ルスラン・セミョーノフ(宇宙暦?年 - )は自由惑星同盟の軍人。オリジナルキャラクターである。男性。

略歴

 宇宙歴796年に国防委員会人事部参事官を務めている。階級は宇宙軍准将。地方勤めが長かったが、兵站支援の功績がヨブ・トリューニヒト国防委員長の目に止まり、中央入りを果たした人物。シェリル・コレット宇宙軍大尉の第三六機動部隊司令官副官就任を妨害しようとした。トリューニヒト派。(50話)

 宇宙歴798年、「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦に参加。赴任した解放区で貧民や奴隷に一方的に肩入れし、貴族や富裕層を迫害した。*1
 宇宙歴799年、ラグナロック戦役終了後、復員支援軍に配属される。派遣先で民衆反乱を独断で支援し、帝国が捕虜返還の中止を検討する事態を招いた。(121話)

 宇宙歴802年11月には宇宙軍大将に昇進しており、更迭された前イゼルローン総軍副司令官ヨハネス・オイラー宇宙軍大将の代わりにヤン・ウェンリー宇宙軍元帥の監視のために、イゼルローン要塞事務監に就任した。(114話)
 宇宙歴803年4月頃、トリューニヒト議長から司令官ヤン元帥に寝返る。
 宇宙歴804年4月頃、イゼルローン憲兵隊司令官コリンズ少将からトリューニヒト議長に彼の裏切りが伝えられる。(120話)
 同年5月、第一辺境総軍傘下の第二方面軍司令官シュトライト大将の後任に着任する。(121話)前任者シュトライト大将と同様、エリヤ・フィリップス提督の監視が目的と思われる。
 同年7月、ザーヴィエップ器機において、ザーヴィエップ星系共和国に対し方面軍を出兵させる。上官であるフィリップス提督の横槍で撤兵を余儀なくされるが、その地位は守った。(123話)

能力

 能力だけならばトリューニヒト派の中でも上位に位置する(感想返し)。

人柄

 コレットの副官就任を妨害した時のように、「自分の尺度で」正しいと考える事は即行動に移し、規則に無い内容でもそれを他人にも押し付け、さらにそれで評価されるとまで思っている。上の顔色を伺うタイプのため余計なことはしない前任者のオイラーと比較して、百倍、いや一万倍酷い人物とエリヤには評されている。(114話)
最終更新:2019年09月19日 10:22

*1 ただし、「被支配階級の声を聞け。被支配階級に寄り添え。支配階級から奪い、被支配階級に与えよ」は同盟遠征軍の公式の指針である。