ジョルジュ・ポナール(宇宙暦713年 - )は自由惑星同盟の政治家。オリジナルキャラクターである。男性

略歴

 宇宙歴795年3月、上院選挙で政権与党が惨敗し、ムカルジ政権が退陣したため、後任の最高評議会議長に就任した。(34話)これがボナール政権である。
30年前は「切れすぎるほど切れる」と恐れられたらしいが、今はすっかり錆びついてしまったようだ。(45話)
宇宙歴790年代から30年前となると、ビッグ・ファイブが活躍した780年代、ウェーバー派が金権政治をほしいままにした770年代以前の760年代に活躍した政治家ということになる。この時期はイゼルローン要塞が完成し、歴史学上の「防衛戦争期」の開始時にあたる。同時期に活躍したルチオ・アルバネーゼと何らかの関係があったかもしれない。

 宇宙歴796年7月、シャンプール・ショックの発生を受けて宇宙歴668年のコルネリアス一世の大親征以来、128年ぶりとなる国家非常事態を宣言した。また同日、同盟議会の決議により戦時特別法に基づく非常指揮権を付与された。この状況で危機感をあおられた同盟市民の間でパトリオット・シンドロームが蔓延したこともあり、対テロ作戦を強力に推し進めたボナール政権は近年まれにみる長期政権となった。
 宇宙歴797年3月、ヤン・ウェンリー少将によりイゼルローン要塞が陥落した。その恩恵で同月の下院選挙は与党は過半数を維持した。
 宇宙歴798年1月、「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦が実施された。当初、作戦は極めて順調に進み、同年3月、帝都オーディンを占領した。その恩恵で同月の上院選は与党圧勝に終わった。しかし、占領地の統治の失敗から遠征は行き詰まり、帝国軍残党の猛反撃にさらされることになる。
 宇宙歴799年5月、最終決戦となった第二次ヴァルハラ会戦で同盟軍はまさかの逆転敗北を喫し、ボナールは引責辞任した。

最終更新:2019年10月03日 16:11