カオスファンタズマ Re:睡醒篇 戦闘ログ①

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― 逃走中エリア「ODAIBA」 ―






移転クリスタルによって多くのプレイヤーが転送された先は…巨大な国際展示場「東京ビッグサイト」。
約800人以上にも及ぶ大勢のプレイヤーがひしめき合う中、
巨大建造物上部に設置されたモニターには「待機中」の文字が静かに点滅していた―――


フレイミス「……エントランスでもそれなりの数は往来していたが…実際の参加人数はこんなにいんのか…すげえもんだ……(改めてその参加規模を目前にし茫然と口を開く) 」

メノア「インドアな私には長時間の鬼ごっことかキツ過ぎるって……これならまだ攻略戦やってたほうがいいって……(既に死んだ魚のような目をして項垂れている) 」

浮世英寿「新イベントか…これは楽しめそうだな。当然、勝つのはは俺だ。(依然として自信満々な笑みを崩さない) 」

肆々玖「……で、結局チャオスってどう使えばいいんだ。(まだわかってないのかコイツ) 」

ニル「ぴ、ぴぇ…っ……ど、どうして……こ、こんな……っ……(いつも以上に顔を赤らめながらその場で縮こまるように佇んでいる。よく見るといつもの衣装から体操着のスキン――それも一昔前の俗にいうブルマ――を着込んでいるのだが、その様子から自分の意思によるものではないようだ) 」

ネモ「わっ、なにその格好!可愛いじゃん…♪(後ろからニルへ声をかける) 」

ニル「ぴゃあっ!?わ、ぁ……この前の……!え、と…これは…その……私じゃなくて……エリノラちゃんが、「これを着ると速く走れるよ」って、勧めてくれて…… でもこれ、すごく……恥ずかしい…ぃ……//// 」

エリノラ「 ♪~… (冷や汗をかきながら白々しく口笛を吹いている悪ノラちゃん) 」

ネモ「ふぅ~ん…そうなんだ…!いいなぁ…動きやすそうじゃん!ボクの学園の体操着もなんかダボってて動きにくいんだよねぇ……あ、ボクはネモ!この前は一緒に戦ってくれてありがとっ!よろしくねっ♪ 」

ニル「で、でもこれ…足…結構出てて…… あ、私…は、ニルと言います…!ネモさん、よろしくです……!(ネモの友好的な笑みに少しだけ心を落ち着かせる) 」

肆々玖「親切心なんじゃないか?それに"まあ、別にいいか"だ。どうせいざ始まったら気にしてる余裕なんて無くなる。慣れろ、多分慣れる。(ぬるり、と足音も気配もなくニルの後ろから声をかける。わざとではないが)しかし体操服か、現実では買う余裕が無いから着たこともなかったな……やはり買うべきだったのだろうか。 」

ヒロ「さーて………燃えてきたぜ……… 」

ガレア「くっだらねェ…何が鬼ごっこだ… こんなことで本当に上へ登れるのか…? 」

キコ「ガレアちゃん、危なくなったらお姉ちゃんが守ってあげるから心配しないでね…? 」

五十鈴大智「だけど、言い換えればこの『逃走中』はおよそ30層分の攻略戦に該当する。それに、このゲームは誰かが一人でも生き残ればいい… むしろボーナスイベント言っても差し支えないと僕は思うんだけどね。 」

イペリ「いやにしてもダルすぎんだろ!普通の戦闘もダルいのになんでここにきて鬼ごっこなんだよ……帰りてぇぇぇぇ…… 」

ノイン「新イベント…ゲーム遂行、了解。ハンターに要警戒。(ルールブックを再確認している) 」

ニル「あっ……は、はい…っ!(肆々玖の言葉に反応して振り返り、しゃきっと胸を張る) 」

マルコ「なんとか黄猿を倒してようやく進めると思った矢先に…これはとんでもねえ祭りが始まりそうだよい…! 」

猫背の青年「…………(プレイヤーの大衆の中で、一人だけ大きく背を曲げた金髪の青年。あらぬ方向を見ては何かを思うように目を伏せる) 」

絢林蘭嘉(オーディエンス)「────サラァ(艶やかな黒髪をなびかせながらカフェエリアで一服。研究所の皆には『ゲームを楽しんでおいで』とは言われた。見ている分にも面白いし参加するにもよし。ただ『しねない』という不満点に目をつむれば)…………(コーヒーおいしい。…次のゲームは鬼ごっこかぁ。走るの苦手だなぁ。わたし個人がなんらかの理由でしぬのはいいとしてもそれで足を引っ張るっていうのはなんだかなぁ)(そんなことを考えながらも仕草は深窓の麗人然とした物静かで繊細な雰囲気をかもしだす) 」

ベール「う゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!逃走中!!!!!!!!!!うわああああああああああマジかよ!!!!!!!!ハンターちょーーーーーーーーこえええええよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!あっ!!!!!持病のハンター恐怖症が再発した!!!!!!!!誰かあたしにドクターストップかけて棄権させてくれえええええええええええ!!!!!ついでに保険でチャオスも降りてくれええええええええええ!!!力不足で情けねえよあたしゃああああああああああああ!!!!!んぶううううううううううううう!!!!!orz(四つん這いで蹲り大量のチャオスを吐きまくる) 」

メディ(NPC)「テコテコテコテコテコテコ(ドクターストップと聞いて慌てて(※表情は真顔)ベールのもとへ駆け寄ると診察をはじめる) はい、仮病ですね。安心してゲームにご参加いただけますよ。 (それだけ言い残してNPC用の離脱クリスタルで消え去った) 」

ブラックホール「ま、動きやすければなんでもいいんじゃねえか?(ニルたちの作る影から生えてくる)ちょっと遅れちまったな、悪い悪い 」

ムスカ「ハッハッハッ…!最高のショーだと思わんかね!?見たまえ!!流行りの服はお好きですか!?( > > > ムスカ大佐もブルマで参戦!!! < < < ) 」

肆々玖「……あそこまで嫌がっているならあいつは棄権させるべきじゃないのか?(奇特なモノを見たという目でベールを遠巻きに見ている)来たか。しかしその力は鬼ごっこには有利に働きそうだ、逃げやすそうで。 」

スターウォーカー「 * このイベントにはヘドが出る 私こそがオリジナルのスターウォーカーだ ( > > > オリジナルのスターウォーカー参戦!!! < < < ) 」

ラタリア「はかせもがんばるのら!アサギ、ロジェスティラ!絶対勝つのらーーー!! 」

アサギ「じゃあ降りてくださいよ!!!博士軽そうに見えて意外とくっそ重いんですから!!!!(ラタリアをおんぶして既に息切れている) 」

パラガス「ついに来た…!地獄に行ってもこぉんな最高な殺戮ショーは見られんぞ。腐☆腐!なんとしても私とブロリーで勝ち残り、宇宙の中で最も缶環境が整った最↓高↑の大人のお姉さんたちと腐☆腐★腐な帝国を築き上げるのです!! 」

でがた三四郎「(棄権すればええか……と言う顔) 」

銀河のいたるところから集められたならず者逃走者たち『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!(※のべ3人)』 」

コンラード「(ロビーで自分が生き残る事に大金注ぎ込んだ賭けをされていると聞き引くに引けなくなった顔) 」

ヒロ「……ん、ニルちゃんじゃないか。その体操服よく似合ってるな。どうだい、自信の方は? 」

ジュラルの魔王「もう我々は、イベントをこの手に握ったも同然である!地球人の逃走力は、ジュラル星の500年前だ!奴らがどんなに早く走っても、我々に勝てるわけがない!この上は、1日でも早く逃走中をクリアし、死にかけているジュラル星のプレイヤーを呼び集め、再び平和と繁栄を取り戻さねばならん! 」

ジュラル星人「ぉーぉー (※約2名) 」

観客者(オーディエンス)『 \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / \ コンラード! / 』

イレイザーキャノン「ポーピー!!(ヒロを時速700kmで跳ね飛ばす) 」

実力者(オーディエンス)「うるさい 」

全力者(オーディエンス)「全力で…応援する…ッッッッッッッッッ!!!!!!コンラーd 」

実力者(オーディエンス)「言わせねーよ!?!?!?!?(全力者を取り押さえる) 」

エドガー「(あーそっか、一人抜ければ勝ち上がりか……まあメンツ的に大丈夫だろ) ゲームは楽しんでなんぼだ、今回は適当に自爆札切って退場でいいな 」

コンラード「(君たちを信じている、私はパンケーキを夢見ながら眠るので) 任せたぞ……!(圧) 」

優木せつ菜「逃走中…楽しみですね…♪それになんてたって舞台はお台場…!私たちにとっても聖地ですからね…!絶対負けませんよー!(* ^ᗜ^ *) ペカー✨ 」

エドガー「いやあんたはダメだろ、オーディエンス的にダメだろ 」

ガトウ「フンッ……フンッ……! ………なに?逃走中ってアームレスリングのことじゃねえのか???(※違います) 」

ヒロ「………そういえば君の地元だったか、お台場………(せつ菜を見て) 」

ヨハン(遊戯王)「ああ!潜水艦だ! 」

門矢士「……なるほどな、だいたい分かった。(ルールブックをポイ捨てする) どうやら波乱になりそうだな、このゲーム… 」

ターバンのガキ「(狩られる側になった事に困惑を隠せない顔) 」

ヒ口「うおおおおおおおおおおおおおおお!!せええええーーーーーーーーーーーっっつ!!俺は!!せっつーをただ推すんじゃねえ!!俺は!!俺が!!最高のせっつすになるんだ!!!せえええええーーーーーーーーーーーっつ!!! 」

ルシフェル「イーノック、そんな装備で大丈夫か 」

イーノック「大問題だ(三輪車) 一番いいのを頼む。頼む 」

オールマイト(幻覚)「(頑張れコンラード……!!君は新たなる象徴となるんだ……!!)(幻影ではない。完全なる幻覚のオールマイトがコンラードの背後霊の如く浮かぶ) 」


──── ブ ォン!!!(集められた全ての逃走者たち。彼らが思い思いの意気込みや心持を語る中、空中に直接映像が映し出される)


夜神ムーン「……まさか僕らが逃走中をやることになるなんて……ん、立体映像……もう始まるのか? 」


.>> ハロー、エブリワン…… <<(空中の立体映像がノイズを経てくっきりと映し出される。そこに現れたのはマントを携えた礼装を着こなした一人の男……)


ダークマイト(映像)「……俺は新しきオールマイト!!時代の象徴となる男だ!!!(ま た お 前 か) 」

アーニャ「(ええ加減にしてくれ)(だるだるだるだるだるだるだる) 」

ダークマイト(映像)「旧態にしがみつく者どもよ、新たなるカオスファンタズマを前にひれ伏すが…… 」

ハンター「ヌ ッ(ダークマイトの背後に現れ、ダークマイトを後ろから抱き着くように取り押さえる) 」

ダークマイト(映像)「な、なんだ貴様は!!?ぬ……ぬわあーーーーーー!!!!!!(ハンターに取り押さえられ、塵となって消滅する) 」

月村サトシ「―――――――カツ カツ カツ カツ カツ…(消滅したダークマイトの向こうから、靴を大きく鳴らして、その姿を現す)―――――――ようこそ、カオスファンタズマ『中層』へ……そして……Run For Challenge… 『 逃 走 中 』 へ!! 」

浮世英寿「―――――!?(塵となって消えたダークマイト…というより、その消滅化を齎したハンターの方に注目する) 」

草加雅人「……ようやく現れたか……だが、今のは…ッ……?(映像を睨みつける) 」

月村サトシ「改めて説明しよう。逃走中は、報酬を、名誉を、誇りを賭けて行う―――サバイバル・ゲーム。ルールは先ほど、私とエリノラが説明した通り。基本は、どんな手段を使ってでも、ハンターの追跡から逃れる。ただ、それだけのシンプルなゲーム!! 」

月村サトシ「ハンターの性能は今見てもらった通り。君たちには彼……ダークマイトが消滅したように見えただろう。ハンターは今見せた通り、触れた者を転送する機能を持つ。捕まった瞬間に……先ほどの彼のように、フィールドからは消滅……専用の牢獄エリアに転送されてしまうというわけだ 」

