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  • 情報を得る大罪と呪い
  • 溶けた氷の中に

コンペ・ロワイアル@ウィキ

溶けた氷の中に

最終更新:2025年03月11日 21:32

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『ではこれにて、コンペ・ロワイアル第一回定時放送を終了する。
 次の放送も聞けると良いな、参加者の諸君』
「あああああああああああああああああああ!! 怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰怠惰!!
 なんという怠惰ああああ!! どうか寵愛に背いた私の怠惰をお許してくださいいいいいいいい!!」

 ここはI-8 パラダイス・バームズ。
 その一角に作られた防壁の中で、ペテルギウスの絶叫が響き渡る。
 彼が叫ぶ理由は放送にある。

 ミルドラースの放送の中にある大量の情報。
 禁止エリア、退場した参加者。
 そしていくつかの事柄。それらは参加者へと大なり小なり何かを齎す。
 それはペテルギウスも例外ではない。しかし、彼が知ったものは他の参加者とは大きく異なった。

「よりにもよってこの殺し合いの名簿を確認していないとは、なんという怠惰!!
 今すぐ確認しなければ!!」

 ペテルギウスにとって禁止エリアの場所は今の自分とは関係がなく、退場者の名前の中に知っているものはない。
 ならば何を知り叫んでいるのかというと、今まで彼は名簿の存在を知らなかった。
 それもそのはず、なぜなら彼は春花との戦闘の中NPCを福音と見間違えた自分を罰するために、最低でも二時間以上自身を傷つけていたのだから。
 その最中に起きた最初の放送を聞き逃し、彼は重要なことを知り損ねていたのだ。

「ああ……脳が震えるうううう!!」

 本音を言うならいくら自分を痛めつけても足りないほどに悔いているが、だからといってそんなことをしている暇はない。
 無駄な時間を過ごすことほどの怠惰はないのだから。

「さて、名簿に知っている名前はあるのでしょうか」

 ペテルギウスは名簿を丹念に確認する。もし魔女の器となれるであろうエミリアがいれば大変なことだ。
 万に一つの見逃しもないよう懸命に、穴が開くほどに見つめていた。
 しかし、彼が見つけた知っている名前は一つだけだった。

 レグルス・コルニアス

 自身と同じく魔女教大罪司教の一員。
 しかし仲間かと言われればそんなことは全くなく、優勝を目指すために手を掛けることに躊躇するような間柄ではない。

「ここにいる知人は彼一人……
 我が同胞や指先を無駄に潰す必要が無くて何より……デス!」

 懸念材料がなくなり、考えるべき事柄が一つなくなるペテルギウス。
 これで彼は、魔女の寵愛を汚した平野と卯月の殺害と福音書を取り戻すことに専念できるようになる。
 どうにもさっきまで戦っていた敵は近くにいないようなので、土魔法を解除し防壁を消す。
 するとペテルギウスの視界に落ちている杖とデイパックを見つけた。
 誰であろう、卯月が持ってきたものの、逃げる際に置いて行ってしまったものである。

「怠惰デスね~」

 殺し合いの中で武器と荷物という大事なものを落とす参加者を嘲りながら、ペテルギウスは杖とデイパックを拾ってから自身のデイパックにしまう。
 そのまま寵愛を汚した二人を殺すべく、彼は移動を開始するのだった。


