1 外見
身長約2mの大柄な黒人男性。
2 略歴
2-1 前世
2-2 逆行後
宇宙歴783年頃、士官学校校長を務めている。階級は宇宙軍中将。
ヤン・ウェンリーの恩師となる。
宇宙歴791年に
第二艦隊司令官と
宇宙艦隊副司令長官を務めている。階級は宇宙軍大将。同年の「
自由の夜明け」作戦ではドラゴニア方面軍司令官及び宇宙部隊司令官を務めた。年末までに帝国軍をことごとく駆逐し、翌年1月には帰還の途に着いている。(11話)前哨戦では重厚な布陣で敵を圧迫し、逃げなかった敵とのみ戦った。
第二次ドラゴニア星域会戦において帝国軍二個艦隊を打ち破った際には、すぐに追撃を切り上げた。大した損害も出さずに年内で作戦を完了したが、敵に与えた損害も少なく、派手な英雄譚も見られなかったため、市民からの評価は低かった。(12話)
宇宙歴792年8~11月には
宇宙艦隊司令長官となり、
第五次イゼルローン要塞攻防戦の指揮をとる。並行追撃作戦によってイゼルローン要塞を陥落させかけた。善戦が評価され、宇宙軍元帥に昇進する。(12話)その後、やや遅れて
統合作戦本部長に就任した。(15話)
宇宙歴794年の
第六次イゼルローン要塞攻防戦では遠征軍司令部に自派のホープである
ヤン・ウェンリー宇宙軍
代将を作戦副主任として送り込む。(24話)作戦後には
ヤン・ウェンリー宇宙軍准将を国防研究所戦史研究部長に起用した。
宇宙歴796年の
パトリオット・シンドロームでは強硬論を煽ったウィジャヤ中佐ら本部職員三名を厳重注意処分とした後に、全職員を集めて「軍事力は凶器だ。それを行使する軍人が安易に流されてはならない。冷静さを保て」という訓話を行った。(47話)同年の
レグニツァの悲劇で壊滅した
第四、第六艦隊再建問題では両艦隊を合併して新艦隊「
第一三艦隊」を作ることを提案した。
宇宙歴797年には
ルチオ・アルバネーゼら
情報閥の協力を得て、
ヤン・ウェンリー宇宙軍少将とイゼルローン要塞奇襲攻撃を実行しこれを成功させる。その後、軍縮路線を押し進める。(52話)
宇宙歴798年には帝国内戦において一方の陣営に協力することで講和への道筋をつける「
槌と金床」作戦を後押しする。(54話)「
神々の黄昏(ラグナロック)作戦」の実行には反対し続けており、消極的な姿勢を取り続ける。
宇宙歴799年、ラグナロックの連帯責任から統合作戦本部長を辞任する。
ジョアン・レベロ最高評議会議長から安全保障担当議長補佐官への就任要請を受けたが、これを固辞する。(71話)
宇宙歴802年の選挙で
反戦・反独裁市民戦線(AACF)からの出馬が噂されたが、「クーデター関与の疑い」で拘束された。選挙妨害の意図がある可能性が高い。(89話)同年に
銀河帝国の
ブラウンシュヴァイク公爵などが
自由惑星同盟との講和を口にし始め、同盟内で講和派と抗戦派の対立が発生すると「
平和将官会議」を結成、講和派の立場から退役軍人に対し、平和のために立ち上がるよう訴えた。(93話)
同年10月の
第九次イゼルローン要塞攻防戦における
エリヤ・フィリップス宇宙軍上級大将の消極策に皮肉抜きで高い評価を与えた。(107話)同攻防戦後、
エリヤ・フィリップス上級大将の采配を冷静に分析し、その誤りを指摘した。その内容は概ね
第一辺境総軍の幕僚チームと一致している。(113話)
宇宙歴804年1月時点で、引き続き平和将官会議議長を務めている。前年末から開始された銀河帝国におけるラインハルトの改革に対して、批判的である。(118話)
3 性格
謹厳でマスコミ嫌い。『欠点のない秀才より、変わった才能を評価する』と言われる人物。事なかれ主義と形式主義と責任逃れを何よりも嫌った。プライドを守ることよりも、不祥事を公表することを選んだ。
4 能力
統合作戦本部長に就任すると少数精鋭化と経費節減を柱とする国土防衛戦略「スペース・ネットワーク戦略」を打ち出し、同盟軍の再編を進める。軍縮政策と少数精鋭化戦略の熱烈な支持者。
この戦略は結果的に地方部隊の弱体化と海賊の強化を招いてしまう。ただし、同盟の財政事情が逼迫していたことも無視してはならない。
長距離砲での一点集中砲撃が得意。
最終更新:2025年04月13日 08:58