チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
知らない相棒
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changerowa
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「ふーむ……」
岩の上に腰を下ろし、鳥束は新たに支給された名簿を眺めていた。
自分の名前以外に、見覚えのある名前は一つ。
「燃堂力」。顔見知りではあるが友人の友人というレベルの関係性であり、深い付き合いはない。
正直、積極的に助けようという気にはならない。まあ、実際に出会った場合は協力してもいいが。
そんなことより彼にとって重要なのは、この場にどのくらいの女性がいるかだ。
自分の名前以外に、見覚えのある名前は一つ。
「燃堂力」。顔見知りではあるが友人の友人というレベルの関係性であり、深い付き合いはない。
正直、積極的に助けようという気にはならない。まあ、実際に出会った場合は協力してもいいが。
そんなことより彼にとって重要なのは、この場にどのくらいの女性がいるかだ。
「これはちょっと、悩ましいっすね……」
鳥束が引っかかっていたのは、「しのぶ」「蓮」「凜」など、男女どちらでも通用する名前がそれなりにいることだ。
これでは実際に会ってみないと、性別が判断できない。
あと、外国人の名前はそもそも男女の見分け方がわからない。バカだし。
これでは実際に会ってみないと、性別が判断できない。
あと、外国人の名前はそもそも男女の見分け方がわからない。バカだし。
「っていうか、よく考えたらこの状況じゃ中身と体の性別が一致してるとは限らないんすよね……。
中身がめちゃくちゃ魅力的な子だったとしても、体がおっさんだったりしたらさすがにきついなあ……」
中身がめちゃくちゃ魅力的な子だったとしても、体がおっさんだったりしたらさすがにきついなあ……」
ひょっとして、この場でモテようとするのはかなり無謀な試みなのではないか。
そんな考えが、鳥束の脳裏をよぎる。
そんな考えが、鳥束の脳裏をよぎる。
「いやいや、弱気になっちゃダメだ!
せっかくめちゃモテボディー(推定)を手に入れた、千載一遇のチャンス!
絶対に活かしてみせる!」
せっかくめちゃモテボディー(推定)を手に入れた、千載一遇のチャンス!
絶対に活かしてみせる!」
改めて決意を口にし、鳥束は立ち上がる。
その直後。
その直後。
「ん?」
鳥束は、自分に向かって近づいてくる何かに気づいた。
◆ ◆ ◆
(しまったぁぁぁぁぁ!! 荷物置いてきちゃったぁぁぁぁぁ!!)
時は少し戻る。
ボンドルトによる放送を聞いた善逸は、自分が支給された荷物を置いてきてしまったことに気づいた。
取りに戻ること自体はできる。
だがそうしてしまえば、あの変態天使と再び遭遇してしまう可能性が高い。
今度も上手く逃げ出せるという保証はないのだから、それは避けたい。
そもそも、天使が自分の荷物を回収してしまっていることも考えられる。
その場合は、完全な無駄足だ。
総合的に考えて、戻るのは悪手である。
ボンドルトによる放送を聞いた善逸は、自分が支給された荷物を置いてきてしまったことに気づいた。
取りに戻ること自体はできる。
だがそうしてしまえば、あの変態天使と再び遭遇してしまう可能性が高い。
今度も上手く逃げ出せるという保証はないのだから、それは避けたい。
そもそも、天使が自分の荷物を回収してしまっていることも考えられる。
その場合は、完全な無駄足だ。
総合的に考えて、戻るのは悪手である。
(どうすりゃいいんだよ、俺……。
しゃべれもしない動物の体にされて、道具も何もなくて……。
知り合いがこの場にいたとしても、確認もできないし……。
このままただの変なネズミとして死んでいくのかなあ……)
しゃべれもしない動物の体にされて、道具も何もなくて……。
知り合いがこの場にいたとしても、確認もできないし……。
このままただの変なネズミとして死んでいくのかなあ……)
悲観のあまり顔をしわくちゃにしながら、善逸はただ惰性で前進を続ける。
すると近くで、誰かが叫んでいるのが聞こえてきた。
すると近くで、誰かが叫んでいるのが聞こえてきた。
(え? はっきりとは聞き取れなかったけど、今の声って……)
その声が聞き慣れたものであると判断し、善逸は急いで声の方向へ向かう。
そして彼の目は、一人の青年を捉えた。
そして彼の目は、一人の青年を捉えた。
赤みがかった、独特の癖がある髪。
額の痣。
黒と緑で構成された、市松模様の羽織。
見間違えるはずがない。
善逸が心の底から信頼する友の姿だ。
額の痣。
黒と緑で構成された、市松模様の羽織。
見間違えるはずがない。
善逸が心の底から信頼する友の姿だ。
「ピカァァァァ(炭治郎ぉぉぉぉぉ)!!」
いても立ってもいられず、善逸は全速力で炭治郎に駆け寄る。
だがその様子を見た炭治郎から返ってきたのは、予想外の反応だった。
だがその様子を見た炭治郎から返ってきたのは、予想外の反応だった。
「えっ、何この動物! なんか泣いてるし、怖っ!」
「ピ!?」
「ピ!?」
一瞬思考停止に陥る善逸だったが、すぐに現状を正しく理解する。
自分がネズミになっているように、この場にいる人間は全て精神を入れ替えられている。
つまり目の前にいる炭治郎は、体こそ炭治郎だが中身は全くの別人ということになる。
自分がネズミになっているように、この場にいる人間は全て精神を入れ替えられている。
つまり目の前にいる炭治郎は、体こそ炭治郎だが中身は全くの別人ということになる。
(せっかくこれ以上ない味方を見つけられたと思ったのに……。
こんなのありかよぉぉぉぉ!)