ブラックホール「……触れたその時点で消滅か……どんな風に転送されるのかと思ってたが、触れられた瞬間に転送となると悪あがきは無理そうだな~っ 」

村野さやか「……なるほど…ですが…ちょっと、びっくりしました…(完全に消滅するわけではないと聞いてひとまずは安心する) 」

月村サトシ「……さて。ハンターの見た目や能力を紹介するデモンストレーションも済んだところで……君たちには早速、このモニターのすぐ下を見てもらおう 」

ブロリー「なんだぁ…?(促されるままに下の方へ視線を落とす) 」


ギ   ュ    オ   ン   ッ   (月村がそう注目を促した瞬間、モニターの下に、中に人間大の物体を格納できる牢屋のような装置……『ハンターボックス』が、三つ出現する。勿論、その中に入っているのは先ほど紹介された、サングラスと黒スーツが特徴的なアンドロイド……「ハンター」である)


ニル「ぴぇっ……?!(実物のハンターを見て思わず恐怖で仰天する) 」

月村サトシ「初期ハンターは三体。彼らがすぐさま君たちに牙を剥くか……あるいは、君たちに猶予を与えてくれるか。それは君達次第だ。これより、オープニングゲームを開始する!! 」

月村サトシ「本来、逃走中のオープニングゲームは鎖引きや体内時計、サイコロなどで決定する。だが、これは「カオスファンタズマ」。逃走中である以前に、『バトルゲーム』なのだ。ここにいる皆、逃走者である以前に、戦士!!ゆえにこのようなものを、用意した…… 」


シ ュン ッッッ(ハンターボックスの前のエリアに、複数の人型のターゲットが出現する)


肆々玖「そう恐れるな。過剰に畏怖する必要はない、確かにあれを見た後なら恐るべき相手ではあるが……だからといって萎縮していちゃ何も出来ないぜ。(とん、とニルの肩を叩く)誰か一人が残ればいい……自分が捕まってもこう考えるんだ、"まあ、別にいいか"と。気張らず行け。 」

フレイミス「オープニングゲーム……?(現れた人型のターゲットを細目に捉える) 」

月村サトシ「このターゲットは人数分存在する。君たちは一人ずつ代表者を選出し…このターゲットを時間内に破壊してもらう。一定以上のダメージを計測し、それが規定に達した瞬間に壊れる仕組みだ。存分に力を振るってくれたまえ。破壊出来た者から、先にエリア内に逃走可能だが…その代わり、破壊に失敗すればその時点でハンターは放出される。位置的に一番ハンターに近いのは…破壊に失敗した者になるだろう 」

月村サトシ「もし全員が破壊に成功した場合…全逃走者に1分の逃走猶予が与えられる。全力を振り絞ることは他の逃走者にとっても利益につながるということだ。…ちなみに、ターゲットごとに耐久力は異なる。非力な者でも、耐久力の低いターゲットを引くことが出来れば…切り抜けられる可能性も、あるやもしれない 」

門矢士「なるほどな、だいたい分かった。ならばそのターゲットを…破壊してやる。 」

ブラックホール「な~んだ……つまり全力でぶっ壊せばいいってことか?なら話は早い…… 」

肆々玖「"ターゲットをこわせ"、って所か。手段は別に射撃に限る訳じゃないよな? 」

月村サトシ「ターゲットを壊す手段は何でも構わない。物理攻撃、魔法攻撃、概念攻撃…とにかく全ての攻撃が有効だ。人型なので、関節技や投げ技も通用する。あらゆる手段を使い、全力を尽くしたまえ。では……我こそは、という者から前に出てくれ。君の力がハンターを封じ込めるか、それとも解放させてしまうか…見せてもらおう 」


ズズズズズズズズ……(月村がそう言い残すと、モニターは消え、同時にターゲットを覆っていたバリアが消滅。攻撃可能になる)


ガトウ「―――― 俺がやろう…!(バサァ、と上着を脱ぎ捨てると筋骨隆々な肉体美が大勢の前に晒される) 力こそ"パワァ"というものを俺が見せてやる! (ターゲットの前に移動するや否や深呼吸する) 」

腹筋崩壊太郎「ガトウ団長!!見せてやってください!!貴方のパワーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!! 」

打ちはサスケ「ガトウ団長……!!やる気か!!(何故かラスリゾ組に混ざっているサスケェ…) 」




ガトウ「スゥゥゥゥゥゥゥ……―――――――ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ…………………!!!!!!!!!!(ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)(腰を落とし、両拳に力を込めるだけで地響きが起こる――――) 」

ベジータ「なんだ奴のパワーは!?戦闘力がみるみると上がってやがる……ッ!!??ぐわっ!?(パリーン!)(スカウターで計測するもすぐに計測富農によって破裂してしまう) 」

コンラード「あ、ああ……!なんて気だ………!! 」

黒咲一護「な…なんて霊圧だ…あんなバケモンみたいな霊圧してる奴がこの世にいたのかよ!! 」

茶度泰虎「(霊圧が消える) 」

ガトウ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああんんんんぬぅぅぅぅぅぅうううぅぅぅぅぅぅっぅぅぅぅぅううううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお………………ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴシュインシュインソュインソュインシュインシュシンュシュンイン………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)(膨張する筋肉と共にその全身から異常な闘気が顕現される。屋外の気温はその熱気により宛ら真夏の如き暑さが広がり、大地は高熱を帯び、ビッグサイトの向こうに広がる海は沸騰で 」

ストレイツォ「あの技を受けきった者はこの世にいない!!(このストレイツォ、解説せん!!) 」

ブロリー「な、なんて奴だァ……!!!(あの伝説の超サイヤ人のブロリー君もおったまげ!) 」

レヴィ「ガトウ団長!!!!かましたれ~~~~!!! 」

全ちゃん「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!(ガトウの気の余波で全王様もぶっ消し飛び!!) 」

ガトウ「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううううううううっはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああアァァァァあぁぁぁォォォォォォォォおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………………ッ!!!!!!!!!!!(ギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュイン!!!!!!!!!!!!!!)(それはもはや膨張熱の塊、否ッ!!!超新星(ビッグ☆バン)の兆候ッ!!!この漢が世界の中心であり、世界はこの漢を中心に加速するッッッッッ!!!!!!もはや今、何者にもこの漢の勢いを止めることはできないッ!!!!! 」

ザマス「この人間があああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!(同じく余波でついでに死ぬ) 」

スピードワゴン(オーディエンス)「やったッこの音! ブ厚い鉄板に流れ弾丸のあたったような音…いつも聞く「波紋」の流れる音だ! 」

フレイミス「なッ……!?アイツ、マジか…ッ……!!?あんな超人が他のパーティにもいたってのかよ…ッ!?なんて気のデカさだ……ッ!!間違いなく『親父』以上の強さだぞ…ッ…!!?(いいのかそれで) 」

アーデルハイト(オーディエンス)「   は????????    」

マルコ「生半可な覚悟じゃあ、あの男の前に立つことなどできねえよい……!相変わらず、すげえ"覇気"だよい…!!! 」

ずんだもん(オーディエンス)「説明するのだ!!ガトウのパンチは強い!!説明不要なのだ!! 」

肆々玖「……膨らみすぎてギチギチの風船見てるみたいだ、俺はこれにツッコミを入れた方がいいのか? 」

エドガー「(冷蔵庫の卵賞味期限近かったな、明日は目玉焼きにしよう……) 」

ベール「マジかよ!!!!!!!!!!!!!うわあああああああああああああああああああああああああああああちょーーーーーーーーーーこええええええええええええええええええよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!誰かあいつにパワーを分け与えてやってくれえええええええええええええええ!!!!!!!!!あたし一人じゃ力不足だよおおおおおおおお!!!!!情けねえよあたしゃあああああああああああああ!!!!!!! 」

魅上照「か、神ィ!!(ガトウの姿に神を幻視する) 」

ゴルベーザ「いいですとも!(パワーをガトーに送る) 」

米国の王(オーディエンス)「(早送りボタンを連打している) 」

「「「Not Skip Movie」」」(早送りボタンを連打する米国の王の前に出現する)

ガトウ「う゛お゛お゛゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛………ッ!!!!!!(┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨)(もはや巨人族をも超越せん勢いに膨れた巨椀、巨体の重みに耐え切れず、東京ビッグサイトのタイル地盤に凄まじい亀裂が走るッッッ!!!!!!!!亀裂からは上記が噴き出し、やがてはマグマが噴火し、世はまさに世紀末ッッッッ!!!!!それでも民はこの漢にすべてを託したッッッ!!!) 」

全ちゃん「ひどい目にあったのnうわあああああああああああああああああああああああああああ(ガトウの眼の前にリスポーンしパワーで圧死する) 」

アサギ「(これフ〇ーザの最終形態への変身で丸々1話分費やしたくらいの尺になるんじゃないすかね……)(全てを放棄した様な真顔の中で眼鏡に罅が入っている) 」

マッシブーン「(がとうの横に立ちビルドアップを繰り返して対抗する) 」

ヒロ「やっちまえ!!(パワーをガトウに送る 」

エリノラ「あーお客様!!!!!お客様ダメですあーーーーー!!!!お客様ダメダメあーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!(ガトウの闘気に吹き飛ばされまいとその辺の柱に必死にしがみついている) 」

ルクエス(オーディエンス)「楽しくなってきた^^ 」

パッショーネファミリー「(便乗し全ちゃんを炒め物にしている 野菜) 」

ザマス「はははどうだ全王が死ねばこのザマスこそが唯一絶対の神うわああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!(全ちゃんが圧死したのを見てウキウキで塵から復活するも同じくリスキルされる) 」

パラガス「はーはははははは!!!誰だが知らんがいいぞー!もはや逃走中など必要ない!このゲームごと消し去ってしまえー!!!(ピピピー♪)(※ダメに決まってんだろ) 」

柳生但馬「我が心もドキドキ 」

アーニャ「(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(ガトウの超人パワーに目玉が飛び出る) 」

今日のボス:ガトウがエネルギーを貯めている一方下の層で死亡

ルシフェル(オーディエンス)「よしわかった、説明しよう。これは"尺稼ぎ"だ。集◯社の漫画家などが頻繁に生み出す知恵の一つ……いや、技術か。 」

TNOK「……あくしろよ 」

アライさん「そうなのだ(便乗) 」

ガトウ「ハァハアハアハアハアハアハア……――――お前ぇら、待たせたなァァァァァァ……!!!!ようやく、"あったまった"ところだァァァァァァアアアア………!!!見せてやるぜ……この俺の渾身の"パワァ"ってやつをなァァァァァ……ッ!!!!!( オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ )(異世界アドラを捻じ曲げん程に完成された超絶強烈な闘気ッッッ!!!圧倒的、闘気ッッッッ!!!!この漢の闘志がこもった巨拳が震え上がり、今まさにッッッッ!!!!!この殺伐とした世界に解き放たれようとしていたッッッッ!!!) 」

ラタリア「いけー!!ガトウーーーーー!!!! 」

ピッコロ「行くんだ、ガトウ!!!! 」

ロジェスティラ「ᓀ‸ᓂ zzz… 」

林先生「いつ行くのか?今でしょ!? 」

モブにんじゃT「せんべいでも食べまス?(あ!とうとう時間稼ぎに嫌気がさしたモブがせんべいを配っているよ!) 」

カカロット「オメェの出番だ、ガトウーーーーーー!!!! 」

DIO「行け!!ヒイロ!!(誰?) 」

ドナルド「この世界に”平和”を定着させてくれ……!! 」

マフティー「やってみせろよ、ガトウ!!!!!!なんとでもなるはずだ!!!!!!!!!!! 」

保健衛生大臣(オーディエンス)「しかしねぇ……君の全力に全てが掛かっているのだから…… 」

ミスター・サタン「このミスターサタンもお前を応援するぞ!!見せてやれえーーーい!!!!(サーターン!!サーターン!!サーターン!!サーターン!!) 」


ガトウ、ボンバイエ!ガトウ、ボンバイエ!ガトウ、ボンバイエ!(アリのテーマが流れる)


野蛮ちゃん「お願いガトウちゃん!!!!!君は最高のフレンズだから!!!!!!! 」

観客者(オーディエンス)『 \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ コンラード! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ ガトウ! / \ コンラード! / \ ガトウ! / \ コンラード! / \ ガトウ! / \ ガトウ! /』

オールマイト(幻覚)「ガトウ君!!この言葉を忘れるな……さらに向こうへ!!!Plus ultra!!!!!(ガトウの背後に現れ、背中を押す) 」

解説璃奈「ちなみにボンバイエの正式な発音はボマイェですが、意味はぶっ〇せとやっちまえです。 」

ガトウ「行くぞォァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1!!!!!!!!!!!!!!!!!!!2!!!!!!!!!!!!!!!!!!3!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」

ガトウ「    ッ゛     ダ     ァ゛     ア゛   !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    !    (その巨拳がッッッッ!!!!ついにッッッッッ!!!!!!人型ターゲットにッッッッイイイイ!!!!!!!!炸裂するゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウッッッッッウッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!) 」

夜神ムーン「や、やったかッッッッッッッ!!!??!?!??!?!?!??!??!? 」


―――――――― TIME OUT.


