カール・フォン・ブラッケ(宇宙暦?年 - )は銀河帝国の官僚貴族。原作登場人物である

略歴

1 前世

 ゴールデンバウム王朝で開明派と呼ばれたグループの指導者の一人。貴族であるが、その政治姿勢からあえてフォンの称号を外している。ラインハルトから社会経済再建計画の立案を命じられて以降彼に協力するようになり、ローエングラム王朝初代民政尚書となった。ラインハルト帝没後、獅子泉の七元帥と対立し、失脚した。(1話)

2 逆行後

 宇宙暦795年頃、ルートヴィヒ皇太子と距離を置く開明派の元内務次官・侯爵として、元財務次官のリヒター伯爵と共に地の文で言及される。(31話)
 「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦中期、自身の派閥を率いてリヒテンラーデ派に合流した。(63話)
 宇宙暦802年頃の帝国内での政治対立では帝国首相ブラウンシュヴァイク公爵、第一副首相リッテンハイム侯爵らの表面的な民主主義路線に対し、元老会議議長リヒテンラーデ公爵、大本営幕僚総監ローエングラム大元帥と共に絶対君主制の維持を主張した。また、貴族への課税に拘り、副首相ゲルラッハ子爵ら中道派官僚と対立した。なお、この時宮内尚書を務めている。(91話)
 同年2月、ローエングラム大元帥のクーデター後は第一副首相に就任した。(96話)
 その後、開明派知識人を中心とするブラッケ派を率い、中道派官僚のリヒテンラーデ派、開明派軍人のローエングラム派と主導権争いを行った。ローエングラム派と共に特権企業の解体など企業改革を主張した為、新興企業やフェザーン企業から支持された。(97話)
 同年4月末に政変が発生し、リヒテンラーデ、ゲルラッハが引退したが、ブラッケは引き続き第一副首相を務めた。(98話)
 宇宙歴803年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)後、救国軍事会議副議長に就任する。また、国務尚書の役職を務めており、帝国軍上級大将の階級を得ている。(117話)
最終更新:2020年06月15日 23:27