シンクレア・セレブレッゼ(宇宙暦746年 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。セレブレッゼ派の領袖

略歴

1 前世

 宇宙歴794年4月ヴァンフリート四=二基地の戦いで、ラインハルト に捕らわれた。階級は中将。

2 逆行後

 宇宙歴791年、中央兵站総軍司令官を務めている。イゼルローン方面辺境奪回を目的として行われた「自由の夜明け」作戦では後方支援を統括した。階級は宇宙軍中将。(10話)
 宇宙歴793年には後方勤務本部次長を兼任している。
 宇宙歴794年のヴァンフリート星域会戦ではヴァンフリート四=二基地司令官となり、同盟軍の後方支援を統括した。(15話)ヴァンフリート四=二基地攻防戦では最上位者であった為に指揮を執るが、地上戦は全くの素人であり、前線指揮官や司令部スタッフを不安にさせた。(18話)攻防戦の最終盤にラインハルトキルヒアイスに捕らえられ、捕虜となりかけるが、同基地憲兵隊長フィリップス少佐達の救援により難を逃れる。(19話)戦闘終了後、基地失陥の責任を取らされて、辺境へと左遷される。(24話)
 宇宙歴796年には第二〇方面軍司令官を務めている。元部下達の落ち着き先を探しており、第三六機動部隊司令官フィリップス准将に自身の元部下を紹介した。また、チーム作りのアドバイスも行っている。(50話)
 宇宙歴801年にはエリヤとの交流からトリューニヒト派へと所属しており、同盟人捕虜の帰還支援を行った。(75話)その後、輸送総軍司令官を務めており、首都防衛軍司令官エリヤ・フィリップス中将からクーデター対策の協力を要請され、快諾した。(78話)
 同年10月、一〇月クーデター民主政治再建会議のクーデター)が発生すると監禁されたが、配下の輸送部隊を市民軍に協力させ、クーデター鎮圧に多大な貢献をした。この功績により、宇宙軍大将に昇進。(86話)
 宇宙歴802年には統合作戦本部次長(管理担当)となった。この時の階級は宇宙軍上級大将。(91話)同年9月の第一辺境総軍イゼルローン総軍の統合演習には統合作戦本部を代表して視察に訪れた。(101話)
 宇宙歴804年3月時点で、引き続き統合作戦本部次長を務めている。(119話)

能力

 卓越した指導力と理論の持ち主で、一流の管理者と技術者を揃えた幕僚チーム「チーム・セレブレッゼ」とともに、同盟軍の兵站支援システムを作り上げた。その影響力は後方勤務本部長レナート・ヴァシリーシン大将を凌ぐ。実質的には後方部門の第一人者。豪腕で知られ、「一〇倍の結果を出す代わりに、一〇倍のトラブルを引き起こす」と評される。が、戦闘分野では酷い。知識と経験の乏しさは仕方ないが、胆力が決定的に欠けている為に、前線指揮官や司令部スタッフを著しく不安にさせた。
 トリューニヒトによると、兵站支援の功績だけで将官になったらしい。
最終更新:2025年04月09日 10:47