マーティン・ミッツェル(宇宙暦?年 - )は自由惑星同盟軍の退役軍人。オリジナルキャラクターである。

略歴

 宇宙歴788年8月、新帝国暦50年自由惑星同盟滅亡後のハイネセンポリスから逆行してきたエリヤ・フィリップス一等兵が最初に会話した人物と思われる(1話)
 宇宙歴796年1月末、エル・ファシル海賊討伐を目的としたエル・ファシル方面軍に配属されたエリヤ>が旧知のルチエ・ハッセル軍曹と再会したときに、話題に出た。(39話)エリヤエル・ファシル星系警備隊旗艦「グメイヤ」の補給員だったころの友人であった。「のっぽのマーティンさん」と呼ばれているように長身である。エリヤジュディスとはいつも一緒に行動する仲だった。
 宇宙歴788年8月15日、民間人と指揮下の将兵の大半を見捨てたリンチ少将の命令に従い、惑星エル・ファシルから脱出しようとするが、帝国軍に捕らわれてしまっていた。惑星バルスの矯正区に収容された。劣悪な環境と過酷な労働に苦しみ、後から収容された者がリンチ一派の所業を広めたため、他の収容者からも迫害されるようになった。さらに親友のジュディスを6年目に病気で失う。(94話)

 宇宙歴802年1月、自由惑星同盟軍と銀河帝国軍の捕虜交換に伴い、同盟に帰還した。(93話)帰還した当初は「エル・ファシルの逃亡者」として極右団体や反戦団体による断罪論によってバッシングを受ける流れにあった。しかし、かつての友人エリヤ・フィリップス提督の尽力により、その流れは逆転し、通常の捕虜と同じように一階級昇進し、名誉捕虜章と一時金を受け取った。(94話)
 同年5月エリヤ・フィリップス提督率いる第一辺境総軍司令部のある惑星シャンプールで旧友エリヤと再会する。(98話)歳月とエリヤ自身の変装のためか、自分が絡んだ相手がエリヤであることには気づかなかった。だが、泥酔状態でエリヤに対するコンプレックスを爆発させる。長年帝国の捕虜収容所にいた彼にはエリヤが単なる幸運によって栄達し、自分に恵みを施したようにしか見えなかった。プライドをズタズタにされた彼は酒に溺れているようだ。(彼の保証人がすぐ近くにいたところから見て、同様のトラブルを何度か起こしているように見える)
最終更新:2017年11月27日 00:01