【I-8 パラダイス・パームズ/朝】

【ペテルギウス・ロマネコンティ@Re:ゼロから始める異世界生活】
[状態]:体温低下、両手指欠損、頭から出血と打跡(回復中)、ダメージ(回復中)、興奮(大)、盗人(主催者)への怒り(大)、寵愛を汚した平野と卯月への怒り(極大)
[装備]:ナイフが括りつけられた箒@進撃の巨人
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1、フリーズロッド@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
     卯月のデイパック(サバイバルナイフ@バトルロワイヤル、強力うちわ「風神」@ドラえもん、ビームサーベル@銀魂、レイガン@大乱闘スマッシュブラザーズX (エネルギー1/5)
                のび太の支給品(基本支給品、ランダム支給品0~1)、ピーチ姫の基本支給品)
[思考・状況]
基本行動方針:脱出優先。必要なら勤勉に優勝を目指す。
1:よりにもよって名簿を確認していないとは!! どうか私の怠惰をお許しくださいいいいいいいい!!!
2:寵愛を汚した平野と卯月を殺す。
3:我が福音書を取り戻すのデス!
4:『見えざる手』を私以外が見ることが叶うなど、あってはならないのデス!
5:レグルス、彼もここにいるのですか。彼は福音書を持っているのでしょうか。
[備考]
※野崎春花、平野源五郎が『見えざる手』を視認できることを認識しました。
 不可視の『見えざる手』は、少なくともスタンド使いなら視認できるようです。
※憑依に関する制限は後続の書き手に任せます。


◆


「結構死んだな~」

 それが、真人が放送を聞き終えた最初の感想だった。
 カフェオレを飲んで休憩していた彼だったが、ここでミルドラースの放送が聞こえてきたのでとりあえず聞いていたのだ。
 結果、死亡者は三十人。参加者の四分の一近くがたった六時間が死んだと考えれば、なかなかに多い方と言っていいだろう。
 このうち、真人が殺害したのは二人。すなわち残り二十八人は別の誰かが殺したということになる。
 死んだ参加者の全員が殺し合いに乗っていない無力なものではないだろうが、それでも乗っている側の参加者は十を超えるだろう、と彼は考える。

「あ、そういえば」

 ここで真人はさっきの放送を思い返し別の事に気付く。
 さっきの放送で、宿儺の指を飲ませようとしたあの青髪の、野原ひろしが確かレヴィと言っていた少女の名前は呼ばれていなかった。
 指を飲ませることに成功し、宿儺は顕現したのだろうか。
 それとも外的要因、例えば野原ひろしか知らない参加者が改造人間を倒してレヴィを救いだしたのか。
 はたまた、宿儺の指を飲ませることは成功したものの、レヴィの意志で抑え込み自身の自由意思で行動しているのか。

「最後のはないよな」

 多分、と付け加えながら真人は思う。
 思いついておいてなんだが、全く想像できる光景ではない。
 いくらあの少女が自分達に近しいからと言って、宿儺を掌握できるとは想像しがたい。
 しかし彼女の正体を知らない以上、万が一がないとは言いきれない。

「戻った方がいいかな~」

 自らが起こそうとした事柄の結果を確かめるべく、一度H-6に戻るべきだろうか。
 万が一失敗した時のことを考えると、貴重な宿儺の指の回収も視野に入れないといけない、と仲間の漏瑚あたりはそう言うだろうか。
 改造人間に失敗したら戻ってくるよう命じているが、当の自分が全然違う場所に移動してしまったのでここには来ないだろうし。

「めんどくせっ」

 しかし真人は正直やる気が起こらなかった。
 まあ回収できるならしたほうがいいだろうしそのつもりだが、それに固執するのはどうにも違う気がする。
 呪いらしくない、と思ってしまう。
 少なくとも、自分がやることではない。

「まあ今呪力消耗してるしー、その状態でのこのこ戻ったら野原ひろしと遭遇しちゃいそうだしー」

 とうとう誰にしているのか分からない言い訳を始める真人。
 言い分は事実その通りなのだが、それを理由にしているだけなのは、もしこの場に他の誰かが居れば誰もが分かることだろう。
 とはいえ呪力を回復させなければならないのも事実。
 なので彼はカフェオレを飲みつつ気になっていた映画、ATTACK OF THE KILLER PUMPKINSを見ようと、再生できる機械を探すことにした。


