ヨハネス・オイラー(宇宙暦770年 - )は自由惑星同盟軍の軍人。オリジナルキャラクターである。

1 略歴

 宇宙歴770年、惑星オーディンに生まれる。平民。
 宇宙歴786年、士官学校に入学。
 宇宙歴790年に首席で卒業。
 宇宙歴793年にルートヴィヒ皇太子府に加入。(皇太子派
 宇宙歴795年に帝国宇宙軍准将に昇進。(101話)
 同年4月、第三次ティアマト会戦の敗戦により、皇太子派凋落。(33話)恐らくここで皇太子派から離脱したものと思われる。
 宇宙歴796年春、帝国宇宙軍少将に昇進。冬に帝国宇宙軍中将に昇進し、ローエングラム元帥府副査閲監を拝命。(ラインハルト派)(101話)
 宇宙歴797年10月、ローエングラム元帥が宮廷内の和平を主張した結果、ニヴルヘイム総監区へ左遷される。(53話)この前後でラインハルト派から離脱したものと思われる。
 宇宙歴797年にミュッケンベルガー元帥府に参画、副査閲監補を拝命。(ミュッケンベルガー派
 宇宙歴798年1月、自由惑星同盟軍は神々の黄昏(ラグナロック)作戦を発動。(57話)銀河帝国軍に連勝を重ねる。
 宇宙歴798年に同盟軍に参画。(101話)当然ミュッケンベルガー派から離脱したことになる。

 宇宙歴802年9月、イゼルローン総軍副司令官を務めている。(101話)階級は宇宙軍大将。帝国からの亡命者であり、帝国批判やラインハルト批判で有名になった。現在はトリューニヒト派に属している。自由惑星同盟軍による帝国領侵攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦の前後で亡命した様子(102話)であり、節操の無さが伺える。(106話)
 同年10月から始まる第九次イゼルローン要塞攻防戦では総司令官代行エリヤ・フィリップス上級大将の留守番役を務めた。(107話)
 この攻防戦後、差別発言を繰り返したため、イゼルローン総軍第一辺境総軍の双方から告発されて、権限を失った。イゼルローン総軍副司令官の地位も解任された。(112話)その後、国防調整会議副書記に転じた。国防事務次長と同格で、国防の中枢にかかわる要職である。差別発言によって更迭されたことは公表されていない。(113話)

2 能力

 かつてはミッターマイヤー提督を上回る勇名を誇っていた。第一線を退いた今でも、世間では一流扱いされる。(106話)経歴を見ると皇太子派時代に佐官として艦長もしくは陸戦隊指揮官を務めて活躍していたのではないかと思われる。ただし、将官となってからは大規模な会戦に参加したかははっきりしない。*1また、ルートヴィヒ・ノイン(ルートヴィヒの九人)に名を連ねていないので、ケンプ提督らよりは一段劣ると思われる。
 地位と実績を兼ね備えているが、兵士に信用されていない。指揮官としては使い物にならないのに、指揮官にふさわしく見えてしまう。最も厄介なタイプ。しかし、世間では亡命者の名将と思われている。(106話)
 上の顔色を伺うタイプなので、余計なことはしない。そこそこの処理能力や危機管理能力を備えている。前線を任せるには心もとないが、留守番役としてはそれなりに使える。(107話)

3 性格

 目上の人間に露骨に媚を売る。(102話)また、キルヒアイス無能論を主張する際には同性愛を絡めた誹謗中傷すら行っている。(111話)
 言動が下品なだけなので、実はトリューニヒト派としてはものすごくましな部類である。(感想返し
最終更新:2021年11月24日 12:37

*1 第三次ティアマト会戦に皇太子派として参加したかどうかははっきりしない。また第四次ティアマト会戦やレグニツァの悲劇が終わってからラインハルト派に参加している。