしておいたのだった。
ここにある物を根こそぎ回収してしまえば、今後病院に立ち寄った参加者が治療できない事態となってしまう。
故に必要な分だけを取り、残りはこのままにしておいたのだった。
改めて病院内を見回したしのぶから、感嘆のため息が漏れた。
内部は隅々まで清掃が行き届いており、白一色の内装も併せて非常に清潔な場所に感じられた。
しのぶ自身が運営する蝶屋敷だって、当然常日頃から清潔を心掛けている。
しかしこの場所は、それを凌駕する程に徹底しているようだ。
驚いたのはそれだけでは無い。
診察室にあった医療器具は、しのぶの知識にある物を遥かに超える高性能な代物ばかり。
都会にある最高峰の病院でもここまでの設備は有り得ない。
凄い、を通り越して、異常だとすら感じられる程である。
内部は隅々まで清掃が行き届いており、白一色の内装も併せて非常に清潔な場所に感じられた。
しのぶ自身が運営する蝶屋敷だって、当然常日頃から清潔を心掛けている。
しかしこの場所は、それを凌駕する程に徹底しているようだ。
驚いたのはそれだけでは無い。
診察室にあった医療器具は、しのぶの知識にある物を遥かに超える高性能な代物ばかり。
都会にある最高峰の病院でもここまでの設備は有り得ない。
凄い、を通り越して、異常だとすら感じられる程である。
(それにこの体も…)
現在しのぶの精神が入っている体の名はアリーナ。
サントハイムと言う王国の姫君。
聞き覚えの無い異国の、それも王族の少女の体であると知った時には流石に驚いた。
姫という肩書だが城内で大人しく過ごしているような人物ではなく、むしろその反対。
城を脱け出して自ら冒険に行く、『おてんば』という言葉がピッタリの人物なのだとか。
おまけにこのアリーナ姫、武術大会で優勝を掻っ攫う腕っ節を誇るらしいのだから、ここまで破天荒な御方となれば笑うしかない。
しのぶにとって問題なのは、経歴に偽り無くアリーナは武術を得意とした人物であることだ。
刀で突く攻撃を主体とした蟲の呼吸との相性は、言うまでも無く最悪。
支給品には刀があったが、アリーナの体では自身の技の真価を発揮するのはまず不可能だろう。
恐らくもう一つ支給されていた刃の付いた籠手らしき武器の方が、アリーナとは相性が良い。
尤も、体を動かす精神が自分では宝の持ち腐れだろうと、しのぶは自嘲気味に思う。
サントハイムと言う王国の姫君。
聞き覚えの無い異国の、それも王族の少女の体であると知った時には流石に驚いた。
姫という肩書だが城内で大人しく過ごしているような人物ではなく、むしろその反対。
城を脱け出して自ら冒険に行く、『おてんば』という言葉がピッタリの人物なのだとか。
おまけにこのアリーナ姫、武術大会で優勝を掻っ攫う腕っ節を誇るらしいのだから、ここまで破天荒な御方となれば笑うしかない。
しのぶにとって問題なのは、経歴に偽り無くアリーナは武術を得意とした人物であることだ。
刀で突く攻撃を主体とした蟲の呼吸との相性は、言うまでも無く最悪。
支給品には刀があったが、アリーナの体では自身の技の真価を発揮するのはまず不可能だろう。
恐らくもう一つ支給されていた刃の付いた籠手らしき武器の方が、アリーナとは相性が良い。
尤も、体を動かす精神が自分では宝の持ち腐れだろうと、しのぶは自嘲気味に思う。
そして改めて、殺し合いで最も異常な存在へ考えが向く。
「ボンドルド…」
あの男は何者なのだろうか。
あの男が所属している主催者達とは如何なる集団なのだろうか。
他者と肉体を入れ替え、異なる時間・世界から自分達を連れ出し、未知の設備が備えられた施設を配置する。
何よりも、死者の蘇生すら造作ない。
耀哉も煉獄も、そして少し先の未来では悲鳴嶼も死んでいる。
前者二人はひょっとしたら死亡する以前の時間から参加している可能性もあるが、悲鳴嶼からは確かに自分は死んだと聞かされた。
それに自分達は最初に集められた空間で、首輪を爆破された人間が生き返る様をハッキリと目撃している。
ボンドルド達は明らかに無惨を遥かに超える力の持ち主だ。
あの男が所属している主催者達とは如何なる集団なのだろうか。
他者と肉体を入れ替え、異なる時間・世界から自分達を連れ出し、未知の設備が備えられた施設を配置する。
何よりも、死者の蘇生すら造作ない。
耀哉も煉獄も、そして少し先の未来では悲鳴嶼も死んでいる。
前者二人はひょっとしたら死亡する以前の時間から参加している可能性もあるが、悲鳴嶼からは確かに自分は死んだと聞かされた。
それに自分達は最初に集められた空間で、首輪を爆破された人間が生き返る様をハッキリと目撃している。
ボンドルド達は明らかに無惨を遥かに超える力の持ち主だ。
「……」
死者の蘇生。
その言葉に引き摺られるように思い出すのは、最愛の家族。
鬼に殺された両親と姉も、主催者の力を以てすれば生前と変わらぬ姿をもう一度見る事ができるのかもしれない。