ガトウ「       へ  ?           」

夜神ムーン「…………むしろ直前までよく待ってくれた方だろ 」




プ シ ュ ウ ウウウ ウ ウウウ ウウ ウ ッッッッ(時間切れを告げる無機質な電子音の直後、ハンターボックスから演出用の白い煙が勢いよく噴き出す)




―――――――  『 逃走中 』  スタート  ―――――――


ジョセフ・ジョースター「に……逃げるんだよォーーーーーーッ!!!!どけーっ野次馬どもーーーッ!!!!(真っ先に周囲の人を掻き分けて駆け出す) 」

アサギ「ガトウ団長おおおおおおおおおおおおおなにやってんすかあああああああああああああああああああああああああああ(ラタリアをおんぶし、寝ているロジェスティラの手を引っ張って涙目で全力逃走し始める) 」

フレイミス「くそが!!!!ちょっとでも期待した俺がバカだった!!!!(血相変えて逃げ始める) 」

コンラード「 え (スーツが爆発し周りを巻き込んで消し飛ぶ) 」

サソリ「もったいぶって派手にかました結果墓穴を掘るなんてどっかの誰かさんみたいだぜ(忍者らしくシャカシャカと足を動かしながら走り去っていく) 」

ヒロ「行くぞ!!(ダッと逃げ出す) 」

ハンターB「――――――――――― ガ シ ッ (ついにハンターボックスから解き放たれた三体の内の一体が、新距離で茫然と立ち尽くしていたガトウを「確保」した) 」


―――――――――― 「ガトウ」、確保


ガトウ「……燃え尽きたぜ……真っ白にな……サラサラサラ……――――――(ハンターに確保され、その身体が灰のように消滅した――――) 」

ナッパ「なんだァあの筋肉野郎もうやられちまいやがったぜ!? 」

ベジータ「(ハンターから)避けろォ!ナッパァ!! 」

ルヒー「ウソッ…ガトップウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!なぁにやってんだお前えええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!(ウンップに八つ当たりしながら逃げ出す) 」

いかりや長介「(オーディエンス)だめだこりゃ…(ガトウ確保が目に入り) 」

一人用のポッド「狼狽えるなナッパ、ベジータ!!オレに乗れ!! 」

ナッパ「おうよベジータ、ポッド!!アイツみたいにあっさり捕まっちまうのは御免だぜ!! 」

ナッパ「……宇宙船が喋りやがった!!? 」

ベジータ「よしわかった!ナッパ!!(ナッパに手を差し伸べ、一人用のポッドへ先に乗らせようとする。なんて仲間思いのサイヤ人なんだ…!流石、サイヤ人王子ベジータだ!)――――――― なんちゃって☆(ナッパをそのまま宙へと投げ飛ばした!!) お前は先に脱落しやがれ!!!ッハーーーーーー!!!!!(チュドオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!)(投げ打ったナッパに気弾を撃ち込み、ハンターの前に墜落するように図った!流石サイヤ人の王子ベジータ様!そうでなくては!!!) 」

肆々玖「……ったく、これだから奥の手をすぐ使わない奴は合理性に欠くんだ。(瞬時の状況判断、逃げ遅れそうな者や放って置いても大丈夫そうな者を区別してゆき―――)行くぞ、とりあえずここを離れる。(先程怯えていた所から逃げ遅れるかもしれないと判断し、ニルを手早く抱えて全速力でその場を離脱する) 」

ブラックホール「こっちだこっち 人通りが少ないぞ!!(ガトウが溜めている間既に逃走ルートを確保していたのか、肆々玖やニルを誘導するように手を振る) 」

ナッパ「ベ……ベジィィィタァァァァァァァ!!!!!!!(ハンターたちの元に投げ落とされ、慟哭と共に墜落していく) 」

ニル「ふぇ――――― ふ ゃ あ っ ? ! (何が起こったのか状況把握する間もなく肆々玖に抱えられて困惑。まともに異性と会話したこともなければ触れたことも当然ないため、あまりの突然の事態に思考が停止。顔が爆発したように真っ赤に染まった) 」

ハンターC「ガシィッ(当然の帰結としてナッパを確保、だが返す刀でそのままベジータにも容赦なく追跡を開始する) 」

ベジータ「ッヘ……汚ねぇ花火だぜ……コイツは俺様のモンだ…!ヘヘッ…最後に笑うのはこのサイヤ人の王子、ベジータ様だ…!(ウィーーーーン…ガゴンッ)(一人用のポッドに乗り込んだ) 」

ベジータ「  !!? (ポッドに乗り込んだのも束の間、ハンターCがこちらに迫っているのを見てびっくり仰天!) 早くしろー!間に合わなくなっても知らんぞー!!! (ポッドの操縦席をだんだん叩いて発進を催促する) 」


―――――――――― 「ナッパ」、確保


ナッパ「ち、畜生てめえ……う、恨むぞベジータァァァ!!!!(ハンターに確保され、無慈悲にも消し飛んでいった) 」

一人用のポッド「飛ぶ(飛ぶ) 」


――――――― ゲームが……始まったァ……!!


ベジータ「はーははははははー!!!勝った…!!これで…俺の……勝ちだァ……!!!!(確保寸前で飛び去れたことで勝利を高らかに宣言した) 」

エリノラ「みんな~!!がんばってね~~~~~!!(一目散に散り散りに逃げ出した逃走者たちへ大手を振って見送る) 」

肆々玖「いいガイドだ、このまま混乱に乗じて撒くぞ。(ブラックホールの誘う方向へ突っ走る)シーッ……静かに。騒ぐと勘付かれる、少し荒っぽいけど我慢してくれ。(口元に指を添え、静かにするよう宥める。なお、抱え方は俵にするソレとする) 」

ハンターC「―――ベタッ(だが、逃げ切ったと安心したベジータの一人用のポッドに何かが張り付いた音がする……)ハ ン タ ー だ ぁ (ナレーターボイス) 」

モア「はい……パラガス様と一緒に逃げても一生懸命に…… 」

ベジータ「はーはははは……――――――――  は ? (>>> この世の終わりのような顔 <<<) 」

ハンターC「バキッベキッ!(ポッドの蓋を容赦なくこじ開け、ベジータに手を伸ばし確保にかかる!) 」


―――――――――― 「ベジータ」、確保


ベジータ「 ウ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ――――――――――――(ハンターに触れられたことでその人影は消え、一人用のポッドの操縦席が「空席」となった―――――) 」



一方、とあるオーディエンスルームにて


クラウス「カタカタカタ…(殺風景な自身の観客席。必要最低限のものはなにもない。水と素っ気ない味がするレーション。ほかの部屋は華やかときく。中にはプレイヤーを招いてささやかながらパーティーを開いたオーディエンスもいるのだとか。生前の経験から多少はそういうことも気にし始めつつも、今は『気になること』を追求している) 」


今、一部のオーディエンスの中で話題になっている一種の都市伝説じみた内容。
例の第30層のエラー事件。誰が書き込みをしたかは知らないが運営はなにか隠しているというものだ。
これを見て次第に気になってきたクラウスは一部の、ハッキングが得意なオーディエンス同様、ゲーム内に忍び込んでみている。
もちろんハッキングなんてものはご法度。運営からしても金持ちのオーディエンスであろうがお帰り願う案件だろうが………。


クラウス「…。(見つけた。電子の海に転がっていたひとつのファイル。その中にあるのは第30層の映像データだ) 」

クラウス「…。(見つけた。電子の海に転がっていたひとつのファイル。その中にあるのは第30層の映像データだ)カチ(クリックして確認してみると映し出されたのはその際の戦闘だった。『階層ボスのディアボロスが突然のバグで暴走し制御をこえて周囲を破壊し始めた。──だがッ! プレイヤーの多くが奮戦し、脱落者や負傷者を出しながらも見事勝利を勝ち取った』…というものだった)……これが、運営の隠したかった不始末か? ………。 これが……?(顎に手を当てながらもう一度再生する) 」

クラウス「(あのボスの動きから見て、ゲームの制御を失うレベルのことは運営にとっても隠したいだろう。だからエラーが起きて"なにもなかった"と言った。それの口裏合わせも行った……)これが真実と?(ふと目を移したオーディエンス御用達の裏掲示板ではこれで話が持ち切りだ。そう、選ばれたオーディエンスだけがたどり着ける掲示板。そこで多くの者が高らかにこの映像データをもとにそれぞれの感想や考察を並べ立てている)…………(だが、ひとり彼は腑に落ちない感覚だった。かつての記憶、激動の20世紀の極秘作戦、そして世界の極限状態まで追い込んだとされるかの事件に携わった彼の直感が、ここで思考をとどまらせていた) 」

???「ずいぶんと熱心だねぇクラウスちゃん(オレンジのスーツに十字型の赤いタイ、黒手袋、そしてピンクのサングラスを着用。 髪は白く、雷の様な前髪が特徴。弾力があるのか何かよく伸びる。 目は緑色。肌は褐色。ここまで威圧的で存在感のある見た目に反してかなり気さくな声をかける) 」

クラウス「────(特にページやハッキングをしていたことを隠そうともせず、突然暗闇の奥からふたりの黒服を従えて入ってきた大男を見るや)…………巌徒、海慈(その名を呼んだ) 」

ガント「(クラウスに名を呼ばれニコッと笑い)や、や。最近どう? 泳いでる?(黒服が魔術のように空間からデータを抜き出し、椅子を取り出した。そこへ座るとそのまま明るい調子で)クラウスちゃんさぁ、『たまには外でない?』って言ってもぜぇんぜんオッケーだしてくれないから、さ。せっかくこんな規模のゲーム会場に来たんだよ?もっと楽しまなきゃ~。 」

クラウス「私は私で楽しんでいる。気遣いは必要ない。(それが性格とはいえ、ただありのままを無愛想に淡々と述べる) 」

ガント「ええ~ホントに~~?クラウスちゃんってインドア派なのかな? せっかく第二の人生(一時的だけど…)を歩んでるんだから、もっと明るく振舞ったっていいと思うけどなぁ。 」

ガント「クラウスちゃんの推しって、サ。たしか赤髪と金髪の女の子だっけ? …………うん、あの娘たちかわいいし強いよね。でもさ~クラウスちゃん。もうちょっと愛想よくしないと推しに出会ったとき距離置かれちゃうよ?ああいう娘たちはやっぱりそれなりに社交的な────(そう言いかけたとき) 」

クラウス「私のことを知っているのなら、それ以上は不要だろう。…………なんのようだ? あいにくだが何人ももてなす準備はしていない。水とレーションはある。勝手に食え。 」

ガント「────スッ(あけすけな態度をとるクラウスに黒服ふたりが怒気を入り交えた表情で詰め寄ろうとするがそれを手で制し)…… ………… …………………… ………………………………(しばらくの沈黙) 」

ガント「(重力魔法かなにかと錯覚するくらいの鈍重な威圧感が空間を埋め尽くす中)────いや、ね。ゴメンネ。急に来ちゃったからビックリしちゃったんだよね? ゴメンゴメン、別にからかいに来たとかそういうわけじゃあないんだ。ボクはただホントにお話がしたいだけだったんだよ(またさっきのようにニカッと笑うと、さっきまでの重圧感が消えた) 」

ガント「お話はほかでもない、今君がやってたことだよ。あぁ、別に君を運営に言うとかそういうんじゃあないんだ。……ただ、楽しんでるかな? なぁんて。 」

クラウス「何が言いたい? この映像データになにか不可解なことでもあったとかか? 」

ガント「ん~、中らずと雖も遠からず。────だってそれ、真っ赤な『偽物』だもん(ビヨンビヨンと跳ねる前髪を指でいじくりながら) 」

クラウス「────ダミー映像か。 」

ガント「ダミー映像、ってのもあるけど、よりゲームを楽しんでもらえるよう運営が作ったカバーストーリー………『隠し要素』ってやつさ。ほら、テレビゲームとかでもあったでしょ? 隠しコマンドするとゲーム内で特典もらえたりとかアイテム増えたりとかするの。あ、クラウスちゃんってそういうゲームしないか。メンゴメンゴ。 」

