チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
自分のこととはいえ、それはそれでムカつくこともある
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changerowa
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ここは会場内にある施設の一つ、大きな劇場の中にこの女性はいた。
花冠をかぶり、無数の花があしらわれた白いドレスをまとった女性だった。
身体の詳細より先に中身の方を紹介すると、彼の名前はハムレット。
シェイクスピアの四大悲劇の1つ『ハムレット』の主人公であり、
叔父によって毒殺された父の無念を晴らすために、その身を狂気に委ねた王子である。
叔父によって毒殺された父の無念を晴らすために、その身を狂気に委ねた王子である。
そんな彼は今……
「コイツ、けっこうええチチしてるな~。せっかくの機会じゃし揉みまくったろ」
今の自分の身体を思いっきり堪能していた。
……実をいうとこのハムレットは、ある漫画家がギャグマンガ調のストーリーで描き上げたヤツなので、
原点と比べておちゃらけた感じになっているのである。
原点と比べておちゃらけた感じになっているのである。
「……おっと、こうしている暇はないんだった。一刻も早くデンマークへと戻り、にっくきクローディアスに復讐をせねば!」
そうしてしばらく自分のチチを揉みしだきまくっていた彼だったが、突然我に返り本来の目的を思い出すのだった。
「まずはここから脱出するために使えそうなものがないか、確認をせねば……」
そして自分に与えられた支給品などを確認するためにリュックを開くと、そこから何かがこぼれ落ちた。
「……何だこれは?」と彼がこれを拾い上げると、そこには彼がある意味知りたがっていたことが書かれていた。
「……なるほど、どうやらこれにはこの身体の持ち主のことが書かれているらしい、えっと何々……?」
『愛する者がある復讐の為、狂人になってしまった……
そう思い、人生に絶望してしまった女性。
小川のほとりで1人虚しく最後を迎える事となる。』
そう思い、人生に絶望してしまった女性。
小川のほとりで1人虚しく最後を迎える事となる。』
『あの人がおかしくなってしまった。
あの人のいない人生なら私ももう生きている必要なんてないわ』
あの人のいない人生なら私ももう生きている必要なんてないわ』
(な~んかどっかで聞いたことがある話だな……と言うか私の身の回りに起きたことじゃないかコレ?)
そうやって彼が一通りプロフィールの内容を確認していると、ふとあることに気が付いた。
「……あれ、裏にも何かあるみたいだぞ?」
それは、このプロフィールの裏側にも何か書かれているという事だった。
そして彼は裏側を見て、驚愕に包まれることになった。
そこには……
『欲望のままに私を抱いてぇ……あ、悪夢など……すべて忘れて……
ほら見て……私のここもぉ……ハムレットを求めてる……
あなたへの想いが溢れてるわ……お願い……』
ほら見て……私のここもぉ……ハムレットを求めてる……
あなたへの想いが溢れてるわ……お願い……』
この身体の持ち主が、恋人と思われる男と乳繰り合っている姿が写っていた。
……少しゲスな言い方をすれば、セッ〇スしている姿が写っていたのである。
彼はそれを見て盛大に噴き出した。
まさか乳繰り合っている姿が載っているとは思っていなかったからというのもあるが、
そこに自分の名前が書かれていることが一番の理由だった。
そこに自分の名前が書かれていることが一番の理由だった。
「恋人の名前が『ハムレット』って……もしかしてこの身体は、あのオフィーリアなのか!」
「でもあまりにも人相……というか体つきが違いすぎるし、もしかして別の作者が描いたヤツなのか?」
「でもあまりにも人相……というか体つきが違いすぎるし、もしかして別の作者が描いたヤツなのか?」
それらを受けて彼は、この身体の持ち主が自分の恋人である『オフィーリア』ではないかと考えた。
正確には"シェイクスピア"でも"みなもと太郎"でもない、別の人が描いた『ハムレット』でのオフィーリアではないかと考えたのだ。
正確には"シェイクスピア"でも"みなもと太郎"でもない、別の人が描いた『ハムレット』でのオフィーリアではないかと考えたのだ。
そうしてしばらく頭を抱えていたハムレットだったが、少し考えた後立ち直り始めた。
「……まあなんにせよ、私のやることに変わりはないし、一刻も早く戻って復讐を果たさなければな……」
「それにこの身体なら叔父も私だと気づかずに近づくかもしれないし、ある意味では渡哲也に船かもしれん」
「それにこの身体なら叔父も私だと気づかずに近づくかもしれないし、ある意味では渡哲也に船かもしれん」
どうやら本来の目的を果たすことを優先するために、気持ちを切り替えることにしたらしい。
こうして彼は行動に移すことにした。一刻も早くデンマークに戻り、父の無念を果たすために……。
(まあ、実際のところはそうしないと父の亡霊が何するかわからなくて怖いからなぁ……)
内心、父が何をするかわからないという恐怖を抱えながら……。
【ハムレット@みなもと太郎の世界名作劇場】
[身体]:惑乱する哀女@Alice Re:Code
[状態]:健康、プロフィールの内容に対する動揺(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3
[思考・状況]基本方針:父を毒殺したクローディアスに復讐をするために、まずは生還する。
1:何としても戻らないと、父が祟ってきそうで怖いんだよなぁ……。
2:この身体、オフィーリアなのか!……向こうの私、相当良い思いしてるなぁ……。
[備考]
参戦時期は、国外逃亡を図ろうとしたことでブチギレた父の亡霊に説教された後。
また、参戦時期の関係上オフィーリアが死んだことを知りません。
身体の持ち主のことを、『別の作者が描いたオフィーリア』だと認識しています。
[身体]:惑乱する哀女@Alice Re:Code
[状態]:健康、プロフィールの内容に対する動揺(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3
[思考・状況]基本方針:父を毒殺したクローディアスに復讐をするために、まずは生還する。
1:何としても戻らないと、父が祟ってきそうで怖いんだよなぁ……。
2:この身体、オフィーリアなのか!……向こうの私、相当良い思いしてるなぁ……。
[備考]
参戦時期は、国外逃亡を図ろうとしたことでブチギレた父の亡霊に説教された後。
また、参戦時期の関係上オフィーリアが死んだことを知りません。
身体の持ち主のことを、『別の作者が描いたオフィーリア』だと認識しています。
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