その言葉に引き摺られるように思い出すのは、最愛の家族。
鬼に殺された両親と姉も、主催者の力を以てすれば生前と変わらぬ姿をもう一度見る事ができるのかもしれない。
馬鹿な事を、と自身の考えを即座に否定する。
仲間や罪の無い人々を殺して得た奇跡に何の意味がある。自分の剣は人を苦しめる鬼を殺す為のもの。
たとえ本来の体でなく、日輪刀が手元に無いとしても鬼殺隊である事に変わりは無い。
一瞬でも下らない事を考えてしまうとは、殺し合い想定外の事態に少なからず動揺していたのだろう。
柱にあるまじき失態に、これでは駄目だと強引に思考を切り替える。
仲間や罪の無い人々を殺して得た奇跡に何の意味がある。自分の剣は人を苦しめる鬼を殺す為のもの。
たとえ本来の体でなく、日輪刀が手元に無いとしても鬼殺隊である事に変わりは無い。
一瞬でも下らない事を考えてしまうとは、殺し合い想定外の事態に少なからず動揺していたのだろう。
柱にあるまじき失態に、これでは駄目だと強引に思考を切り替える。
(そういえば、あの男もいるのかしら……)
無惨がいるならば、配下の鬼も同じく参加しているのかもしれない。
であれば、姉の仇である上弦の弐がこの地で暴れ回っている可能性もある。
しのぶは上弦の弐の名前を知らない。
だから名簿を見ても本当にいるのかどうかは分からず、仮にいたとしても今は別人の肉体に入っている。
これでは姉が死の間際に伝えた特徴も意味が無い。
とはいえ絶対に参加していると決まった訳では無いので、この考えは杞憂で終わるのかもしれないが。
であれば、姉の仇である上弦の弐がこの地で暴れ回っている可能性もある。
しのぶは上弦の弐の名前を知らない。
だから名簿を見ても本当にいるのかどうかは分からず、仮にいたとしても今は別人の肉体に入っている。
これでは姉が死の間際に伝えた特徴も意味が無い。
とはいえ絶対に参加していると決まった訳では無いので、この考えは杞憂で終わるのかもしれないが。
(……どちらにせよ、殺し合いを止め、生きて帰る方針に変わりはありませんね)
悲鳴嶼が来た世界のように、自分の世界も無惨の死という結末で戦いを終わらせる。
それには生還し、当初の予定通り上弦の弐に自身を喰らわせ殺さなくてはならない。
もし自分が殺し合いで死んでしまったら、悪い方向に戦いが狂い、無惨の勝利という最悪の結果になってしまうかもしれない。
加えて、しのぶが殺し合いで死ねばアリーナ姫はどうなるのか。
名簿に名は載っておらず今どこにいるのか見当もつかないが、もし生きているのならば無事なままの体を返してあげたいと思う。
そう遠くない内に鬼に喰われて死ぬ自分とは違いアリーナには未来がある。
アリーナの人生をこんなふざけた催しのせいで失わせない為にも、しのぶは死ぬ訳にはいかない。
それには生還し、当初の予定通り上弦の弐に自身を喰らわせ殺さなくてはならない。
もし自分が殺し合いで死んでしまったら、悪い方向に戦いが狂い、無惨の勝利という最悪の結果になってしまうかもしれない。
加えて、しのぶが殺し合いで死ねばアリーナ姫はどうなるのか。
名簿に名は載っておらず今どこにいるのか見当もつかないが、もし生きているのならば無事なままの体を返してあげたいと思う。
そう遠くない内に鬼に喰われて死ぬ自分とは違いアリーナには未来がある。
アリーナの人生をこんなふざけた催しのせいで失わせない為にも、しのぶは死ぬ訳にはいかない。
「……」
ふと考えるのは、この場で再会した仲間のこと。
彼が元いた世界で死んだのならば、自分の世界の彼も同じく無惨と戦い死んでしまうのだろう。
悲鳴嶼の死因に繋がったのは無惨の攻撃もあるが、上弦の壱との戦いで痣を発現させた事による代償と聞いた。
その行動を間違っているとは思わない。
むしろ上弦の壱という強敵相手に、出し惜しみするという愚行を犯す方が大間違いだ。
無惨との戦いは全員が死を覚悟して臨んだこと。
だからきっと、悲鳴嶼は己の選択を後悔などしていないはず。
彼が元いた世界で死んだのならば、自分の世界の彼も同じく無惨と戦い死んでしまうのだろう。
悲鳴嶼の死因に繋がったのは無惨の攻撃もあるが、上弦の壱との戦いで痣を発現させた事による代償と聞いた。
その行動を間違っているとは思わない。
むしろ上弦の壱という強敵相手に、出し惜しみするという愚行を犯す方が大間違いだ。
無惨との戦いは全員が死を覚悟して臨んだこと。
だからきっと、悲鳴嶼は己の選択を後悔などしていないはず。
(――悲鳴嶼さん)
それでも。
後悔していないと思って尚も、しのぶは悲しまずにはいられない。
後悔していないと思って尚も、しのぶは悲しまずにはいられない。
両親を殺した鬼から助けてくれた力強い背中。
カナエと二人で何度も鬼殺隊に入れてくれるよう頼み続け、やっと認めてくれた時の嬉しさ。
