レナート・ヴァシリーシン(Renato Wassilischin、宇宙暦?年頃 - )は自由惑星同盟の軍人。オリジナルキャラクターである。男性。ヴァシリーシン派の領袖。

外見

「ふさふさ白髪」とイレーシュ・マーリア中佐に揶揄されていた。豊かな白髪の老人であるらしい。(49話)

略歴

前世

中将、宇宙艦隊総参謀長。宇宙歴792年の第五次イゼルローン要塞攻防戦後、シドニー・シトレの元帥昇進と統合作戦本部長就任に会わせ大将に昇進し後方勤務本部長に就任。宇宙暦796年、諸惑星の自由における補給・補充の失敗の責任をとって引責辞任し退役。宇宙歴801年3月21日、オーベルシュタインの草刈りで収監される。

新版

 宇宙暦791年11月にイゼルローン方面辺境奪回を目的として行われた「自由の夜明け」作戦に総参謀長として従軍。平時は宇宙艦隊の総参謀長を務めていた。階級は宇宙軍中将。(10話)
 宇宙歴794年のヴァンフリート戦役時には後方勤務本部長となっていた。なお、大将に昇進している。ただし、当時の同盟軍の兵站システムはセレブレッゼシステムによって運用されており、後方部門における影響力は当時、システムの考案者であり、後方部門の第一人者であったシンクレア・セレブレッゼ中将には及ばなかったという(18話)

 ヴァンフリート戦役セレブレッゼ派が凋落したのちは、統合作戦本部長シドニー・シトレ元帥と結託してセレブレッゼ派を軍中枢から締め出した。なお、この時点で同盟軍の兵站システムをキャゼルヌが考案したキャゼルヌシステムに変更。今後の兵站システムはずっとキャゼルヌシステムを用いるという確約を同盟軍首脳から引き出していた。(49話)後方勤務本部長のポストを傘下のヴァシリーシン派で独占する目途を立て(49話)、その権力基盤の盤石さは政敵のセレブレッゼ中将が嘆くほどであった。(50話)

後方部門はヴァシリーシンとキャゼルヌのラインで固まっとる。私が復帰できる余地などない。予備役編入まで残り一年。配下の落ち着き先を見つけてやるのを、最後の仕事にしようと思っとる。

 宇宙歴799年9月ラグナロック戦役が失敗に終わった際、現役を退いた。(71話)
最終更新:2025年01月06日 14:16