クラウス「(まんまと運営に踊らされていた。そして今もなお掲示板ではオーディエンスたちが得意げになにかを語っている。それを見ると少し哀れにも感じた)……ではなぜ運営はこんな手の込んだことをする? 楽しんでもらうために、だと? ダミー映像を用意するときというのは大抵、なにかから視線をそらすための行動だ。なんだ? 第30層でなにがあった? 」

ガント「なにがあったか、なにがあったんだろうね? いや、────『なにかがあった』んだよ。なにかというのはわからない。運営がそうしたのか、そのときのGMが独自にやったのか、真相は闇の中電子の海の中。だが確実になにかあった。その『なにか起きた』とは『なに』に対してなのか。……気にならないクラウスちゃん? 」

クラウス「(運営が隠さなくてはならないなにか。興味がないわけではなかったが…)私にどうしろという? 一介のオーディエンスにすぎない私にあれこれするほどの権限はない。 」

ガントが合図すると黒服のひとりが2枚の写真を見せる。2人のプレイヤーの姿が映し出されたそれは、クラウスにも見覚えがあった。────『ルドゥラ・ヤマト』、そして『オンドゥライダーブレイド』。 」

ガント「…第30層の参加者で、この2人だけが行方不明なんだ。おかしいと思うよねえ? なにもなかったんだったら、エントランスにでもいるはずなんだよ。特に仮面の彼なんて目立つ言動と行動してたわけだから、絶対目撃情報あるはずなんだ。………………でも、『消えた』。あの第30層のエラー事件と同時に。これって偶然だと思う?思わないよねぇ? 運営からのアナウンスもないし、他の参加プレイヤーからも話題が上がることはない。しかも、『村野さやか』ちゃんって子なんだけど……片腕失ってるんだよね。どういうことなんだろ。これも、偶然なのかなぁ? 」

クラウス「この二人を、探せと────? 」

ガント「ぃよッッッッ!! さすがクラウスちゃん!話が早い!…………ボクはね、知りたいんだよ。30層でなにがあったのかをね。そしてこの2人は30層でなにがあったかを『知っている』。……運営がプレイヤーと口裏合わせしなくちゃあならないレベルでかき消さなきゃいけないレベルのなにかを、ね。ボクはそう踏んでる。…フフフ、ちょっと大袈裟かもしれないけどね。でも情報は欲しいんだ。やってくれるよねクラウスちゃん? 」

クラウス「────(拒否権は、ない。この塔の電子の海で漂っていた自分の因子をすべて拾い上げ0と1の状態から全部組み立ててくれたのは彼だから)……なにを企んでいる?(だが知りたかった。そこまでして彼がなにを調べようとしているのか) 」

ガント「………………………………知る必要はないよ。クラウスちゃん。 」

クラウス「いや、だが────(そう言いかけたとき) 」

ガント「────────────必 要 な い と 言 っ て い る(声質が変わり軟化だった態度が一変して硬派でかつ神威に満ちたものに。直後クラウスを襲うこれまでのとは比較にならない重圧感。これまで修羅場と地獄を経験した彼でさえも息がつまりそうになり身体の節々が今にも砕けそうになってしまうほどに…) 」

ガント「…………………あれ、聞こえなかった?(また再びすべてが元に戻り)じゃ、よろしくねクラウスちゃん。あぁ、時間はかかるだろうから、適度に休憩はとってね? このご時世働きすぎはよくないから、サ。オーディエンスとして楽しんでるかたわらでやってもらっていいから。頼むよクラウスちゃん、ボクは君を信頼してるんだから。 」

クラウス「あ、あぁ……(嫌な汗がにじみ出た。まるで自分が武装も補給もなしにかつてのソ連やシャドーモセスに放り出されたかのような)だが、お前はどうする気だ? お前とてオーディエンス……そこまでの権限は、ない、はずだ。これは【違法】にもなるぞ? 」

ガント「あーあーあー、ちょっと言葉選びが悪いなクラウスちゃん。ボクのやってることは【違法】じゃあない。────【作戦】って呼ぶんだ。(そう言い残しクラウスのオーディエンスルームを去っていった) 」

クラウス「(ガントがいなくなったことで重圧から解き放たれる。いつもの部屋の雰囲気が戻りつつあったなかで、自身の手が震えているのがわかった。────なにかが起こっている。だが、今の自分になにができようか)ふぅ。なるほど、初めから私を手駒として使う気だったか(とはいえ、知的好奇心が働かないわけではない。消えたふたりの足取りをすぐに調べ始める) 」



――――――――――閑話休題……逃走中フィールド


L「(オーディエンス)もしかしたら夜神君も48のあの技を使える可能性もありますね…? 」

夜神ムーン「勘弁してくれ竜崎……僕がキン肉バスターなんか使えるわけないだろう(何故かオーディエンスのLの声が聞こえたのか、物陰に隠れながらそう返答する)……さーて逃走中か……僕も番組は見たことあるが、まさか参加する事になるなんてな 」




ブロリー「(その頃、ブロリーたちは未だに東京ビッグサイトにてハンターと対峙していた――――)フッフッフッ…!ハンターのパワーをいくら吸収したとて!この俺を越えることは出来ぬぅ!!!!!(バシュウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!!!!!!!)(気が高まる溢れる) 」

パラガス「気を静めろブロリー…!いくらお前でも優秀なハンターには勝てん!ここは大人しく他のエリアへ移住するのだぁ!! 」

カカロット「ベジータの奴しょうがねえなあ…(確保されたベジータに呆れている)まっ、俺には関係ないさ!あーばよっ☆(我先に逃げようとする) 」

ブロリー「カカロットォ…どこへいくんだぁ…?(ハンターそっちのけでカカロットの頭を鷲摑んでアッパーカット) 」

カカロット「オラカカロットじゃねえ!!!!孫悟空と…申しますぅぅぅ…ぎゃあああああああああああああ(ブロリーにハンターの方へと殴り飛ばされた) 」

ハンターB「(カカロットを確保する) 」


―――――――――― 「カカロット」、確保


カカロット「チッキョショオオオオオオオオオオふざけやがってええええええええええええええええええええええええええ(ターレスの断末魔みたいな顔で消滅) 」

パラガス「ふぁーーはははwwww これで能天気なカカロットも地獄へ行ったようだな。さてそろそろ我々もお暇させてもらうよ。 」

ブロリー「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!(カカロットを始末した勢いでそのままハンターBへ殴りかかる) 」

パラガス「待て待て待て待て待て!!!!!!!!💦💦💦 」

ハンターB「――――― ガ シ ッ ! (伝説の超サイヤ人であるブロリーの拳を片腕の素手のみで軽々と受け止めた) 」

ブロリー「ぬわぁにぃッ!?な、なんて奴だァ……!(仰天するあまりわなわなと震えながら後退していく)フッフッフッ…!そうこなくちゃあ面白くない!…………ん?????(ふと自分が繰り出したさっきの拳に視線を落とす) 」


\ デデーーーーーーン♪ / (なんということだ!!ハンターを殴る際に繰り出したブロリーの右の拳が、そのまままるごと"消滅"していたのだったァーーーーーーッ!!!)


ブロリー「な…なんじゃこりゃああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!? 」

パラガス「バカな息子にご教授しよう!逃走中ではハンターに触れられたら「確保」…!つまり!ハンターの手に触れてしまった時点で、ブロリー…お前はもう「確保」され、跡形もなく消滅する…というわけだァ!! 」

ブロリー「ばあああああああああああああああああああああああかああああああああああああああああああああああああああああなああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――――――――――――――――――\ デデーーーーーーン♪ / (――――――――「ブロリー」、確保) 」

パラガス「可哀想だがブロリー、お前は…私の足手まといでしかない。(ウィーーーーン…ガゴンッ)(一人用のポッドに乗り込む) 」

ハンターB「 ギュピ☆ ギュピ☆ ギュピ☆ ギュピ☆ (だが…ポッドに乗り込んだパラガスにハンターが迫るゥ……!!) ガ シ ッ …―――――― メ ギ メ ギ メ ギ メ ギ ィ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! (そのまま両腕で持ち上げて圧砕する) 」

パラガス「うおおおおおおおおおおお……ッ!!??(ポッドと共にぺしゃんこに潰されていく) 自分の息子の後を追うとは…これも親父サイヤ人の運命(さだめ)か……!!あーう☆  」

ハンターB「(そのまま牢獄のある方角へと剛速球で投擲した) 」

パラガス「ふぁーーーwwwwwははははあwwwwwwふぁーーーーーーーーーーー――――――――――――――――――\ デデーーーーーーン♪ / (――――――――「パラガス」、確保) 」

ピッコロ「今度は俺が相手だ!(逃げろよ)ちゃりゃーーー!!!(戦うなよ) 」

ハンターB「(ピッコロを蹴り飛ばして返り討ちにする) 」

ピッコロ「 ク ソ マ ァ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !  ( \ デデーーーーーーン♪ /  )(――――――――「ピッコロ」、確保) 」

銀河のいたるところから集められたならずもの逃走者たち『一生懸命に反抗するッッッッ!!!!!!(大群でハンターBを取り囲む)』 」

モア「ハンターキメェwwww」 」

惑星ODAIBAから連れてこられた奴隷共『チャオスの一つもくれねーんだぜ!ハンターなんて、宇宙の悪魔さ!』 」

Gちゃん「ワシは悪くねえ!シャモのせいじゃ!だからワシを見逃してくれ! 」

科学者「えーコンピュータが弾き出したデータによりますと、逃走成功率は「0」ですじゃ! 」

面接官「ところでぇ…ハンターのご趣味は? 」

ハンターB「(モブ共を一掃する) 」

銀河のいたるところから集められたならずもの逃走者たち『あらあらあらあらあらあrrrrrr?????????????( \ デデーーーーーーン♪ /  )(――――――――「ならず者たち」、確保)』

モア「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア( \ デデーーーーーーン♪ /  )(――――――――「モア」、確保)』 」

惑星ODAIBAから連れてこられた奴隷共『ニョアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア( \ デデーーーーーーン♪ /  )(――――――――「奴隷共」、確保)』

Gちゃん「ワシイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ( \ デデーーーーーーン♪ /  )(――――――――「Gちゃん」、確保) 」

科学者「うわへへhwwwwwwww( \ デデーーーーーーン♪ /  )(――――――――「科学者」、確保) 」

面接官「 と こ ろ で ぇ ? ? ? ? ? ? ? ? ? ( \ デデーーーーーーン♪ /  )(――――――――「面接官」、確保) 」

肆々玖「戦闘能力は言葉に尽くし難い程に隔絶している、逆らうよりは撒くべき……か。ルールの上だけでなく実際にも徹底的に強者として置かれているらしい。(一頻り振り切った後、遠方からハンターBの作り出す惨状を確認している)しかし何故わざわざあいつらは戦闘を挑みかかっているんだ、阿呆なのか。 」

ウザンクス「待て!人造人間!(※そうだけど違う) 僕はイケメン☆トランクスだぁ!!20年後の未来にはお前たちは存在しない!!なぜならお前たちはここでこの俺に殺されるからだ…!!さあ、俺は逃げも隠れもしない !どこからでもかかってこい!言っておくが僕は孫悟空さんのように甘くはないぞ? 」

ハンターB「(トランクスルーして他の逃走者を追い始める) 」

ウザンクス「  ハ ァ ☆   」

ギニュー「(待てよ…?ハンターとボディチェンジすれば自分がハンターになれるのでは?)フフフ……!!必勝法見つけたり!!チェーーーーーーーーンジッ!!!!!(ハンターBと体を入れ替えようとする) 」

ハンターB「ガキィンッ!(ハンターのサングラスがギニューのボディチェンジのビームを跳ね返し、その隙に確保する) 」

ギニュー「そんなバカなあああああああああああああああああああああああ( \ デデーーーーーーン♪ /  )(――――――――「ギニュー」、確保) 」

フレイミス「触れただけで終わり、か…目撃されたとしても奴の射程範囲内に入らないように常に距離を保たないように意識しないとな……(消えていく面々を他所目に北の方角へ逃げていく) 」

ニル「はわわわ…っ………あ、あの……っ………//// (冷静に分析している肆々玖とは対極的に、もはや周囲に目を配る余裕もないくらい今の我が身の状態にパニックになっている) 」