【I-8 パラダイス・パームズ/朝】

【真人@呪術廻戦】
[状態]:呪力消耗(中~大)、喜び
[装備]:大量の改造人間(ゴブリン数体を含む)@呪術廻戦+他、変身の指輪@Fate/Grand Order、ATTACK OF THE KILLER PUMPKINSのDVD@妖怪の飼育員さん
[道具]:絶叫するビーバーの死体とデイパック(中身は基本支給品一式、ランダム支給品0~1)、カフェオレ@アンテン様の腹の中(消費中)
[思考・状況]
基本行動方針:呪霊として殺し合いに参加する。
1:呪力を回復させつつ、この映画(ATTACK OF THE KILLER PUMPKINS)を見たいな
2:皆殺し。
3:青髪の少女(レヴィ)が宿儺の器になれているか確かめる。そのうちだけど
4:領域展開の兆しは見えた。後は試す相手か。
5:改造人間に渡した指、どうにか回収できないかな。というかどうなったんだアレ
6:あの三人(ペテルギウス、平野、卯月)については保留。
[備考]
※原作16話より参戦です。
※領域展開をなんとなく感じましたが、似たような状態にならないとできないかもしれません。
※F2000Rを模して改造人間を弾丸にすることを覚えました。やってることはぶっちゃけ原作のサイコガンもどきのあれです。
※数体ゴブリンを改造人間としてストックしています。


◆


 時は少し戻り放送前、I-8 パラダイス・パームズを疾走する一組の男女がいる。
 いや、この言い方は正しいのだろうか。
 正確には、少女を台車に乗せて走る男性の姿がある。
 誰であろう、卯月と平野である。
 二人は態勢を整える為に一度退くことを選ぶ。
 一度退き態勢を整えれば、勝算はある。
 卯月の氷の魔法と平野のスタンドの二つが揃えばあの狂人、ペテルギウスの見えざる手に十分対抗できる。
 だからこそ一度距離を取りつつも決して戦いを放棄するつもりはなかったが、ここで卯月に異変が起こった。

「うぐっ……ああああああああああああ!!」

 なんと、卯月が急に頭を抱え呻きだしたのだ。
 突然のことに何が起こったのか理解できない平野。
 だがこれでは戦うどころではないだろう。
 仕方ないので平野は予定を変更し、ペテルギウスを迎え撃つのではなく逃走を選ぶ。

『おはよう。四時間半ぶりだな、参加者の諸君』

 直後、放送が流れ始めた。
 一瞬、足を止めてきちんと聞くべきかと考える平野。
 だがここで足を止めることは、ペテルギウスに追いつかれる可能性が増えることを意味する。
 なので放送を耳に入れつつも、平野は台車を押しながら会場を駆けていく。
 途中――

『ピーチ姫』

 平野にとって聞き逃せない名前が聞こえた。
 正直、助からないとは思っていた。
 でものび太と違い、死んだ場面を見たわけでは無いので希望を捨てたくはなかったが、その望みもごくあっさりと無惨に散ってしまった。
 だがここで足を止めてしまえば、何のために走っているのかが分からなくなる。
 なので平野はただ走る。

 それからは幸い妨害もなく、二人はパラダイス・パームズを脱出した。
 そしてそのままどれほど進んだだろうか。平野は疲労するまでとにかくパラダイス・バームズから距離を取る。
 ここで平野は卯月の肌の色が出会った時の、まるで色という物が抜け落ちた白ではなく、自分と同じような黄色人種の肌色になっていることに気付く。
 関連して髪の色も銀から黒くなり、彼には台車に乗る少女がただの日本人の少女に成り代わっているように感じた。

「え、あぁ……私……なんてことを……!?」

 一方、未だ台車に乗せられている卯月は平野が自分を見ていることすら気付かず、口からこぼれる言葉は呂律も満足に回せずただ絶望している。

(まるで生きている蝋人形のようじゃ……)

