アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト(宇宙暦766年頃 - )は銀河帝国の軍人。原作登場人物である。

1 外見

 色素の薄い水色の瞳で鋭角的な顔立ち。

2 略歴

2-1 前世

 アスターテ会戦でラインハルトの指揮下に入る。その後、リップシュタット貴族連合軍に加わるが将才を惜しまれラインハルトの旗下に加わる。回廊の戦いで戦死。

2-2 新版

 宇宙歴799年にミュッケンベルガー元帥府に所属しており、レンネンカンプ提督とともに「ブラウンシュヴァイク派最優秀の八提督」の一人に数えられている。最精鋭の「コンドル突撃集団」、通称「ファーレンハイト突撃集団」という独立艦隊を指揮している。階級は宇宙軍中将。
 同年4月末、第二次ヴァルハラ会戦中盤でホーランド機動集団に痛烈な一撃を与え、バボール准将を討ち取った。(67話)さらに翌日には第五艦隊に大打撃を与え、司令官メネセス中将を戦死させた。(68話)
 宇宙歴802年頃には恐らくメルカッツ派に属していると思われる。
 宇宙歴803年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)後、救国軍事会議議員に任命され、白色槍騎兵艦隊司令官を務めている。階級は宇宙軍上級大将であると思われる。(117話)

3 能力

 攻撃の素早さと巧妙さにかけては並ぶ者がない。功を焦って突出することもないし、味方と張り合って連携を崩すこともない。だから、任務を着実に遂行できる。

4 性格

 ラインハルトの生家であるミューゼル家よりもさらに貧窮した貧乏貴族の出身で「食うために軍人になった」と公言している。しかし貧乏ゆえの卑しさには縁遠い、廉直な人柄である。
最終更新:2019年07月10日 18:20