肆々玖「ん……ああ、そろそろ落ち着けるべきだな。(そっとお米様抱っこ状態のニルを降ろす)大分遠くからだから見えたかわからないが……ハンターは"絶対に逆らうべき相手じゃない"と設定されているらしい、ああも強いと開き直れるってもんだ。だから恐れる必要はある、けど恐れすぎる必要もない。足止めで十分だ。いいな?(ゆっくり宥め、落ち着かせる) 」

ニル「ひゃ……ひゃい……/// (どうやらそれどころじゃないくらい頭の中がパンクしている模様) 」

ヒロ「………油断はできないな。あれは…!(消えていく面々を見ながら東に逃げていく) 」

肆々玖「……?参ったな、どうしてこんなにパニックになっているんだ?(人と感覚のズレているこの天然ボケ男、理由が全く分からないのである)仕方ない……ここでじっとしていてもいずれ見つかる、また少し荒っぽくなるぞ。恨み言は後から聞く。(ひょい、と再びニルを俵の如く抱えてその場を後にする) 」

ブラックホール「カーカカカカカ!!(その様子を見て顔を抑えて大笑いする)……ま、あの様子だと見つかったら逃げるのも一苦労しそうだ。基本は隠れて……見つかっても逃げられるような位置取りを考えておくのが大事っぽいな 」

ハンターA「…………………………(そんな中、まだ誰も見つけていないハンターが道の中央を堂々と、逃走者を探しながら散策するのが見える) 」

ルヒー「全員!!!!!逃げることだけ考えろォ!!!!!!!今の俺たちじゃ!!!!!!こいつらには!!!!!!勝てねえええええェッ!!!!!!!!!!!!!!(ドンッ!!!!!!!!!!!!!!) 」

ハンターB「―――――― シ ュ ン ッ !("剃"に匹敵する速さで麦わらの一味を次々と確保していく) 」

ゾロ「ゼェゼェ……お前ら、新型コ〇ナウイルスって知ってるか…?ゼェハァ…欲望を吐きだしたり…サッカー場でスーパーカーによって命の危機にさらされるんだってな…!?ハァハァ…剣士たる者…予防も鍛錬も欠かせねえ!なぜなら背中の傷は…剣士の恥だからな…!!!(ドン!!!!)(――――「ゾロ」、確保) 」

ルヒー「ゾロオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!教えはどうなってんだよおおおおおおおおおおお!!!!!!! 」

ブルック「危ないですよお二人とも!!!!お守りします!!!!!この!!!!アカウントに変えても!!!!!!!あ、私既に2アカウント目なんですけd―――(――――「ブルック」、確保) 」

ウンップ「ひえええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええ俺は勇敢な海のゴッドウンップ海賊株式会社の社長だあ!!?俺には8000人の社員がいるし毎日フェラーリで大量のシビックをドミノ倒しして暇をつぶして俺の彼女はビビに似ているしこの前四皇にもなったしなあ!?(――――「ウンップ」、確保) 」

ルヒー「ブルックウウウウウウウウウウウウ」!!!!ウンップウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!何やってんだお前ええええええええええええええええ!!!!!!!!!! 」

サンジ「ンナァミすぅわぁぁぁぁぁぁぁああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~ん!!!!!!!!(世界の中心で愛を叫ぶ)(――――「サンジ」、確保) 」

ナミ「ルヒー!あたしを助けるのが「当たり前だ!!!!!!!!!!」って言いなさいよ!!!!!(――――「ナミ」、確保) 」

ルヒー「サンジ!!!!!!!!!!ナァミィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!! 」

チョッパー「帝京平成大学のここがすごいんだゾ!!!!!何がすごいかは俺も知らねえけどな!!!!(――――「チョッパー」、確保) 」

フランキー「(Q.「blue」を日本語にすると?) A. ァオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!  (――――「フランキー」、確保) 」

リリー・フンラキー「ルヒーーーーーーーー!!!コーラは好きかぁーーーー????? 」

ルヒー「フランキイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!チョッパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(もうその宣伝は)やめてくれえええええええええええええええええええ!!!!! 」

ロビン「 (末代まで) 生゛ き゛ た゛ い゛ ! ! ! ! ! ! ! (――――「ロビン」、確保) 」

ルヒー「ロビーーーーーーーン!!!!!!! 」

ルヒー「ウッ……うぅぅぅ……!!お、俺は……!!仲間一人もぉ…救えないぃ……!!!orz 」

ジンベヱ「ないものはない!!!!!今のお前に残っておるものは、なんじゃ!!?………(ここで辺りを見渡して確認する)………なにもないではないか!!!!!!!(薄情にもルヒーを見捨てて一人海へと飛び込んで逃走した) 」

ルヒー「俺は…弱い!!!!!!!!!!!!!(ドンッ!!!!!!!!!!!!!!)(――――「ルヒー」、確保) 」


麦わらァ…海賊団-――――― 壊 滅 (   ド    ン    !    )


戦桃丸「……麦わらはおめェみてェなカスじゃねェよ!!!(確保され消滅するルヒーを見てそう吐き捨てた) 」

城之内克也「くっ!!ヤバいぜ遊戯、海馬!!あんな目にも止まらないスピードで追いかけられたらひとたまりもないぜ!!(物陰に隠れ、ハンターたちの様子をうかがっている) 」

海馬瀬人「狼狽えるな凡骨!決闘者(デュエリスト)たる者!一度始めたデュエルを放棄してはならない!!ましてや「自首」などもってのほか!!そんなことは!この俺が!!断じて!!!許さん!!!! 」

闇遊戯「気を付けなAIBO!見つかったらヤバいって!!奴らは見失った逃走者を追うことはない……ジグザクに逃げるんだZE!!! 」



一方、その頃――――




月村サトシ「……フフフ…いい緊張感だ。この『逃走中』において、いかなる強者や能力者といえども、ハンターの前では誰もが等しく無力。その脅威を嫌でも噛み締め、是非とも最後まで生き延びてほしいものだ。さて…―――――(ここで瞳を閉ざし方の力を脱力させる) 」

月村サトシ「  バ シ ュ ン ッ  (すると、西洋衣装に身を包んでいた青年の姿が一変。ホログラム体として形成されていた外観がリアルな人の様を顕現する。否、逆だ。この姿こそ…ゲームマスター「月村サトシ」本来の姿なのだ――――)―――― 間もなく、最初の『ミッション』を発令する時間だな。 」

ルシオン「 プ シ ュ ー … ―――― (真っ暗なGMルームに踏み込み、ゲームを俯瞰している月村の背後に歩み寄る) イベントの方は順調に進んでおられますか?月村氏。……今しがた、後半エリアのアセットデータの反映テストが終わりましたので、そのご報告をば。 (黒縁の眼鏡をかけた研究員の青年が朗らかな笑みを浮かべたまま彼の背中へ語り掛ける) 」

月村サトシ「……ルシオンか。(振り返ると共に彼の姿を捉える)…ご苦労。これで首尾よく「逃走中」は進行できる。さて、プレイヤー諸君は最後まで生き延びることができるのか…見ものだな…。 」

ルシオン「―――――(メガネを歪に光らせて月村の横顔を静観する)……つかぬことをお聞きしますが、第30層にてギロリ氏から没収した例の『ヴィジョンドライバー』は、今、どちらに…? 」

月村サトシ「……?彼のドライバーなら現在、開発部に修理を出している。件のプレイヤーとの戦闘で派手に破損していたからな…。「山野博士」がその修理にあたっている。……それが、どうかしたのです…? 」

ルシオン「……いえ、なにも。(僅かに首を垂れる)GM権限の象徴たる『ヴィジョンドライバー』が無事であれば、それで何より。エリノラ氏にまたいつ「自我」が芽生えるか分かったものではありませんからね。 」

月村サトシ「あなたがそれを気にする必要はありません。彼女の事は、私に任せてほしい。 」

ルシオン「そうですか… 失礼いたしました。(一例をし、踵を返してその場を後にする)…………――――― ニ ヤ (その死角で、歪に口角を吊り上げた―――――) 」

月村サトシ「さて…――――― バ シ ュ ン ッ  (再びモニターへと振り返ると、その生身の身体に電脳体が纏われた)―――― 最初の『 ミッション 』を発令しよう。(手元にホログラムウィンドウを展開し、慣れた動作で画面を操作する――――) 」



d r r r r r r … ――――――― ♪ ( メールだァ…… )(ここで、全逃走者のスマホにメールの受信音が鳴り響いた)




城之内克也「な、なんだ?メール?……これが噂のミッションって奴か!? 」

フレイミス「うおおぉっ!?な、なんだぁ…!?(唐突の通知音に仰天して慌てて身を潜めながらスマホを起動、メール内容を確認する) 」


──── MISSION.① ハンター放出を阻止せよ!


────これから15分、合計6個のハンターボックスがお台場の各ランドマークに設置される。ミッション時間が過ぎ次第、ハンターが順次放出される。


城之内克也「いぃーーーーっ!!?いきなり6体も増えるのかよ!!? 」


────しかし、各ハンターボックスには対応する「カードキー」が存在する。
それをハンターボックスに翳すことによってボックスを施錠。
中のハンターの機能を停止させることが出来る。
勿論、施錠したハンターボックスの数だけ増加するハンターの数は減少する。


ネモ「…「カードキー」…それがあれば…! 」


────カードキーは各ハンターボックスが配置されたエリアの近くに存在する。
エリアのどこかにそのまま隠されているもの、ショップから購入しなければならないもの、
宝箱に入っているもの、それを守る幻影体を撃破しなければならないもの…
…隠され方はそれぞれだ。



────ハンターボックスは開始地点となったビッグサイトを始め、
イーストプロムナード、ダイバーシティ東京プラザなど、
お台場を象徴する複数のロケーションに配置されている。


────詳細な位置は、以下に添付した画像の通りだ。




  • 有明テニスの森公園
  • イーストプロムナード
  • 東京ビッグサイト
  • ダイバーシティ
  • 青海コンテナ埠頭
  • 自由の女神像…?


夜神ムーン「これは……ハンターボックスを探すというより、そのカードキーをどうやって手に入れるかが鍵になりそうだな…… 」

門矢士「なるほどな、だいたい分かった。この六か所に設置されたハンターボックスとやらを見つけ…破壊する…!(わかってない) 」

ヒロ「なるほどな……どこに探しにいくか… 」

優木せつ菜「あっ、ヒロさん!!(「おーーい!」と大手を振りながら駆け寄ってくる)メール見ましたか…!?最初のミッション…いきなりハンター6体放出は不味いですよ!ちょうど私たちは「自由の女神像」付近のエリアにいるので、そこへ行ってみましょう! 」

浮世英寿「とりあえずは現地に向かってみねえと始まらないな…(スマホの地図で確認し、自分が「有明テニスの森公園」にいることを把握する)……運よくこのエリアにあるらしいな。(ニヤリ、と自信ありげに笑う) 」

ニル「え、と……私たちは……あっ……!(ミッション内容と地図を見比べているとあることに気づく)「ダイバーシティ」……ひょっとして、あの大きな建物の中でしょうか……?(肆々玖とブラックホールに指し示すは大型ショッピングモール。かの有名な「ユニコーンガンダム」が立っているあの施設である) 」

マルコ「コンテナ…ということは、海沿いだな…!ここからだと距離はああるが、飛んでいけば訳ないよい!(両腕を再生の炎で滾らせ両翼を顕現すると、不死鳥の如き相貌でその目的地へと飛んでいく) 」

海馬瀬人「ふぅ↑ん↓……いいだろう、そのデュエル、受けてたつッ!!この俺の実力を『運営』共に見せつけてやるわッ!そうと決まれば早速ゆくぞ!!進路を「ビックサイト」に取れ!全速前進DA!!!!!(はーはははは!と豪快に笑いながら来た道を戻るようにスタート地点の「東京ビッグサイト」へと駆け出していく) 」

磯野「ミッション開始ィーーーー!!!!!!(海馬にお供する) 」

フレイミス「……「イーストプロムナード」……?(地図を確認して周囲を見渡し、今まさに自立っているエリアがそれに該当することに気づいて唖然とする)………おもくそ「ここ」じゃねえか…!どこだ、何処にある…!?(慌てるように右往左往と見渡し始める) 」