 その様を見て平野は変な感想を抱くも、すぐにある可能性に行き当たる。

「お主まさか、記憶が戻ったのか!?」

 平野の眼前で頭を抱え、蹲り涙を流す卯月。
 そこに最初出会った時の、記憶を失い取り戻すために殺し合いに乗った冷徹な姿はどこにも見られない。
 ここには絶望し嘆くだけの、ただの少女しかいない。

「……はい。私は全てを、思い出しました……」

 平野の問いに頷く卯月。
 そして彼女はポツリポツリと語り始める。

 最初、殺し合いに参加させられた直後、いきなりゴブリンに襲われ暴行されたこと。
 巫女服を着た自分と同い年くらいの女の子に助けられたが、言動が意味不明すぎることに怯えて逃げ出したこと。
 逃げ出している最中に転び、自分のデイバックから出てきた『飲んだ人の身体を、理想のボディに作り変える』という説明書きが付属された薬を思わず飲んでしまったこと。
 それを飲むと記憶喪失になり、代わりに氷の魔法が使えるようになったこと。
 だが人格もまるで別人となり、記憶を取り戻すために殺し合いに乗ってしまったこと。
 そして今、なぜか薬の効果が消え、記憶を取り戻したこと。

「それは……」

 全てを語り、絶望のあまりただ俯く卯月に対し、平野は何か声を掛けようとするも、何も出てこない。
 無理もない。平野にとって彼女の言葉はあまりに青天の霹靂。
 殺す気はなくとも止めなければならない敵と認識していた相手が、実はただ薬で狂わされただけの普通の少女だとは思っていなかったのだから。

 こうなると平野にはもう、卯月に対する敵意を持つことはできない。
 のび太とピーチ姫に手を掛けたことだって、卯月のせいではないのだ。
 全ては主催者の手の内。ならば平野に彼女を憎む理由はない。
 おまけにこうして元の姿と記憶を戻すことで、罪のないはずの少女を地獄に叩き落すおまけ付きだ。

(なんと卑劣な!!)

 いくら平野が少年を調教するのが趣味で、無理矢理閉じ込めたりすることはあれど流石に此処まで悪辣ではない。
 むしろネットの淫夢界隈での扱いを知りながらそれを受け入れていたり、淫夢を題材にしたパロディ格闘ゲーム『THE 淫夢 OF FIGHTERS 810114514』に本人役で出演したこともあるほどに聖人の様相もあるのだ。

(俺は店長だが世の中の不逞な、輩を見逃すわけにはいかねぇんだ)

 主催者への怒りを新たに燃え上がらせる平野。
 少女一人をここまで悪辣に追い詰める相手に、最早情けなど一切なし。ただ正義の鉄槌を喰らわせる決意を強めるだけだ。

 なお氷の魔法使い状態から卯月の記憶と姿が戻ったのは、実際の所オレカバトルの二次創作ガイドラインにより急遽コンペロワに参加させられなくなり、参加者と支給品を帰還させた故に起きた弊害であり、決して主催者の意図したところではない。
 しかしその事実を知る術など、今の彼らには持ち合わせていないので、ただ誤解を深めるばかりである。

 そんなことは露知らず、卯月は縋り付くような顔で平野を見つめ、こう言った。

「あの、平野さんでしたよね。確かそう呼ばれてて……」
「ああ、確かに私は平野じゃが」

 名前を問われ、素直に返答する平野。
 そういえばまだこの少女の名前を聞いていなかったことに気付き尋ねようとするが、それより先に卯月が言葉を続けた。

「私を殺してください……」
「何を!?」

 卯月から発せられた内容に驚く平野。
 そこまで思い詰めていたのか。しかし彼女に罪はない。なんとしても止めねば、と決意する中卯月は言葉を紡ぐ。

「私、元の世界ではアイドルだったんです。
 レッスンを頑張ってユニットを組んで、色々ありましたけどシンデレラガールにだって選ばれて、私幸せだったんです。でも……」