柱合会議の後で、いつかの時のように名前を呼んでくれた彼が、この世を去るのだと思うと。
どうしようもなく胸が締め付けられた。
カナエと二人で何度も鬼殺隊に入れてくれるよう頼み続け、やっと認めてくれた時の嬉しさ。
柱合会議の後で、いつかの時のように名前を呼んでくれた彼が、この世を去るのだと思うと。
どうしようもなく胸が締め付けられた。
【D-2と3の境界 聖都大学附属病院/深夜】
【悲鳴嶼行冥@鬼滅の刃】
[身体]:坂田銀時@銀魂
[状態]:健康
[装備]:海楼石の鎖@ONE PIECE、バリーの肉切り包丁@鋼の錬金術師
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:主催者の打倒
1:しのぶと共に鬼殺隊の仲間を探す。(最優先はお館様)
2:無惨を要警戒。倒したいが、まず誰の体に入っているかを確かめる
[備考]
[身体]:坂田銀時@銀魂
[状態]:健康
[装備]:海楼石の鎖@ONE PIECE、バリーの肉切り包丁@鋼の錬金術師
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:主催者の打倒
1:しのぶと共に鬼殺隊の仲間を探す。(最優先はお館様)
2:無惨を要警戒。倒したいが、まず誰の体に入っているかを確かめる
[備考]
- 参戦時期は死亡後。
- 海楼石の鎖に肉切り包丁を巻き付けています。
【胡蝶しのぶ@鬼滅の刃】
[身体]:アリーナ@ドラゴンクエストIV
[状態]:健康
[装備]:時雨@ONE PIECE
[道具]:基本支給品、鉄の爪@ドラゴンクエストIV、病院で集めた薬や包帯や消毒液
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止め、元の世界に帰る
1:悲鳴嶼さんと一緒に鬼殺隊の仲間を探す。(最優先はお館様)
2:無惨を要警戒。倒したいが、まず誰の体に入っているかを確かめる
3:もしも上弦の弐がいたら……
[備考]
[身体]:アリーナ@ドラゴンクエストIV
[状態]:健康
[装備]:時雨@ONE PIECE
[道具]:基本支給品、鉄の爪@ドラゴンクエストIV、病院で集めた薬や包帯や消毒液
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止め、元の世界に帰る
1:悲鳴嶼さんと一緒に鬼殺隊の仲間を探す。(最優先はお館様)
2:無惨を要警戒。倒したいが、まず誰の体に入っているかを確かめる
3:もしも上弦の弐がいたら……
[備考]
- 参戦時期は、無限城に落とされた直後。
【海楼石の鎖@ONE PIECE】
偉大なる航路の一部で産出される鉱石を鎖状に加工した物。
海と同じエネルギーを発しており、悪魔の実の能力者がこの石に触れると海に落ちた状態と同じに陥り、能力が使えなくなる。
またダイヤモンド並の硬度があり、破壊は困難。
偉大なる航路の一部で産出される鉱石を鎖状に加工した物。
海と同じエネルギーを発しており、悪魔の実の能力者がこの石に触れると海に落ちた状態と同じに陥り、能力が使えなくなる。
またダイヤモンド並の硬度があり、破壊は困難。
【バリーの肉切り包丁@鋼の錬金術師】
バリー・ザ・チョッパーが愛用している得物。
分厚い刃で人体も容易く斬れる。
バリー・ザ・チョッパーが愛用している得物。
分厚い刃で人体も容易く斬れる。
【時雨@ONE PIECE】
海軍のたしぎが持つ業物の刀。
海軍のたしぎが持つ業物の刀。
【鉄の爪@ドラゴンクエストIV】
鉄で鋳造された爪型の武具。武道家のキャラクターが装備する。
籠手の手の甲の先に鉄製の長い爪が付いており、これで相手を斬り裂いたり、刺突したりして攻撃する。
鉄で鋳造された爪型の武具。武道家のキャラクターが装備する。
籠手の手の甲の先に鉄製の長い爪が付いており、これで相手を斬り裂いたり、刺突したりして攻撃する。
【聖都大学附属病院@仮面ライダーエグゼイド】
鏡灰馬が病院長を務める大型総合病院。
地下深くにはゲーム病患者に処置を施す為の特別エリア、CRが設けられている。
CRにはドレミファビートの筐体も設置されているが、ポッピーはいないし神が出てきたりもしない。多分。
鏡灰馬が病院長を務める大型総合病院。
地下深くにはゲーム病患者に処置を施す為の特別エリア、CRが設けられている。
CRにはドレミファビートの筐体も設置されているが、ポッピーはいないし神が出てきたりもしない。多分。
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見える世界、見えない世界 | 悲鳴嶼行冥 | 49:たとえば絶対嘘だろって話に限って実は本当だったと思いきややっぱり嘘だったていう探り合い |
胡蝶しのぶ |