とある廃墟。
そこで水好守男は血走った目で自分のデイパックを漁っていた。
そこで水好守男は血走った目で自分のデイパックを漁っていた。
「違う…違う…!クソッ、酒なんかいるかよ…!」
カップ麺や缶の酒を乱暴に投げ捨てて、奥まで手を突っ込む。
すると手が何かを掴んだ。
その感触に期待を込めて手を引っこ抜くと、喜色満面の表情になった。
すると手が何かを掴んだ。
その感触に期待を込めて手を引っこ抜くと、喜色満面の表情になった。
手に持っているのはペットボトルに入った水。
2ℓのどこにでも売っていそうな代物だが、今の水好にとってはこの世のどんな宝よりも価値があるものだった。
2ℓのどこにでも売っていそうな代物だが、今の水好にとってはこの世のどんな宝よりも価値があるものだった。
「あった……はは…やった、やったぞおおおおおおおおおおっ!!水!俺の水だあああああああああああああああああああ!!!」
水好は狂ったように喜び、ペットボトルに口を付ける。
ゴクリ、ゴクリと喉を鳴らしながら水を流し込み、半分近く無くなった所でやっと口を離した。
ゴクリ、ゴクリと喉を鳴らしながら水を流し込み、半分近く無くなった所でやっと口を離した。
「~~~~っかー!!これだよこれ!やっぱり俺にはこれが無いと…!」
まるで愛おしい恋人のように水を抱きしめる水好。
デイパックにはあと2本入っていたが、これだけでは足りない。
この水が無くては生きていく事が出来なくなっている以上、100本あろうと全く足りないくらいだ。
ではどうするかと暫し悩む水好だったが、結論は直ぐに出た。
デイパックにはあと2本入っていたが、これだけでは足りない。
この水が無くては生きていく事が出来なくなっている以上、100本あろうと全く足りないくらいだ。
ではどうするかと暫し悩む水好だったが、結論は直ぐに出た。
「…ああそっか。優勝すれば良いだけの話じゃないか」
こうして水を支給するという事は、殺し合いを開いた者はこの水を大量に確保しているに違いない。
ひょっとしたら水の採水地である鬼神泉の所有者という可能性もある。
いずれにしろ水が手に入らなければ生きて帰る意味が無いのだ。
それに自分は既に、水を独り占めする為に殺人を犯している。
今更罪悪感を感じる事も無い。
ひょっとしたら水の採水地である鬼神泉の所有者という可能性もある。
いずれにしろ水が手に入らなければ生きて帰る意味が無いのだ。
それに自分は既に、水を独り占めする為に殺人を犯している。
今更罪悪感を感じる事も無い。
「そうだ…!水は全部俺だけの物だ!やってやる…やってやるよ…!!」
決意を新たにする水好の顔は、明らかに正気とはかけ離れたものだった。
【水好守男@誘い水(世にも奇妙な物語)】
[状態]:健康、誘い水への中毒症状
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、誘い水×3(内1本は半分消費)@世にも奇妙な物語、ランダム支給品0~2
[思考・状況]:基本行動方針:優勝して一生分の水を手に入れる
1:参加者を探して殺す。水を持っていたら奪い取る
[備考]
参戦時期はタンクトップの男を殺した直後。
[状態]:健康、誘い水への中毒症状
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、誘い水×3(内1本は半分消費)@世にも奇妙な物語、ランダム支給品0~2
[思考・状況]:基本行動方針:優勝して一生分の水を手に入れる
1:参加者を探して殺す。水を持っていたら奪い取る
[備考]
参戦時期はタンクトップの男を殺した直後。
【誘い水@世にも奇妙な物語】
2ℓのペットボトルに入った水。ラベルには鬼の顔が描かれている。
会員制の通信販売でしか手に入らず、ある日突然「合格しました」という電話が来た者だけが買う事ができる。
強力な中毒症状があり、飲み続けていると普通の水や飲料は受け付けない体になってしまう。
鬼神泉と言う山奥にある湖が採水地だが、鬼神泉一帯の山々はラベルに描かれた巨大な鬼の顔になっており、鬼神泉は丁度口の部分になっている。
渇きを抑えられず鬼神泉に誘われた人間は皆この口の部分に吸い込まれ命を落とす事となる。
2ℓのペットボトルに入った水。ラベルには鬼の顔が描かれている。
会員制の通信販売でしか手に入らず、ある日突然「合格しました」という電話が来た者だけが買う事ができる。
強力な中毒症状があり、飲み続けていると普通の水や飲料は受け付けない体になってしまう。
鬼神泉と言う山奥にある湖が採水地だが、鬼神泉一帯の山々はラベルに描かれた巨大な鬼の顔になっており、鬼神泉は丁度口の部分になっている。
渇きを抑えられず鬼神泉に誘われた人間は皆この口の部分に吸い込まれ命を落とす事となる。
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