第二次ドラゴニア星域会戦とは宇宙歴791年11月~792年3月にわたる自由惑星同盟の対帝国反攻作戦「自由の夜明け」の作戦中、同年12月に自由惑星同盟軍と銀河帝国軍のあいだに起こった戦闘である。

1 戦いの背景

対帝国反攻作戦「自由の夜明け」についてはこのページ参照。

 宇宙歴791年11月、対帝国反攻作戦「自由の夜明け」においてドラゴニア航路方面を担当するドラゴニア方面軍は重厚な布陣で敵を圧迫し、後退せず決戦を挑む帝国軍のみを排除してきた。同年12月、帝国軍辺境鎮撫軍副司令官バウエルバッハ大将は二個艦隊を率いて*1シドニー・シトレ大将率いる同盟軍ドラゴニア方面軍とドラゴニア星域で衝突した。

2 両軍の指導者・指揮官


自由惑星同盟 戦後 銀河帝国 戦後
シドニー・シトレ宇宙軍大将
不明(第八艦隊司令官)
不明(第一〇艦隊司令官)
ネイサン・クブルスリー宇宙軍少将
ウランフ宇宙軍少将
アレクサンドル・ビュコック宇宙軍少将
生還
生還
生還
生還
生還
生還
バウエルバッハ大将 生還

3 戦いの経過

 作中ではこの戦いの詳細については記述されていない。
 重厚な布陣で帝国軍を圧迫するのがシトレ大将の定石であるとのことなので、おそらく第二、第八、第一〇艦隊の全てが動員されたものと思われる。帝国軍二個艦隊を打ち破ったシトレ大将はすぐに追撃を切り上げたので、同盟、帝国双方とも大きな被害を出さずに会戦は終結した。

4 結果及びその影響

 帝国辺境鎮撫軍は主力をドラゴニア航路方面ではなく、パランティア航路方面に置いていたためこの結果は織り込み済みと思われる。一方、シトレ大将はその後も大した損害も出さずに年内で作戦を完了したが、敵に与えた損害も少なく、派手な英雄譚も見られなかったため、市民からの評価は低かった。しかし、同盟軍首脳からはこの采配は高く評価され、宇宙軍司令長官に就任することになる。
最終更新:2018年01月17日 19:43

*1 作中に記述はない。あくまで推測。