ラタリア「アサギ!はかせたちも後れを取らないようにミッションへ向かうのらー!(おー!) 」

アサギ「じゃあそろそろ降りてくれませんかねぇえ!?足腰キツいっす!!! 」

村野さやか「小鈴さん、私たちは「ダイバーシティ」のデパート内を探してみましょう。きっと他の皆さんも探しに向かっているはずですが、建物内だといろいろ込み合っていて見つけるのも大変かと思いますので…みなさんと協力して発見しましょう! 」

ヒロ「………おっ、せつ菜ちゃん!(駆け寄ってきたせつ菜を見て)あぁ、見たよ。早くハンターを封印しに行かないと…!よし、「自由の女神像」…?(なんだ?この?っての)に行ってみるか! 」

優木せつ菜「はいっ!案内は任せてください!お台場は私にとって庭みたいなものですから!(* ^ᗜ^ *) ペカー✨(ヒロと共に目的地へと向かって行く) 」

城之内克也「く、クソッ……!!俺たちもこうしちゃいられねえぜ!!なあ!!(そう言って遊戯と海馬の方に振り返る) 」

徒町小鈴「はい、任せてくださいさやか先輩!徒町、頑張ります! 」

五十鈴大智「ここからだと「青海コンテナ埠頭」が限りなく近い。ミッションに動き出せばハンターに見つかる可能性も高まる…ガレア、慎重に行こう。 」

ガレア「ッハ…こそこそ動くのは癪だが、仕方ねえ……行くぞ(チーム・ガレアの面々を引き連れて目的地へと駆け出していく) 」

肆々玖「よし……よく見つけたなニル、俺達も向かおう。数は少なく留めた方がいい。(ぐっ、と足に力を込め―――)飛ばすぞ、しっかり捕まってろ。(【野分】の要領で一気にダイバーシティの方向へとカッ飛んでいく) 」

ブラックホール「付き合うぜ~~~~っ(飛んでいく肆々玖の影に入り込み、その移動に便乗する形で同行した) 」

猫背の青年「………―――――― ニ ヤ (大型ショッピングモールへと向かう肆々玖一行を、一人の青年が不気味な笑顔を浮かべて見つめていた――――) 」



― 逃走中エリア「ODAIBA」・ダイバーシティ・1F ―




大型商業施設「ダイバーシティ」…
屋上テラスを除いて全部で8Fまで存在するこの建物内は、逃走者たちにとってはまさに"迷宮"…
この広大な内部で、ハンターボックスを、見つけられるかァ…!?


村野さやか「小鈴さん、手分けをして探しましょう…!私は3Fフロアを見て回ります!(小鈴にそう伝えて駆け出していく) 」

ニル「あうぅ……すごく、広い……!こんなに広いところから、どうやって見つけけたらいいんでしょう…?時間も、あまりないみたいですし……(1Fにて三人で固まって行動している) 」

ムスカ「はっはっはっ……!なぁに、心配せずともすぐに見つかりますよ。何故ならこの私が探し当てるのだからな!(5Fにてメノアと行動していた) 」

メノア「ちょッ…声デカい……!ハンターが中にいたら響いちゃうでしょ…!?ったく…なぁんでこんなところまできてこのグラサンのおっさんと一緒なわけ……?はぁ……(大きなため息を吐く) って言っても、当てもなく歩き回るのも効率悪いでしょ。この地図…流石に建物内部の構造は描写してくれていないみたいだし…は~~~めんどくさっ! 」

肆々玖「マップは無いか?ちょっと考えがある、手分けするより効率的だ。(名案一つ、と言うように地図を要求する)まあ、少し消耗する事にはなるけどな。 」

ブラックホール「ハンターボックスを見つけてもカードキーが必要だ……むしろ目立つハンターボックスよりカードキーを探した方がいいかもな 」

ニル「ふぇ…?あ、はいっ…!ただ、スマホのマップには建物の内部は書いてなかったので…あちらのインフォメーションからパンフレットを貰ってきました…!(そう言って折り畳み式のフロアマップを広げてみせる) 」

肆々玖「上出来だ。それなら……少し、集中するから……警戒とか任せる。(パンフレットのマップを速読、ものの数秒で済ませ)……よし、やるか。"暁の祈祷<ルエゴ・アルバ>"、"フェーズ:1<プリメロ>"―――"闘気探知<ラダール>"!(曙色の闘気を纏い、薄く広げてゆく。本来のフェーズを無視した闘気の広がりは普段より弱々しく、しかし着実に施設全体へと第二の視野が細部まで伸びてゆく) 」

ニル「………??(肆々玖の様子を、ブラックホールと視線を交わしつつ首を傾げながら静かに見守っている) 」

徒町小鈴「はい!徒町、4階の方に行きます! 」

ブラックホール「なるほどな……レーダーみたいなもんだ。アイツはおそらく超人パワーやオーラの類を薄く広く極限まで引き延ばして、この建物全体を見通そうとしてやがる……便利な技だ 」

肆々玖「……いかん、な。やっぱり……息があがる……。(ドクン、ドクンと心臓の鼓動が二人にすら聞こえるほど大きくなる。常人より殊更大きいのだが、脂汗を見るに相当激しく消耗しているらしい)よく、わかったな……その通り、だ……ッ。けど……見ての通り、集中して他に気が……回らん。(一階、二階、三階と闘気が隅々まで広がり異物―――即ちボックスとカードを探る) 」

ニル「そんなすごいことができるんですね……!あっ……?(だが息が上がる彼の姿を心配そうに瞳を細める) 」


そんな彼らが探索するダイバーシティの中にィ……


ハンターA「────カツ、カツ、カツ…… 」


…ハンタァ……!!




村野さやか「―――――!?(上の階からハンターAを偶然目撃してしまいガードレールに身を潜めながらその瞳孔を伺う)………(下の階にハンターが…!小鈴さんは私の上の階だからまだよかったけど…やっぱり潜んでいたみたいですね……) 」

メノア「……ねえ?なんか、下の方から変な足音聞こえなかった……?(普通逃走者なら音を立てずにもっと慎重に歩くはず……いや、まさか…ね……?) 」

ムスカ「ハッハッハッ…!心配には及ばずとも、私がついている!このムスカ大佐がな!!! 」

メノア「シーーーッ!!だから声が大きいって!! 」

肆々玖「……まずい、な。(広がった闘気に触れた"それ"を感じ取る)……来てるぞ、ハンター。ちょっと……俺を抱えて逃げてくれないか?今……集中を解くと、広げた闘気がパアだ。あっちから、来てるから……(ハンターの来る方向を伝え、二人に指示を出す) 」

ニル「……!(ハンターと聞いてビクリと反応する) 」

ブラックホール「よし、オレが担ぐ。なるべく揺らさない方がいいか?(肆々玖を抱きかかえるように手を添え) 」

肆々玖「問題、ない……俺はヤワじゃないからな。(集中して闘気を広げ、四階―――残るは四階層分)どっちにいるか、は逐一……伝える、従ってくれれば……鉢合わせはしない、はずだ。 」

ニル「……じゃあ、私は万が一に備えて…!(手元に固有霊装の剣「エトセトラ」を顕現する) 」

アーニャ「ハンターなんてないさ♪ハンターなんて嘘さ♪(陽気に歌いながら1Fの廊下のど真ん中を歩いていた) 」

ハンターA「……!!(――――――――――油断を超えた油断をかましていたアーニャがァ……ロックオンされたァ……!!) 」




アーニャ「 ! ? (うそだろぉ~?)(ハンターと目が合いギャグマンガみたいの目玉が飛び出る) 逃げろ(逃げろ)(一目散に逃げだす。その先には肆々玖一行が――――!) 」

ペンギン「(オーディエンス)あの嬢ちゃん(アーニャ)は運動神経が小学生以下だからな。 」

ブラックホール「クソッ!!ガキが見つかりやがった!!こっちに来る!!(肆々玖を担いで走り出す。一気に階段に向けて走り出し)1、2Fは開けすぎて駄目だ!!上に逃げるぞ!! 」

肆々玖「……突っ込んで、くるな……これはかち合うぞ。(ハンターを引き連れてやってきたアーニャの事を伝え、しかし集中を途切れさせる事はない。そのまま五階の掌握を進める)……対処出来ないのが、もどかしいが……そっちで、上手く耐えてくれ。 」

ニル「ひぃぃっ…!?わわわわかりましたぁ~~~っ!!(涙目になりながら剣を抱きかかえるように三人で上層階へ逃げ出す) 」

アーニャ「こーなったら…(逃走の最中に某忍者がつけている額宛を巻く)シュッ、シュッ、シュッ!(※擬音の発声) “卑遁・囮寄せの術”!! ( ボフンッ!!! )(素早く印を結んで何者かをその場に口寄せし、自分の身代わりになってもらう) 」

ヌマクロー「(>>>意外ッ!!!それはポッタイシ!!!<<<)(あ!野生のカメールがあらわれた!▽)(アーニャに口寄せされたのは…クソの役にも立たない棒立ちポケモンだったァ…!) 」

アーニャ「(オワオワタン♪)(だるだるだるだるだるだるだるだる)(最期を察した) 」

ハンターA「(ハンターの追跡は続くゥ…!トップスピードを落とさぬままヌマクローとアーニャに触れるとォ…)…………!!!(階段の方へ向かったブラックホールたちにそのカメラアイを向けたァ…この視界がよく通るダイバーシティではァ…一人見つかればァ…多くの逃走者たちが捕捉されるゥ…!) 」

アーニャ「(  だ る  )(――――「アーニャ」、確保)(白目を剥き、真っ白に燃え尽きたまま天に召されるように消滅した(ついでにヌマクローも)――――) 」

ニル「ぴゃあっ!?こっちに来ますよぉ…!!(時折後ろを振り向きながら逃走している) 」

村野さやか「あれ…まさか……!ハンターに見つかっている…!?助けてあげたいですが…巻き込まれてしまうと本末転倒です…!(慌ててスマホを取り出すと4Fへ向かった小鈴へ電話をかける)もしもし、小鈴さん!大変です!!今、下の階からハンターが迫ってきています!どんどん上へ向かってくるので注意してください!!(叫ぶように伝えながら自身も上層階へと登っていく) 」

メノア「……!?なに、今の叫び……?ひょっとして…やっぱり"来てる"…!!?(がばっとガードレールから身を乗り出して下の階層を見る)……あっ!?あの子たち…早速見つかってんじゃん!!ヤバいって!!ねえ、ちょっと!逃げないと! 」

ブラックホール「駄目だ、中庭は広すぎる!!見通しが良すぎて振り切るには向いてねえ……!!こうなったら!!(そう言うと頭を押さえ、ニルに手を差し出し) 」

ムスカ「焦らずとも、屋上にゴリアテを手配している。時期に到着する頃だろう。我々はそれに乗ってこの施設を脱出すればよい!さあ、急ぎたまえ! 」

メノア「へえ!?アンタにしてはなかなか気が利くじゃない…?ハンターボックスを見つけられなかったら最悪それで逃げ出すわよ…! 」

肆々玖「フーッ……フーッ……(呼吸が乱れる、息が荒い。追い込まれた状況、上がらないフェーズ、無理して発動している探知の効きの悪さ―――)……面白い。やっぱり、ヌルい環境なんて、クソ食らえ、だな……!(劣悪なコンディションのまま五階を掌握、一気に残り三階層へと闘気を広げ探りにかかって勝負に出る―――) 」


――――――ハンターボックスがあるのはァ……6Fから7Fにかけて存在する……ラウンドワンスタジアムだァ……!!