こんなのありかよぉぉぉぉ!)
芽生えたばかりの希望を粉砕され、善逸はがっくりとうなだれる。
一方の炭治郎……もとい鳥束は、そんな善逸に冷めた視線を向ける。
一方の炭治郎……もとい鳥束は、そんな善逸に冷めた視線を向ける。
(なんなんすか、こいつ……。こっちは動物なんかにかまってるヒマはないんすよ。
さっさとかわいい女の子を見つけて……。ん? 待てよ)
さっさとかわいい女の子を見つけて……。ん? 待てよ)
いったんは善逸を無視して移動を開始しようかと考えた鳥束だったが、そこであることに気づく。
それは、眼前のネズミが首輪をつけていることだ。
それは、眼前のネズミが首輪をつけていることだ。
(ということは、こいつも参加者……。
となれば、今はこんな姿でも中身は美少女という可能性がある!
そうでなかったとしても、よく見るとこいつはけっこうかわいい……。
連れて歩けば、よりモテるかもしれない!)
となれば、今はこんな姿でも中身は美少女という可能性がある!
そうでなかったとしても、よく見るとこいつはけっこうかわいい……。
連れて歩けば、よりモテるかもしれない!)
わざとらしい咳払いで、いったん間を取る鳥束。
そして、満面の笑みを貼り付けて善逸に話しかける。
そして、満面の笑みを貼り付けて善逸に話しかける。
「いや、失礼しました。ただの野生動物かと思ったら、あなたも参加者だったんですね!
きっと一人では心細くて、俺のところに駆け寄ってきたんですね!
よかったら、一緒に行動しませんか!」
きっと一人では心細くて、俺のところに駆け寄ってきたんですね!
よかったら、一緒に行動しませんか!」
ガラリと態度を変化させた鳥束に対し、今度は善逸が冷めた視線を送る。
今の善逸に相手の心理を把握できるほどの聴覚はないが、それでも察せる。
たぶんこいつ、ろくでもないこと考えてる、と。
今の善逸に相手の心理を把握できるほどの聴覚はないが、それでも察せる。
たぶんこいつ、ろくでもないこと考えてる、と。
(一緒に行動したくねえ~っ!
でも一人でいるのもイヤだし!
いちおう殺し合いに積極的じゃないのはたしかみたいだし、とりあえず組んでみてもいいか?
炭治郎の体で変なことされても困るし!
いや、でもな~!)
でも一人でいるのもイヤだし!
いちおう殺し合いに積極的じゃないのはたしかみたいだし、とりあえず組んでみてもいいか?
炭治郎の体で変なことされても困るし!
いや、でもな~!)
愛想笑いを続ける鳥束の前で、頭を抱える善逸であった。
【F-3 森と草原の境目】
【鳥束零太@斉木楠雄のψ難】
[身体]:竈門炭治郎@鬼滅の刃
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:女の子にモテる!
1:殺し合い? まあなんとかなるでしょ
2:この小動物を連れていこう
[身体]:竈門炭治郎@鬼滅の刃
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:女の子にモテる!
1:殺し合い? まあなんとかなるでしょ
2:この小動物を連れていこう
【我妻善逸@鬼滅の刃】
[身体]:ピカチュウ@ポケットモンスターシリーズ
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]基本方針:殺し合いは止めたいけど、この体でどうすればいいんだ
1:この炭治郎もどきについて行くか、やめるか……
[備考]
参戦時期は鬼舞辻無惨を倒した後に、竈門家に向かっている途中の頃です。
現在判明している使える技は「かみなり」「でんこうせっか」の2つです。
他に使える技は後の書き手におまかせします。
[身体]:ピカチュウ@ポケットモンスターシリーズ
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]基本方針:殺し合いは止めたいけど、この体でどうすればいいんだ
1:この炭治郎もどきについて行くか、やめるか……
[備考]
参戦時期は鬼舞辻無惨を倒した後に、竈門家に向かっている途中の頃です。
現在判明している使える技は「かみなり」「でんこうせっか」の2つです。
他に使える技は後の書き手におまかせします。
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