フランチェシク・ロムスキー(宇宙暦?年 - )は自由惑星同盟の政治家。原作登場人物である。

外見

 恰幅の良い男性。(2話)

略歴

1 前世

 宇宙歴799年8月13日に「バーラトの和約」により銀河帝国に屈服した自由惑星同盟から恒星系エル・ファシルの分離独立を宣言、自治政府主席の座についた。翌年6月1日未明、巡航艦「レダⅡ」でヤン・ウェンリー暗殺事件に巻き込まれ死亡。

2 逆行後

 宇宙歴788年8月エル・ファシル星系警備隊旗艦「グメイヤ」から脱走したエリヤ・フィリップス一等兵が出会った人物。医師であり、この当時はエル・ファシル惑星議会議員を務めていた。(2話)政庁の役人と話を進め、政庁庁舎のロビーでヤリヤが記者会見を行う手はずを整えた。これが、もうひとりのエル・ファシルの英雄エリヤ・フィリップスを産むことになった。これがエリヤの第二の人生における重大な転機となった。791年対帝国反攻作戦「自由の夜明け」でエリヤが指揮したエル・ファシル義勇旅団には加わっていない(9話)
 戦後、エル・ファシルはリベラリストの手により極めて効率的に改革された。794年6月頃星系教育長官を務め、「エル・ファシルフェザーンよりも自由だ」と改革の成果を誇った。次期星系首相の有力候補とよばれるようになる。(21話)795年末エル・ファシル方面軍が結成される頃には「一〇年後にはいずれフェザーンを超える」と豪語した(38話)改革派の急先鋒の立場にあったようだ。このため、改革の成果に疑念を呈するトリューニヒト派となったエリヤと再会したときには極めて冷淡な態度を取った。(39話)
 同年7月ゲベル・バルカルの戦いでエル・ファシル方面軍が大打撃を被った後、エル・ファシル革命政府が発信した声明の第六位の起草者に副首相として名が挙げられていた。(42話)これは革命政府が勝手に名前を出しただけであったが、革命政府と通じているとの疑惑が浮上し方面軍を震撼させた。その後しばらくの動向は不明であり、797年の「神々の黄昏(ラグナロック)作戦」に対する賛否もわからない。
 宇宙暦801年10月、一〇月クーデター民主主義再建会議のクーデター)の際、再建会議が協力を求めた。(80話)この時点で良心的な人物として同盟中にその名が知られていた模様。そして、この協力要請に応じている。(81話) その後の動向は記述されていないが、クーデター鎮圧後公職を追われたものと推測される。
最終更新:2019年07月14日 11:18