ニル「これで…少しでも妨害します…!えいッ…!!( ボアアアァァァアアア…ッ…!!! )(発火能力を起動した剣を振るい、放射状に伸びた炎が壁となって追跡するハンターの行く手を阻もうとする) ふぇっ…!?あ、えっ……?!(こちらに手を差し出すブラックホールのその手を思わず掴み取る) 」

うちはミハリ「 解放~ベイベェ~♪お前を~~~♪お前と~~一緒に~~~♪ (なお、そのラウンドワンのカラオケボックスで呑気に大声かつ大ボリュームで一人カラオケに興じている) 」

ブラックホール「ハンターは視界に捉えた相手をずっと追い続ける……なら……追いかけていた相手が急にいなくなって、その代わりに別の奴らが視界に入ったらどうなるだろうな!?(そう言って抱えていた肆々玖と、手を掴んだニルと共に……諸共影の中に飛び込む!) 」

ハンターA「!!(炎そのものは物ともしないハンターだったがァ…炎の勢いにより視界が封じられるゥ…!炎を突き抜けた先にィ…既にブラックホールたちは…居ないィ…)…………!!(そして見失ったブラックホールたちの代わりにィ…上階の者たちを…ロック・オォン…!!) 」

ハンターA「 ダ ッ (そしてェ……彼ら、彼女らを狙ってェ……駆け出したァ……!!) 」

村野さやか「 !!? (騒音に驚きながらも、ハンターが今度はこちらに狙いを変えたことに愕然とする) ひっ…!?逃げないと……っ…!(なりふりかまっていられず我武者羅に逃走する) 」

ムスカ&メノア『ハッハッハッハッ…!!!最高のショーだと思わんかね!? / なに笑ってんのよ!!!来てる来てる来てるってええええええ!!!(優雅に高笑いを決める大佐とその背中を押し出しながら涙目で全力疾走するメノアが奥のフロアへと逃げていった)』

ブラックホール「カーカカカ!!悪いな~っ、ハンターの注目を引いてもらうぜ!! 」

肆々玖「―――悪魔超人は流石だと、褒めるべきか?向こうには悪いがな。(窮地を逸した事を称え―――)掌握、したぞ……"ボックスは"六階から七階のスタジアムにある。後は―――ッ!(ボックスの位置を伝え、全闘気をカードキーへの探知に集中させる) 」


――――――カードキーが隠されているのはァ……7F……ガンダムベース……東京ォ……!!


肆々玖「―――あった、同じ階層だ。ベースの中にある……(掌握を済ませ、闘気を霧散させる)……ハーッ、ハーッ……フーッ……(と同時に、どっと汗と疲れが溢れ出してきた。相当無理をしていたのだろう)よ、し……カードキー……取りに、行くぞ……ッ 」

スネーク「……聞こえるか、こちらに逃げ込め…!!(フロアのダクトから少しだけ顔を出し、逃走者たちに呼びかけ)ここからなら視界には入らん! 」

絢林蘭嘉(オーディエンス)「この場所どこかで……いや、気のせいか(オーディエンスルームにてポップコーンをつまみながら)……………(チャオスもあまってるし誰かの応援に使っていいの、かな? ん? ゲーム中は支援とかできるっけ? どうだったかな?)(いそいそとパンフレットをあさる) 」



一方その頃、他の逃走者たちは――――






― 有明テニスの森公園 ―


浮世英寿「―――― 他の逃走者が囮になってくれたおかげで難なく見つけられたな。(その手にはすでに、ハンターボックスをロックするカードキーが握られていた) これか…――――― ピ ッ (ハンターボックスを発見すると、その傍にあるキー認証装置にカードキーをかざし、ボックスをロックした) 」


――――――スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズによりィ…最初のハンターボックスが、ロックされたァ…!残るハンターボックスはァ…あと5体…!





― 青海コンテナ埠頭 ―


ライチョウ(幻影)「チキショオオオオオオオオオオ!!!俺の出番もう終わりかよおおおおおお……!!!!(既に何者かに完膚なきまで多々のめされた幻影体が断末魔を上げながら消滅した) 」

知天将イギー(幻影)「ここの私の完璧な防壁を…潜り抜けられるとは……ガクッ…!(同じく、周囲に大量の起動兵器らしき残骸を取り囲みながら崩れるように消滅した) 」

ウォロ(幻影)「アルセウスの加護を持っていれば、貴様等なんぞォォオオオ!!!グハァァァァァァァァ――――――(消滅) 」

ガレア「―――………フン、くだらねェ…雑魚ばっかだな。(周囲に幻影体がいないことを確認すると大剣のガジェットを背に帯びた) 」

五十鈴大智「カードキーには、幻影体《ファンタズマン》が守っているものもあると聞いていたが、所詮は僕らの敵じゃあないね。キコ姉、キーは? 」

キコ「ここにあるわよ~。はい、ガレアちゃん。(幻影体が消滅した箇所に落ちていたカードキーを拾い上げ、それをガレアへ手渡す) 」

マルコ「ははっ…あんたら、相当強いな。あの敵共をあっさりと蹴散らすとは。 」

イペリ「面倒事はさっさと片づけたいんだよ、ウチらは。そもそも面倒な事はごめん被りたいんだけどね。 」

ノイン「キー認証…ハンターボックス、ロック可能… 」

ガレア「これか…―――― チ ッ (舌打ちをしながら認証装置にキーをかざし、ハンターボックスにロックをかける) 」





― イーストプロムナード ―


はらぺこあおむし(NPC)「あの…ハロウィンのアルバイトを手伝っていただき、ありがとうございますぅ… こちら、お給料とおまけのカードキーですぅ…… 」

フレイミス「……いきなり妙なバイトに誘われたと思ってやってみりゃあ、なんてことない業務内容だった… おっ、これは確か「ハンターコイン」…つったか…?それに、こっちは…!(コインよりも、カードキーの方に目を丸くする)これだこれだ!まさかアンタが持っていたとは驚いたが…サンキューな!えっと…確かあそこに……!(あおむしからキーを受け取って周囲を見渡し、遠方にあったハンターボックスへ目掛けて直行。認証装置にキーをかざした) 」


― 東京ビッグサイト ―


磯野「(カードキーが)見つかりましたァーーーーーーーーーーーー!!!!! 」

海馬瀬人「ふぅ↑ん↓……!( シ ュ ビ ッ (ビッグサイト内部にて、いかにもな台の上に置かれたカードキーを二本指で摘まんで拾い上げた)フン…「カード」は常に、決闘者(デュエリスト)でるこの俺を呼び寄せる。これも運命というやつだ…!(―――― シ ュ ピ ピ ピ ピ ピ ッ (ハンターボックスの認証装置へ目掛けてカードを華麗に投擲。認証部分とカードが擦れ違うタイミングで認証が作動し、ロックが成功した) 」




― 自由の女神像…? ―


お台場の来たがに位置する「自由の女神像」。
だが、そこに在ったのは―――――


たくさんの色のたくさんのヨッシー『 ヨッシー!ヨッシー! 』


――――――たくさんの色のたくさんのヨッシーがァ…「自由のマーヨッシー像」の口の中でェ…ぴょんぴょん跳びはねているゥ…!!!


優木せつ菜「……私の知ってる自由の女神像は!?!?!?(本来そこに在るはずの名所が奇天烈なマーヨッシー像に代わっていた光景に愕然とする) 」

ヒロ「………そういうことか!!?? 」

オケアノスのニュースキャスター「ニュースだよ!ニュースだよ!明日からこのヨッシーファウンテンがオープンです!入場料はたったの500チャオスですので是非ともご来園ください!かわいいヨッシーたちと触れ合いましょう!うるせえそんなことよりキュケオーンだよ!!!(ニュース台本を膝蹴りでへし折る)キュケオーンお食べ!!!!!(なりふりかまわずたくさんの色のたくさんのヨッシーにあつあつのキュケオーンを叩きつけるッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!) 」

ショッカー係員「イーッ!マーヨッシーとヨッシーのツーショットの最後尾はこちらでーす♪あっ!!お客さあああん!!順番待ちですよ!!そこの中は立ち入り禁止です!!イーーーーッ!!! 」

スポンジ・ボブ「それじゃカーニバーガーをお食べ♪(オケキャスの口を開け花0にバーガーを放り込む) 」

黄金のヨッシー「   ヨ゛  !  !  ?   (不幸にもあつあつのキュケオーンを叩きつけられた黄金に輝くヨッシーがその暑さに悶絶し、口から卵を吐き出して絶命した!!) ピキ、パキ…パキャアァン!!(卵の中からは、なんとカードキーが!!) 」

いかりや長介「(ヨッシーだらけの光景を目の当たりにし)だめだこりゃぁーーーーーーーーー!!!!(世界の中心でだめだこりゃを叫ぶ) 」

優木せつ菜「あっ!!!見てください、ヒロさん…!!あのヨッシーちゃんからカードキーが…!?(慌ててその場へ駆け寄りカードキーを拾い上げる) こうもあっさり見つけられるなんて、幸先良いですね!ハンターボックスはどこに……あ…!(ふと振り返った先、マーヨッシー像の口の中にハンターボックスを発見する) 」

ヒロ「…!?まさかこいつがキーになるなんて…!せつ菜ちゃん!早くロックを! 」

優木せつ菜「ん、しょ……これで―――――いけました!(マーヨッシー像をよじ登り、その口の中へ忍び込むと認証装置にキーをかざした) 」


――――――逃走者によってェ…次々とハンターボックスがロックされていくゥ…!残るハンターボックスは、あと、1体…!!




― ダイバーシティ・7F ―


ニル「――――ん、しょ……!(スネークに呼びかけにより飛び込んだダクトからおそるおそる顔を出しながらフロアにハンターがいないか確認し、そこから身を乗り出した)……ハンターはいないみたいです…! 」

スネーク「ああ、このルートを通れば見つかる事はないだろう……見付かってしまえば逃げ場がない。その点は覚悟が必要かもしれないな ……よし、ここだ。(ダクトから降り、フロアの隅。階段の踊り場へと着地)お前達以外にも何人か見付けたが、彼らが無事かはわからん……とにかく、今がチャンスだ。見つからない様先に進むぞ 」

ブラックホール「どうやら他の場所でも着実にミッションは進んでるみたいだな……あとはここを片付ければ…… 」

肆々玖「フーッ……フーッ……(呼吸が未だ荒い、手で額を抑えながらもそれを整えながら進む)場所は、把握している……カードキーを、取って……ボックス、へ……ッ 」

ニル「……っ……(肆々玖の容態を伺いかなり悪化していることを察して表情を曇らせるが、彼の指し示す先…ガンダムベース東京へと小走りで進んでいく)………!ありました…っ…!(店内に展示されたガンダムの手に握られたカードキーを手に取った) 」

メノア「(その頃、屋上―――)―――ねえ、ちょっと…!その飛行船ってのはまだなの…!?ハンターにここまで追い詰められたんじゃあ屋上から飛んで逃げるしかないじゃない…! 」

ムスカ「くそ~ゴリアテは何をしている!!(ピピピー・ピピピー・ピピピー♪)(同じく屋上にて跪きながらモールス符号でSOSを発信している) 」

村野さやか「はぁ…はぁ……っ…(あの後、無事に小鈴と合流して屋上へと繋がる階段をゆっくりと登っていた) 」

ブラックホール「でかした!!このままハンターボックスへ……!! 」

ニル「―――はいっ!(そう返事して付近のハンターボックスへ振りかえるが――――) 」




猫背の青年「―――――――― へえ、やるねえ。(ちょうど、そのハンターボックスに凭れていた青年が、カードキーを見つけた三人へ不敵な笑みを送っていた) 」

ニル「――――――!?(ハンターボックスを背にしていた謎の青年に膠着した)……え、と……?(「貴方は…?」と尋ねるように首を傾げながら目をぱちくりさせる) 」

肆々玖「……(ニルを静止するように手を前に出す)気をつけろ、粘ついた悪意を……感じる。直感だがな。 」

ブラックホール「ああ、俺たち悪魔超人ともまた違う……陰湿で粘着質な……まあ俺はそういうタイプも嫌いじゃあないが……(ニルに手を伸ばし)……カードキー、翳してもいいのか? 」

猫背の青年「……その様子、俺が何者か知りたがっていそうな顔だねェ…?そうだなァ…教えてあげるよ…――――(不気味に口角を吊り上げると共に取り出したのは携帯電話ともリモコンとも彷彿とさせる謎の小型機。電子音を鳴らしながら片手のみで操作すると――――) 」




深紅の機体「―――― ガ シ ャ ン ッ (謎の青年が凭れ掛かっているハンターボックスの影から、人間サイズの機械生命体らしき存在がその姿を現す。深紅にその機体を染めた単眼の機体の左手には突起物のついた盾、右手にはトマホークがそれぞれ握られていた) 」

猫背の青年「―――――― こ こ か ら 無 事 に 逃 げ 出 せ た ら ね ェ !