 ここで卯月は己の両手を見る。
 今までそこにあったのは努力の末に掴み取った栄光と、その中で手に入れた絆や思い出。
 だが今は、それを覆うように大量の血だまりが見える。
 どれだけ拭おうとも落ちない赤が、お前を逃がさないと見つめている。

「取り返しのつかないことをしたのに、私はまだのうのうと生きているんです……
 さっき聞こえた放送が真実なら、同じシンデレラガールの楓さんは死んでしまったのに」

 卯月の話を聞き、彼女の知人がさっきの放送で呼ばれたことを知る平野。
 彼には彼女に掛ける言葉が見つからない。
 状況を鑑みれば卯月に非はないと平野は言おうとしたが、それをそのまま受け取れる人間ならそもそもこんな考えに至るまい。
 しかし、だからと言って彼女をむざむざ死に追いやる道理もない。
 なので平野はこう切り込んだ。

「君、名前はなんというのだ?」
「……島村卯月です」
「そうか。ならば卯月。
 私には君の気持ちが分かるとは言わない。しかし想像は付く。その上で言うなら、君は死を選ぶより先にやらなければならないことがある」
「……一体何を……?」
「それは、君が殺したと言うのび太君の友達であるドラえもんとリルル、ピーチ姫の仲間であるマリオとヨッシー、クッパ姫に会って謝罪することじゃ」
「……っ!!」
「無論、私も同行する。私だって二人の仲間じゃからな」

 平野の言葉に何も言えなくなる卯月。
 理屈の上では確かにそうだ、とは言える。
 会いたくないなどと言うのはわがままでしかないだろう。仮に殺されたとしても文句は言えないだろう。
 しかしそんな権利があるのか。未だ生きることにしがみついていいのだろうか。
 だが――

「分かり、ました……」

 それでも卯月は頷いた。
 まるで死にたくないから生きる理由を見つけてしがみつこうとしているように見える自分に嫌悪感を抱きながら、それでも彼女は平野と同じ道を歩くことを選ぶ。

 だが二人は未だ気付いていない。
 今いるこの場はH-7 砂浜。平野がのび太とピーチ姫と死別した場所であり、卯月が二人を殺した罪過が残る地であることを。


【H-7 砂浜/朝】

【島村卯月@アイドルマスター シンデレラガールズ】
[状態]:顔に一本の傷、魔力消費(大~極大)、絶望(極大)、自己嫌悪(極大)、台車に乗っている
[装備]:不死川玄也の散弾銃@鬼滅の刃(弾数8/20)
[道具]:
[思考・状況]基本行動方針:???
1:……私、なんてことを……
2:のび太君とピーチ姫の知人(ドラえもん、リルル、マリオ、ヨッシー、クッパ姫)に謝罪をする
3:……もう死んでしまいたい
[備考]
※『禁断の薬』の効果が解除されましたが、薬を飲む前に受けた傷はサービスで治ったままです。

【平野源五郎@真夏の夜の淫夢シリーズ】
[状態]:頭に傷(小)、スタンドパワー消耗(中程度)、固い決意、疲労(小)
[装備]:マジシャンズ・レッドのDISC@ジョジョの奇妙な冒険シリーズ、台車@現実、鋼の剣@ドラゴンクエストシリーズ
[道具]:基本支給品 
[思考・状況]基本行動方針:主催者には正義の鉄槌で、その腐った心を矯正してやろう。
1:卯月と共に行動し、のび太君とピーチ姫の知人を探す。
2: ペテルギウスは保留。少なくとも今すぐ戦わない
3:ピーチ姫……のび太君……
[備考]
※参戦時期は、悶絶少年 其の伍で「今日は逆さ吊り、鞭責めをしよう(提案)」と言った辺り


100:第二形態と別ボスとの連戦はゲーム的には大差ない 投下順 102:デンジャーゾーンへ乗り込め
078:コスモダンサー(前編) ペテルギウス・ロマネコンティ
島村卯月
平野源五郎
真人
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