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入学式
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入学式
みたらしっぽ達は今年は高校2年生だ。
今日は新学期初めの入学式だ。
中学校でお別れをし、去年は受験に備えるためとあまり会えていなかったチョコチップが入学することになっている。
みたらしっぽはいつも通り学校へ登校していくのだった。
だんのこまち第一高等学校、この学校は少し特殊でもう入学式からバーチャル世界内で行うことになっている。
(現代で例えるならリモートワークのような状態で自宅からバーチャル世界内の学校座標へと登校する)
その方が今後の授業や活動がしやすくなるためである。
この日は周りのみんながざわついている。やはり、2年生になり初の後輩を迎えるということで気になっているのだろう。中には部活の勧誘を既に計画し始めている人もいるようだ。
ふと思い返してみるとチョコチップとは今までバーチャル都市内であまり出かけたことがなく、バーチャルアバターを見る機会が少なく記憶に薄いため、
少し気にはなるが、たった1年で雰囲気が変わることはないだろうし、すぐ見つけられるだろうと思い、いつもの朝を迎えていた。
今日は新学期初めの入学式だ。
中学校でお別れをし、去年は受験に備えるためとあまり会えていなかったチョコチップが入学することになっている。
みたらしっぽはいつも通り学校へ登校していくのだった。
だんのこまち第一高等学校、この学校は少し特殊でもう入学式からバーチャル世界内で行うことになっている。
(現代で例えるならリモートワークのような状態で自宅からバーチャル世界内の学校座標へと登校する)
その方が今後の授業や活動がしやすくなるためである。
この日は周りのみんながざわついている。やはり、2年生になり初の後輩を迎えるということで気になっているのだろう。中には部活の勧誘を既に計画し始めている人もいるようだ。
ふと思い返してみるとチョコチップとは今までバーチャル都市内であまり出かけたことがなく、バーチャルアバターを見る機会が少なく記憶に薄いため、
少し気にはなるが、たった1年で雰囲気が変わることはないだろうし、すぐ見つけられるだろうと思い、いつもの朝を迎えていた。
だんのこまち第一高等学校は、現実とバーチャル両方に校舎を構える大規模な学校で、特にバーチャル世界内の校舎はかなり大きなものとなっている。
バーチャル世界は今まで一部の学力エリート達が産業利用する方法が出されては整合性の確立などができず、計画は中断を繰り返されてきた。
今では世界中で利用されているプラットホームとなるほど成長を遂げており、娯楽から始まり、商業利用、工業利用、医療など様々な用途で使われるようになった。
しかし、バーチャル世界を理解し、社会で有効活用するためには、社会科の授業を現実とバーチャルの2つを同時に教育する必要があるなどで、
多くの学校ではバーチャル世界に関する科目は軽くは扱うものの、大々的に授業を取り入れることはなかった。
だんのこまち第一高等学校ではだんのこまちという巨大サーバーに構築されるバーチャル都市に自ら校舎を構えることで実際にバーチャル世界を利用しながら、教育を行っていく方針を取っている。
バーチャル世界は今まで一部の学力エリート達が産業利用する方法が出されては整合性の確立などができず、計画は中断を繰り返されてきた。
今では世界中で利用されているプラットホームとなるほど成長を遂げており、娯楽から始まり、商業利用、工業利用、医療など様々な用途で使われるようになった。
しかし、バーチャル世界を理解し、社会で有効活用するためには、社会科の授業を現実とバーチャルの2つを同時に教育する必要があるなどで、
多くの学校ではバーチャル世界に関する科目は軽くは扱うものの、大々的に授業を取り入れることはなかった。
だんのこまち第一高等学校ではだんのこまちという巨大サーバーに構築されるバーチャル都市に自ら校舎を構えることで実際にバーチャル世界を利用しながら、教育を行っていく方針を取っている。
チョコチップは朝から緊張しながらバーチャル世界のアバターを準備していた。
いつも使っていたデータは学校用には使えないため、新しく作成が必要だったが、元々奇抜な見た目で作っていなかったため、ほぼそのまま使うことができた。
制服を着て、髪型を整え、初めてのバーチャル世界での登校を体験する。先輩とは久しぶりに会うし、それもより緊張を高める原因となっていた。
中学の最後に先輩からもらった花飾りはバーチャル世界内にスキャニングすることで学校用アバターにも着用することができたし、
バーチャル世界で会ったことはないが、気づいてくれると願っている。
学校に着いてみると、校門前に大勢の人だかりができていた。クラス表だ。
新1年生はもちろんだが、知り合いを探す上級生もいるようだった。
その中から事前にお知らせされた生徒IDを探す。この学校では本名ではなくアカウントのユーザー名で呼び合うことが普通のようで、学校側の管理は生徒IDで本人との整合性を取っている。
チョコチップの生徒IDは「2221042」クラスは1-2にIDが書いてある。
自分のクラスもわかり早速移動しようと周りを見渡してみると、すでに制服に色んなアレンジを加えている人が多くいる。
この学校は制服に関する校則はかなり緩い。ボトムはスラックス、スカートの2種類。靴は革靴っぽい靴か、ローファー。中のシャツとネクタイ、リボンはそれぞれ指定のもの。上着はブレザータイプ。