深紅の機体「  ズ  ッ  ガ  ア  ア  ア  ァ  ァ  ァ  ア  ア  ア  ン  ッ  !  !  !  (手にしたトマホークを大きく振りかぶり、それを分厚い壁に向けて一撃を炸裂させる。あらかじめ壁の内側に爆薬が仕込まれていたのか、炸裂と同時に"凄まじい爆音が施設内部一帯に轟いた"――――!) 」

ブラックホール「ゲェーッ一つ目の超人……!!(ハンターボックスの影から現れた赤い機体を見て、ザッと後退り)あれは確か……!! 」




メノア「――――!?(下の階層から聞こえた爆音に仰天する)……何々っ、今のすごい音…!?えっ、ウソ…まさかこの「下」……!?ちょッ…誰だか知らないけど何余計なことしてくれの…!? 」

猫背の青年「 クククッ…悪いけど、下の階層へ逃げ出そうもんなら無駄だよ。君たちがここに辿り着くことを予測して、密かにゲートを"ロック"しておいたからねェ…!時期にハンターが君たちを追い詰める…さァ、何処から逃げる?逃げられるかァ…?クククッ…―――――(愉悦に笑みを零した青年は機械生命体と共に三人の前から踵を返し、背を丸めたまま立ち去った――――) 」

肆々玖「あんたが何者かどうか、なんて……どうでもいい―――"敵か味方か"で十分。そしてお前は"敵"のようだな。(荒む心音を落ち着かせ、睨む)……まずは、当初の目的を果たそう。キーをボックスに。 」

ニル「――――!?(轟いた爆音にビクリと強く反応する)あ、あぁぁ…!これ、ヤバ…ヤバいんじゃ…っ…!さっき振り切ったハンターが、またやってくる……!!あっ、でもその前に……っ…(慌ててカードキーを認証装置にかざしてハンターボックスをロックするという目的を果たすが、それで安心感は拭えない) 」

不破諌「……!?今、この建物から爆音が…!?(偶然ダイバーシティ付近を彷徨っていたところ、爆音を聞きつけて施設内へ入ろうとするが、なぜか自動ドアが開かない)ッ…!?開かない…ッ……!?この…ォッ…!(ドアの隙間部に指先を食い込ませると…) 」

不破諌「ん゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛(ロックされたドアを無理矢理こじ開けようとする) 」

モウロ将軍「くそぉ~!ムスカの青二才め!ワシをこきつかいおって…!(空中戦艦「ゴリアテ」を操縦しダイバーシティの屋上へとゆるやかに接近していた) 」


―――――― MISSION CLEAR


―――――― 無事、すべてのハンターボックスがロックされ…ハンター6体の放出がァ…阻止されたァ…!しかし、ダイバーシティに取り残された逃走者たちにィ…逃げ場はァ…なァい……!


徒町小鈴「さやか先輩…!大丈夫ですか…!?あともうすぐで屋上につきます…!(さやかの背中に手を回しながら共に屋上への階段を上っていた)……!今の音…すごくおっきいです…!ハンターが来ちゃうかもしれない…!? 」

ブラックホール「上と下……どっちに逃げたもんか……距離的にもハンターの位置的にも……上の方がいいか!! 」

肆々玖「屋上に行けば……最悪、飛び降りてもいいだろう。そこまで……問題なく着けばな。 」

ニル「う、上ですね…っ!わかりました…っ……! 」


― ダイバーシティ・屋上 ―


ニル「――――― バ ァ ン ッ ! (屋上への扉を勢いよく開き、三人全員が屋上へと到達する)…わ、あ……屋上まで来ちゃいました…でも、ここからどうやって逃げ出せば……あ…!(そんな時、既に屋上にいたメノアたちの姿に驚嘆する) 」

メノア「―――― ビ ク ッ ? ! (勢いよく開かれた扉に仰天して振り返るが…)……!な、なによぉもお~~…二度も驚かせないでよぉ~…!ハンターかと思ったじゃな……って、貴方たちは……!(第30層の一件で共闘した面々に意外そうな眼差しを向けた) 」

村野さやか「……こんな偶然があるんですね…!また、私たちがここで揃うなんて…!で、でも…喜んでいる場合じゃありません。みなさんがここ(屋上)に来たということは……やっぱり、考えることは一緒みたいですね…… 」

ムスカ「ハッハッハッ…!ご心配なさらず。まもなくゴリアテがここに来る!我々は戦艦に飛び乗ってここを脱出すればよい! 」

肆々玖「……奇縁と言うべきか、それとも。まあ、別にいいか……。(一度見た面に少し気を緩めるが、後方に"ある"だろう気配に気を配り続ける) 」


ゴ ゥ ン … ッ … … ゴ ゥ ン … ッ … … ―――― ! (巨大な飛行戦艦「ゴリアテ」が、少しずつダイバーシティの屋上へと飛行接近しているのが見えた―――)


スネーク「まさか、アレに飛び移るしかないのか……? 」

メノア「一隻で10人ぐらい飛び移ればいける…!? 」

村野さやか「ここまで来たら、やるしかないでしょう! 」

徒町小鈴「徒町たちなら、きっと逃げれる! 」


ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ……(しかしィ……下の階からは着実にィ……重厚な足音が響くゥ……!!)


スネーク「(扉の前にスケベ雑誌とクレイモアを大量に設置)これで時間が稼げればいいが…… 」

ニル「……ッ…!(固有霊装を顕現し、その手に剣を握りつつ唯一の出入り口である扉を注視する) 」

モウロ将軍「ムスカーーーーーーーーー!!!!!(大音響スピーカーを通じてゴリアテから屋上にいる面々へ呼びかける。空中戦艦ゴリアテは屋上すれすれまでついに迫った――――!) 」

肆々玖「やるしかないなら、やるだけだ。(逃げ腰、窮地ではない状況でフェーズは上がらない。ただ構えるのみ) 」

ムスカ「まったく、ようやく来たか…!さあ、ゴリアテに飛び乗りたまえ!(そういうと先導するように、戦艦からぶら下がっている手綱へ捕まるように屋上から飛び降りる) 」

メノア「はぁ…!?中に乗れないの!?って…そんな悠長な時間そもそもないか…ええーーーいっ!(半場ヤケクソ気味に手綱へ飛びかかっていく) 」

村野さやか「小鈴さん、私たちも…!(ムスカたちへ続く様にゴリアテからぶら下がっている綱へ掴みかかるように身を乗り出した) 」

ブラックホール「カカカ―ッ、やっと迎えが来たか……ゾンビ映画みたいだな、この状況! 」

ニル「あうぅっ……(ここまで来たものの、高さのある屋上から戦艦からぶら下がっている一本の綱へ目掛けて飛び移るだけの勇気がまだ出ないのか、思わず足が震えてすくみだす) 」

肆々玖「ゾンビ映画……そのノリで行くなら飛行船は墜落するな、縁起でもないが。 」


ド ゥン!!(次の瞬間……!!屋上を塞ぐ扉が開かれェ……クレイモア地雷が反応して起爆するゥ……!!)


肆々玖「……仕方ない、か。(怯えるニルと爆発するクレイモア、二つを見て)ここぞの勇気の出し方は……後で教え込む必要があるな。(ひょいとその体を三度担ぎ、飛行船のタラップ目掛けて跳躍!脚部から疾風魔術の推力を得て飛びついた) 」

ニル「 ひ ゃ あ ぁ っ ! ? (肆々玖に担がれて取り乱したように相貌を泳がせる) 」

ブラックホール「来やがったか……よし!!(脚の力のみで立ち幅跳びするように空中へ躍り出し、そのまま手綱に捕まり)吸引ブラックホール!!(更に、同じく飛びつこうとする肆々玖と、それに担がれたニルを吸い寄せる) 」

スネーク「(どこからともなく現れたドローンを掴んて浮遊し、ゴリアテへと飛び込む)こいつに頼る日がまた来るとは…… 」

肆々玖「ガシッ(引力によってスムーズに取り付き、やっと一息つく)……無理をしすぎたな、頭まで痛い。どうにもこのルールは俺と相性が悪そうだ……まあ、別にいいか。(少し気が抜けたか、それともやはり無理が祟ったのか顔面蒼白である)ほら、ここまで来たんだから手綱ぐらい自分で掴んでくれ。片手だと流石に少し疲れる。 」

ニル「ぴぃぃっ…ほんとに、いつもいつもごめんなさい~…っ…!>< 」

徒町小鈴「はい!行きますよ、チェーストー!!(さやかに続くように網に飛び込む) 」

銀髪の少女「  ひしっ  ( 肆々玖の不調の原因の一端だろうか。いつの間にか現在の彼の顔色以上に青白い肌色、碧眼、白のツインテール、ダボダボの白ローブという容姿の少女が彼の足にしがみついていた。10代前後、やせ細っているという軽そうなそれだが、印象以上に遥かに軽く、しかし知る町がないわけではないので微妙な負担になっている) 」

肆々玖「……あんたいつの間に付いてきたんだ。(足に纏わりついた少女を見やる。自分がその気配を感じ取れないという異常な相手に警戒半分だが―――)……いや、害するつもりならとっくに出来てるな。まあ、別にいいか。(蹴落とすなどの乱暴な対応はやめる)……別にいいよ、他人の世話焼くのはキライじゃない。こんな俺でも生きる自分を正当化できるから……だからそんな申し訳無さそうにするぐらいなら、これから強くなればいい。それが一番の報いだ。(てし、とニルに軽くデコピンで宥める) 」

ブラックホール「……なんかまた増えやがったな……知り合いか?それとも……そいつも悪魔志望か?カカカカ……(肆々玖の足に纏わりつく銀髪の少女と、ニルを交互に見て、にこやかに笑うようなしぐさを見せた) 」

ニル「 あうっ>< (額にデコピンされる)……あうぅぅ…はいぃ……―――― ? (いつのまにかそこにいた銀髪の少女に何度も目を開閉させ不思議そうに見つめる) 」

ハンターA「………………(煙の中から、ハンターが顔を出す。煙を振り払い、空を見上げるも……)…………(どんどんと離れていくゴリアテを見て、興味を失ったように徘徊へ戻る。どうやらわざわざ追うほどの価値を見出さなかったようだ。……上手く、巻いたようだァ……) 」

浮世英寿「おっ…どうやら最初のミッションは無事成功したみたいだな…やるじゃねえか。(スマホに届いたメール通知を見てにやりとほくそ笑む) 」

肆々玖「完全に撒いたな……これで他のボックスを封じてくれた功労者達にも顔向けできそうだ。(顔に付いた汗をぐっと袖口で拭う)次の動きがあるまでは、逃げ回ればいいだけ……いや、有利なポジションの把握もするべきか。中々大変だ。 」

銀髪の少女「 コテン (首を傾げニルと目を合わせる。強い輝きこそないが砂のような細かな光が灯る眼球は宝石のようで……) ゴトッ (首を傾げた拍子に肆々玖の足から落ち仰向けになる。無気力、だらりとしたまま特に動く気配がない) 」

ニル「……え、と……?(宝石のような輝きを誇る瞳をした少女と見つめ合う)…あぅ……き、君は……?(思わず、その少女に名を尋ねようとする) 」

ブラックホール「……こりゃまた妙なのが引っ付いて来たなぁ…… 」

銀髪の少女→イリャルギ「+*>*<``{SII`QL`S"`L>*? +*>*<``{SII`QL`S"`L>*? (ノイズ、入力音、駆動音、様々な"効果音"と"システム音"が入り混じった音声が、彼女の唇の動きに合わせ発せられる。 同じパターンのそれを繰り返し、ようやくそれが言語でないことに気づくと、喉に手を添え)―――――"イリャルギ"(ようやく人の言葉を発し、ニルの眼、その奥をじぃっと見つめ)……プレイヤー。(自身の立場を、簡略的に付け加え伝える) 」

ブラックホール「えっとあー……マシン語?(支離滅裂な音声の組み合わせを上げた彼女へ的外れな反応を返し)……イリャルギ、か。……この嬢ちゃん、ロボ超人か?人間から……というか、生身の生き物からあんな音は出ないだろ 」

イリャルギ「キ"ャ"オ"オ"オ"オ"ーーース(昭和なゴジラ音声) 」

肆々玖「知らない言語だったな……一応プレイヤーなのか。(半ば正体不明気味の少女にどう応対すればいいものか悩む)……ところでそろそろ中に入ってはいけないのか?捕まりっぱなしで若干寒い。(よく考えてもみれば、ずっとゴリアテのタラップに捕まりっぱなしである) 」

ニル「 ! ? ! ? ! ? ! ? (鳩が豆鉄砲を食ったような、信じられないものを見たようなデフォ顔で仰天する) 」

ムスカ「はっはっはっ…!将軍、このまま北上したまえ!あの自由のマーヨッシー像で我々を下ろすのだ! 」

モウロ将軍「ぐぬぬ、偉そうに指示しおってからにぃ……!(言われるままに舵を取る) 」


ハンターの魔の手から一部のプレイヤーを救いあげた飛行戦艦が、
ゆっくりと北上しつつ地上へと降りていくのだった――――



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最終更新:2025年06月02日 22:01