を現実用を注文するとアバター用としても初期登録される。しかし、高学年の生徒を見てみると、上着はカーディガンや、パーカーを合わせている人もいるし、靴は運動靴や色んな色の靴にアレンジしている。
先生もたくさんいるこの場で何も言われていないところを見る分に校則違反にはならないのだろう。
チョコチップはというと、髪型をお団子、アクセサリーに花飾り、下に黒タイツを着けた以外の特にアレンジは加えていない。
「先輩...いるのでしょうか....」
ふと、上級生を見て先輩がいるか少し気になった。チャットで連絡してまで呼び出すのは迷惑がかかると思い気が引ける。
チラチラと周りを見ながら、いなさそうだったのでクラスへと向かう。
朝のガヤガヤした教室で持ってきた荷物を確認しながら時間を潰していると、チャイムが鳴る。
いよいよ入学式が始まる。
ー省略ー
入学式と、クラスでの軽い自己紹介を終え休み時間になる。この日は全生徒が午前中まで入学式や、新学年での説明や先生紹介などを行い、その後はフリータイムとなっている。
部活に入りたい生徒は部活見学、学校内を自由に歩き回れたりもするようだった。
何をしようかと、考えていたところに一人の女の子が話しかけてきた。
「チョコチップちゃん?だよね?」
「は、はい」
「自己紹介で見た時から可愛いからずっと話してみたいって思ってたんだ」
「えーっとマリーシュトレンさん...でしたよね」
「そうそう、覚えててくれたんだ!嬉しい♪」
「実は私少し前まで海外にいたんだ~。あ、でも日本で生まれたから普通の日本人なんだけどね」
「それでね、中学校も向こうにいたから、こっちに友達がいなくて不安だったんだけど、よかったら友達になって欲しいな!」
「は、はい もちろんです。よろしくお願いします...マリーシュトレンさん」
「長いからシュトレンとか、レンでいいよ♪」
「シュトレンさんで...お願いします...」
元気いっぱいで少し圧倒されつつも、クラスでお話しできる友達が早速でき、良いスタートとなった。
いつも使っていたデータは学校用には使えないため、新しく作成が必要だったが、元々奇抜な見た目で作っていなかったため、ほぼそのまま使うことができた。
制服を着て、髪型を整え、初めてのバーチャル世界での登校を体験する。先輩とは久しぶりに会うし、それもより緊張を高める原因となっていた。
中学の最後に先輩からもらった花飾りはバーチャル世界内にスキャニングすることで学校用アバターにも着用することができたし、
バーチャル世界で会ったことはないが、気づいてくれると願っている。
学校に着いてみると、校門前に大勢の人だかりができていた。クラス表だ。
新1年生はもちろんだが、知り合いを探す上級生もいるようだった。
その中から事前にお知らせされた生徒IDを探す。この学校では本名ではなくアカウントのユーザー名で呼び合うことが普通のようで、学校側の管理は生徒IDで本人との整合性を取っている。
チョコチップの生徒IDは「2221042」クラスは1-2にIDが書いてある。
自分のクラスもわかり早速移動しようと周りを見渡してみると、すでに制服に色んなアレンジを加えている人が多くいる。
この学校は制服に関する校則はかなり緩い。ボトムはスラックス、スカートの2種類。靴は革靴っぽい靴か、ローファー。中のシャツとネクタイ、リボンはそれぞれ指定のもの。上着はブレザータイプ。
を現実用を注文するとアバター用としても初期登録される。しかし、高学年の生徒を見てみると、上着はカーディガンや、パーカーを合わせている人もいるし、靴は運動靴や色んな色の靴にアレンジしている。
先生もたくさんいるこの場で何も言われていないところを見る分に校則違反にはならないのだろう。
チョコチップはというと、髪型をお団子、アクセサリーに花飾り、下に黒タイツを着けた以外の特にアレンジは加えていない。
「先輩...いるのでしょうか....」
ふと、上級生を見て先輩がいるか少し気になった。チャットで連絡してまで呼び出すのは迷惑がかかると思い気が引ける。
チラチラと周りを見ながら、いなさそうだったのでクラスへと向かう。
朝のガヤガヤした教室で持ってきた荷物を確認しながら時間を潰していると、チャイムが鳴る。
いよいよ入学式が始まる。
ー省略ー
入学式と、クラスでの軽い自己紹介を終え休み時間になる。この日は全生徒が午前中まで入学式や、新学年での説明や先生紹介などを行い、その後はフリータイムとなっている。
部活に入りたい生徒は部活見学、学校内を自由に歩き回れたりもするようだった。
何をしようかと、考えていたところに一人の女の子が話しかけてきた。
「チョコチップちゃん?だよね?」
「は、はい」
「自己紹介で見た時から可愛いからずっと話してみたいって思ってたんだ」
「えーっとマリーシュトレンさん...でしたよね」
「そうそう、覚えててくれたんだ!嬉しい♪」
「実は私少し前まで海外にいたんだ~。あ、でも日本で生まれたから普通の日本人なんだけどね」
「それでね、中学校も向こうにいたから、こっちに友達がいなくて不安だったんだけど、よかったら友達になって欲しいな!」
「は、はい もちろんです。よろしくお願いします...マリーシュトレンさん」
「長いからシュトレンとか、レンでいいよ♪」
「シュトレンさんで...お願いします...」
元気いっぱいで少し圧倒されつつも、クラスでお話しできる友達が早速でき、良いスタートとなった。